酒場のいい女細い肩先 ピアスが揺れて ほんとはお酒に 弱いのと 目元ほんのり 染めていた… ここはススキノ 舞い散る粉雪(こゆき) あぁちょっと 惚れそないい女 寄って行こうか どうしているか 札幌 酒場のいい女 恋を失くした ばかりと言って しみじみ唄った 流行歌(はやりうた) まるで私の ことなのと… ここは伊勢佐木 夜風が沁みる あぁちょっと 惚れそないい女 ドアを開ければ 振り向く笑顔 横浜 酒場のいい女 渋い紬の 着物が似合う 身の上ばなしは 野暮だけど どこか訳あり 泣き黒子… ここは丸山 ネオンが誘う あぁちょっと 惚れそないい女 なぜか気になる 幸せだろか 長崎 酒場のいい女 | 秋岡秀治 | かず翼 | 花笠薫 | 南郷達也 | 細い肩先 ピアスが揺れて ほんとはお酒に 弱いのと 目元ほんのり 染めていた… ここはススキノ 舞い散る粉雪(こゆき) あぁちょっと 惚れそないい女 寄って行こうか どうしているか 札幌 酒場のいい女 恋を失くした ばかりと言って しみじみ唄った 流行歌(はやりうた) まるで私の ことなのと… ここは伊勢佐木 夜風が沁みる あぁちょっと 惚れそないい女 ドアを開ければ 振り向く笑顔 横浜 酒場のいい女 渋い紬の 着物が似合う 身の上ばなしは 野暮だけど どこか訳あり 泣き黒子… ここは丸山 ネオンが誘う あぁちょっと 惚れそないい女 なぜか気になる 幸せだろか 長崎 酒場のいい女 |
酒とふたりづれ路地にこぼれる 流行歌(はやりうた) 聴けば昔が 近くなる 男と女の 酒もいい ひとり手酌の 酒もいい おもいでばかり 浮かぶ夜は 酒よおまえと ふたりづれ 夢を肴に 酔いしれた あれは三十路(みそじ)の 半(なか)ば頃 今更わびても もう遅い 惚れて別れた あのおんな 心が寒い こんな夜は 酒よおまえと ふたりづれ 紺ののれんの 向こうから 沸かすやかんの 音がする もひとつつけてよ いいからさ 少し熱めの 北の酒 こ雨(さめ)が肩に 沁みる夜は 酒よおまえと ふたりづれ | 秋岡秀治 | たきのえいじ | 岡千秋 | 前田俊明 | 路地にこぼれる 流行歌(はやりうた) 聴けば昔が 近くなる 男と女の 酒もいい ひとり手酌の 酒もいい おもいでばかり 浮かぶ夜は 酒よおまえと ふたりづれ 夢を肴に 酔いしれた あれは三十路(みそじ)の 半(なか)ば頃 今更わびても もう遅い 惚れて別れた あのおんな 心が寒い こんな夜は 酒よおまえと ふたりづれ 紺ののれんの 向こうから 沸かすやかんの 音がする もひとつつけてよ いいからさ 少し熱めの 北の酒 こ雨(さめ)が肩に 沁みる夜は 酒よおまえと ふたりづれ |
酒慕情こころに消せない 女(ひと)がいる 酒で流せぬ 恋もある 呼べばせつない 偲(しの)べばつらい おまえの面影が… 今夜もグラスに 浮かぶのさ 最後の夜とも 知らないで 指も触れずに 別れたよ 涙まじりに 微笑(わら)った頬の 小さな片えくぼ… 今でもこの瞳(め)を 離れない 倖せだったら それでいい それも男の なぐさめか 酒で淋しさ 紛(まぎ)らせながら さまよう路地裏に… おまえが泣くよな 雨が降る | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 南郷達也 | こころに消せない 女(ひと)がいる 酒で流せぬ 恋もある 呼べばせつない 偲(しの)べばつらい おまえの面影が… 今夜もグラスに 浮かぶのさ 最後の夜とも 知らないで 指も触れずに 別れたよ 涙まじりに 微笑(わら)った頬の 小さな片えくぼ… 今でもこの瞳(め)を 離れない 倖せだったら それでいい それも男の なぐさめか 酒で淋しさ 紛(まぎ)らせながら さまよう路地裏に… おまえが泣くよな 雨が降る |
笹小舟白いうなじを かたむけて 風の行方を みつめる みつめるおまえ 時の流れに 身を浮かべ ふたり漂う 笹小舟 この手離すな もがけば沈む 痩せた背中は 俺の罪 肌を寄せ合い 腕の中 悪い夢など 見るなよ 見るんじゃないぜ 曲がりくねった 浮世川 人の澱(よど)んだ 水面(みなも)行く せめて心は 埃(ほこり)を払い 空を仰げば 笑う月 死んだ覚悟で 生きてゆく 惚れていりゃこそ 命を 命をかけた 過ぎた過去(むかし)を 振り向かず 明日もゆられて 笹小舟 褒(ほ)めてもらえぬ 人生だけど おまえひとりが いればいい | 秋岡秀治 | 石原信一 | 岡千秋 | 南郷達也 | 白いうなじを かたむけて 風の行方を みつめる みつめるおまえ 時の流れに 身を浮かべ ふたり漂う 笹小舟 この手離すな もがけば沈む 痩せた背中は 俺の罪 肌を寄せ合い 腕の中 悪い夢など 見るなよ 見るんじゃないぜ 曲がりくねった 浮世川 人の澱(よど)んだ 水面(みなも)行く せめて心は 埃(ほこり)を払い 空を仰げば 笑う月 死んだ覚悟で 生きてゆく 惚れていりゃこそ 命を 命をかけた 過ぎた過去(むかし)を 振り向かず 明日もゆられて 笹小舟 褒(ほ)めてもらえぬ 人生だけど おまえひとりが いればいい |
出世前浮世峠の 吹雪の中で 若い木の芽も 春仕度 苗で終わるか ひのきに成れるか いまが大事な 出世前 つもるがまんが 花を呼ぶ 負けて崩れて また積みあげる 寄木細工の この命 たった一つの 親父の形見を 無駄にするなと 百舌が啼く 街の谷間に 星がふる 義理と人情が ひっぱり合って 俺を八つ裂き 七つ裂き 恋を捨てるか 男を捨てるか 問答無用の 出世前 投げた涙が 明日を呼ぶ | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 岡千秋 | | 浮世峠の 吹雪の中で 若い木の芽も 春仕度 苗で終わるか ひのきに成れるか いまが大事な 出世前 つもるがまんが 花を呼ぶ 負けて崩れて また積みあげる 寄木細工の この命 たった一つの 親父の形見を 無駄にするなと 百舌が啼く 街の谷間に 星がふる 義理と人情が ひっぱり合って 俺を八つ裂き 七つ裂き 恋を捨てるか 男を捨てるか 問答無用の 出世前 投げた涙が 明日を呼ぶ |
白萩の宿雨にかくれて 人目を忍ぶ さだめ哀しい 乱れ萩 ねぇ… あなた… 抱かれたままで 散らせてよ 妻という名の 倖せ捨てて 濡れてこぼれる 白萩の宿 たった三つの 年の差だけど 女ですもの つらいのよ ねぇ… あなた… 綺麗と言って もういちど 肌をよせても 添寝のすきに 別れ風ふく 白萩の宿 悪い女と 指さされても いのち宿して みたかった ねぇ… あなた… この世は 罪なところです ひとり身をひく じゃのめの傘に なみだ雨ふる 白萩の宿 | 秋岡秀治 | 水木れいじ | 市川昭介 | 前田俊明 | 雨にかくれて 人目を忍ぶ さだめ哀しい 乱れ萩 ねぇ… あなた… 抱かれたままで 散らせてよ 妻という名の 倖せ捨てて 濡れてこぼれる 白萩の宿 たった三つの 年の差だけど 女ですもの つらいのよ ねぇ… あなた… 綺麗と言って もういちど 肌をよせても 添寝のすきに 別れ風ふく 白萩の宿 悪い女と 指さされても いのち宿して みたかった ねぇ… あなた… この世は 罪なところです ひとり身をひく じゃのめの傘に なみだ雨ふる 白萩の宿 |
心機一転やるぞやるぞと 力(りき)んでみても 何もしなけりゃ 昨日のままさ 今日の口惜しさ その涙 バネにするから 明日(あす)がある 心機 心機一転 夢に賭けよう 人生勝負 楽にゃ渡れぬ この世だけれど 厚い氷も 春には溶ける 胸に刻んだ 大志(こころざし) 何で忘れて なるものか 心機 心機一転 決めたこの道 信じて生きる 晴れて故郷に 錦をかざる それが男の 甲斐性じゃないか 意地の二文字を 切り札に いつか世間に 名を残す 心機 心機一転 大輪(はな)を咲かすさ 人生舞台 | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 前田俊明 | やるぞやるぞと 力(りき)んでみても 何もしなけりゃ 昨日のままさ 今日の口惜しさ その涙 バネにするから 明日(あす)がある 心機 心機一転 夢に賭けよう 人生勝負 楽にゃ渡れぬ この世だけれど 厚い氷も 春には溶ける 胸に刻んだ 大志(こころざし) 何で忘れて なるものか 心機 心機一転 決めたこの道 信じて生きる 晴れて故郷に 錦をかざる それが男の 甲斐性じゃないか 意地の二文字を 切り札に いつか世間に 名を残す 心機 心機一転 大輪(はな)を咲かすさ 人生舞台 |
人生春秋虎の威(い)をかる 狐には なりはしないさ いばら道 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 裸をさらして ぶつかって 初めてこころが 通うのさ 惚れた弱みに 付けこめば 待っているのさ 落とし穴 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 貰った情けを 返すから 倖せあとから ついてくる 顔や姿は 違っても 人に上下が あるものか 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 正々堂々 戦(たたか)えば 勝負の行(ゆ)くえも 見えてくる | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 影山時則 | 伊戸のりお | 虎の威(い)をかる 狐には なりはしないさ いばら道 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 裸をさらして ぶつかって 初めてこころが 通うのさ 惚れた弱みに 付けこめば 待っているのさ 落とし穴 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 貰った情けを 返すから 倖せあとから ついてくる 顔や姿は 違っても 人に上下が あるものか 馬鹿に…馬鹿に… そうだよ なろうじゃないか 正々堂々 戦(たたか)えば 勝負の行(ゆ)くえも 見えてくる |
千里の酒いつか一緒に おまえとふたり 夫婦(めおと)になって 飲める日が 信じていれば きっとくる きっとくる きっとくる その日を夢に がまんの酒は おまえも同じ 千里の酒さ ずっとやまない 雨などないさ 虹さえかかる 晴れた日が ふたりの空に きっとくる きっとくる きっとくる その日のために 涙をためて 今夜もひとり 千里の酒さ 誰に遠慮も しなくていいさ ひなたの道を ふたりして 歩けるときが きっとくる きっとくる きっとくる 心と心 引きよせあえば 思いは一里(いちり) 千里の酒さ | 秋岡秀治 | 岸快生 | 水森英夫 | 竹内弘一 | いつか一緒に おまえとふたり 夫婦(めおと)になって 飲める日が 信じていれば きっとくる きっとくる きっとくる その日を夢に がまんの酒は おまえも同じ 千里の酒さ ずっとやまない 雨などないさ 虹さえかかる 晴れた日が ふたりの空に きっとくる きっとくる きっとくる その日のために 涙をためて 今夜もひとり 千里の酒さ 誰に遠慮も しなくていいさ ひなたの道を ふたりして 歩けるときが きっとくる きっとくる きっとくる 心と心 引きよせあえば 思いは一里(いちり) 千里の酒さ |
旅ごろも旅の稼業(しのぎ)も 三年過ぎりゃ あとの五年は 風まかせ まして まして…… 泣き節 新内流し 加賀で足止め 湯の町しぐれ 濡れりゃ草鞋が 重くなる 娘なみだと 三筋の絃(いと)は 袖にするには 惚れすぎた 芸に 芸に…… 迷えば こころが荒(すさ)む 付ける薬は 越中 富山 酒と情けで 鰤(ぶり)おこし 他人(ひと)が見たなら 極楽とんぼ 恥のかき捨て 罪つくり 春の 春の…… 若狭路 花より先に 竹の人形の かぼそい肩に 掛けてやりたい 旅ごろも | 秋岡秀治 | 松井由利夫 | 水森英夫 | 前田俊明 | 旅の稼業(しのぎ)も 三年過ぎりゃ あとの五年は 風まかせ まして まして…… 泣き節 新内流し 加賀で足止め 湯の町しぐれ 濡れりゃ草鞋が 重くなる 娘なみだと 三筋の絃(いと)は 袖にするには 惚れすぎた 芸に 芸に…… 迷えば こころが荒(すさ)む 付ける薬は 越中 富山 酒と情けで 鰤(ぶり)おこし 他人(ひと)が見たなら 極楽とんぼ 恥のかき捨て 罪つくり 春の 春の…… 若狭路 花より先に 竹の人形の かぼそい肩に 掛けてやりたい 旅ごろも |
つゆくさの宿逢えば別れの この運命(さだめ) 逢わす運命の 憎らしさ あなた恋しい つゆくさの宿 湯舟に映る かがり火が 未練心に 未練心に 火を付ける 仕舞(しま)い忘れた 風鈴の 音も悲しい 窓の外 明日がみえない つゆくさの宿 あの日に帰る 汽車もなく 過ぎた暦を 過ぎた暦を まためくる まるで私の 身替わりに 月も日毎(ひごと)に やせてゆく ひとり切ない つゆくさの宿 夢でもいいの 連れに来て 胸が今夜も 胸が今夜も 淋しがる | 秋岡秀治 | たきのえいじ | 四方章人 | 伊戸のりお | 逢えば別れの この運命(さだめ) 逢わす運命の 憎らしさ あなた恋しい つゆくさの宿 湯舟に映る かがり火が 未練心に 未練心に 火を付ける 仕舞(しま)い忘れた 風鈴の 音も悲しい 窓の外 明日がみえない つゆくさの宿 あの日に帰る 汽車もなく 過ぎた暦を 過ぎた暦を まためくる まるで私の 身替わりに 月も日毎(ひごと)に やせてゆく ひとり切ない つゆくさの宿 夢でもいいの 連れに来て 胸が今夜も 胸が今夜も 淋しがる |
天竜鴉泣くな笑うな 天竜鴉 浮世双六 賽まかせ 広い世間を 斜めに生きて 野暮を承知の 男意地 縞の合羽に 縞の合羽に 散るしぶき 瞼とじれば 故郷が見える 祭囃子の 風が吹く 詫びております おふくろさんにゃ 晴れ着一枚 やれぬまま 合わす両手の 合わす両手の 影ぼうし 娑婆と冥土が 五分五分ならば 越える渕瀬に 身をまかす 明日は東か それとも北か 天竜くだりの 舟唄が やけに身に沁む やけに身に沁む 日の暮れは | 秋岡秀治 | 吉岡治 | 岡千秋 | | 泣くな笑うな 天竜鴉 浮世双六 賽まかせ 広い世間を 斜めに生きて 野暮を承知の 男意地 縞の合羽に 縞の合羽に 散るしぶき 瞼とじれば 故郷が見える 祭囃子の 風が吹く 詫びております おふくろさんにゃ 晴れ着一枚 やれぬまま 合わす両手の 合わす両手の 影ぼうし 娑婆と冥土が 五分五分ならば 越える渕瀬に 身をまかす 明日は東か それとも北か 天竜くだりの 舟唄が やけに身に沁む やけに身に沁む 日の暮れは |
なぁ女将洒落(しゃれ)た肴(さかな)は なくていい 二合徳利で ぐいと呑(や)る 路地裏づたいに 水仙の花 めげずに今年も 咲いたとか ちいさな酒場(みせ)の ちいさな話 沁みる 沁みるぜ…… なぁ女将(おかみ) 苦労こぼして 何になる 酒のしずくに 流し込め ほのかな香りの 水仙の花 女将に似てると 言い出せず 口説(くど)きの下手な 男がひとり これで いいんだ…… なぁ女将 みぞれまじりの この雨も 春が訪れ 止むだろう 心に押し花 水仙の花 消えそに消えずに 抱いてきた 白髪の混じる いい齢(とし)だけど 淡い 夢見て…… なぁ女将 | 秋岡秀治 | 石原信一 | 岡千秋 | 南郷達也 | 洒落(しゃれ)た肴(さかな)は なくていい 二合徳利で ぐいと呑(や)る 路地裏づたいに 水仙の花 めげずに今年も 咲いたとか ちいさな酒場(みせ)の ちいさな話 沁みる 沁みるぜ…… なぁ女将(おかみ) 苦労こぼして 何になる 酒のしずくに 流し込め ほのかな香りの 水仙の花 女将に似てると 言い出せず 口説(くど)きの下手な 男がひとり これで いいんだ…… なぁ女将 みぞれまじりの この雨も 春が訪れ 止むだろう 心に押し花 水仙の花 消えそに消えずに 抱いてきた 白髪の混じる いい齢(とし)だけど 淡い 夢見て…… なぁ女将 |
浪花獅子浪花のことは 夢のまた夢 無一文でも えやないか ドブ板踏んでも ついてくる 女房があれば 出なおせる みておれ男は 獅子か龍 八百八橋の 獅子になる 道頓堀の 暖簾たたんで 死んで生きたる 意地がある 苦労でなんぼの 夫婦(めおと)やと 涙をかくす いい女 惚れたら男は 獅子か龍 昔の度胸が また燃える 通天閣へ 合わす両手に 裸ひとつで 天下取る 命をもとでに 振りだしと 女房が買(こ)うた カップ酒 ほんまの男は 獅子か龍 八百八橋の 風雲(かぜ)を抱く | 秋岡秀治 | 新本創子 | 聖川湧 | 丸山雅仁 | 浪花のことは 夢のまた夢 無一文でも えやないか ドブ板踏んでも ついてくる 女房があれば 出なおせる みておれ男は 獅子か龍 八百八橋の 獅子になる 道頓堀の 暖簾たたんで 死んで生きたる 意地がある 苦労でなんぼの 夫婦(めおと)やと 涙をかくす いい女 惚れたら男は 獅子か龍 昔の度胸が また燃える 通天閣へ 合わす両手に 裸ひとつで 天下取る 命をもとでに 振りだしと 女房が買(こ)うた カップ酒 ほんまの男は 獅子か龍 八百八橋の 風雲(かぜ)を抱く |
浪花のおんなとかくこの世は 癪(しゃく)の種 にわか芝居か 気まぐれ男 あんな奴なら もう縁切って 天満橋から 捨てたのに… なんで泣く泣く 堂島すずめ 泣いたら渡れぬ 浪花のおんな川 咲かずじまいの 夢ほどに みれんあと引く 片恋ごころ なさけ難波と 呼ばれる町で ひとり手酌の ふられ酒… 酔えば散る散る 道頓堀(とんぼり)ネオン いまさら誰待つ 浪花の裏通り あとは言わぬが 花ならば 水に流して このまま帰ろ 十日戎(とうかえびす)の 福笹抱いて 逢いに北浜 雨が降る… なんで泣く泣く 曽根崎あかり 泣いたら渡れぬ 浪花のおんな川 | 秋岡秀治 | 水木れいじ | 市川昭介 | 佐伯亮 | とかくこの世は 癪(しゃく)の種 にわか芝居か 気まぐれ男 あんな奴なら もう縁切って 天満橋から 捨てたのに… なんで泣く泣く 堂島すずめ 泣いたら渡れぬ 浪花のおんな川 咲かずじまいの 夢ほどに みれんあと引く 片恋ごころ なさけ難波と 呼ばれる町で ひとり手酌の ふられ酒… 酔えば散る散る 道頓堀(とんぼり)ネオン いまさら誰待つ 浪花の裏通り あとは言わぬが 花ならば 水に流して このまま帰ろ 十日戎(とうかえびす)の 福笹抱いて 逢いに北浜 雨が降る… なんで泣く泣く 曽根崎あかり 泣いたら渡れぬ 浪花のおんな川 |
二度惚れ女房出逢ったあの日は 若さと愛嬌 今ではやさしさ 思いやり そうさおまえは 二度惚れ女房 熱燗一本 お猪口(ちょこ)がふたつ 今夜は飲もうよ 水いらず 初めて弱音を こぼした俺を 涙で叱って くれた夜 そうさおまえは 二度惚れ女房 男の我がまま 勝手な愚痴も 笑って流して くれる奴 我が家に嫁いで 妻から母に 苦労もあったが 倖せも そうさおまえは 二度惚れ女房 ふたりでいたわり 互いにささえ 歩いてゆこうよ 夫婦(ふたり)みち | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 岡千秋 | 南郷達也 | 出逢ったあの日は 若さと愛嬌 今ではやさしさ 思いやり そうさおまえは 二度惚れ女房 熱燗一本 お猪口(ちょこ)がふたつ 今夜は飲もうよ 水いらず 初めて弱音を こぼした俺を 涙で叱って くれた夜 そうさおまえは 二度惚れ女房 男の我がまま 勝手な愚痴も 笑って流して くれる奴 我が家に嫁いで 妻から母に 苦労もあったが 倖せも そうさおまえは 二度惚れ女房 ふたりでいたわり 互いにささえ 歩いてゆこうよ 夫婦(ふたり)みち |
ネオン舟荷物まとめて ヒールを下げて あいそつかして 別れてきたが 時にはあなたの 無邪気な寝顔が じんとしみるよ なつかしい 東京へ 大阪へ 函館へ 妻という名の港から 遠くはぐれた ネオン舟 星の数より 涙の数が 多い世間に つめたくされりゃ 「戻って来いよ」と やさしいあなたの 声が聞こえる 夜もある 酔いどれの 嘘つきの ろくでなし 浮かれカモメにひきずられ 花の盛りを ネオン舟 十九、はたちの 若い子たちが 「男ぎらい」と あだ名をつける 淋(さび)しい恋なら ひとりでいるほが いっそ気楽と 笑うけど アイちゃんも ヒロちゃんも ケイちゃんも 女ごころのはかなさに 話合わせる ネオン舟 | 秋岡秀治 | 喜多條忠 | 叶弦大 | 渡辺博史 | 荷物まとめて ヒールを下げて あいそつかして 別れてきたが 時にはあなたの 無邪気な寝顔が じんとしみるよ なつかしい 東京へ 大阪へ 函館へ 妻という名の港から 遠くはぐれた ネオン舟 星の数より 涙の数が 多い世間に つめたくされりゃ 「戻って来いよ」と やさしいあなたの 声が聞こえる 夜もある 酔いどれの 嘘つきの ろくでなし 浮かれカモメにひきずられ 花の盛りを ネオン舟 十九、はたちの 若い子たちが 「男ぎらい」と あだ名をつける 淋(さび)しい恋なら ひとりでいるほが いっそ気楽と 笑うけど アイちゃんも ヒロちゃんも ケイちゃんも 女ごころのはかなさに 話合わせる ネオン舟 |
花板庖丁ひとつに 生命を賭けて おとこ道頓堀(とんぼり) 板修業 掴むぞきっと 浪速(なにわ)の味を 一人前に なるその日まで 許せおふくろ 親不孝 生活(くらし)が荒れたら 庖丁も荒れる ここが我慢の 正念場 喰道楽(くいどうらく)の 浪速の空に 評判(うわさ)の花を 咲かせるまでは 恋という字は 後まわし 賭けだし三年 脇板五年 夢の花板 まだ遠い 精神(こころ)と技を 磨けと云った 親方さんの 尊い教え 肝(むね)に刻んで 板場道(いたばみち) | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 影山時則 | 伊戸のりお | 庖丁ひとつに 生命を賭けて おとこ道頓堀(とんぼり) 板修業 掴むぞきっと 浪速(なにわ)の味を 一人前に なるその日まで 許せおふくろ 親不孝 生活(くらし)が荒れたら 庖丁も荒れる ここが我慢の 正念場 喰道楽(くいどうらく)の 浪速の空に 評判(うわさ)の花を 咲かせるまでは 恋という字は 後まわし 賭けだし三年 脇板五年 夢の花板 まだ遠い 精神(こころ)と技を 磨けと云った 親方さんの 尊い教え 肝(むね)に刻んで 板場道(いたばみち) |
隼―はやぶさ―風にあおられ へし折れず 針の雨でも はね返す はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 意地をみた こびず 恐れず 我が道を行く 度胸ひとつを 道づれに 明日(あす)の飯など どこにある 捜しゃならない 子の為に はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 情(じょう)をみた 命削って 命を守る たとえ命が 尽きるとも 空と云う名の 荒野には 地図もなければ 駅もない はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 夢をみた つばさ広げて 舞うその姿 生きる男の 夢をみた | 秋岡秀治 | たきのえいじ | 四方章人 | 伊戸のりお | 風にあおられ へし折れず 針の雨でも はね返す はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 意地をみた こびず 恐れず 我が道を行く 度胸ひとつを 道づれに 明日(あす)の飯など どこにある 捜しゃならない 子の為に はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 情(じょう)をみた 命削って 命を守る たとえ命が 尽きるとも 空と云う名の 荒野には 地図もなければ 駅もない はやぶさよ はやぶさよ おまえに男の 夢をみた つばさ広げて 舞うその姿 生きる男の 夢をみた |
飛車角のぼる湯煙 七坂 深山 おまえいなけりゃ 花もない あばれ飛車角 腫れて夫婦駒 浮世いばらの 枡の目に 夢を点して ふたりで超える 酒をあおれば 一升徳利 日暮れ 天童 はなれ茶屋 意地を支えに 夢をつかみとる すまぬ 笹ゆり 辛くても これが男の 一番勝負 ここが出番と 覚悟を決めりゃ 駒が肩寄せ 踊り出す じっとみていろ いいか次の手を 耐えて忍んだ 遠見角 指もしばれる みちのくしぐれ | 秋岡秀治 | たきのえいじ | 叶弦大 | | のぼる湯煙 七坂 深山 おまえいなけりゃ 花もない あばれ飛車角 腫れて夫婦駒 浮世いばらの 枡の目に 夢を点して ふたりで超える 酒をあおれば 一升徳利 日暮れ 天童 はなれ茶屋 意地を支えに 夢をつかみとる すまぬ 笹ゆり 辛くても これが男の 一番勝負 ここが出番と 覚悟を決めりゃ 駒が肩寄せ 踊り出す じっとみていろ いいか次の手を 耐えて忍んだ 遠見角 指もしばれる みちのくしぐれ |
笛吹川死ぬほど憎い この人に 死ぬほど惚れた この身がつらい かくれ湯の郷 わかれ旅… ひとつ蛇目傘に よりそいながら 明日は他人の… 他人の… 笛吹川よ ふたりの恋は 遠花火 燃えても一夜 はかない命 はぐれ蛍は どこへ翔ぶ そっと寝顔を みつめてひとり 枕ぬらした… ぬらした… 笛吹川よ ひと汽車せめて 遅らせて こころの妻と 抱かれていたい いっそ死ねたら 幸せよ… 肩で息する 見送り橋の 雨が泣かせる… 泣かせる… 笛吹川よ | 秋岡秀治 | 水木れいじ | 市川昭介 | | 死ぬほど憎い この人に 死ぬほど惚れた この身がつらい かくれ湯の郷 わかれ旅… ひとつ蛇目傘に よりそいながら 明日は他人の… 他人の… 笛吹川よ ふたりの恋は 遠花火 燃えても一夜 はかない命 はぐれ蛍は どこへ翔ぶ そっと寝顔を みつめてひとり 枕ぬらした… ぬらした… 笛吹川よ ひと汽車せめて 遅らせて こころの妻と 抱かれていたい いっそ死ねたら 幸せよ… 肩で息する 見送り橋の 雨が泣かせる… 泣かせる… 笛吹川よ |
ふたりづれ山の沢水 木の葉をくぐり 忍んで耐えて 流されて いつかは陽もさす 海に出る お前ひとりを 泣かせるものか 惚れて 惚れられて そのままで いいんだよ 涙ふき合う ふたりづれ 浮いて沈んで その底みれば きらめく川の にごり水 冷たく曲がった 噂さえ 笑顔ひとつで 支えてくれた 惚れて 惚れられて ありがとう この命 夢とお前の ためにある 苦労ばかりの その手をさすりゃ ささくれ指の あたたかさ 目と目が互いの 風を読む 遅い春ほど いとしさつのる 惚れて 惚れられて そのままで いいんだよ 生きる倖せ ふたりづれ | 秋岡秀治 | 土田有紀 | 水森英夫 | 前田俊明 | 山の沢水 木の葉をくぐり 忍んで耐えて 流されて いつかは陽もさす 海に出る お前ひとりを 泣かせるものか 惚れて 惚れられて そのままで いいんだよ 涙ふき合う ふたりづれ 浮いて沈んで その底みれば きらめく川の にごり水 冷たく曲がった 噂さえ 笑顔ひとつで 支えてくれた 惚れて 惚れられて ありがとう この命 夢とお前の ためにある 苦労ばかりの その手をさすりゃ ささくれ指の あたたかさ 目と目が互いの 風を読む 遅い春ほど いとしさつのる 惚れて 惚れられて そのままで いいんだよ 生きる倖せ ふたりづれ |
冬酒場声を出さずに 泣きたい夜は ひとり一合 だまって二合 胸の奥まで 流し込みゃ 遠いむかしが 顔を出す なみだ肴に もう一合 男の 冬酒場 誰に気がねも 遠慮もいらぬ ちょこで一杯 コップで二杯 口に馴染んだ 辛口が 甘くしみこむ 故郷(くに)の酒 雪がやむまで もう一杯 男の 冬酒場 人の情けが 身に沁む夜は 冷やで一本 燗酒二本 昨日と明日の 真ん中で いのちしみじみ 温め酒 夢の明かりに もう一本 男の 冬酒場 | 秋岡秀治 | 泊大輝 | 山本陣 | 南郷達也 | 声を出さずに 泣きたい夜は ひとり一合 だまって二合 胸の奥まで 流し込みゃ 遠いむかしが 顔を出す なみだ肴に もう一合 男の 冬酒場 誰に気がねも 遠慮もいらぬ ちょこで一杯 コップで二杯 口に馴染んだ 辛口が 甘くしみこむ 故郷(くに)の酒 雪がやむまで もう一杯 男の 冬酒場 人の情けが 身に沁む夜は 冷やで一本 燗酒二本 昨日と明日の 真ん中で いのちしみじみ 温め酒 夢の明かりに もう一本 男の 冬酒場 |
平成水滸伝勝てば恨みを 背中に背負い 負ければ世間の 嗤(わら)い者 そんな時代に 歯を噛(く)いしばり 生きてゆくのも 人の道 おとこ平成 水滸伝 一度沈んで 初めてわかる 他人のこころの 裏表 遠い故郷の 父母偲び 握る拳に 意地がある 花の平成 水滸伝 急(せ)くなあせるな 迷うな引くな 誠実(まごころ)ひとつが 道しるべ 人の情けに 負(お)ぶさりながら 明日に向かって 突き進む 夢は平成 水滸伝 | 秋岡秀治 | 仁井谷俊也 | 影山時則 | 池多孝春 | 勝てば恨みを 背中に背負い 負ければ世間の 嗤(わら)い者 そんな時代に 歯を噛(く)いしばり 生きてゆくのも 人の道 おとこ平成 水滸伝 一度沈んで 初めてわかる 他人のこころの 裏表 遠い故郷の 父母偲び 握る拳に 意地がある 花の平成 水滸伝 急(せ)くなあせるな 迷うな引くな 誠実(まごころ)ひとつが 道しるべ 人の情けに 負(お)ぶさりながら 明日に向かって 突き進む 夢は平成 水滸伝 |
紅花しぐれわかれ涙を盃に ひと粒おとして あなたに返す これも女の… 女のみれんです… もっと酔わせて 抱きしめて 外はやらずの 紅花しぐれ いくら素肌を かさねても 添えないふたりの 運命(さだめ)が憎い なんでこんなに… こんなに惚れたのか… 夢と知りつつ すがりつく 絹のしとねの 紅花しぐれ 燃えたゆうべの 残り香を 湯舟で流せば 他人に戻る 恋は人世(ひとよ)の… 人世の通り雨… いのち濡らして また泣かす あなたつれない 紅花しぐれ | 秋岡秀治 | 水木れいじ | 市川昭介 | | わかれ涙を盃に ひと粒おとして あなたに返す これも女の… 女のみれんです… もっと酔わせて 抱きしめて 外はやらずの 紅花しぐれ いくら素肌を かさねても 添えないふたりの 運命(さだめ)が憎い なんでこんなに… こんなに惚れたのか… 夢と知りつつ すがりつく 絹のしとねの 紅花しぐれ 燃えたゆうべの 残り香を 湯舟で流せば 他人に戻る 恋は人世(ひとよ)の… 人世の通り雨… いのち濡らして また泣かす あなたつれない 紅花しぐれ |
ほたる雪あなた朝まで 抱いててよ このまま死んでも かまわない ひとつ枕に 身をよせながら 明日は別れる 旅の宿… 窓にしんしん あゝほたる雪 嘘もついたわ 泣きもした 私のあなたに したいから 淡く咲けない 人妻椿 罪な女ね 許してね… 燃えて散れ散れ あゝほたる雪 これが最後の わがままと くちびるかさねて わかれ酒 あなた呼ぶのは 汽笛の音か 夜よこのまま 明けないで… いのち寒々 あゝほたる雪 | 秋岡秀治 | 水木れいじ | 市川昭介 | 南郷達也 | あなた朝まで 抱いててよ このまま死んでも かまわない ひとつ枕に 身をよせながら 明日は別れる 旅の宿… 窓にしんしん あゝほたる雪 嘘もついたわ 泣きもした 私のあなたに したいから 淡く咲けない 人妻椿 罪な女ね 許してね… 燃えて散れ散れ あゝほたる雪 これが最後の わがままと くちびるかさねて わかれ酒 あなた呼ぶのは 汽笛の音か 夜よこのまま 明けないで… いのち寒々 あゝほたる雪 |
ほろ酔い花しあわせなのに 泣けてくる どうかしてます 今夜のお酒 惚れてはじめて 知りました 女ごころの 頼りなさ… ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です アザミの花の あの棘は 理由があるのよ 哀しい理由が きれいばかりじゃ 渡れない 夜風つめたい この憂き世… ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です とりえも何も ないけれど 咲いてみせたい 尽くしてみたい 甘え上手に なれと言う そんな言葉に また涙 ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です | 秋岡秀治 | 水木れいじ | 市川昭介 | 前田俊明 | しあわせなのに 泣けてくる どうかしてます 今夜のお酒 惚れてはじめて 知りました 女ごころの 頼りなさ… ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です アザミの花の あの棘は 理由があるのよ 哀しい理由が きれいばかりじゃ 渡れない 夜風つめたい この憂き世… ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です とりえも何も ないけれど 咲いてみせたい 尽くしてみたい 甘え上手に なれと言う そんな言葉に また涙 ほろ酔い花は あなたが命 あなたが命です |
益荒男生きてゆくのが 死ぬよりつらい 誰にもあるさ そんなとき 俺の背中に 手をまわし 叱ってくれる 母が居た あの故郷に 借りてきた まごころだけが 道づれさ 胸の中まで さらけて見せりゃ 似たような奴が ついてくる 数じゃないんだ 数よりも 大事なものは 真実だ 一人でいいさ この胸を 汲みとる友に 出逢えたら 惚れた女を 裸で守り 世間を敵に まわしても やると決めたら やればよい いのちは愛の ためにある 荒野の涯てに くちるとも 男は悔いを 残さない | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 岡千秋 | | 生きてゆくのが 死ぬよりつらい 誰にもあるさ そんなとき 俺の背中に 手をまわし 叱ってくれる 母が居た あの故郷に 借りてきた まごころだけが 道づれさ 胸の中まで さらけて見せりゃ 似たような奴が ついてくる 数じゃないんだ 数よりも 大事なものは 真実だ 一人でいいさ この胸を 汲みとる友に 出逢えたら 惚れた女を 裸で守り 世間を敵に まわしても やると決めたら やればよい いのちは愛の ためにある 荒野の涯てに くちるとも 男は悔いを 残さない |
水花火どしゃ降りみたいな 滝の音 はじけて飛んで 水花火 水花火 なだめきれない 恋みちづれに 花と咲いても 散るさだめ 越えちゃいけない その先を 越えてせつない 腕の中 障子に映った 山紅葉 あなたの胸で 燃える肌 燃える肌 つるべ落としに 日暮れる秋は なみだ誘って 雨になる 熱い吐息と くちづけが 変わらないでと 祈るだけ 叩かれあふれて 滝の壷 なげきと夢の 水花火 水花火 三日三晩の 宴がすぎりゃ 恋の続きは ありますか 越えちゃいけない その先は 越えてせつない 愛のあと | 秋岡秀治 | 砂川風子 | 水森英夫 | 丸山雅仁 | どしゃ降りみたいな 滝の音 はじけて飛んで 水花火 水花火 なだめきれない 恋みちづれに 花と咲いても 散るさだめ 越えちゃいけない その先を 越えてせつない 腕の中 障子に映った 山紅葉 あなたの胸で 燃える肌 燃える肌 つるべ落としに 日暮れる秋は なみだ誘って 雨になる 熱い吐息と くちづけが 変わらないでと 祈るだけ 叩かれあふれて 滝の壷 なげきと夢の 水花火 水花火 三日三晩の 宴がすぎりゃ 恋の続きは ありますか 越えちゃいけない その先は 越えてせつない 愛のあと |
夫婦花破れ障子に 着たきりすずめ 苦労覚悟の 新所帯 汗と涙で 二十と五年 風が身にしむ 除夜の鐘 頭下がるぜ おまえには 何をやっても 裏目の時は 酒に逃げてた 俺だった 笑顔たやさず 健気に耐える おまえ見るたび 情けなく 陰で詫びてた 月の夜 この世かぎりの 命だけれど こころみちづれ あの世まで 重い荷車 ふたりで押して 越える人生 七曲り いつか咲かそう 夫婦花 | 秋岡秀治 | いではく | 花笠薫 | 南郷達也 | 破れ障子に 着たきりすずめ 苦労覚悟の 新所帯 汗と涙で 二十と五年 風が身にしむ 除夜の鐘 頭下がるぜ おまえには 何をやっても 裏目の時は 酒に逃げてた 俺だった 笑顔たやさず 健気に耐える おまえ見るたび 情けなく 陰で詫びてた 月の夜 この世かぎりの 命だけれど こころみちづれ あの世まで 重い荷車 ふたりで押して 越える人生 七曲り いつか咲かそう 夫婦花 |
雪寺雪寺は 山の懐(ふところ) 閑(しず)やかに 眠る寺 訪れたのは 赤い柿の実 木守(きまも)りひとつ 残る冬 根雪(ねゆき)のような 悲しみに 心凍らせ ただひとり せめて一日 泣きたくて ただ胸の内 聞いて欲しくって… 雪寺は おんな心を 愛おしく 包む寺 両の手合わせ 瞼(まぶた)閉じれば あふれる涙 恋懺悔(こいざんげ) 本当の愛に 気づかずに あなた恨んで 傷つけた 馬鹿なおんなを さらけ出し ただ胸の内 詫(わ)びてみたくって… 雪寺は 山の懐 閑やかに 眠る寺 訪れたのは 赤い柿の実 木守りひとつ 残る冬 | 秋岡秀治 | 原文彦 | 岡千秋 | 南郷達也 | 雪寺は 山の懐(ふところ) 閑(しず)やかに 眠る寺 訪れたのは 赤い柿の実 木守(きまも)りひとつ 残る冬 根雪(ねゆき)のような 悲しみに 心凍らせ ただひとり せめて一日 泣きたくて ただ胸の内 聞いて欲しくって… 雪寺は おんな心を 愛おしく 包む寺 両の手合わせ 瞼(まぶた)閉じれば あふれる涙 恋懺悔(こいざんげ) 本当の愛に 気づかずに あなた恨んで 傷つけた 馬鹿なおんなを さらけ出し ただ胸の内 詫(わ)びてみたくって… 雪寺は 山の懐 閑やかに 眠る寺 訪れたのは 赤い柿の実 木守りひとつ 残る冬 |
夢落葉酒は男の 夢しずく 飲めば体に 沁みわたる 東京下町 駅裏酒場 離ればなれの 俺達ふたり 今は幸せ やれるのに 何処へ行ったか 夢落葉 惚れた女が ひとりいた 北の育ちで 意地っぱり 赤い夕日に 落ち葉が遊ぶ 雨になるなよ 夕暮れ日暮れ 風は冷たく 吹くけれど 一目逢いたい 夢落葉 酒と今夜も ふたりづれ 昔恋しや なつかしや 古い酒場の 赤ちょうちんが おいでおいでと 手まねきしてる 花は枯れても また咲くが 咲けぬ運命(さだめ)の夢落葉 | 秋岡秀治 | 里村龍一 | 岡千秋 | 石倉重信 | 酒は男の 夢しずく 飲めば体に 沁みわたる 東京下町 駅裏酒場 離ればなれの 俺達ふたり 今は幸せ やれるのに 何処へ行ったか 夢落葉 惚れた女が ひとりいた 北の育ちで 意地っぱり 赤い夕日に 落ち葉が遊ぶ 雨になるなよ 夕暮れ日暮れ 風は冷たく 吹くけれど 一目逢いたい 夢落葉 酒と今夜も ふたりづれ 昔恋しや なつかしや 古い酒場の 赤ちょうちんが おいでおいでと 手まねきしてる 花は枯れても また咲くが 咲けぬ運命(さだめ)の夢落葉 |
夢登り人は七つの 迷いを捨てて たった一つに 山をはる 右や左へ ゆれたがる 浮気ごころを おしのけて しょせん男の 人生は ひとりぼっちの 夢登り 楽がしたけりゃ 苦労をなめろ バカをみたけりゃ 楽をしろ ここの道理を 知りながら 生身裂かれりゃ つい弱気 しゃがみこんだら その背を 時は無情に ふみつぶす 勝てば親戚 負ければ他人 それが世間と いうものさ あてにするから 腹が立つ 酒がのみたきゃ 買うてのめ しょせん男の ゆく道は ひとりぼっちの 夢登り | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 野田ひさ志 | | 人は七つの 迷いを捨てて たった一つに 山をはる 右や左へ ゆれたがる 浮気ごころを おしのけて しょせん男の 人生は ひとりぼっちの 夢登り 楽がしたけりゃ 苦労をなめろ バカをみたけりゃ 楽をしろ ここの道理を 知りながら 生身裂かれりゃ つい弱気 しゃがみこんだら その背を 時は無情に ふみつぶす 勝てば親戚 負ければ他人 それが世間と いうものさ あてにするから 腹が立つ 酒がのみたきゃ 買うてのめ しょせん男の ゆく道は ひとりぼっちの 夢登り |
よさ恋夫婦ぶし朱塗(あかい) 盃(さかずき) いっ気にあおる いごっそ気質(かたぎ)の 男ぶり どろめ祭りじゃ 評判の かつお漁師の あんたと生きる 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし 意地も度胸も 男にゃ負けぬ 漁場のうわさは 嘘じゃない 時化が三日も 続いたら 酒とあんたに 抱かれて眠る 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし 沖の黒潮 逆巻く波に かもめが大漁の 旗を振る ゴムの合羽は 伊達じゃない 男まさりは おんなの誇り 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし | 秋岡秀治 | 宮代よしはる | 大坂貞峯 | 南郷達也 | 朱塗(あかい) 盃(さかずき) いっ気にあおる いごっそ気質(かたぎ)の 男ぶり どろめ祭りじゃ 評判の かつお漁師の あんたと生きる 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし 意地も度胸も 男にゃ負けぬ 漁場のうわさは 嘘じゃない 時化が三日も 続いたら 酒とあんたに 抱かれて眠る 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし 沖の黒潮 逆巻く波に かもめが大漁の 旗を振る ゴムの合羽は 伊達じゃない 男まさりは おんなの誇り 土佐のよ~ 土佐のよ~ よさこい よさ恋 夫婦ぶし |
夜の雨二度と戻るなよ もうこの町に ずっと夢見た やすらぎを あいつは くれるはず チラチラと 町灯り 泣いたよに にじんでる 俺なんか 捨てて行け その手を 離すな… 別れを濡らして 夜の雨が降る ずるい男だと もう背を向けろ そんな淋しい 顔するな 笑って 去ってくれ くちなしの 残り香が 胸の奥 締めつける これからは その頬を 涙で 濡らすな… 見送る背中に 夜の雨が降る ふりむけば ヒュルヒュルと ただ風が 行き過ぎる 最後まで 幸せを やれずに ごめんな… 未練を濡らして 夜の雨が降る | 秋岡秀治 | 円香乃 | 岡千秋 | 蔦将包 | 二度と戻るなよ もうこの町に ずっと夢見た やすらぎを あいつは くれるはず チラチラと 町灯り 泣いたよに にじんでる 俺なんか 捨てて行け その手を 離すな… 別れを濡らして 夜の雨が降る ずるい男だと もう背を向けろ そんな淋しい 顔するな 笑って 去ってくれ くちなしの 残り香が 胸の奥 締めつける これからは その頬を 涙で 濡らすな… 見送る背中に 夜の雨が降る ふりむけば ヒュルヒュルと ただ風が 行き過ぎる 最後まで 幸せを やれずに ごめんな… 未練を濡らして 夜の雨が降る |
夜のサングラスきらいな男の 真実よりも 惚れた男の 嘘がいい どの道 この道 女はよわい よわい女の かくれみの 気取る子悪魔 夜のサングラス 乗せられ上手な そぶりをしても 落ちる間ぎわに 目をさます どの道 この道 女はひとり ひとり守った 純情を 隠す湖 夜のサングラス あの花 この花 思えばほろり 義理がじゃまする 恋ばかり どの道 この道 女はみれん みれん涙は 見せないで 粋に別れる 夜のサングラス | 秋岡秀治 | 星野哲郎 | 安藤実親 | 南郷達也 | きらいな男の 真実よりも 惚れた男の 嘘がいい どの道 この道 女はよわい よわい女の かくれみの 気取る子悪魔 夜のサングラス 乗せられ上手な そぶりをしても 落ちる間ぎわに 目をさます どの道 この道 女はひとり ひとり守った 純情を 隠す湖 夜のサングラス あの花 この花 思えばほろり 義理がじゃまする 恋ばかり どの道 この道 女はみれん みれん涙は 見せないで 粋に別れる 夜のサングラス |
路地裏酒場窓のむこうを 電車が通りゃ 揺れて転げた 招き猫 店は狭いが 美人の女将(おかみ) あの手この手と 口説いても 落ちそで落ちない エ… 路地裏酒場 泣いてくれるな 化粧がおちる おちりゃやつれが 目に痛い 聞いてどうなる 世間じゃないが 隣り合ったも 縁だから 一杯呑みなよ エ… 気分も晴れる 知らぬ同士が 肩組み合って 歌を唄って 帰ってく 明日またねと 赤ちょうちんが すこし疲れて 揺れている 今夜もしぐれか エ… 路地裏酒場 | 秋岡秀治 | 吉岡治 | 岡千秋 | 前田俊明 | 窓のむこうを 電車が通りゃ 揺れて転げた 招き猫 店は狭いが 美人の女将(おかみ) あの手この手と 口説いても 落ちそで落ちない エ… 路地裏酒場 泣いてくれるな 化粧がおちる おちりゃやつれが 目に痛い 聞いてどうなる 世間じゃないが 隣り合ったも 縁だから 一杯呑みなよ エ… 気分も晴れる 知らぬ同士が 肩組み合って 歌を唄って 帰ってく 明日またねと 赤ちょうちんが すこし疲れて 揺れている 今夜もしぐれか エ… 路地裏酒場 |