人生悠遊花は花であるように 人にそれぞれ運命あり 肩のちからを抜いたまま 人生悠遊 時代は流れて 風が激しく謳う夜は 涙おさえて耐えて待つ やがて陽ざしにつつまれて 人生悠遊 時代よ静かに 夢を追いかけ若い日の 命燃やしたときもある 悔いることなくあるがまま 人生悠遊 時代は移りて 人は人とのふれあいで こころ優しくなるという 未来を語ろうおもいきり 人生悠遊 時代を見つめて 人生悠遊 時代を見つめて | 田端義夫 | 世志凡太 | 世志凡太 | | 花は花であるように 人にそれぞれ運命あり 肩のちからを抜いたまま 人生悠遊 時代は流れて 風が激しく謳う夜は 涙おさえて耐えて待つ やがて陽ざしにつつまれて 人生悠遊 時代よ静かに 夢を追いかけ若い日の 命燃やしたときもある 悔いることなくあるがまま 人生悠遊 時代は移りて 人は人とのふれあいで こころ優しくなるという 未来を語ろうおもいきり 人生悠遊 時代を見つめて 人生悠遊 時代を見つめて |
すりすり歌南国の 娘達ゃ あかい あかい襷(たすき)でネ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ 臼をまわして いそいそと 夜業夜業 一斗二斗ネ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ 年頃の 娘達ゃ 腰を腰を ふりふりネ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ 逢いに来る来る 誰が来る 月は月は 十五夜ネ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ 思いかなって 嫁にゆく 夢を夢を 見ながらネ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ | 田端義夫 | 門井八郎 | 奄美民謡 | | 南国の 娘達ゃ あかい あかい襷(たすき)でネ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ 臼をまわして いそいそと 夜業夜業 一斗二斗ネ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ 年頃の 娘達ゃ 腰を腰を ふりふりネ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ 逢いに来る来る 誰が来る 月は月は 十五夜ネ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ 思いかなって 嫁にゆく 夢を夢を 見ながらネ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ イネ スリスリヨ アラ ユリユリヨ |
ズンドコ節(街の伊達男)黒いソフトに マドロスくわえ 肩で風切る 小粋な姿 伊達にゃきらない 俺らのたんか 街の男は 勇み肌 トコ ズンドコ ズンドコ かわいあの子が 涙のいさめ 恋に生きよか 男になろか ままよ浮世は 義理ゆえつらい 男心を 誰が知ろ トコ ズンドコ ズンドコ 別れ別れの 夜更けの街に 誰が弾くやら ギターの調べ 可愛いあの娘の 情にぬれて 心しみじみ 男泣き トコ ズンドコ ズンドコ 街は微風(そよかぜ) ステップ軽く 青い背広も 希望の色さ やくざ渡世も あの娘のために さらばおさらば 左様奈良(さようなら) トコ ズンドコ ズンドコ | 田端義夫 | 佐々木英之助 | 熊代八郎 | | 黒いソフトに マドロスくわえ 肩で風切る 小粋な姿 伊達にゃきらない 俺らのたんか 街の男は 勇み肌 トコ ズンドコ ズンドコ かわいあの子が 涙のいさめ 恋に生きよか 男になろか ままよ浮世は 義理ゆえつらい 男心を 誰が知ろ トコ ズンドコ ズンドコ 別れ別れの 夜更けの街に 誰が弾くやら ギターの調べ 可愛いあの娘の 情にぬれて 心しみじみ 男泣き トコ ズンドコ ズンドコ 街は微風(そよかぜ) ステップ軽く 青い背広も 希望の色さ やくざ渡世も あの娘のために さらばおさらば 左様奈良(さようなら) トコ ズンドコ ズンドコ |
旅の終わりに聞く歌は夕焼け空に聞く歌は 水筒抱えて待つ母の歌 あぁ幼い稼ぎじゃ暮らし変わらぬのに 涙ぐんで何度もご苦労様と 一番風呂の熱さ嬉しさ 船の汽笛に聞く歌は 無邪気に手を振る妹の歌 あぁ遠ざかかる故郷やがて星にとけて 初めて空に瞬く父に甘えた 小さなカバンに顔を埋めて 錆びたギターに聞く歌は 友の笑顔と愛し君の歌 あぁ賑わう工場が青春の学び舎 語り明かした夢は叶っただろうか 妻と訪ねた工場の跡地 旅の終わりに聞く歌よ 人は探して人を愛して あぁ命あればこそ変わり行く故郷も 歌が伝えるだろう誠の幸せ 空は夕焼け旅は終わらず 空は夕焼け旅は終わらず | 田端義夫 | 比嘉栄昇 | 比嘉栄昇 | | 夕焼け空に聞く歌は 水筒抱えて待つ母の歌 あぁ幼い稼ぎじゃ暮らし変わらぬのに 涙ぐんで何度もご苦労様と 一番風呂の熱さ嬉しさ 船の汽笛に聞く歌は 無邪気に手を振る妹の歌 あぁ遠ざかかる故郷やがて星にとけて 初めて空に瞬く父に甘えた 小さなカバンに顔を埋めて 錆びたギターに聞く歌は 友の笑顔と愛し君の歌 あぁ賑わう工場が青春の学び舎 語り明かした夢は叶っただろうか 妻と訪ねた工場の跡地 旅の終わりに聞く歌よ 人は探して人を愛して あぁ命あればこそ変わり行く故郷も 歌が伝えるだろう誠の幸せ 空は夕焼け旅は終わらず 空は夕焼け旅は終わらず |
ダンディ気質花のキャバレーで 始めて逢(お)うて 今宵ゆるした 二人のこころ こんな男じゃ なかった俺が 胸も灼きつく この思い ダンディ気質(かたぎ) 粋なもの 唄と踊りの ネオンの蔭で 切った啖呵(たんか)も あの娘のためさ 心一すじ 俺らの胸に 縋(すが)る純情が 離さりょか ダンディ気質 粋なもの 赤いグラスに なみなみついだ 酒に酔うても 心は酔わぬ 渡る世間を 狭(せば)めて拗(す)ねて どこにこの身の 春がある ダンディ気質 粋なもの | 田端義夫 | 清水みのる | 大久保徳二郎 | | 花のキャバレーで 始めて逢(お)うて 今宵ゆるした 二人のこころ こんな男じゃ なかった俺が 胸も灼きつく この思い ダンディ気質(かたぎ) 粋なもの 唄と踊りの ネオンの蔭で 切った啖呵(たんか)も あの娘のためさ 心一すじ 俺らの胸に 縋(すが)る純情が 離さりょか ダンディ気質 粋なもの 赤いグラスに なみなみついだ 酒に酔うても 心は酔わぬ 渡る世間を 狭(せば)めて拗(す)ねて どこにこの身の 春がある ダンディ気質 粋なもの |
チョッチョイ子守唄福木(ふくぎ)の中で 鳴いてるチョッチョイ 恩納(うんな)岳のあっちいって 鳴いてくれ 我ったうんじょぐゎむ 泣ちゅしがチョッチョイ ヘイヨー ヘイヨー 大きくなれ 大きくなったら なんになる 学校あるいて 医者になるよ おまえ木の枝ぐらし 淋しかろう くわの実つついて 鳴いてるチョッチョイ 慶良間(けらま)のあっちいって 鳴いてくれ 我ったうんじょぐゎむ 泣ちゅしがチョッチョイ ヘイヨー ヘイヨー 大きくなれ 年頃なったら 嫁もらおう チョッチョイお嫁さん きてもない おまえ木の枝ぐらし 淋しかろう おまえ木の枝ぐらし 淋しかろう | 田端義夫 | そけいとき | 普久原恒勇 | 桜庭伸幸 | 福木(ふくぎ)の中で 鳴いてるチョッチョイ 恩納(うんな)岳のあっちいって 鳴いてくれ 我ったうんじょぐゎむ 泣ちゅしがチョッチョイ ヘイヨー ヘイヨー 大きくなれ 大きくなったら なんになる 学校あるいて 医者になるよ おまえ木の枝ぐらし 淋しかろう くわの実つついて 鳴いてるチョッチョイ 慶良間(けらま)のあっちいって 鳴いてくれ 我ったうんじょぐゎむ 泣ちゅしがチョッチョイ ヘイヨー ヘイヨー 大きくなれ 年頃なったら 嫁もらおう チョッチョイお嫁さん きてもない おまえ木の枝ぐらし 淋しかろう おまえ木の枝ぐらし 淋しかろう |
月の夜曲長き黒髪に 唇よせれば かすかにゆれる 花の薫りよ 月蒼き 街路樹の下に 重なる影の ロマンス あゝこの胸に 愛しき人よ 夢のままの 時よ遥かに 頬にこぼれるは 真珠の涙か 哀しき逢瀬 夜露にぬれて 胸熱き 抱きしめる指に 伝わる愛の トレモロ あゝこの胸に 切なき人よ 夢のままの 時よ静かに あゝこの胸に 愛しき人よ 夢のままの 時よ遥かに | 田端義夫 | 荒木とよひさ | 三木たかし | | 長き黒髪に 唇よせれば かすかにゆれる 花の薫りよ 月蒼き 街路樹の下に 重なる影の ロマンス あゝこの胸に 愛しき人よ 夢のままの 時よ遥かに 頬にこぼれるは 真珠の涙か 哀しき逢瀬 夜露にぬれて 胸熱き 抱きしめる指に 伝わる愛の トレモロ あゝこの胸に 切なき人よ 夢のままの 時よ静かに あゝこの胸に 愛しき人よ 夢のままの 時よ遥かに |
デイゴの花燃えて咲きます デイゴの花は 女ごころに よく似た花よ 好きなあなたに 好きなあなたに あげましょか あげましょか あなた今頃 慶良間か久米か 飛んで行きたい 翼があれば 風の音にも 風の音にも 気がもめる 気がもめる 赤く咲きます デイゴの花は 髪に飾って あなたとふたり 月の浜辺で 月の浜辺で 踊りたい 踊りたい 旅に出る時ァ 出るちゅて行きゃれ 女一人が 待つ身のつらさ 浜の千鳥に 浜の千鳥に 聞くがよい 聞くがよい | 田端義夫 | 高月ことば | 上原賢六 | | 燃えて咲きます デイゴの花は 女ごころに よく似た花よ 好きなあなたに 好きなあなたに あげましょか あげましょか あなた今頃 慶良間か久米か 飛んで行きたい 翼があれば 風の音にも 風の音にも 気がもめる 気がもめる 赤く咲きます デイゴの花は 髪に飾って あなたとふたり 月の浜辺で 月の浜辺で 踊りたい 踊りたい 旅に出る時ァ 出るちゅて行きゃれ 女一人が 待つ身のつらさ 浜の千鳥に 浜の千鳥に 聞くがよい 聞くがよい |
泣くなカァチャン腕の時計は コチコチとコチコチと こんな時間と なりました 無理に飲ませた いつものあいつが 憎らしい 泣くなカアチャン チョイトなァ カアチャン 両手合わせる 胸の内 両手合わせる 胸の内 角も出さずに にっこりとにっこりと 見せておくれよ 片えくぼ なんと嬉しや 持つべきものとは ありがたや ほんとにカアチャン チョイトなァ カアチャン うしろ姿は 日本一 判る判るよ その気持その気持 無理もなかろう 女なら 俺も男だ どかんと一発 そのうちに やるぞカアチャン チョイトなァ カアチャン 愛しお前の ためじゃもの 愛しお前の ためじゃもの | 田端義夫 | 門井八郎 | 久慈ひろし | | 腕の時計は コチコチとコチコチと こんな時間と なりました 無理に飲ませた いつものあいつが 憎らしい 泣くなカアチャン チョイトなァ カアチャン 両手合わせる 胸の内 両手合わせる 胸の内 角も出さずに にっこりとにっこりと 見せておくれよ 片えくぼ なんと嬉しや 持つべきものとは ありがたや ほんとにカアチャン チョイトなァ カアチャン うしろ姿は 日本一 判る判るよ その気持その気持 無理もなかろう 女なら 俺も男だ どかんと一発 そのうちに やるぞカアチャン チョイトなァ カアチャン 愛しお前の ためじゃもの 愛しお前の ためじゃもの |
嘆きのピエロ空の浮雲 嘆きのピエロ 風が身に沁む 秋がきた 抱いて泣こうか 故郷の夢を 想い出せとて あゝ海が鳴る 俺もお前も 孤児(みなしご)同志 なさけよせ合う 身の上さ 白いテントに 夕日が紅い 浮かれジンタも あゝ泣いている 可愛いあの娘も サーカスぐらし 濡れた瞳で 物を言(ゆ)う 男ごころで 庇(かば)おうじゃないか ピエロ仲間の あゝ血は熱い ままにならない 浮草稼業 海の彼方も また他国 ピエロピエロと お道化ちゃいても 明日は希望の あゝ渡り鳥 | 田端義夫 | 島田磬也 | 大久保徳二郎 | | 空の浮雲 嘆きのピエロ 風が身に沁む 秋がきた 抱いて泣こうか 故郷の夢を 想い出せとて あゝ海が鳴る 俺もお前も 孤児(みなしご)同志 なさけよせ合う 身の上さ 白いテントに 夕日が紅い 浮かれジンタも あゝ泣いている 可愛いあの娘も サーカスぐらし 濡れた瞳で 物を言(ゆ)う 男ごころで 庇(かば)おうじゃないか ピエロ仲間の あゝ血は熱い ままにならない 浮草稼業 海の彼方も また他国 ピエロピエロと お道化ちゃいても 明日は希望の あゝ渡り鳥 |
涙そうそう古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても おもかげ探して よみがえる日は 涙そうそう 一番星に祈る それが私のくせになり 夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す 悲しみにも 喜びにも おもうあの笑顔 あなたの場所から私が 見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう 会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう | 田端義夫 | 森山良子 | BEGIN | | 古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいた いつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても おもかげ探して よみがえる日は 涙そうそう 一番星に祈る それが私のくせになり 夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す 悲しみにも 喜びにも おもうあの笑顔 あなたの場所から私が 見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔 想い出遠くあせても さみしくて 恋しくて 君への想い 涙そうそう 会いたくて 会いたくて 君への想い 涙そうそう |
南国育ち潮の香りに 素肌を染めりゃ 恋を知るのも 早いもの 南国育ちの 夢見る花は 胸のほのおと 燃えて咲く ヤレでぃぐぬ花 ヤレでぃぐぬ花 島は若夏 サバニに乗せて 慕う想いを 届けたい 南国育ちの 心をこめて 今宵織りなす 芭蕉布は ヤレだれのため ヤレだれのため 一夜情の あなたを想い むせび泣くよな 沖つ風 南国育ちの 弾く三絃は いとしニーセ達の 帰り待つ ヤレ恋の歌 ヤレ恋の歌 ゆれる面影 いざり火遠く 大漁知らせる 南風 南国育ちの 心のうちは 島を色どる 花のよに ヤレ肝美らさ ヤレ肝美らさ | 田端義夫 | 坂口洋隆 | 普久原恒勇 | 小谷充 | 潮の香りに 素肌を染めりゃ 恋を知るのも 早いもの 南国育ちの 夢見る花は 胸のほのおと 燃えて咲く ヤレでぃぐぬ花 ヤレでぃぐぬ花 島は若夏 サバニに乗せて 慕う想いを 届けたい 南国育ちの 心をこめて 今宵織りなす 芭蕉布は ヤレだれのため ヤレだれのため 一夜情の あなたを想い むせび泣くよな 沖つ風 南国育ちの 弾く三絃は いとしニーセ達の 帰り待つ ヤレ恋の歌 ヤレ恋の歌 ゆれる面影 いざり火遠く 大漁知らせる 南風 南国育ちの 心のうちは 島を色どる 花のよに ヤレ肝美らさ ヤレ肝美らさ |
波止場ブルース男なりゃこそ まともに受ける 辛い浮世の向い風 あゝ波止場鴉と 笑はヾ笑え 熱い血もある 夢もある 暗い心に 明るい灯影 ともす俺らの 胸の中(うち) あゝ知ってくれるか 生命(いのち)を的に 可愛いお前に 逢いに来た 一度転んで 二度目に起きて ほろりよろける 人のよさ あゝ吹くな夜嵐 港の夜風 波は男の 子守唄 | 田端義夫 | 島田磬也 | 大久保徳二郎 | | 男なりゃこそ まともに受ける 辛い浮世の向い風 あゝ波止場鴉と 笑はヾ笑え 熱い血もある 夢もある 暗い心に 明るい灯影 ともす俺らの 胸の中(うち) あゝ知ってくれるか 生命(いのち)を的に 可愛いお前に 逢いに来た 一度転んで 二度目に起きて ほろりよろける 人のよさ あゝ吹くな夜嵐 港の夜風 波は男の 子守唄 |
花川は流れて どこどこ行くの 人も流れて どこどこ行くの そんな流れが つくころには 花として 花として 咲かせてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花をさかそうよ 花は花として わらいもできる 人は人として 涙をながす それが自然のうたなのさ 心の中に 心の中に 花をさかそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花をさかそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花をさかそうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をさかそうよ | 田端義夫 | 喜納昌吉 | 喜納昌吉 | BEGIN | 川は流れて どこどこ行くの 人も流れて どこどこ行くの そんな流れが つくころには 花として 花として 咲かせてあげたい 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花をさかそうよ 花は花として わらいもできる 人は人として 涙をながす それが自然のうたなのさ 心の中に 心の中に 花をさかそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花をさかそうよ 泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花をさかそうよ 泣きなさい 笑いなさい いついつまでも いついつまでも 花をさかそうよ |
浜千鳥青い月夜の 浜辺には 親をさがして 鳴く鳥が 波の国から 生まれ出る 濡れた翼の 銀の色 夜鳴く鳥の 悲しさは 親をたずねて 海越えて 月夜の国へ 消えて行く 銀の翼の 浜千鳥 | 田端義夫 | 鹿島鳴秋 | 弘田龍太郎 | | 青い月夜の 浜辺には 親をさがして 鳴く鳥が 波の国から 生まれ出る 濡れた翼の 銀の色 夜鳴く鳥の 悲しさは 親をたずねて 海越えて 月夜の国へ 消えて行く 銀の翼の 浜千鳥 |
バタやんのツキツキぶし娘さん 惚れるなら ツイた男に 惚れなされ 惚れて一生 寝て暮らせ 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 娘さん 賭けるなら ツカぬ男に 賭けなされ 風の吹きよじゃ ビルが建つ 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 世の中は まわり持ち くしゃみ一つで ケチがツキ いやな税金 たんとツク 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 かまぼこは 板にツキ うちのカミさん 鼻にツキ 亭主嘘ツキ 運のツキ 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 ツキすぎて くたびれた 俺らばかりに なんでツク ツキの神様 にくい人 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 | 田端義夫 | 門井八郎 | 伊藤雪彦 | | 娘さん 惚れるなら ツイた男に 惚れなされ 惚れて一生 寝て暮らせ 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 娘さん 賭けるなら ツカぬ男に 賭けなされ 風の吹きよじゃ ビルが建つ 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 世の中は まわり持ち くしゃみ一つで ケチがツキ いやな税金 たんとツク 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 かまぼこは 板にツキ うちのカミさん 鼻にツキ 亭主嘘ツキ 運のツキ 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 ツキすぎて くたびれた 俺らばかりに なんでツク ツキの神様 にくい人 俺は天下の ツキ男 ツキツキ男 ツキ男 |
ひとり旅かりの来る頃 つばめは帰る 俺も行きたや 故郷の空へ ねぐらさだめぬ 身は悲し 拗ねた心か 男の意地か 俺は淋しい うらぶれ者さ 明日は何処(いずこ)の 空の果て 風に追われりゃ 心がうずく 夢もちりぢり 瞼の母の なげき身にしむ 日暮時 | 田端義夫 | 清水みのる | 倉若晴生 | | かりの来る頃 つばめは帰る 俺も行きたや 故郷の空へ ねぐらさだめぬ 身は悲し 拗ねた心か 男の意地か 俺は淋しい うらぶれ者さ 明日は何処(いずこ)の 空の果て 風に追われりゃ 心がうずく 夢もちりぢり 瞼の母の なげき身にしむ 日暮時 |
百年の愛咲いて名もない花がある 散って名を成す花もある ああ この世には 咲いて一生 散らぬ花もある それが兄 それが兄 百年の兄 永遠に微笑め 百年の兄 海を飛べない 鳥がいる 川を飛べない 鳥もいる ああ この空に 何処の空も 翔べる鳥がいる それが兄 それが兄 百年の兄 永遠に翔け 百年の兄 空に真っ赤な 十字星 愛と希望と やすらぎを ああ あの人は 生命絶えても 人に幸福を そして愛 そして愛 百年の愛 生命灯せよ 百年の愛 | 田端義夫 | 東海林良 | 田端義夫 | 桜庭伸幸 | 咲いて名もない花がある 散って名を成す花もある ああ この世には 咲いて一生 散らぬ花もある それが兄 それが兄 百年の兄 永遠に微笑め 百年の兄 海を飛べない 鳥がいる 川を飛べない 鳥もいる ああ この空に 何処の空も 翔べる鳥がいる それが兄 それが兄 百年の兄 永遠に翔け 百年の兄 空に真っ赤な 十字星 愛と希望と やすらぎを ああ あの人は 生命絶えても 人に幸福を そして愛 そして愛 百年の愛 生命灯せよ 百年の愛 |
二見情話二見乙女(みやらび)やー 花ならば蕾 咲かすも散らすも あなたまかせョー 小指からめればー 心までからむ 濡れたこの肌が 忘れられぬョー めぐり逢わなけりゃー 嘆きも知らぬに 今朝の別れ歌 涙の歌ョー 連れて行かぬならー 何故死ねと言わぬ 二見乙女の 夢を散らしョー わたしを見捨ててー 二見を出る時ゃ 山が邪魔をする 月も曇るョー 一夜二夜でもー 命を燃やせば 恋の残り火が 三年消えぬョー | 田端義夫 | 大高ひさを・原作詞:照屋朝敏 | 照屋朝敏 | 小谷充 | 二見乙女(みやらび)やー 花ならば蕾 咲かすも散らすも あなたまかせョー 小指からめればー 心までからむ 濡れたこの肌が 忘れられぬョー めぐり逢わなけりゃー 嘆きも知らぬに 今朝の別れ歌 涙の歌ョー 連れて行かぬならー 何故死ねと言わぬ 二見乙女の 夢を散らしョー わたしを見捨ててー 二見を出る時ゃ 山が邪魔をする 月も曇るョー 一夜二夜でもー 命を燃やせば 恋の残り火が 三年消えぬョー |
ふるさとの四季をうたう春は菜の花が ゆれていた あの頃の かあさんの 笑顔に 会いたいなァ 夏は家族して 海へ出た リヤカー引く とうさんの 背中は 広かった 秋は稲穂にも 赤とんぼ 初恋の あの人と 別れた 山の駅 冬はしんしんと 雪が降る 静けさに なみだ置き 心を やすめたい ふるさとは ふるさとは 父母の 匂いがするよ あの人の あの友の… 想いでを うたおう | 田端義夫 | 遠藤実 | 遠藤実 | | 春は菜の花が ゆれていた あの頃の かあさんの 笑顔に 会いたいなァ 夏は家族して 海へ出た リヤカー引く とうさんの 背中は 広かった 秋は稲穂にも 赤とんぼ 初恋の あの人と 別れた 山の駅 冬はしんしんと 雪が降る 静けさに なみだ置き 心を やすめたい ふるさとは ふるさとは 父母の 匂いがするよ あの人の あの友の… 想いでを うたおう |
ふるさとの燈台真帆片帆 歌をのせて通う ふるさとの小島よ 燈台の岬よ 白砂に 残る思い出の いまも仄(ほの)かに さざなみは さざなみは 胸をゆするよ 漁火(いさりび)の 遠く近くゆるゝ はるかなる小島よ 燈台のわが家よ なつかしき 父のまた母の 膝はゆりかご いつの日も いつの日も 夢をさそうよ 歳ふりて 星に月にしのぶ むらさきの小島よ 燈台の灯よ そよ風の 甘き調べにも 想いあふれて 流れくる 流れくる 熱き泪よ | 田端義夫 | 清水みのる | 長津義司 | | 真帆片帆 歌をのせて通う ふるさとの小島よ 燈台の岬よ 白砂に 残る思い出の いまも仄(ほの)かに さざなみは さざなみは 胸をゆするよ 漁火(いさりび)の 遠く近くゆるゝ はるかなる小島よ 燈台のわが家よ なつかしき 父のまた母の 膝はゆりかご いつの日も いつの日も 夢をさそうよ 歳ふりて 星に月にしのぶ むらさきの小島よ 燈台の灯よ そよ風の 甘き調べにも 想いあふれて 流れくる 流れくる 熱き泪よ |
ふるさとの舟唄ふる里の 舟唄こいし 沖ゆく白帆よ 霞浦(かほ)のわが家よ ただひとり残る 老いた母の 便りひらけば 文字もわびしく あゝ 一度帰れと 今日もまた呼ぶ 枯れ真菰 よしきり啼いて ざんざら時雨よ 霞浦の入江よ 思い出は遠く ひとつふたつ おさな馴染の 顔もはかなく あゝ 夢のかけ橋 濡れて消えゆく 浮き島は ゆりかご小島 波うつ渚よ 霞浦のポプラよ いつの日に帰る 母の膝へ しのぶふる里 空もかなしく あゝ 男ごころを ほろり泣かせる | 田端義夫 | 池田充男 | 野崎真一 | | ふる里の 舟唄こいし 沖ゆく白帆よ 霞浦(かほ)のわが家よ ただひとり残る 老いた母の 便りひらけば 文字もわびしく あゝ 一度帰れと 今日もまた呼ぶ 枯れ真菰 よしきり啼いて ざんざら時雨よ 霞浦の入江よ 思い出は遠く ひとつふたつ おさな馴染の 顔もはかなく あゝ 夢のかけ橋 濡れて消えゆく 浮き島は ゆりかご小島 波うつ渚よ 霞浦のポプラよ いつの日に帰る 母の膝へ しのぶふる里 空もかなしく あゝ 男ごころを ほろり泣かせる |
紅しょうがの詩その日ぐらしの 母(おや)と子が 今日も夕飯に 紅生姜 こんな総菜(おかず)で すまないと 涙堪えた 母の顔 いまも優しく 目に浮かぶ 頼る父には 先立たれ 苦労をかかえて 生きた母 女ひとりの 歳月は 花の咲かない 冬ばかり さぞや寒さが 沁みただろ 母の棺に さよならと 泣いて納めた 紅生姜 遠い昔の 明け暮れを 想い出すだろ 母さんも はるかあの世で あの空で | 田端義夫 | 野本高平 | 四方章人 | | その日ぐらしの 母(おや)と子が 今日も夕飯に 紅生姜 こんな総菜(おかず)で すまないと 涙堪えた 母の顔 いまも優しく 目に浮かぶ 頼る父には 先立たれ 苦労をかかえて 生きた母 女ひとりの 歳月は 花の咲かない 冬ばかり さぞや寒さが 沁みただろ 母の棺に さよならと 泣いて納めた 紅生姜 遠い昔の 明け暮れを 想い出すだろ 母さんも はるかあの世で あの空で |
骨のうたう戦死やあわれ 兵隊の死ぬるや あわれ 遠い他国で ひょんと死ぬるや だまって だれもいないところで ひょんと死ぬるや ふるさとの風や こいびとの眼や ひょんと消ゆるや 国のため 大君のやめ 死んでしまうや その心や 注:歌詞はオリジナルの1番のみ掲載しています。 | 田端義夫 | 竹内浩三・補作詞:中井利亮 | 田端義夫 | | 戦死やあわれ 兵隊の死ぬるや あわれ 遠い他国で ひょんと死ぬるや だまって だれもいないところで ひょんと死ぬるや ふるさとの風や こいびとの眼や ひょんと消ゆるや 国のため 大君のやめ 死んでしまうや その心や 注:歌詞はオリジナルの1番のみ掲載しています。 |
ポッポー船船の汽笛が ポーポッ 波にくだけて ポーポッ おんな嫌いの 錨がにくい あんたを乗せて 行っちゃった 好きよ 好きよ 好きよポッポー船 また来ておくれ… 呼んでいるのに ポーポッ 笑顔ひとつで ポーポッ 弱い女は また泣かされて 鴎と待つのが おちなのよ 好きよ 好きよ 好きよポッポー船 また来ておくれ… 三月たったら ポーポッ きっと来るよと ポーポッ きまり文句の 波止場の別れ 最後のテープも 切れちゃった 好きよ 好きよ 好きよポッポー船 また来ておくれ… 背伸びしたって ポーポッ 遠い遠いよ ポーポッ どんな気持ちで あんたはいるの 見送るつらさが わかるかい 好きよ 好きよ 好きよポッポー船 また来ておくれ… | 田端義夫 | 遠藤実 | 遠藤実 | | 船の汽笛が ポーポッ 波にくだけて ポーポッ おんな嫌いの 錨がにくい あんたを乗せて 行っちゃった 好きよ 好きよ 好きよポッポー船 また来ておくれ… 呼んでいるのに ポーポッ 笑顔ひとつで ポーポッ 弱い女は また泣かされて 鴎と待つのが おちなのよ 好きよ 好きよ 好きよポッポー船 また来ておくれ… 三月たったら ポーポッ きっと来るよと ポーポッ きまり文句の 波止場の別れ 最後のテープも 切れちゃった 好きよ 好きよ 好きよポッポー船 また来ておくれ… 背伸びしたって ポーポッ 遠い遠いよ ポーポッ どんな気持ちで あんたはいるの 見送るつらさが わかるかい 好きよ 好きよ 好きよポッポー船 また来ておくれ… |
戻り船黒潮に 流れて浮かぶ 花びらも 俺を迎えの 島椿 会えば泣きたい 小島の磯の ああ ふる里へ 戻り船 船乗りの 儚い夢を 追いながら 旅に出たのも 若さ故 海はさい果ての 氷の港 ああ 海猫の 声ばかり あの島の 燈台下を まわる時や 俺も汽笛も 唱うのさ 夢の幾月 涙の幾夜 ああ 待ち侘びた あの娘(ひと)へ | 田端義夫 | 大高ひさを | 倉若晴生 | | 黒潮に 流れて浮かぶ 花びらも 俺を迎えの 島椿 会えば泣きたい 小島の磯の ああ ふる里へ 戻り船 船乗りの 儚い夢を 追いながら 旅に出たのも 若さ故 海はさい果ての 氷の港 ああ 海猫の 声ばかり あの島の 燈台下を まわる時や 俺も汽笛も 唱うのさ 夢の幾月 涙の幾夜 ああ 待ち侘びた あの娘(ひと)へ |
屋久の恋唄八重のふもとを 吹く風に 誰を待つやら 島娘 磯の浜辺に たたずめば 沖ゆく船の 音もかなし 便りおくれと あの人に そっと伝えて 浜千鳥 安房港に 灯もゆれて 都恋しの 雨が降る 恋のつり橋 朱に染めて 思いとどかぬ あなたゆえ しょせん夢だと あきらめて 寄せくる波に 消す涙 | 田端義夫 | 渡辺敏子 | 坂元政則 | | 八重のふもとを 吹く風に 誰を待つやら 島娘 磯の浜辺に たたずめば 沖ゆく船の 音もかなし 便りおくれと あの人に そっと伝えて 浜千鳥 安房港に 灯もゆれて 都恋しの 雨が降る 恋のつり橋 朱に染めて 思いとどかぬ あなたゆえ しょせん夢だと あきらめて 寄せくる波に 消す涙 |
ゆうなの花ゆらゆら ゆうな ゆうなの花は さやさや風の ささやきに 色香もそまるよ ゆら ゆら ゆら ゆらゆら ゆうな ゆうなの花は しっとり露に つつまれて 色香もぬれるよ ゆら ゆら ゆら ゆらゆら ゆうな ゆうなの花は おぼろの月に いだかれて 色香もにおうよ ゆら ゆら ゆら | 田端義夫 | 朝比呂志 | 普久原恒勇 | | ゆらゆら ゆうな ゆうなの花は さやさや風の ささやきに 色香もそまるよ ゆら ゆら ゆら ゆらゆら ゆうな ゆうなの花は しっとり露に つつまれて 色香もぬれるよ ゆら ゆら ゆら ゆらゆら ゆうな ゆうなの花は おぼろの月に いだかれて 色香もにおうよ ゆら ゆら ゆら |
宵待船宵待船は むらさきの 空に錨を 巻きあげて ドラも鳴らさず いづこの果てへ 残るあの娘が かなしいかろ 宵待船を 呼び止める 靄の桟橋 影ひとつ 海の男は いつかは海へ 恋を捨てても 帰るのさ 宵待船と 誰が言う 月も待たずに 出る船を 風よ荒れるな あらしも吹くな 無事のたよりを 読むまでは | 田端義夫 | 池田充男 | 野崎真一 | | 宵待船は むらさきの 空に錨を 巻きあげて ドラも鳴らさず いづこの果てへ 残るあの娘が かなしいかろ 宵待船を 呼び止める 靄の桟橋 影ひとつ 海の男は いつかは海へ 恋を捨てても 帰るのさ 宵待船と 誰が言う 月も待たずに 出る船を 風よ荒れるな あらしも吹くな 無事のたよりを 読むまでは |
別れ出船情け知らずの 銅羅の音に 泣いて泣かせる 磯千鳥 乙女椿も ほろり散る 青い月夜の 名残り船 肩を抱きよせ ひとしずく 胸に涙の しみのあと きいてくれるな その先は 海の男の 生きる道 消えてせつない 泡沫(うたかた)も こんど椿の 咲く日まで 島よあの娘よ さようなら 別れ出船に 残す唄 | 田端義夫 | 大高ひさを | 長津義司 | | 情け知らずの 銅羅の音に 泣いて泣かせる 磯千鳥 乙女椿も ほろり散る 青い月夜の 名残り船 肩を抱きよせ ひとしずく 胸に涙の しみのあと きいてくれるな その先は 海の男の 生きる道 消えてせつない 泡沫(うたかた)も こんど椿の 咲く日まで 島よあの娘よ さようなら 別れ出船に 残す唄 |
別れ船名残りつきない 果てしない 別れ出船の 銅鑼(かね)が鳴る 思いなおして あきらめて 夢は汐路に すてて行く さようならよの 一言は 男なりゃこそ 強く云う 肩をたたいて にっこりと 泣くのじゃないよは 胸の内 希望(のぞみ)はるかな 波の背に 誓う心も 君故さ せめて時節の 来る迄は 故郷(くに)で便りを 待つがよい | 田端義夫 | 清水みのる | 倉若晴生 | | 名残りつきない 果てしない 別れ出船の 銅鑼(かね)が鳴る 思いなおして あきらめて 夢は汐路に すてて行く さようならよの 一言は 男なりゃこそ 強く云う 肩をたたいて にっこりと 泣くのじゃないよは 胸の内 希望(のぞみ)はるかな 波の背に 誓う心も 君故さ せめて時節の 来る迄は 故郷(くに)で便りを 待つがよい |