演歌桜島津亜矢 | 島津亜矢 | 新本創子 | 三島大輔 | | 生まれ火の国 あとにして たどる炎の 歌の道 親のこころを 胸に抱き 越える苦労の 幾山河(いくやまかわ)よ 演歌一節 アンアアンアンアン きかせます 雨は降る降る 陣羽は濡れる 越すに越されぬ 田原坂 海は不知火 燃える波 夢をゆさぶる 阿蘇の山 花も嵐も くぐりぬけ 恋のつらさは この身の艶(つや)に 歌は真実(まこと)の アンアアンアンアン 亜矢節さ 肥後のもっこす ご贔屓(ひいき)に 声も千両の 晴れ舞台 人の情けを ふところに 音頭とる手に 桜も咲いて 演歌一筋 アンアアンアンアン たのみます |
みちのくひとり旅増位山太志郎 | 増位山太志郎 | 市場馨 | 三島大輔 | | ここでいっしょに 死ねたらいいと すがる涙の いじらしさ その場しのぎの なぐさめ云って みちのく ひとり旅 うしろ髪ひく かなしい声を 背(せな)でたちきる 道しるべ 生きていたなら いつかは逢える 夢でも逢えるだろう 時の流れに 逆らいながら ひとりゆく身の 胸のうち 俺は男と つぶやきながら みちのく ひとり旅 月の松島 しぐれの白河 昨日と明日は ちがうけど 遠くなるほど いとしさつのる みれんがつのるだけ たとえどんなに 恨んでいても たとえどんなに 灯りがほしくても お前が俺には 最後の女 俺にはお前が 最後の女 たとえどんなに つめたく別れても お前が俺には 最後の女 たとえどんなに 流れていても お前が俺には 最後の女 |
旅路の果ての…山本譲二 | 山本譲二 | 市場馨 | 三島大輔 | 伊戸のりお | お前の捨ててきた やすらぎ住む街へ いまなら間にあうさ そっと戻れよ みぞれの象潟(きさかた) 吹雪の越後 尋ねたずねた 涙には 明日の見えない 旅路の果ての 夢の灯りは 寒すぎる こんなに好きなのに…なぜ こんなに惚れていて…なぜ 俺のこの愛 できるなら染めてやりたい 雪の肌 俺たちだけならば ためらうこともない 誰かを傷つけて きっと悔やむよ うらみの眼差し 残して消える やつれやつれた 細い肩 やさしい言葉は かけないけれど 生きるかぎりの 道づれさ こんなに好きなのに…なぜ こんなにくるしんで…なぜ 俺のさだめか できるならだいてやりたい うしろ影 忘れてほしい… すがってほしい… 俺は旅びと できるならつれてゆきたい 罪な恋 |
螢火藤圭子 | 藤圭子 | 阿木燿子 | 三島大輔 | 若草恵 | 季節はずれの螢火を 宿した女の悲しみは 行きずり故に 懐しく 短い旅の終り街 ここで ここで 右左 ここで ここで 西東 チロチロ燃える ユラユラ揺れる 尽し足りない 未練の灯(ひ) ここで ここで 右左 ここで ここで 西東 ここで ここで 右左 ここで ここで 西東 時計はずして放り込む 一度は死のうとした川が 病葉(わくらば)浮かべ 流れてく はかない旅の別れ街 そこで そこで 振り向かず そこで そこで 今日(きょう)・明日(あした) チカチカ点(とも)る ポツポツ消える 愛し足りない 心の灯(ひ) そこで そこで 振り向かず そこで そこで 今日(きょう)・明日(あした) そこで そこで 振り向かず そこで そこで 今日(きょう)・明日(あした) 三日あなたと過した 想い出があれば 私はひとりで 生きてゆける 三ツあなたと一緒の 想い出があれば 私はこれから 生きてゆける 三日あなたと過した 想い出があれば 私は一生 生きてゆける |
みちのく一人旅藤圭子 | 藤圭子 | 市場馨 | 三島大輔 | 斉藤恒夫 | ここでいっしょに 死ねたらいいと すがる涙の いじらしさ その場しのぎの なぐさめ云って みちのく ひとり旅 うしろ髪ひく かなしい声を 背(せな)でたちきる 道しるべ 生きていたなら いつかは逢える 夢でも逢えるだろう 時の流れに 逆らいながら ひとりゆく身の 胸のうち 俺は男と つぶやきながら みちのくひとり旅 月の松島 しぐれの白河 昨日と明日は ちがうけど 遠くなるほど いとしさつのる みれんがつのるだけ たとえどんなに 恨んでいても たとえどんなに 灯りがほしくても お前が俺には 最後の女 俺にはお前が 最後の女 たとえどんなに つめたく別れても お前が俺には 最後の女 たとえどんなに 流れていても お前が俺には 最後の女 |
みちのくひとり旅歌恋 | 歌恋 | 市場馨 | 三島大輔 | 鈴木豪 | ここでいっしょに 死ねたらいいと すがる涙の いじらしさ その場しのぎの なぐさめ云って みちのくひとり旅 うしろ髪ひく かなしい声を 背でたちきる 道しるべ 生きていたなら いつかは逢える 夢でも逢えるだろう 時の流れに 逆らいながら ひとりゆく身の 胸のうち 俺は男と つぶやきながら みちのくひとり旅 月の松島 しぐれの白河 昨日と明日は ちがうけど 遠くなるほど いとしさつのる みれんがつのるだけ たとえどんなに 恨んでいても たとえどんなに 灯りがほしくても お前が俺には 最後の女 俺にはお前が 最後の女 たとえどんなに つめたく別れても お前が俺には 最後の女 たとえどんなに 流れていても お前が俺には 最後の女 |
やさしい日々知里 | 知里 | 美奈里つぼみ | 三島大輔 | 前田俊明 | すごく不安な 寂しい夜も そばにあなたが いるだけで 心がそっと 落ち着いた 甘えていたの… ごめんなさい もう一度だけ もう一度だけ 幸せ顔で あなたと共に あなたと共に 過ごしたい 「泣きたい時は 胸貸すよ」 涙でぬれた その胸に 包まれながら 眠ってた 甘えていたの… 温もりに もう一度だけ もう一度だけ やさしい日々を あなたと共に あなたと共に 歩きたい 「好きになってもいいですか」 小さな夢の 始まりも… だからお願い ひとつだけ 愛したことを 忘れないで あなたのおかげで やさしい日々が… 少し大人に なれたみたい だから私は もう泣かないわ ふたりの時間(とき)を 忘れない だから私は もう泣かないわ ふたりの時間(とき)を 忘れない |
みちのくひとり旅大江裕 | 大江裕 | 市場馨 | 三島大輔 | | ここで一緒に 死ねたらいいと すがる涙の いじらしさ その場しのぎの なぐさめ云って みちのくひとり旅 うしろ髪ひく かなしい声を 背(せな)でたちきる 道しるべ 生きていたなら いつかは逢える 夢でも逢えるだろう 時の流れに さからいながら ひとりゆく身の 胸のうち 俺は男と つぶやきながら みちのくひとり旅 月の松島 しぐれの白河 昨日と明日(あした)は ちがうけど 遠くなるほど いとしさつのる みれんがつのるだけ たとえどんなに 恨んでいても たとえどんなに 灯りがほしくても お前が俺には 最後の女 俺にはお前が 最後の女 たとえどんなに つめたく別れても |
みちのくひとり旅西方裕之 | 西方裕之 | 市場馨 | 三島大輔 | | ここでいっしょに 死ねたらいいと すがる涙の いじらしさ その場しのぎの なぐさめ云って みちのく ひとり旅 うしろ髪ひく かなしい声を 背(せな)でたちきる 道しるべ 生きていたなら いつかは逢える 夢でも逢えるだろう 時の流れに さからいながら ひとりゆく身の 胸のうち 俺は男と つぶやきながら みちのく ひとり旅 月の松島 しぐれの白河 昨日と明日(あした)は ちがうけど 遠くなるほど いとしさつのる みれんがつのるだけ たとえどんなに 恨んでいても たとえどんなに 灯りがほしくても お前が俺には 最後の女 俺にはお前が 最後の女 たとえどんなに つめたく別れても お前が俺には 最後の女 たとえどんなに 流れていても お前が俺には 最後の女 |
笑顔和田青児 | 和田青児 | 麻こよみ | 三島大輔 | 櫻庭伸幸 | 改札口で 傘を持ち 夜ふけに待ってて くれたやつ おまえの優しさ 思いやり いつでも甘えて いた俺さ… 雨がそぼ降る こんな夜 男の心が 心がつらくなる おまえの笑顔に もう一度 笑顔に会いたい もう一度 夜店で買った 鉢植えの ほおずき大事に 育ててた 小さな安らぎ 幸せに 冷たく背中を 向けてきた… 薄い口紅 細い肩 男の心が 心がまた揺れる おまえの笑顔に もう一度 笑顔に会いたい もう一度 俺をうらんで いるだろか 男の心の 心のほろにがさ おまえの笑顔に もう一度 笑顔に会いたい もう一度 きっと今なら 離さない おまえの笑顔を 離さない |
ひとりにしないで真唯林 | 真唯林 | 大矢弘子 | 三島大輔 | 伊戸のりお | 雨にぬれた窓の 外のネオン辛い… 忘れられぬ胸の 熱き面影 あなた 好きなの 死ぬときは一緒と あの日ふたりで 決めたじゃないの どこにいるのあなた…と 扉(ドア)に向かって グラス投げりゃ 堪(こら)えていた 涙はじける あなた あたしを ひとりにしないで あなた 駄目なの ひとりでは何にも 出来はしないわ あなたがすべて いまは済んだことさ…と 冷めた目をして 雨の中に 消えて行った 哀(いと)しいひとよ あなた あたしを ひとりにしないで 夢のようなひとときを せめてもう一度 明日になれば 泪ふいて ひとり旅立つ あなた いまでも 愛しているのよ いつまでも…我愛イ尓(ゥオーアイニー) |
こころうるおい夢本線村上幸子 | 村上幸子 | 関沢新一 | 三島大輔 | 神保正明 | あなたはいつ 旅立ちますか 何も言わずに 母が… 手料理こさえて います はじめて会う日の 目じるしに そっと一枝 ユキツバキ 抱いてホームで 待ってます きっといい日に なるように こころうるおい 夢のせて あなたは今 あさひの中ね 廻れ時計よ 早く… 二人のこころよ 急げ… 今日からあしたへ 夢抱いて―― あなたはまだ 知らないけれど 綺麗なんです 山が… すき透ります 川が… 手紙で話を するよりも 一度あなたに お会いして 私のふるさと 見てください きっといい日になるように こころうるおい 夢のせて あなたは今 あさひの中ね 瞼閉じれば見える… あなたの姿が 浮ぶ… もうすぐ幸せ 着きますね―― あなたは今 あさひの中ね 綺麗なんです 山が… すき透ります 川が… 見てください 私のふるさとを―― |
讃岐の女渡辺要 | 渡辺要 | 丹古晴己 | 三島大輔 | | つよい時雨が こんぴらさんの ながい石段 ぬらしたあの日 雨をしのいだ お茶屋の隅で 女房きどりで ぬぐってくれた 指が指が指が恋しい 瀬戸の旅 もいちど逢いたい ああ…讃岐の女よ 楽な駕籠より 手を取り合って せめて別れの お詣りすると わざと元気に 一段づつを のぼる笑顔の まつ毛に見せた 涙 涙 涙 いまでも 夢に見る もいちど逢いたい ああ…讃岐の女よ 人目気にせず こんぴら歌舞伎 いつか観たいと 甘えたけれど 無理にむすべば ちぎれてしまう つらい運命の 縁の糸は 風に風に風にふかれる くもの糸 もいちど逢いたい ああ…讃岐の女よ |
女のひとりごと美川憲一 | 美川憲一 | 山田孝雄 | 三島大輔 | 前田俊明 | 遊び上手と 気どってみても 男ごころが わからない いつも私は 尽くしてしまう 捨てられやすい タイプなの いつか覚えた わかれぐせ 夜に泣いてる 女のひとりごと 飲めぬお酒を わかれ間際に もっともっとと 強がって ひとり芝居に 酔いしれながら あなたの胸で 眠らせて 思いがけない 幸せを 夢に見ている 女のひとりごと 花を届ける ちっちゃな春が 通り過ぎてく この街を 潤む灯りに 誘われながら 切なく燃える 残り火よ 爪を噛むのも わかれぐせ 未練とまり木 女のひとりごと |
おんな富士水前寺清子 | 水前寺清子 | 中谷純平 | 三島大輔 | | 連(つ)いてくるなら とことんつくす 度胸いっぽん 前にでる 男舞台の 炎の中に 耐えたおんなが 城を取る 惚れたあんたの ちから水 ヨッシャ!! めざす人生おんな富士 敵が多けりゃ 命が燃える 男まさりは 父(おや)ゆずり 女舞台に 性根(しょうね)をすえて 意地を味方の 武器にする 惚れたあんたと 苦労して ヨッシャ!! 賭けた人生おんな富士 女だてらと 出る杭(くい)打たれ 風のつぶてを 背にうける 浮き世舞台で 笑顔を蒔(ま)いて 夫婦桜木 がまん節 惚れたあんたが 石垣に ヨッシャ!! のぼる人生おんな富士 |
明日はいい事ありますよ中村玉緒 | 中村玉緒 | 星野哲郎 | 三島大輔 | 馬場良 | がんばらないより がんばる人が ずうっといい事 ありますよ 遠くを見る目が とってもきれい 倖せ目ざして 耐えましょう ハイ おせっかいかも しれないけれど あなたの事が 好きだから 女が女を 捨てたらだめよ あなたにゃあなたの 華がある 明日という字を 希望と読んで 歩いてゆくのよ どこまでも ハイ おせっかいかも しれないけれど あなたの事が 好きだから 地獄の底にも 抜け道あるわ あわてて自分を 捨てないで ここまで落ちたら あと登るだけ 明日はいい事 ありますよ ハイ おせっかいかも しれないけれど あなたの事が 好きだから 恋には定年 ございませんよ 惚れたらとことん 信じましょ 真実一路の 鈴ふりながら 炎の情熱 道づれに ハイ おせっかいかも しれないけれど あなたの事が 好きだから くよくよしたって しかたがないわ スカッと明るく いきましょう 背のびをしすぎて つまづくよりも しゃがんでチャンスを 待ちましょう ハイ おせっかいかも しれないけれど あなたの事が 好きだから |
おやじ島津亜矢 | 島津亜矢 | 堀内清 | 三島大輔 | | 男の値打ちは 心だと 昔親父が 云っていた 越すに越せない 人だけど その夢その意気 受けついで 生きていくのさ 人生を 負けという字は 俺にゃない 男が表へ 出たときは 敵が七人 いると云う 身体ひとつと 引きかえに 可愛いい妻子を 守るのさ 腹を据えたら この世には 何も恐れる ことはない 親父は生涯 負け知らず 島の男で 生き抜いた それを手本に 命がけ この手で築くぞ 俺の夢 今日も踏み出す この一歩 明日に大きな 虹かける |
荒くれ大漁船島津亜矢 | 島津亜矢 | 豊新 | 三島大輔 | | 一番太鼓が ドンとくりゃ 海に乗り出す 男の背中 恋の未練は さっぱり流し 意地と度胸の おたけびは エンヤ ドッコイ ドッコイ 荒くれ大漁船 嵐が来ようと 逃げはせぬ 親父おふくろ 心の守り いつも励まし 叱ってくれる うれし涙の おたけびは エンヤ ドッコイ ドッコイ 荒くれ大漁船 大波小波の 花が咲く 東シナ海 海原千里 眉を焦がして 夕陽が沈み 夢と希望の おたけびは エンヤ ドッコイ ドッコイ 荒くれ大漁船 |
舟宿にて…青木美保 | 青木美保 | 山田孝雄 | 三島大輔 | | かもめになれたら いいだろな 飛んで行けるわ あの海へ ねずみ色した 晩秋の 旅路の街に 雪が舞う 舟宿のストーブに張りついてのんだ濁り酒 酔う程恋しくて 廻す電話に やさしく絡む 海鳴りが 女の口から 言えないわ 抱いていいわと 言えないわ 恋は傷跡 残しても 涙がそっと 消してゆく 舟宿の番傘をかたむける港船が着く あなたを探したら 雪のすだれに あの日の顔が 見えますか 舟宿に逢いに来るかもめには 後で伝えてね かもめになれなくて 帰りましたと お目目の赤い すずめより |
浪花花火立樹みか | 立樹みか | 中谷純平 | 三島大輔 | 前田俊明 | 惚れりゃとことん 惚れぬき通す それが浪花の 女房の意地や うちが見込んだ 男やないか あんたしっかり きばってや きばってや 酒は憂き世の 付き合い水や 金は天下の 預かりもんや 呑んで遊んで 男の値打ち なんぼあるかで 決まるんや 決まるんや 祭りばやしの 太鼓と笛が 仲をとりもつ 天神まつり 月よみてくれ 日本一の 夫婦花火を あげるんや あげるんや |
海鳴り山本譲二 | 山本譲二 | 吉田旺 | 三島大輔 | | 沖に出たまま もどらぬ親父と 兄貴の名を呼ぶ おふくろの なみだ声 かき消すように 北の荒海 吹雪が吠える 海で死んだ 男はいつの日か 生まれ変わり 鴎になるとゆう 海よ返せ おふくろに親父を 海よ返せ 兄貴のあの笑顔 かえしてくれ!!かえしてくれ…! そして三年 浜辺をさまよい ふたりの名を呼ぶ おふくろの うすい肩 かすめて二羽の 鴎 鴎がおふくろを呼ぶ 海で死んだ 男の魂は ふるさとへと もどってくるとゆう 見えるだろか おふくろの姿が 見えるだろか この俺の泪が とべよ鴎!!とべよ鴎…! |
旅の終りはお前山本譲二 | 山本譲二 | 市場馨 | 三島大輔 | | こんなにやつれて この俺を待ったのか 眠りつづける えりあしに 熱い思いが こみあげる さみしさしのぎの 酒に いのちをけずって いたなんて もう二度と離さない 世間の噂がどうだろうと 離さない離さない 旅の終りはお前さ 男の気ままで いつまでも泣かしたな 指輪はずした そのあとは いつも涙で ぬれたろう お前が今日まで 耐えた 苦労はいまから 俺のもの もう二度と離さない どんなさだめが邪魔しても 離さない離さない 旅の終りはお前さ もう二度と離さない たとえ明日を失くしても 離さないもう二度と 旅の終りはお前さ |
キンザラチャチャチャ金剛と榛名 | 金剛と榛名 | 星野哲郎 | 三島大輔 | 小杉仁三 | S型迷路の 人生駆け抜け 脂も乗り頃ね 今夜のあなたは 私の好みよ すてきなパートナー 還暦、古希々々(こきこき) 近代(ちかごろ)ざらだよ シルバーお兄さま 今夜のあなたは 私の好みよ すてきなパートナー ことばは 要らないわ 抱きしめて キンザラチャチャチャ 踊り明かして 踊り明かして 酔わせて欲しい 銀のゆり籠に 身をまかせ キンザラチャチャチャ もっともっともっともっと 切なく甘く 心の合鍵 私にあずけて 青春しましょうよ 今夜のあなたは 私の好みよ すてきなパートナー なけなしヘアーを 茶髪に染めても 中身は染まらない 若い娘ばっかし 追いかけまわして 毎日ご苦労さん そろそろ一人に しぼって呉れなきゃ お嫁に行っちゃうよ ハートの鍵なら とっくの昔に あなたにあずけたわ ことばは 要らないわ 抱きしめて キンザラチャチャチャ 踊り明かして 踊り明かして 酔わせて欲しい 銀のゆり籠に 身をまかせ キンザラチャチャチャ とてもとてもとてもとても あなたが好きよ 心の合鍵 私にあずけて 青春しましょうよ 今夜のあなたは 私の好みよ すてきなパートナー すてきなパートナー すてきなパートナー |
みちのくひとり旅山本譲二 | 山本譲二 | 市場馨 | 三島大輔 | | ここでいっしょに 死ねたらいいと すがる涙の いじらしさ その場しのぎの なぐさめ云って みちのく ひとり旅 うしろ髪ひく かなしい声を 背(せな)でたちきる 道しるべ 生きていたなら いつかは逢える 夢でも逢えるだろう 時の流れに 逆らいながら ひとりゆく身の 胸のうち 俺は男と つぶやきながら みちのく ひとり旅 月の松島 しぐれの白河 昨日と明日は ちがうけど 遠くなるほど いとしさつのる みれんがつのるだけ たとえどんなに 恨んでいても たとえどんなに 灯りがほしくても お前が俺には 最後の女 俺にはお前が 最後の女 たとえどんなに つめたく別れても お前が俺には 最後の女 たとえどんなに 流れていても お前が俺には 最後の女 |
奥州路山本譲二 | 山本譲二 | 石原信一 | 三島大輔 | | 降りだした にわか雨 急におまえが 泣き出したよで 峠の茶屋の ノレンをくぐり 喉に冷や酒 流し込む 死ぬなんて 死ぬなんて 馬鹿を言うから おもわずこの手が 叩いてた 頬の痛みを 覚えているか 生きる望みを 捨てちゃいないか 旅の衣に おもかげ抱けば きらり 遥かに 最上川 石楠花 紅色は 契り交した あの日のおまえ 白いこよりで 指輪をこさえ 子供みたいに 分けあった 逢えなくて 逢えなくて 逢わずにいても 惚れた心は 離さない 世間の噂に 痩せていないか めぐる季節を 信じているか 旅の荷物は この恋ひとつ 俺を慰め 蝉しぐれ 旅の衣に おもかげ抱けば ふいに木漏れ陽 奥州路 |
愛を契れば有村明 | 有村明 | 古野哲夫 | 三島大輔 | 小杉仁三 | 愚痴があるなら 云えばいい 泣きたかったら 泣けばいい 男と女が 一夜でも 愛を契れば 血は通う 花も実もない 私だけれど あなたをこの手で守りたい 顔は笑って いるけれど どこか不幸の 匂うひと 悩みがあるなら そう云って うけてあげるわ この胸で それで私が 泣いたとしても 悔やみはしないわ 悔やまない ゆうべ私の 帯を解く 指がかすかにふるえてた 女は男の 純が好き 嘘の云えない 顔が好き きっと見えない運命の糸が ふたりを結んでくれたのね もしもいいひと出来たなら 捨てていいのよ 追わないわ それまであなたの傍にいて いのちぎりぎりささえてる それがわたしに一番似合う 生き方なんだと思うのよ |
憂き世春秋島津亜矢 | 島津亜矢 | 新本創子 | 三島大輔 | | 風が頬うつ 雨が泣く あなたの背中に 隠れて越える 憂き世春秋 ふたり坂 いのち連れ添う しあわせに 賭けて悔いない 女です いつかあなたの 胸に咲く 雪割り草だと 云われてみたい 憂き世春秋 ふたり坂 こころ寄せあい 寒い夜は ともに飲みたい このお酒 苦労ひとつに 夢がある 笑顔をあなたと たやさずいたい 憂き世春秋 ふたり坂 花の咲く日へ 七曲がり 明日を信じて 生きてゆく |
しずく海峡興梠照代 | 興梠照代 | 山田孝雄 | 三島大輔 | 前田俊明 | 又逢うために さよならは たった四文字の あゝため息よ 時計の針を 遅らせて あなたの出船の じゃまをする かもめ翔んでよ あの空遠く しずく海峡へ 二合の酒で だらくして 倒した徳利 あゝ振ってみる 女はいちど 死ぬ程の 恋してそれから 遊ぶのね 夢を並べる 海よりひろく しずく海峡へ ひとりで唄う 漣(さざなみ)の こころの唄は あゝわがなみだ シルクの雨よ ほそいとよ 冷たい雪には ならないで 出船恋船 女の願い しずく海峡へ |
みちのくひとり旅(アルバムバージョン)山本譲二 | 山本譲二 | 市場馨 | 三島大輔 | | ここでいっしょに 死ねたらいいと すがる涙の いじらしさ その場しのぎの なぐさめ云って みちのく ひとり旅 うしろ髪ひく かなしい声を 背(せな)でたちきる 道しるべ 生きていたなら いつかは逢える 夢でも逢えるだろ 風の噂が 心にしみて 祈る想いの 草まくら 夜がくるたび さみしさだいて みちのく ひとり旅 奥の細道 旅した人の 文字を辿って ゆくけれど 終(つい)の棲家(すみか)は まだまだはるか 旅路はまだはるか 時の流れに 逆らいながら ひとりゆく身の 胸のうち 俺は男と つぶやきながら みちのく ひとり旅 月の松島 しぐれの白河 昨日と明日は ちがうけど 遠くなるほど いとしさつのる みれんがつのるだけ たとえどんなに 恨んでいても たとえどんなに 灯りがほしくても お前が俺には 最後の女 俺にはお前が 最後の女 たとえどんなに つめたく別れても お前が俺には 最後の女 たとえどんなに 流れていても お前が俺には 最後の女 |
蒼い国境山本譲二 | 山本譲二 | 星野哲郎 | 三島大輔 | 前田俊明 | (セリフ)「人のつくった人の世に 人を遮る海がある この美しい海に 人の往き来できない線を引いた者が居る おまえは誰だ 早くその垣根をとり除いてくれ 何年も、何拾年も…ここに立ちつくして ふるさとへ帰る日を待ちわびていた 母たちは、父たちは…次々と みまかってゆく 早くその国境をどかしてくれ もう時間がない もう…」 なだらかに 海に向かってのびる 草原の先端が 突然 鋭いクレバスとなって 海に切れ込む そこに 国境があった 浪は 残されたものたちの 願いを くりかえすかのように 絶壁を よじのぼり しぶきとなって ころがりおちる したたかに 身を岩角に打ちつけては 散華する 浪の屍を くぐり抜け とび出してくる 海鳥たちも クレー射撃場の 皿のように 皿のように はかない けれども いくら はかなくとも くりかえさねば なるまい 生まれたばかりの朝は そこに そこに あるというのに まだ帰らない ひとがいる まだ帰らない 船がいる けれども いくら はかなくとも くりかえさねば なるまい 生まれたばかりの朝は そこに そこに あるというのに まだ帰らない ひとがいる まだ帰らない 船がいる |
七夕月(萩の花咲く頃)山本譲二 | 山本譲二 | 星野哲郎 | 三島大輔 | | あれはまだ にきび盛りの 時代のことだよ 七夕の 笹の小枝に ふたりで結んだ 青い短冊 早く廿才に なりたいね そして逢おうよ 東京で 目と目で交わした 愛詞[あいことば] 忘れないよ 忘れないよ あれは初恋忘れない 忘れないよ 忘れないよ あれはふるさとに 萩の花咲く頃 君もまだ お下げ髪だね 紅もつけずに 白壁の 土蔵背にして お手玉とってた 紙の風船 赤いリボンが 揺れるのを 俺はため息 つきながら 夕日と見ていた 橋の上 忘れないよ 忘れないよ あれは初恋忘れない 忘れないよ 忘れないよ あれはふるさとに 萩の花咲く頃 逢えぬまま 時は流れて かすむ面影 七夕の 夜がくるたび 結んで祈るよ 笹の葉に 俺も負けずに 生きるから 君も元気で がんばれよ あの日は戻って こないけど 忘れないよ 忘れないよ あれは初恋忘れない 忘れないよ 忘れないよ あれはふるさとに 萩の花咲く頃 |
出船松原のぶえ | 松原のぶえ | 市場馨 | 三島大輔 | | 別れ涙に むせんでいても それは私の ぬけがらなのよ 握りしめてる テープをつたい 心はあなたの そばなのに 船が出る 船が出る エーエーエー すがりつきたい 船が出る どうぞ涙に しないでほしい 思いつめてる 女の夢を たった三日の はかない恋が 私にゃいのちの 糸なのに 船が出る 船が出る エーエーエー なさけ知らずの 船が出る 誰にうらみも 言えないけれど 逢えば別れる この世のさだめ 好いて好かれた やさしい夜が からだのすみまで 残るのに 船が出る 船が出る エーエーエー 雨にしょんぼり 船が出る |
紅の宿松原のぶえ | 松原のぶえ | 伍路りょう | 三島大輔 | | あなた好みの 口紅の 色はうす紅 うす情 「それじゃ元気で」 「無理しちゃ駄目よ」 ついて行きたい あゝそれなのに 女なみだの 紅の宿 そっと見送る あの人の 背(せな)のぬくもり 消えてゆく 「だけど好きです」 「まだ間に合うよ」 早く早くと こころの奥で 女のみれんの 紅の宿 あんないい人 もう居ない 知っているのに なぜ止めぬ 「ばかね ばかばか」 「忘れちゃいやよ」 見ないふりして 鏡の顔に 女春まつ 紅の宿 |
酒よお前は松尾和子 | 松尾和子 | 松尾和子 | 三島大輔 | | 命を削って 枯れてゆく 寂しい女の涙には この世に夜など なければいいと 今夜も一人で飲む酒よ 酒よ お前はやさしいね 酒よ お前はやさしんだね 女は男の 泣き場所か いいのよ私に見せなさい 表に出せない 苦しみを 拾ってとかした この酒よ 酒よ お前はやさしいね 酒よ お前はやさしいんだね 出逢いとわかれの 繰り返えし 花も咲かずに終ったの 雨の裏街 扉をあける そんな私が好きでした 酒よ お前はやさしいね 酒よ お前はやさしいんだね |