恋花心変わりの あなたの胸に すがりついたら なおさらつらい 恋はひと咲き 短い命 惚れた男に 花と散れ 未練心の ひと枝を 風よ揺らすな 泣かせるな 熱い吐息に 抱きしめられて 咲いた女の 情の蕾 恋はつかのま 儚(はかな)い命 月の出る夜に 花と散れ 今日が最後の ふたりなら せめて別れの 紅化粧 恋の傷あと 涙のあとは 時間(とき)が過ぎれば いつかは消える 恋はひと咲き 短い命 惚れた男に 花と散れ 未練涙を 振り捨てて 生きて行きます 生きて行く | 真木ことみ | 麻こよみ | 水森英夫 | | 心変わりの あなたの胸に すがりついたら なおさらつらい 恋はひと咲き 短い命 惚れた男に 花と散れ 未練心の ひと枝を 風よ揺らすな 泣かせるな 熱い吐息に 抱きしめられて 咲いた女の 情の蕾 恋はつかのま 儚(はかな)い命 月の出る夜に 花と散れ 今日が最後の ふたりなら せめて別れの 紅化粧 恋の傷あと 涙のあとは 時間(とき)が過ぎれば いつかは消える 恋はひと咲き 短い命 惚れた男に 花と散れ 未練涙を 振り捨てて 生きて行きます 生きて行く |
恋日向生きがいなんです あなたの笑顔 いつでもあなたを 見てるのよ だからお願い 泣かせはしないと 約束してよ その指で あなたと探す 恋日向 あなたの明日が わたしの希望 誰より尽くして あげたいの だからお願い 気のきく女(やつ)だと 優しくほめて もらいたい あなたと歩く 恋日向 積み木を重ねて 積みあげたいの あなたとわたしの この愛を だからお願い いつでも大事に 心に置いて ほしいのよ あなたと生きる 恋日向 | 真木ことみ | 原文彦 | 叶弦大 | 前田俊明 | 生きがいなんです あなたの笑顔 いつでもあなたを 見てるのよ だからお願い 泣かせはしないと 約束してよ その指で あなたと探す 恋日向 あなたの明日が わたしの希望 誰より尽くして あげたいの だからお願い 気のきく女(やつ)だと 優しくほめて もらいたい あなたと歩く 恋日向 積み木を重ねて 積みあげたいの あなたとわたしの この愛を だからお願い いつでも大事に 心に置いて ほしいのよ あなたと生きる 恋日向 |
恋文川紙の舟には 櫂(かい)はない 流れまかせで 梶(かじ)もない そっと浮かべる 短冊に おんなごころを 添えましょう 恋しいあなたの あなたの胸に着け 恋文川は 渓流(たに)をゆく 募る思いを 詩(うた)にして 好きという字で 留めました 逢える明日が 来るならば 恋の蛍が 翔ぶでしょう 笑顔のわたしが わたしが見えますか 恋文川は 里をゆく 一つ二つは 母の子で 七つ八つは 父の子で 愛に背いて 旅立って 二十才(はたち)過ぎたら 帰れない 恋しいあなたの あなたの胸に着け 恋文川は 街をゆく | 真木ことみ | 山田孝雄 | 蔦将包 | 蔦将包 | 紙の舟には 櫂(かい)はない 流れまかせで 梶(かじ)もない そっと浮かべる 短冊に おんなごころを 添えましょう 恋しいあなたの あなたの胸に着け 恋文川は 渓流(たに)をゆく 募る思いを 詩(うた)にして 好きという字で 留めました 逢える明日が 来るならば 恋の蛍が 翔ぶでしょう 笑顔のわたしが わたしが見えますか 恋文川は 里をゆく 一つ二つは 母の子で 七つ八つは 父の子で 愛に背いて 旅立って 二十才(はたち)過ぎたら 帰れない 恋しいあなたの あなたの胸に着け 恋文川は 街をゆく |
恋満月忘れなければ だめですか 追って行くのも 罪ですか 焦がれる想い 断ち切れず 手持ち無沙汰に 紅を引く 抱いて 抱いて 抱いて 私を抱いて 満ちてくるのは 月ばかり 窓辺にささる 海鳴りも やがてあなたの 声になる たった一言 聞きだせば 胸の迷いも 消えるけど 今では それも 無理なこと 問わず語りを するばかり 寒い 寒い 寒い 心が寒い あなた恋しと 胸が哭く 心をゆする 海鳴りが 女ごころを また乱す 辛い 辛い 辛い 心が辛い あなた背中を 向けないで おもいでばかり 巻きつけて ひとり暦を まためくる | 真木ことみ | たきのえいじ | 岡千秋 | 馬飼野俊一 | 忘れなければ だめですか 追って行くのも 罪ですか 焦がれる想い 断ち切れず 手持ち無沙汰に 紅を引く 抱いて 抱いて 抱いて 私を抱いて 満ちてくるのは 月ばかり 窓辺にささる 海鳴りも やがてあなたの 声になる たった一言 聞きだせば 胸の迷いも 消えるけど 今では それも 無理なこと 問わず語りを するばかり 寒い 寒い 寒い 心が寒い あなた恋しと 胸が哭く 心をゆする 海鳴りが 女ごころを また乱す 辛い 辛い 辛い 心が辛い あなた背中を 向けないで おもいでばかり 巻きつけて ひとり暦を まためくる |
心紬ぎ紅(あか)い 古びた 手鏡を 持てば 故郷(ふるさと) 想い出す あの日 寂(さび)しく 暦をめくる 母の姿が 今でも胸に… いつか いつかと 帰れなかった 心に映る あの笑顔 愛は 燃え尽き 夢は枯れ 運命(さだめ) 恨んだ 遠い日々 暗い 夜道を 照らしてくれた 他人(ひと)の情けに 流した涙… 移り 移ろい 季節は廻り 絆を結び 花は咲く 山の 息吹よ せせらぎよ 果つる 命の 儚さよ 強く 生きろと 聞こえた様で 空を仰げば 面影浮かぶ… 生まれ 変わって 逢えると信じ 紬いで灯る 星の糸 | 真木ことみ | 浦千鶴子 | 弦哲也 | 伊戸のりお | 紅(あか)い 古びた 手鏡を 持てば 故郷(ふるさと) 想い出す あの日 寂(さび)しく 暦をめくる 母の姿が 今でも胸に… いつか いつかと 帰れなかった 心に映る あの笑顔 愛は 燃え尽き 夢は枯れ 運命(さだめ) 恨んだ 遠い日々 暗い 夜道を 照らしてくれた 他人(ひと)の情けに 流した涙… 移り 移ろい 季節は廻り 絆を結び 花は咲く 山の 息吹よ せせらぎよ 果つる 命の 儚さよ 強く 生きろと 聞こえた様で 空を仰げば 面影浮かぶ… 生まれ 変わって 逢えると信じ 紬いで灯る 星の糸 |
こころ舟時代遅れで いいのよと 涙うかべて うなずくおまえ 愛だ恋だの がらではないが 命あずける 女はひとり 惚れた 惚れたよ 憂き世の川で 紅い契りの こころ舟 冷えて今夜は 時雨月 春が来るまで 抱かれて眠れ 手酌酒しか 知らない俺が 酒をおまえと ふたりでかわす しみた しみたよ 情けの川で 影を重ねて こころ舟 季節はずれに 咲く花も 花の運命を 一途に生きる 人もうらやむ 倖せなんて 望みませんと 寄り添うおまえ 泣けた 泣けたよ 夢追い川で 明日をたずねて こころ舟 | 真木ことみ | 石原信一 | 水森英夫 | | 時代遅れで いいのよと 涙うかべて うなずくおまえ 愛だ恋だの がらではないが 命あずける 女はひとり 惚れた 惚れたよ 憂き世の川で 紅い契りの こころ舟 冷えて今夜は 時雨月 春が来るまで 抱かれて眠れ 手酌酒しか 知らない俺が 酒をおまえと ふたりでかわす しみた しみたよ 情けの川で 影を重ねて こころ舟 季節はずれに 咲く花も 花の運命を 一途に生きる 人もうらやむ 倖せなんて 望みませんと 寄り添うおまえ 泣けた 泣けたよ 夢追い川で 明日をたずねて こころ舟 |
極楽とんぼどしゃぶり続きの 人生も 青空みえる 時がある あなたの口ぐせ こみあげて 憎めないわと 手酌酒 恋をなくしても 恋をなくしても ふんわり愛につかまって 私 極楽とんぼです お人好し 涙で過去を かぞえても しあわせ増える わけじゃない あなたの想い出 汚したら 生きる灯りも 消えるから 綺麗事(きれいごと)ばかり 綺麗事(きれいごと)ばかり 並べるつもりないけれど 私 極楽とんぼです 泣きません 強がりみせてる 女ほど ほんとは弱虫 ばかですね あなたはどこなの 日暮れ時 心細さに 負けそうで いつか逢えますか いつか逢えますか 陽気に今日もお手拍子 私 極楽とんぼです 歌います | 真木ことみ | 石原信一 | 水森英夫 | | どしゃぶり続きの 人生も 青空みえる 時がある あなたの口ぐせ こみあげて 憎めないわと 手酌酒 恋をなくしても 恋をなくしても ふんわり愛につかまって 私 極楽とんぼです お人好し 涙で過去を かぞえても しあわせ増える わけじゃない あなたの想い出 汚したら 生きる灯りも 消えるから 綺麗事(きれいごと)ばかり 綺麗事(きれいごと)ばかり 並べるつもりないけれど 私 極楽とんぼです 泣きません 強がりみせてる 女ほど ほんとは弱虫 ばかですね あなたはどこなの 日暮れ時 心細さに 負けそうで いつか逢えますか いつか逢えますか 陽気に今日もお手拍子 私 極楽とんぼです 歌います |
酒情歌秋がくるのを 待ちきれず 枝を離れる 春落葉 酔わせてあなた 立てない位 生きているのが 辛い日は 酒が今夜も 心を叱る ほんのはずみと 云うけれど 惚れりゃ女は 命がけ 酔わせてあなた 心も肌も ひとりこの身を 持て余す 風が今夜も 背中を叩く 夢とお酒を ふところに 入れてあなたは かくれんぼ 酔わせてあなた なり振り捨てて すがりつきたい その胸に 雨が今夜も 涙を誘う | 真木ことみ | たきのえいじ | 市川昭介 | 池多孝春 | 秋がくるのを 待ちきれず 枝を離れる 春落葉 酔わせてあなた 立てない位 生きているのが 辛い日は 酒が今夜も 心を叱る ほんのはずみと 云うけれど 惚れりゃ女は 命がけ 酔わせてあなた 心も肌も ひとりこの身を 持て余す 風が今夜も 背中を叩く 夢とお酒を ふところに 入れてあなたは かくれんぼ 酔わせてあなた なり振り捨てて すがりつきたい その胸に 雨が今夜も 涙を誘う |
酒なさけ夢のにがさに 耐えきれず 今夜もお酒に 逃げるひと 身体をこわすわ もうやめて こんな私で 良かったら あなたのささえに なりたいの 酔えば強がり 云うけれど 本当は誰より 淋(さみ)しがり 私に遠慮は いらないわ 明日(あす)が遠くに 見える夜(よ)は 眠ってください 膝まくら 苦労するよと 他人(ひと)はいう 私がいなけりゃ 駄目なのよ 初めて心底 惚れたひと 寒さしのぎの とまり木で いいのよ私は かまわない | 真木ことみ | 仁井谷俊也 | 水森英夫 | 前田俊明 | 夢のにがさに 耐えきれず 今夜もお酒に 逃げるひと 身体をこわすわ もうやめて こんな私で 良かったら あなたのささえに なりたいの 酔えば強がり 云うけれど 本当は誰より 淋(さみ)しがり 私に遠慮は いらないわ 明日(あす)が遠くに 見える夜(よ)は 眠ってください 膝まくら 苦労するよと 他人(ひと)はいう 私がいなけりゃ 駄目なのよ 初めて心底 惚れたひと 寒さしのぎの とまり木で いいのよ私は かまわない |
酒の舟酒よ判るか 淋しさが 判ればあの人 連れてきて 死ぬ程惚れて 何故添えぬ いつも不幸の くじを引く 逢いたいよ 逢いたいよ 逢いたいよ おんな とまり木 酒の舟 もしやあなたと 振り向けば 冷たい夜風が すり抜ける ふたりでいても 寒いのに ましてひとりじゃ 尚(なお)寒い 悲しいよ 悲しいよ 悲しいよ どうか酔わせて 酒の舟 思い断ち切る つもりでも 飲む度 恋しい人になる 情けの沁みた この路地で ひとり未練と さし向かい 逢いたいよ 逢いたいよ 逢いたいよ 外はしぐれて 酒の舟 | 真木ことみ | たきのえいじ | 岡千秋 | | 酒よ判るか 淋しさが 判ればあの人 連れてきて 死ぬ程惚れて 何故添えぬ いつも不幸の くじを引く 逢いたいよ 逢いたいよ 逢いたいよ おんな とまり木 酒の舟 もしやあなたと 振り向けば 冷たい夜風が すり抜ける ふたりでいても 寒いのに ましてひとりじゃ 尚(なお)寒い 悲しいよ 悲しいよ 悲しいよ どうか酔わせて 酒の舟 思い断ち切る つもりでも 飲む度 恋しい人になる 情けの沁みた この路地で ひとり未練と さし向かい 逢いたいよ 逢いたいよ 逢いたいよ 外はしぐれて 酒の舟 |
幸せの地図人はみな 心の中に 幸せの地図を 持っている いつの日か 愛する人に 迷わずめぐり逢うために だからどんなに辛くても 私は泣かない 運命のインクが 涙で消えないように… いつかあなたに たどり着くまで 胸の奥深く 大切にしまってある 幸せの地図 人はみな ひとりで生まれ 幸せを探す 旅に出る 晴れの日も 土砂降りの日も 誰かの傘を借りながら だからどんなに疲れても くじけず歩こう 出逢うべき誰かが 私を待っててくれる… いつか夜空の 星になるまで 胸の奥深く 想い出を刻み込んだ 幸せの地図 だからどんなに辛くても 私は泣かない 運命のインクが 涙で消えないように… いつかあなたに たどり着くまで 胸の奥深く 大切にしまってある 幸せの地図 大切にしまってある 幸せの地図 | 真木ことみ | 伊藤美和 | 小田純平 | 矢田部正 | 人はみな 心の中に 幸せの地図を 持っている いつの日か 愛する人に 迷わずめぐり逢うために だからどんなに辛くても 私は泣かない 運命のインクが 涙で消えないように… いつかあなたに たどり着くまで 胸の奥深く 大切にしまってある 幸せの地図 人はみな ひとりで生まれ 幸せを探す 旅に出る 晴れの日も 土砂降りの日も 誰かの傘を借りながら だからどんなに疲れても くじけず歩こう 出逢うべき誰かが 私を待っててくれる… いつか夜空の 星になるまで 胸の奥深く 想い出を刻み込んだ 幸せの地図 だからどんなに辛くても 私は泣かない 運命のインクが 涙で消えないように… いつかあなたに たどり着くまで 胸の奥深く 大切にしまってある 幸せの地図 大切にしまってある 幸せの地図 |
しあわせ回り道背のびしたって なんにも見えぬ あなたも 夢も しあわせも 寂しいよ 寂しいよ 逢うは別れと 云うけれど 貸してください その肩を 小雨 路地裏 しあわせ回り道 いつも私の 手を引きながら 離しちゃだめと 云った人 切ないよ 切ないよ どこにあなたは かくれんぼ 雨が骨身に 沁みる日は 傘も重たい しあわせ回り道 弱音吐いても 愚痴ってみても 叱ってくれる 人もない 逢いたいよ 逢いたいよ 夜の長さの 憎らしさ 寝ても背中に すきま風 明日はいつくる しあわせ回り道 | 真木ことみ | たきのえいじ | 岡千秋 | 前田俊明 | 背のびしたって なんにも見えぬ あなたも 夢も しあわせも 寂しいよ 寂しいよ 逢うは別れと 云うけれど 貸してください その肩を 小雨 路地裏 しあわせ回り道 いつも私の 手を引きながら 離しちゃだめと 云った人 切ないよ 切ないよ どこにあなたは かくれんぼ 雨が骨身に 沁みる日は 傘も重たい しあわせ回り道 弱音吐いても 愚痴ってみても 叱ってくれる 人もない 逢いたいよ 逢いたいよ 夜の長さの 憎らしさ 寝ても背中に すきま風 明日はいつくる しあわせ回り道 |
終着の宿海峡束風(たばかぜ) 夜どおし哭けば わたしのこころも すすり泣く ここは終着 おんなの宿よ あなた忘れる 旅に来て あなた恋しと 書く手紙 笑ってひとりで 生きられますと だれかにゆずった 恋ひとつ 柳葉魚(ししゃも)かじって つよがりながら ごくりひとくち ながしこむ 北の外れの 流氷酒(こおりざけ) わたしは何処まで ゆくのでしょうか 未練のかばんを みちづれに あれは始発の 上りの汽笛 できることなら あなたへの 汽車に乗りたい 帰りたい | 真木ことみ | 池田充男 | 夏川寿里亜 | 南郷達也 | 海峡束風(たばかぜ) 夜どおし哭けば わたしのこころも すすり泣く ここは終着 おんなの宿よ あなた忘れる 旅に来て あなた恋しと 書く手紙 笑ってひとりで 生きられますと だれかにゆずった 恋ひとつ 柳葉魚(ししゃも)かじって つよがりながら ごくりひとくち ながしこむ 北の外れの 流氷酒(こおりざけ) わたしは何処まで ゆくのでしょうか 未練のかばんを みちづれに あれは始発の 上りの汽笛 できることなら あなたへの 汽車に乗りたい 帰りたい |
白無垢いいね似合うと 涙ぐみ 白無垢見つめて 話す母 ありがとう お母さん 必ずなります しあわせに この白無垢を たたんだ後も 私は 私は あなたの娘 夢を両手に 生きてゆく 私の選んだ あの人と ありがとう この日まで まぶたを閉じれば 写し絵に 幼い頃が また駆け巡る 苦労を 苦労を かけてた頃が たとえ名字は 変わっても 忘れはしません 母ごころ ありがとう お母さん いつでもあなたの 生き方を 見習いながら これから先も 迷わず 迷わず 歩いてゆくわ | 真木ことみ | たきのえいじ | 叶弦大 | 前田俊明 | いいね似合うと 涙ぐみ 白無垢見つめて 話す母 ありがとう お母さん 必ずなります しあわせに この白無垢を たたんだ後も 私は 私は あなたの娘 夢を両手に 生きてゆく 私の選んだ あの人と ありがとう この日まで まぶたを閉じれば 写し絵に 幼い頃が また駆け巡る 苦労を 苦労を かけてた頃が たとえ名字は 変わっても 忘れはしません 母ごころ ありがとう お母さん いつでもあなたの 生き方を 見習いながら これから先も 迷わず 迷わず 歩いてゆくわ |
十年坂別れた頃の あなたの齢に 近づくたびに 身にしみるのよ ひとり寝の 淋しさが 若さにまかせ わがまゝ言った 十年坂は 悔やみ坂 いまはわかるの あなたの信実 独りになって 迎えに来るぜ 信じてくれと あなたは言った その言の 裏にある 男の辛らさ 知らずにいたの 十年坂は 偲び坂 過ぎた月日を 呼んでは泣くのよ せめても夢で 逢えますように 枕を二つ 並べてねるの 訪れて 欲しいのよ 淋しくさせて ごめんと言って 十年坂は 九十九坂 いまのわたしを あなたにあげたい | 真木ことみ | 星野哲郎 | 原譲二 | 南郷達也 | 別れた頃の あなたの齢に 近づくたびに 身にしみるのよ ひとり寝の 淋しさが 若さにまかせ わがまゝ言った 十年坂は 悔やみ坂 いまはわかるの あなたの信実 独りになって 迎えに来るぜ 信じてくれと あなたは言った その言の 裏にある 男の辛らさ 知らずにいたの 十年坂は 偲び坂 過ぎた月日を 呼んでは泣くのよ せめても夢で 逢えますように 枕を二つ 並べてねるの 訪れて 欲しいのよ 淋しくさせて ごめんと言って 十年坂は 九十九坂 いまのわたしを あなたにあげたい |
すずらん食堂すずらん食堂は 踏切のそばで かんかん音聞く めし処 おかみさん 親父さん すこし お話 いいかしら 私はじめて 最果てあたり ひとり旅する おんなです すずらん食堂に あのひとの面影(かげ)を 探せば おどけて 見え隠れ おかみさん 親父さん たしか一昨年(おととし) 秋のころ 海を背にして 三人ならび これが自慢の 写真です すずらん食堂は まごころが沁みる 温かお膳に ついほろり おかみさん 親父さん お酒ひとくち いただくわ いまは逢うこと できない方へ 旅の盃 ささげたい | 真木ことみ | 池田充男 | 徳久広司 | 石倉重信 | すずらん食堂は 踏切のそばで かんかん音聞く めし処 おかみさん 親父さん すこし お話 いいかしら 私はじめて 最果てあたり ひとり旅する おんなです すずらん食堂に あのひとの面影(かげ)を 探せば おどけて 見え隠れ おかみさん 親父さん たしか一昨年(おととし) 秋のころ 海を背にして 三人ならび これが自慢の 写真です すずらん食堂は まごころが沁みる 温かお膳に ついほろり おかみさん 親父さん お酒ひとくち いただくわ いまは逢うこと できない方へ 旅の盃 ささげたい |
たしかなこと雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で 哀しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかないんだろ 時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか 空を見て考えてた 君のために 今何ができるか 忘れないで どんな時も きっとそばにいるから そのために僕らは この場所で 同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ 自分のこと大切にして 誰れかのこと そっと想うみたいに 切ないとき ひとりでいないで 遠く 遠く離れていかないで 疑うより信じていたい たとえ心の傷は消えなくても なくしたもの探しにいこう いつか いつの日か見つかるはず いちばん大切なことは 特別なことではなく ありふれた日々の中で 君を 今の気持ちのまゝで 見つめていること 君にまだ 言葉にして 伝えてないことがあるんだ それは ずっと出会った日から 君を愛しているということ 君は空を見てるか 風の音を聞いてるか もう二度とこゝへは戻れない でもそれを哀しいと 決して思わないで いちばん大切なことは 特別なことではなく ありふれた日々の中で 君を 今の気持ちのまゝで 見つめていること 忘れないで どんな時も きっとそばにいるから そのために僕らは この場所で 同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ どんな時も きっとそばにいるから | 真木ことみ | 小田和正 | 小田和正 | 矢田部正 | 雨上がりの空を見ていた 通り過ぎてゆく人の中で 哀しみは絶えないから 小さな幸せに 気づかないんだろ 時を越えて君を愛せるか ほんとうに君を守れるか 空を見て考えてた 君のために 今何ができるか 忘れないで どんな時も きっとそばにいるから そのために僕らは この場所で 同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ 自分のこと大切にして 誰れかのこと そっと想うみたいに 切ないとき ひとりでいないで 遠く 遠く離れていかないで 疑うより信じていたい たとえ心の傷は消えなくても なくしたもの探しにいこう いつか いつの日か見つかるはず いちばん大切なことは 特別なことではなく ありふれた日々の中で 君を 今の気持ちのまゝで 見つめていること 君にまだ 言葉にして 伝えてないことがあるんだ それは ずっと出会った日から 君を愛しているということ 君は空を見てるか 風の音を聞いてるか もう二度とこゝへは戻れない でもそれを哀しいと 決して思わないで いちばん大切なことは 特別なことではなく ありふれた日々の中で 君を 今の気持ちのまゝで 見つめていること 忘れないで どんな時も きっとそばにいるから そのために僕らは この場所で 同じ風に吹かれて 同じ時を生きてるんだ どんな時も きっとそばにいるから |
旅路川女の旅路は 冬空を 哭きながら あぁ流れゆく 夜汽車に似てる 地図さえ持たず この先を どんな夢見て 何処へゆく 教えてあなた こころ寒すぎる 旅路川 汽笛に振り向く なみだぐせ だめなこと あぁ知りながら もしやと思い 歩いてきたわ 果てしなく たどり着きたい このひとと 倖せ探す 道が遠すぎる 旅路川 小指ではじけば 消えそうな 夢ひとつ あぁ叶わずに 泣かされどうし この世の中で 信じてる あなたひとりじゃ 死なせない 愛しています 命ある限り 旅路川 | 真木ことみ | 里村龍一 | 叶弦大 | 佐伯亮 | 女の旅路は 冬空を 哭きながら あぁ流れゆく 夜汽車に似てる 地図さえ持たず この先を どんな夢見て 何処へゆく 教えてあなた こころ寒すぎる 旅路川 汽笛に振り向く なみだぐせ だめなこと あぁ知りながら もしやと思い 歩いてきたわ 果てしなく たどり着きたい このひとと 倖せ探す 道が遠すぎる 旅路川 小指ではじけば 消えそうな 夢ひとつ あぁ叶わずに 泣かされどうし この世の中で 信じてる あなたひとりじゃ 死なせない 愛しています 命ある限り 旅路川 |
津軽恋女津軽の海よ 竜飛岬は 吹雪に凍えるよ 日毎夜毎 海鳴りばかり 愚図る女の 泣く声か 津軽の女よ 別れうたひとつ くちずさむ にごり酒に想い出浮かべ かじかむこころの 空を見る 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の女よ 枕乱して 引き込む恋女 愛に生きて夢に生きて 白いかげろう 空に舞う 津軽の女よ ねぶた祭りの ゆきずり たわむれか 過ぎた夜の匂いを抱いて 帰れと叫ぶ 岩木川 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の海よ 三味がゆさぶる じょんから聞こえるよ 嘆き唄か 人恋う唄か 胸のすきまに しみてくる 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 | 真木ことみ | 久仁京介 | 大倉百人 | 矢田部正 | 津軽の海よ 竜飛岬は 吹雪に凍えるよ 日毎夜毎 海鳴りばかり 愚図る女の 泣く声か 津軽の女よ 別れうたひとつ くちずさむ にごり酒に想い出浮かべ かじかむこころの 空を見る 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の女よ 枕乱して 引き込む恋女 愛に生きて夢に生きて 白いかげろう 空に舞う 津軽の女よ ねぶた祭りの ゆきずり たわむれか 過ぎた夜の匂いを抱いて 帰れと叫ぶ 岩木川 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 津軽の海よ 三味がゆさぶる じょんから聞こえるよ 嘆き唄か 人恋う唄か 胸のすきまに しみてくる 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの 雪が降るとか こな雪 つぶ雪 わた雪 ざらめ雪 みず雪 かた雪 春待つ氷雪 |
津軽のふるさとりんごのふるさとは 北国の果て うらうらと 山肌に 抱かれて 夢を見た あの頃の想い出 あゝ 今いずこに りんごのふるさとは 北国の果て りんごのふるさとは 雪国の果て 晴れた日は 晴れた日は 船がゆく 日本海 海のいろは 碧く あゝ 夢は遠く りんごのふるさとは 雪国の果て あゝ 津軽の海よ山よ いつの日もなつかし 津軽のふるさと | 真木ことみ | 米山正夫 | 米山正夫 | 矢田部正 | りんごのふるさとは 北国の果て うらうらと 山肌に 抱かれて 夢を見た あの頃の想い出 あゝ 今いずこに りんごのふるさとは 北国の果て りんごのふるさとは 雪国の果て 晴れた日は 晴れた日は 船がゆく 日本海 海のいろは 碧く あゝ 夢は遠く りんごのふるさとは 雪国の果て あゝ 津軽の海よ山よ いつの日もなつかし 津軽のふるさと |
石蕗の花葉陰にそっと 身を寄せて 咲いて淋しい 花ひとつ 人に言えない 恋をして 今日もあなたを 待ちわびる いいの時々 逢えたらいいの 露地に咲きます 石蕗(つわぶき)の花 迷惑だけは かけないと 決めていました はじめから つらい思いを させるねと 言ったあなたを 信じたい いいの嘘なら 嘘でもいいの 雨に濡れます 石蕗の花 あなたの腕の あたたかさ 逢えば十日は 生きられる 女 人並 幸せの 夢は見ません もう二度と いいの時々 逢えたらいいの 恋に咲きます 石蕗の花 | 真木ことみ | 麻こよみ | 水森英夫 | 前田俊明 | 葉陰にそっと 身を寄せて 咲いて淋しい 花ひとつ 人に言えない 恋をして 今日もあなたを 待ちわびる いいの時々 逢えたらいいの 露地に咲きます 石蕗(つわぶき)の花 迷惑だけは かけないと 決めていました はじめから つらい思いを させるねと 言ったあなたを 信じたい いいの嘘なら 嘘でもいいの 雨に濡れます 石蕗の花 あなたの腕の あたたかさ 逢えば十日は 生きられる 女 人並 幸せの 夢は見ません もう二度と いいの時々 逢えたらいいの 恋に咲きます 石蕗の花 |
天の糸天の糸です こぬか雨 今夜はやけに まとわりついて あんな男は 別れなさいな 言って聞かせてくれるけど あゝ女心は あゝ怖いもの 鬼と仏の仮住まい 鬼があばれて 仏がさとす 胸に絡まる みだれ糸 ハァ… 切れて別れて 巡り合う しょせん運命(さだめ)の あやつり人形 死んでもいいと 思った人と 死ねる女は幸せさ あゝ女心は あゝ怖いもの 鬼も仏も歯が立たぬ 別れの糸を 噛み切る夜更け 肩にふるふる 針の雨 ハァ… あゝ女心は あゝ怖いもの 鬼と仏を抱きしめて 堕(お)ちる覚悟で 見上げた空の 雨を呑み込む 夜明け前 ハァ… | 真木ことみ | 朝比奈京仔 | 弦哲也 | 猪俣義周 | 天の糸です こぬか雨 今夜はやけに まとわりついて あんな男は 別れなさいな 言って聞かせてくれるけど あゝ女心は あゝ怖いもの 鬼と仏の仮住まい 鬼があばれて 仏がさとす 胸に絡まる みだれ糸 ハァ… 切れて別れて 巡り合う しょせん運命(さだめ)の あやつり人形 死んでもいいと 思った人と 死ねる女は幸せさ あゝ女心は あゝ怖いもの 鬼も仏も歯が立たぬ 別れの糸を 噛み切る夜更け 肩にふるふる 針の雨 ハァ… あゝ女心は あゝ怖いもの 鬼と仏を抱きしめて 堕(お)ちる覚悟で 見上げた空の 雨を呑み込む 夜明け前 ハァ… |
東京しぐれおまえ残して 三十路で逝った おふくろさんの心残りは 俺が果たすと決めたのさ 小窓をたたく 東京しぐれ その瞳(め)の中に あゝ からだの中に 面影宿した いちず花 白く咲くのも ためらうように 俯きながら咲く百合の花 恥じらうお前 抱きよせた あの日と同じ 東京しぐれ 今さら惚れて あゝ なおさら惚れて さだめを重ねる いちず花 イヤというのは ただ一度だけ 別れてくれと言われたときよ 俺を見上げる目が潤む 二人を濡らす 東京しぐれ 尽くせる今が あゝ 倖せですと 寄り添い甘える いちず花 | 真木ことみ | 朝比奈京仔 | 徳久広司 | 石倉重信 | おまえ残して 三十路で逝った おふくろさんの心残りは 俺が果たすと決めたのさ 小窓をたたく 東京しぐれ その瞳(め)の中に あゝ からだの中に 面影宿した いちず花 白く咲くのも ためらうように 俯きながら咲く百合の花 恥じらうお前 抱きよせた あの日と同じ 東京しぐれ 今さら惚れて あゝ なおさら惚れて さだめを重ねる いちず花 イヤというのは ただ一度だけ 別れてくれと言われたときよ 俺を見上げる目が潤む 二人を濡らす 東京しぐれ 尽くせる今が あゝ 倖せですと 寄り添い甘える いちず花 |
東京の雪夢を追いかけて 遠い街へ旅立ったあの日 吹雪の中 手を振る姿が今も離れない 話したいことが たくさんできました 東京は桜の花が散るような はかない雪が降ります 伝えたいことが 本当はありました 東京で一緒に暮らしてほしかったと あなたを思うとき やさしくなれる あなたを感じるとき 強くなれる あなたに触れるとき 素直になれる 振り返る想い出は 二人をつないでくれるから 話したいことが たくさんできました 東京で一人きり聞く音楽は 切ないバラードばかりです 訊きたいことが 本当はありました いつの日かまた となりにいてもいいですか あなたを決して 見失わない あなたを絶対に 泣かせたりしない あなたを何処までも 信じてるから あなたを抱きしめるとき 私は私になれるから | 真木ことみ | 浦千鶴子 | NINO | 矢田部正 | 夢を追いかけて 遠い街へ旅立ったあの日 吹雪の中 手を振る姿が今も離れない 話したいことが たくさんできました 東京は桜の花が散るような はかない雪が降ります 伝えたいことが 本当はありました 東京で一緒に暮らしてほしかったと あなたを思うとき やさしくなれる あなたを感じるとき 強くなれる あなたに触れるとき 素直になれる 振り返る想い出は 二人をつないでくれるから 話したいことが たくさんできました 東京で一人きり聞く音楽は 切ないバラードばかりです 訊きたいことが 本当はありました いつの日かまた となりにいてもいいですか あなたを決して 見失わない あなたを絶対に 泣かせたりしない あなたを何処までも 信じてるから あなたを抱きしめるとき 私は私になれるから |
父さんのマフラー父さんの 形見のマフラー そっと首に 巻いてみる 抱きしめられた 思い出と 優しい笑顔が 目に浮かぶ 時にはけんかも したけれど 大好きでした お父さん 働いて 育ててくれた 夜もろくに 眠らずに お返し何も できなくて この胸チクチク 痛みます も一度娘に なれたなら 今度はしたい 親孝行 父さんの 形見のマフラー そっと頬に 当ててみる 慣れない手つき 髪洗う ちいさなお風呂場 よみがえる 素直な娘じゃ ないけれど 大好きでした お父さん | 真木ことみ | 浅木しゅん | 叶弦大 | 前田俊明 | 父さんの 形見のマフラー そっと首に 巻いてみる 抱きしめられた 思い出と 優しい笑顔が 目に浮かぶ 時にはけんかも したけれど 大好きでした お父さん 働いて 育ててくれた 夜もろくに 眠らずに お返し何も できなくて この胸チクチク 痛みます も一度娘に なれたなら 今度はしたい 親孝行 父さんの 形見のマフラー そっと頬に 当ててみる 慣れない手つき 髪洗う ちいさなお風呂場 よみがえる 素直な娘じゃ ないけれど 大好きでした お父さん |
ナイト・フライト夜のフライトに一人乗り込む 慣れたふうに重いバッグ抱えて 少し疲れたの なんだか眠いの まぶた閉じて人の気配さえぎる 愛することは孤独と同じ だから私は自由を選んだ 何も悔やんでないから そうよ 迷ってないから 淋しさなんかは感じない 何も悔やんでないのに そうよ 迷ってないのに 二度とは会えないあなたを 時々恋しくなるのはなぜ 夜のフライトの狭い窓際 私に似た女(ひと)がそっと座るの 遠いぬくもりを教えるように 足元には街の灯り散らばる 愛するほどに傷ついてゆく そんな人生 終わりにしただけ 何も求めてないのは そうよ 憎んでないのは 時間が強さをくれたから 何も求めてないけど そうよ 憎んでないけど その手を放しちゃダメだと あの日の私が叫んでいる 夜のフライトに一人乗り込む 帰る場所は 愛とは違う孤独 | 真木ことみ | 及川眠子 | 坂本洋 | 矢田部正 | 夜のフライトに一人乗り込む 慣れたふうに重いバッグ抱えて 少し疲れたの なんだか眠いの まぶた閉じて人の気配さえぎる 愛することは孤独と同じ だから私は自由を選んだ 何も悔やんでないから そうよ 迷ってないから 淋しさなんかは感じない 何も悔やんでないのに そうよ 迷ってないのに 二度とは会えないあなたを 時々恋しくなるのはなぜ 夜のフライトの狭い窓際 私に似た女(ひと)がそっと座るの 遠いぬくもりを教えるように 足元には街の灯り散らばる 愛するほどに傷ついてゆく そんな人生 終わりにしただけ 何も求めてないのは そうよ 憎んでないのは 時間が強さをくれたから 何も求めてないけど そうよ 憎んでないけど その手を放しちゃダメだと あの日の私が叫んでいる 夜のフライトに一人乗り込む 帰る場所は 愛とは違う孤独 |
なでしこの花のようになんにも苦労を 知らない他人(ひと)に 女の心が わかるでしょうか 夢の夢だと 笑うけど いいのあなたと 夜風に耐えて 咲いてみせます この恋を なでしこの花のように… 花のように 綺麗に咲いてる その花影で 流した涙は 尊いものよ 母の言葉が 響くよな 小春日和の 夕焼け空よ… 強く生きるね これからも なでしこの花のように… 花のように しあわせ探しの 旅また旅も 想い出ばなしに 出来るでしょうか 我慢くらべの 人生(みち)だって いいのあなたと 一緒にいたい… 明日(あす)も笑顔で ついて行く なでしこの花のように… 花のように | 真木ことみ | 水木れいじ | 叶弦大 | 前田俊明 | なんにも苦労を 知らない他人(ひと)に 女の心が わかるでしょうか 夢の夢だと 笑うけど いいのあなたと 夜風に耐えて 咲いてみせます この恋を なでしこの花のように… 花のように 綺麗に咲いてる その花影で 流した涙は 尊いものよ 母の言葉が 響くよな 小春日和の 夕焼け空よ… 強く生きるね これからも なでしこの花のように… 花のように しあわせ探しの 旅また旅も 想い出ばなしに 出来るでしょうか 我慢くらべの 人生(みち)だって いいのあなたと 一緒にいたい… 明日(あす)も笑顔で ついて行く なでしこの花のように… 花のように |
虹海どれほど 哀しみの涙をながしたら この海よりも 深い愛をもてるのだろう 砂に描いた 夢の言葉は くりかえす波に 静かに消えてくけど 信じてみよう 笑ってみよう 諦めを知らない 勇気抱きしめて こぼした涙は いつか誰かを 支える 強さにかわるから どれだけ 苦しんだ心に向き合えば この空のように 広い愛がもてるのだろう 星が降る夜 独り泣いた日 何度も傷ついて 祈ることに疲れても 信じていこう 笑っていこう まだ見たことない 栄光(あした)へ駆け出そう 負けない心は いつか誰かを 守れる チカラになれるから 信じてみよう 笑ってみよう 諦めを知らない 勇気抱きしめて こぼした涙は いつか誰かを 支える 強さにかわるから | 真木ことみ | 浦千鶴子 | NINO | 矢田部正 | どれほど 哀しみの涙をながしたら この海よりも 深い愛をもてるのだろう 砂に描いた 夢の言葉は くりかえす波に 静かに消えてくけど 信じてみよう 笑ってみよう 諦めを知らない 勇気抱きしめて こぼした涙は いつか誰かを 支える 強さにかわるから どれだけ 苦しんだ心に向き合えば この空のように 広い愛がもてるのだろう 星が降る夜 独り泣いた日 何度も傷ついて 祈ることに疲れても 信じていこう 笑っていこう まだ見たことない 栄光(あした)へ駆け出そう 負けない心は いつか誰かを 守れる チカラになれるから 信じてみよう 笑ってみよう 諦めを知らない 勇気抱きしめて こぼした涙は いつか誰かを 支える 強さにかわるから |
涙はきれいな花になる山を越えれば またひとつ もっと険(けわ)しい 山がある 好きで選んだ 道だから 汗かきべそかき 意地を張る 泣いてもいいよね 女じゃないか 涙はきれいな あゝ花になる 人を押しのけ 歩くより 道をゆずって 会釈(えしゃく)する 交(か)わす笑顔が 好きだから 幸せあぜ道 遠まわり 苦労もいいよね 女じゃないか 涙はきれいな あゝ花になる 心あげます あなたなら 親に貰(もら)った 宝物 命ひとつに 恋ひとつ 明日(あした)を信じて ことみ節 泣いてもいいよね 女じゃないか 涙はきれいな あゝ花になる | 真木ことみ | 山田孝雄 | 市川昭介 | | 山を越えれば またひとつ もっと険(けわ)しい 山がある 好きで選んだ 道だから 汗かきべそかき 意地を張る 泣いてもいいよね 女じゃないか 涙はきれいな あゝ花になる 人を押しのけ 歩くより 道をゆずって 会釈(えしゃく)する 交(か)わす笑顔が 好きだから 幸せあぜ道 遠まわり 苦労もいいよね 女じゃないか 涙はきれいな あゝ花になる 心あげます あなたなら 親に貰(もら)った 宝物 命ひとつに 恋ひとつ 明日(あした)を信じて ことみ節 泣いてもいいよね 女じゃないか 涙はきれいな あゝ花になる |
眠る貝殻私は砂に眠る貝殻 今夜も月の陰に隠れて 女がひとり 裸足でひとり 彷徨う姿 ひそかに見つめてる 私は波に揺れる貝殻 悲しみだけを素肌にまとい 女がひとり うつむきながら 破れた恋の記憶を捨てにくる だけど止めないで 命の瞬(またた)きを ほのかな光が胸にあるのなら あなたは愛に迷う抜け殻 幸せになるための抜け殻 私は幻(ゆめ)に浮かぶ貝殻 今夜も碧(あお)い風に誘われ 女がひとり はるかな沖へ 小瓶に詰めた涙を流してる だけど捨てないで 希望の切れ端を 戻れはしないと知っているのなら あなたは傷を負った抜け殻 幸せになるための抜け殻 私は海で死んだ貝殻 私のように どうかならないで | 真木ことみ | 及川眠子 | 坂本洋 | 矢田部正 | 私は砂に眠る貝殻 今夜も月の陰に隠れて 女がひとり 裸足でひとり 彷徨う姿 ひそかに見つめてる 私は波に揺れる貝殻 悲しみだけを素肌にまとい 女がひとり うつむきながら 破れた恋の記憶を捨てにくる だけど止めないで 命の瞬(またた)きを ほのかな光が胸にあるのなら あなたは愛に迷う抜け殻 幸せになるための抜け殻 私は幻(ゆめ)に浮かぶ貝殻 今夜も碧(あお)い風に誘われ 女がひとり はるかな沖へ 小瓶に詰めた涙を流してる だけど捨てないで 希望の切れ端を 戻れはしないと知っているのなら あなたは傷を負った抜け殻 幸せになるための抜け殻 私は海で死んだ貝殻 私のように どうかならないで |
橋夢であなたの 手枕を 借りて眠った 春や秋 今じゃ笑って 云えるけど ふたり隔てた 心の橋を 渡ることさえ出来もせず 泣いて焦がれた 五百日 二度も三度も あきらめて 添えて嬉しい はなれ茶屋 口に運んだ 熱燗が 女ごころを 又かり立てる 抱いてください おもいきり 今日の日付が 変わる間に どうかあなたの 身の回り 世話を焼かせて この先も 燃えるくちびる この素肌 ふたり結んだ 心の橋を 越えりゃ向こうに 明日がある 連れて行ってよ 抱いたまま | 真木ことみ | たきのえいじ | 猪俣公章 | | 夢であなたの 手枕を 借りて眠った 春や秋 今じゃ笑って 云えるけど ふたり隔てた 心の橋を 渡ることさえ出来もせず 泣いて焦がれた 五百日 二度も三度も あきらめて 添えて嬉しい はなれ茶屋 口に運んだ 熱燗が 女ごころを 又かり立てる 抱いてください おもいきり 今日の日付が 変わる間に どうかあなたの 身の回り 世話を焼かせて この先も 燃えるくちびる この素肌 ふたり結んだ 心の橋を 越えりゃ向こうに 明日がある 連れて行ってよ 抱いたまま |
花ふたつ荒野(あれの)に咲いてる 花もある 路地に咲いてる 花もある あなたの心に 住んでるひとは あのひとでしょうか わたしでしょうか 信じているから つらいのよ どちらかひとりに 決めてくださいな…あなた あきらめきれない 恋もある 忘れきれない 恋もある 幸せ色した 蕾(つぼ)みの花を 育ててゆきたい あなたとふたり 遠くへ離れて 行かないで 一緒に来いよと 言ってくださいな…あなた 真冬にほころぶ 花もある 春にほほえむ 花もある 宿命(さだめ)にゆれてる ふたつの花が どちらか散るのは 悲しいけれど おんなの生命(いのち)を 賭けたから 私の行(ゆ)く道 決めてくださいな…あなた | 真木ことみ | 仁井谷俊也 | 叶弦大 | 佐伯亮 | 荒野(あれの)に咲いてる 花もある 路地に咲いてる 花もある あなたの心に 住んでるひとは あのひとでしょうか わたしでしょうか 信じているから つらいのよ どちらかひとりに 決めてくださいな…あなた あきらめきれない 恋もある 忘れきれない 恋もある 幸せ色した 蕾(つぼ)みの花を 育ててゆきたい あなたとふたり 遠くへ離れて 行かないで 一緒に来いよと 言ってくださいな…あなた 真冬にほころぶ 花もある 春にほほえむ 花もある 宿命(さだめ)にゆれてる ふたつの花が どちらか散るのは 悲しいけれど おんなの生命(いのち)を 賭けたから 私の行(ゆ)く道 決めてくださいな…あなた |
母の暦庭先で 水差しながら 微笑むやさしい 母の顔 肩の荷おろし する暇もなく 生きてきたのね この日まで 暦に刻んだ あなたの人生 私に見えます 窓越しに いつまでも 気がかりなのね 幾つになっても 子は子供 何もお返し 出来ないけれど せめて云わせて ありがとう 暦に刻んだ あなたの足跡 私の心の たからもの しあわせは 急がばまわれ 遅れてくる程 味がある 母のくちぐせ 聞く度思う 十九 二十歳の 若い頃 暦に刻んだ あなたの人生 今では私の道しるべ | 真木ことみ | たきのえいじ | 叶弦大 | 前田俊明 | 庭先で 水差しながら 微笑むやさしい 母の顔 肩の荷おろし する暇もなく 生きてきたのね この日まで 暦に刻んだ あなたの人生 私に見えます 窓越しに いつまでも 気がかりなのね 幾つになっても 子は子供 何もお返し 出来ないけれど せめて云わせて ありがとう 暦に刻んだ あなたの足跡 私の心の たからもの しあわせは 急がばまわれ 遅れてくる程 味がある 母のくちぐせ 聞く度思う 十九 二十歳の 若い頃 暦に刻んだ あなたの人生 今では私の道しるべ |
春灯り倖せつかむには 小さな手のひらに あなたくちづけて 灯りをくれた人 どうか叱ってよ 臆病者めと 名も知らぬ花にさえ 巡る春の夜に 爪噛む指先に からめた赤い糸 うまくつなげない 涙が邪魔をして どうか抱きしめて ひとりじゃないよと 肌染めておぼろ月 かすむ春の夜に 石ころ憂(う)き世道 明日は忍び坂 俺が道連れと 手をさし伸べる人 どうかさらってよ 命の果てまで 故郷の子守歌 浮かぶ春の夜に | 真木ことみ | 石原信一 | 九条遥 | | 倖せつかむには 小さな手のひらに あなたくちづけて 灯りをくれた人 どうか叱ってよ 臆病者めと 名も知らぬ花にさえ 巡る春の夜に 爪噛む指先に からめた赤い糸 うまくつなげない 涙が邪魔をして どうか抱きしめて ひとりじゃないよと 肌染めておぼろ月 かすむ春の夜に 石ころ憂(う)き世道 明日は忍び坂 俺が道連れと 手をさし伸べる人 どうかさらってよ 命の果てまで 故郷の子守歌 浮かぶ春の夜に |
春時雨雨の水面の 木の葉舟 あれは私 身の上か 浮き沈み 流れゆく 辛い縁の 夢落葉 あなたいつまで かくれんぼ 春が春がそこまで 来てるのに 風に時雨が まじる夜は やめたお酒に 手がのびる 立ち止まる 振り返る いつも心は まよい川 あなた一人に 泣いている 揺れる揺れる灯りも この指も 川は女の うつし絵か 流れ淋しく 身にしみる この命 たどり着く そこはあなたの 胸ですか 夢を一輪 点してる 花が花が散ります 春時雨 | 真木ことみ | 里村龍一 | 叶弦大 | 佐伯涼 | 雨の水面の 木の葉舟 あれは私 身の上か 浮き沈み 流れゆく 辛い縁の 夢落葉 あなたいつまで かくれんぼ 春が春がそこまで 来てるのに 風に時雨が まじる夜は やめたお酒に 手がのびる 立ち止まる 振り返る いつも心は まよい川 あなた一人に 泣いている 揺れる揺れる灯りも この指も 川は女の うつし絵か 流れ淋しく 身にしみる この命 たどり着く そこはあなたの 胸ですか 夢を一輪 点してる 花が花が散ります 春時雨 |
春よ来いあなたと連れ添い 生きてくために そうよ生まれて きたのです 冬の寒さも 世間の木枯(かぜ)も 耐えてゆけます ふたりなら 春よ来い 早く来い 幸せつれて 春よ来い おんなはいつでも 取り越し苦労 それをやさしく 叱るひと 夢は五分咲き これからだけど 通うぬくもり 暖かさ 春よ来い 早く来い 微笑みつれて 春よ来い あなたは私の 陽だまりだから ほかに無いのよ 行き場所は 惚れて嬉しい こころの庭に いつか桜の 花が咲く 春よ来い 早く来い 幸せつれて 春よ来い | 真木ことみ | 仁井谷俊也 | 水森英夫 | 前田俊明 | あなたと連れ添い 生きてくために そうよ生まれて きたのです 冬の寒さも 世間の木枯(かぜ)も 耐えてゆけます ふたりなら 春よ来い 早く来い 幸せつれて 春よ来い おんなはいつでも 取り越し苦労 それをやさしく 叱るひと 夢は五分咲き これからだけど 通うぬくもり 暖かさ 春よ来い 早く来い 微笑みつれて 春よ来い あなたは私の 陽だまりだから ほかに無いのよ 行き場所は 惚れて嬉しい こころの庭に いつか桜の 花が咲く 春よ来い 早く来い 幸せつれて 春よ来い |
一・二・三の人生あかりひとつひとりで 夢を追う ひとりぼっちが 好きになる ふたつふたりで 支え合う 人という字が 読めてくる 夢あかり 恋あかり 心あかり 一(ひい)・二(ふう)・三(みい)の 人生あかり みっつみんなで 歩く時 いつもあの子が びりになる そこで神様 笛を吹く 止まれ全体 まわれ右 人あかり 情あかり 泪あかり 一(ひい)・二(ふう)・三(みい)の 人生あかり 汗は流れて 野に落ちて やがて遠野(とうの)の 花になる 花は恋して 実を抱いて 嫁ぐあなたの ふるさとへ 夢あかり 恋あかり 心あかり 一(ひい)・二(ふう)・三(みい)の 人生あかり | 真木ことみ | 山田孝雄 | 蔦将包 | 蔦将包 | ひとつひとりで 夢を追う ひとりぼっちが 好きになる ふたつふたりで 支え合う 人という字が 読めてくる 夢あかり 恋あかり 心あかり 一(ひい)・二(ふう)・三(みい)の 人生あかり みっつみんなで 歩く時 いつもあの子が びりになる そこで神様 笛を吹く 止まれ全体 まわれ右 人あかり 情あかり 泪あかり 一(ひい)・二(ふう)・三(みい)の 人生あかり 汗は流れて 野に落ちて やがて遠野(とうの)の 花になる 花は恋して 実を抱いて 嫁ぐあなたの ふるさとへ 夢あかり 恋あかり 心あかり 一(ひい)・二(ふう)・三(みい)の 人生あかり |
陽だまり夢にはぐれても 震える花も めぐり逢えたの 幸せに ここが ここが ここがいいのよ 陽だまりみたいな あなたのそばが かわす笑顔の あたたかさ つらい過去を 振り向く癖も 忘れられます 今日からは ここが ここが ここがいいのよ 揺り籠みたいな あなたの胸が ふたり寄り添う 嬉しさよ 肩に冷たい この世の風も 広い背中で 受けとめる ここが ここが ここがいいのよ 陽だまりみたいな あなたのそばが つなぐこの手の あたたかさ | 真木ことみ | 麻こよみ | 四方章人 | 南郷達也 | 夢にはぐれても 震える花も めぐり逢えたの 幸せに ここが ここが ここがいいのよ 陽だまりみたいな あなたのそばが かわす笑顔の あたたかさ つらい過去を 振り向く癖も 忘れられます 今日からは ここが ここが ここがいいのよ 揺り籠みたいな あなたの胸が ふたり寄り添う 嬉しさよ 肩に冷たい この世の風も 広い背中で 受けとめる ここが ここが ここがいいのよ 陽だまりみたいな あなたのそばが つなぐこの手の あたたかさ |
火の河泣きぬれる 恋もせず 道ゆきの 恋もできずに かくした恋が ひとつふたつ おんな三十路(みそじ)の さびしさを だれか解って くれるでしょうか あなたとならば 火の河を 泳ぐさかなに なりましょう この胸に ながれてる 熱い血を そっと抑えて つつましやかに 生きてきたの あなたください ほしいのよ 体半分 わたしのために あなたと越える 火の河は 深いこころの 情け川 冬が明け 春がきた 野も山も さくら色です いまこそすべて わたしのもの おんな一生 身をまかせ どこへ行こうと 定めのままよ あなたとならば 火の河に 命つきても 悔いはない | 真木ことみ | 池田充男 | 岡千秋 | 丸山雅仁 | 泣きぬれる 恋もせず 道ゆきの 恋もできずに かくした恋が ひとつふたつ おんな三十路(みそじ)の さびしさを だれか解って くれるでしょうか あなたとならば 火の河を 泳ぐさかなに なりましょう この胸に ながれてる 熱い血を そっと抑えて つつましやかに 生きてきたの あなたください ほしいのよ 体半分 わたしのために あなたと越える 火の河は 深いこころの 情け川 冬が明け 春がきた 野も山も さくら色です いまこそすべて わたしのもの おんな一生 身をまかせ どこへ行こうと 定めのままよ あなたとならば 火の河に 命つきても 悔いはない |
舟唄お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を 沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝する ダンチョネ 店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル… | 真木ことみ | 阿久悠 | 浜圭介 | 矢田部正 | お酒はぬるめの 燗がいい 肴はあぶった イカでいい 女は無口な ひとがいい 灯りはぼんやり 灯りゃいい しみじみ飲めば しみじみと 想い出だけが 行き過ぎる 涙がポロリと こぼれたら 歌いだすのさ 舟唄を 沖の鴎に深酒させてヨ いとしあの娘とヨ 朝寝する ダンチョネ 店には飾りが ないがいい 窓から港が 見えりゃいい はやりの歌など なくていい 時々霧笛が 鳴ればいい ほろほろ飲めば ほろほろと 心がすすり 泣いている あの頃あの娘を 思ったら 歌いだすのさ 舟唄を ぽつぽつ飲めば ぽつぽつと 未練が胸に 舞い戻る 夜ふけてさびしく なったなら 歌いだすのさ 舟唄を ルルル… |
ふるさと忍冬水いろ手袋 頬寄せて 遠いふるさと しのびます 冬に命の 根を伸ばす 庭に咲いてた 白い花 心こごえて しばれても 母の花です ふるさと忍冬(すいかずら) 不倖に負けず 嘆かずに 強く優しく 生きてゆく いつか一緒に 倖せに 蕾ふくらむ 春を待つ 心こごえて しばれても 命よせあう ふるさと忍冬 「愛の絆」が花言葉 熱いぬくもり 忘れない いつも笑顔で いたならば きっといい日が やってくる 心こごえて しばれても 母の花です ふるさと忍冬 | 真木ことみ | 下地亜記子 | 岩上峰山 | 南郷達也 | 水いろ手袋 頬寄せて 遠いふるさと しのびます 冬に命の 根を伸ばす 庭に咲いてた 白い花 心こごえて しばれても 母の花です ふるさと忍冬(すいかずら) 不倖に負けず 嘆かずに 強く優しく 生きてゆく いつか一緒に 倖せに 蕾ふくらむ 春を待つ 心こごえて しばれても 命よせあう ふるさと忍冬 「愛の絆」が花言葉 熱いぬくもり 忘れない いつも笑顔で いたならば きっといい日が やってくる 心こごえて しばれても 母の花です ふるさと忍冬 |
惚れ化粧男はかもめ すいすい飛んで 女は港 待ってるなんて どこのどなたが きめたことやら あぁ 勝手なものね 彩どりどりの 口紅ならべ 風の音にも 戸を開ける くる こない くる こない あんたひとりが いい人じゃない 憎まれ口を 鏡に投げて 目もとやきもち 惚れ化粧 男は夜明け 夢漕ぎ出して 女は日暮れ 想い出すがる 演歌みたいな 恋は心底 あぁ つかれるものね 仔猫を抱いて 行ったりきたり 柱時計に やつあたり くる こない くる こない 私いつまで いい子でいるの 宵待草(よいまちぐさ)を かんざしにして ひとつため息 惚れ化粧 見上げる空は まんまる月夜 どうか伝えて いじわると くる こない くる こない あんたひとりが いい人じゃない 強がるほどに 淋しさつのり 涙仕上げの 惚れ化粧 | 真木ことみ | 石原信一 | 水森英夫 | 今泉敏郎 | 男はかもめ すいすい飛んで 女は港 待ってるなんて どこのどなたが きめたことやら あぁ 勝手なものね 彩どりどりの 口紅ならべ 風の音にも 戸を開ける くる こない くる こない あんたひとりが いい人じゃない 憎まれ口を 鏡に投げて 目もとやきもち 惚れ化粧 男は夜明け 夢漕ぎ出して 女は日暮れ 想い出すがる 演歌みたいな 恋は心底 あぁ つかれるものね 仔猫を抱いて 行ったりきたり 柱時計に やつあたり くる こない くる こない 私いつまで いい子でいるの 宵待草(よいまちぐさ)を かんざしにして ひとつため息 惚れ化粧 見上げる空は まんまる月夜 どうか伝えて いじわると くる こない くる こない あんたひとりが いい人じゃない 強がるほどに 淋しさつのり 涙仕上げの 惚れ化粧 |
ポプラの並木路青春を刻んだ ポプラの並木路 無邪気な二人をそっと 見守る様に… それぞれの未来(あした)へ 向かう別離(わかれ)の朝 木漏(こも)れ陽(び)に揺れてる ポプラの花を見た あの日最後に 交わした約束は 今はもう 叶える事は 出来ないけれど 許されるなら 時代(とき)を超えて あなたに 逢いに行(ゆ)きたい 騒がしい都会の 孤独に迷い込み 煌(きら)めくネオンに何故か 涙が伝う… 真夜中の画面に 故郷(ふるさと)の景色が 何か言いたそうな ポプラの並木路 帰りたくても 帰れないあの頃 今もまだ あのときめきを 忘れられない 許されるなら 時代を超えて あなたに 逢いに行きたい あの日最後に 交わした約束は 今はもう 叶える事は 出来ないけれど 許されるなら 時代を超えて あなたに 逢いに行きたい | 真木ことみ | 浦千鶴子 | 弦哲也 | 猪俣義周 | 青春を刻んだ ポプラの並木路 無邪気な二人をそっと 見守る様に… それぞれの未来(あした)へ 向かう別離(わかれ)の朝 木漏(こも)れ陽(び)に揺れてる ポプラの花を見た あの日最後に 交わした約束は 今はもう 叶える事は 出来ないけれど 許されるなら 時代(とき)を超えて あなたに 逢いに行(ゆ)きたい 騒がしい都会の 孤独に迷い込み 煌(きら)めくネオンに何故か 涙が伝う… 真夜中の画面に 故郷(ふるさと)の景色が 何か言いたそうな ポプラの並木路 帰りたくても 帰れないあの頃 今もまだ あのときめきを 忘れられない 許されるなら 時代を超えて あなたに 逢いに行きたい あの日最後に 交わした約束は 今はもう 叶える事は 出来ないけれど 許されるなら 時代を超えて あなたに 逢いに行きたい |
まこと酒先の苦労は 覚悟の上と いつも笑って ついてきた すまないね すまないね おまえ すまないね そんな俺にも 明日が見える せめて交わそか まこと酒 他人にゃ判らぬ おまえの良さに 二度も三度も 惚れ直す 忘れない 忘れない おまえ 忘れない 袖で拭った 涙の数は ふたりしみじみ まこと酒 夢の手伝い しているだけと そっと気遣い 酌をする 離さない 離さない おまえ 離さない 軒にこぼれる しあわせ灯り 情通わす まこと酒 | 真木ことみ | たきのえいじ | 水森英夫 | 南郷達也 | 先の苦労は 覚悟の上と いつも笑って ついてきた すまないね すまないね おまえ すまないね そんな俺にも 明日が見える せめて交わそか まこと酒 他人にゃ判らぬ おまえの良さに 二度も三度も 惚れ直す 忘れない 忘れない おまえ 忘れない 袖で拭った 涙の数は ふたりしみじみ まこと酒 夢の手伝い しているだけと そっと気遣い 酌をする 離さない 離さない おまえ 離さない 軒にこぼれる しあわせ灯り 情通わす まこと酒 |
みちゆき川 ~浮き舟~水に泣かされ 浮き舟は やるせなさそに ゆられてゆれて あなた 教えて 行く先を 命かけても 堕ちるばかりの みちゆきに かいがあるやら ないのやら 岸に背を向け 浮き舟は 川になじんで 灯かりをともす 捨てた昔は 忘れろよ 思い出すなと そっと抱かれた この胸に 隠す涙のひとしずく 舟は この世の 果てまでも 命二つを 重ねて乗せて あなた 教えて 幸せを 風に押されて 流れながれる みちゆきを せめて照らして 川蛍 | 真木ことみ | 朝比奈京仔 | 岡千秋 | 丸山雅仁 | 水に泣かされ 浮き舟は やるせなさそに ゆられてゆれて あなた 教えて 行く先を 命かけても 堕ちるばかりの みちゆきに かいがあるやら ないのやら 岸に背を向け 浮き舟は 川になじんで 灯かりをともす 捨てた昔は 忘れろよ 思い出すなと そっと抱かれた この胸に 隠す涙のひとしずく 舟は この世の 果てまでも 命二つを 重ねて乗せて あなた 教えて 幸せを 風に押されて 流れながれる みちゆきを せめて照らして 川蛍 |
無情の雨が降る命を懸けても 悔やまぬ人と 別れるつらさが 分かるでしょうか 女の未練を 濡らすよに あぁ無情 無情な雨が降る せめても一度 あなたに逢えて 涙をふきとる 明日(あした)が欲しい やさしい目をして 私を見つめ 幸せ探せと 背中を向けた あなたの他(ほか)には 愛せない あぁ無情 無情な雨が降る 傘も差さずに あなたを追えば 夜ふけににじんだ 裏町灯り ぬかるみ道でも 嵐が来ても 歩いて行けたわ 二人でならば 消しても消せない 面影に あぁ無情 無情な雨が降る たとえはかない 夢でもいいの すがって待ちたい 女の春を | 真木ことみ | かず翼 | 叶弦大 | 前田俊明 | 命を懸けても 悔やまぬ人と 別れるつらさが 分かるでしょうか 女の未練を 濡らすよに あぁ無情 無情な雨が降る せめても一度 あなたに逢えて 涙をふきとる 明日(あした)が欲しい やさしい目をして 私を見つめ 幸せ探せと 背中を向けた あなたの他(ほか)には 愛せない あぁ無情 無情な雨が降る 傘も差さずに あなたを追えば 夜ふけににじんだ 裏町灯り ぬかるみ道でも 嵐が来ても 歩いて行けたわ 二人でならば 消しても消せない 面影に あぁ無情 無情な雨が降る たとえはかない 夢でもいいの すがって待ちたい 女の春を |
もどり舟せせらぎに舞い落ちる 枯れ葉のように この手から消えてゆく いのちの恋よ いいの…いいのよ… わたしなら ひとりの暮らしが 似合っているの あなたさようなら わたし…もどり舟 あなたには明日(あす)がある 大きな夢が 泣かないで身をひくわ 悲しいけれど いいの…いいのよ… なぐさめは 運命(さだめ)と思えば つらくはないの 逢えてよかったわ わたし…もどり舟 故郷(ふるさと)のあの川が わたしを呼ぶの 懐かしい母の笑顔(かお) 瞼にうかぶ いいの…いいのよ… あしたから 想い出抱きしめ 生きてくつもり あなた幸せに わたし…もどり舟 | 真木ことみ | 仁井谷俊也 | 叶弦大 | 佐伯亮 | せせらぎに舞い落ちる 枯れ葉のように この手から消えてゆく いのちの恋よ いいの…いいのよ… わたしなら ひとりの暮らしが 似合っているの あなたさようなら わたし…もどり舟 あなたには明日(あす)がある 大きな夢が 泣かないで身をひくわ 悲しいけれど いいの…いいのよ… なぐさめは 運命(さだめ)と思えば つらくはないの 逢えてよかったわ わたし…もどり舟 故郷(ふるさと)のあの川が わたしを呼ぶの 懐かしい母の笑顔(かお) 瞼にうかぶ いいの…いいのよ… あしたから 想い出抱きしめ 生きてくつもり あなた幸せに わたし…もどり舟 |
桃色吐息咲かせて 咲かせて 桃色吐息 あなたに 抱かれて こぼれる華になる 海の色に染まる ギリシャのワイン 抱かれるたび 素肌 夕焼けになる ふたりして夜に こぎ出すけれど 誰も愛の国を 見たことがない さびしいものは あなたの言葉 異国のひびきに似て 不思議 金色 銀色 桃色吐息 きれいと 言われる 時は短すぎて 明り採りの窓に 月は欠けてく 女たちはそっと ジュモンをかける 愛が遠くへと 行かないように きらびやかな夢で 縛りつけたい さよならよりも せつないものは あなたのやさしさ なぜ? 不思議 金色 銀色 桃色吐息 きれいと 言われる 時は短すぎて 咲かせて 咲かせて 桃色吐息 あなたに 抱かれて こぼれる華になる | 真木ことみ | 康珍化 | 佐藤隆 | 矢田部正 | 咲かせて 咲かせて 桃色吐息 あなたに 抱かれて こぼれる華になる 海の色に染まる ギリシャのワイン 抱かれるたび 素肌 夕焼けになる ふたりして夜に こぎ出すけれど 誰も愛の国を 見たことがない さびしいものは あなたの言葉 異国のひびきに似て 不思議 金色 銀色 桃色吐息 きれいと 言われる 時は短すぎて 明り採りの窓に 月は欠けてく 女たちはそっと ジュモンをかける 愛が遠くへと 行かないように きらびやかな夢で 縛りつけたい さよならよりも せつないものは あなたのやさしさ なぜ? 不思議 金色 銀色 桃色吐息 きれいと 言われる 時は短すぎて 咲かせて 咲かせて 桃色吐息 あなたに 抱かれて こぼれる華になる |
雪の華なんで女に 生まれたか 泣くことばかり 多すぎる 終わった恋の 抜け殻を 捨てに来ました 日本海 海にチラチラ 降っては消える 恋は悲しい 雪の華 今も二人は 続いてた あなたの嘘が 許せたら 海鳥一羽 波の上 寒さこらえて 誰を待つ 抱かれていても 淋しいなんて 恋はせつない 雪の華 未練心の 重たさに 思わず砂に 膝をつく あなたともしも 逢えるなら くれてやります この命 うなじに髪に 降っては消える 恋は儚い 雪の華 | 真木ことみ | 麻こよみ | 徳久広司 | 丸山雅仁 | なんで女に 生まれたか 泣くことばかり 多すぎる 終わった恋の 抜け殻を 捨てに来ました 日本海 海にチラチラ 降っては消える 恋は悲しい 雪の華 今も二人は 続いてた あなたの嘘が 許せたら 海鳥一羽 波の上 寒さこらえて 誰を待つ 抱かれていても 淋しいなんて 恋はせつない 雪の華 未練心の 重たさに 思わず砂に 膝をつく あなたともしも 逢えるなら くれてやります この命 うなじに髪に 降っては消える 恋は儚い 雪の華 |
夢づくししあわせ一番 生きてることよ ましてあなたと 一緒なら 情けを拾って 情けを返す 浮世の底の 暖かさ そうよこれから これからは あなたと人生 夢づくし 遅れた縁ほど きずなも固い 同じ風吹く この人と 相惚れ酒なら 苦労を飛ばす あなたの側が 道しるべ そうよこれから これからは あなたと人生 夢づくし あなたの支えが 力となって 弾み車も廻るのよ 明日へあと押し 灯りも見える 命を飾る その日まで そうよこれから これからは あなたと人生 夢づくし | 真木ことみ | 坂口照幸 | 岡千秋 | | しあわせ一番 生きてることよ ましてあなたと 一緒なら 情けを拾って 情けを返す 浮世の底の 暖かさ そうよこれから これからは あなたと人生 夢づくし 遅れた縁ほど きずなも固い 同じ風吹く この人と 相惚れ酒なら 苦労を飛ばす あなたの側が 道しるべ そうよこれから これからは あなたと人生 夢づくし あなたの支えが 力となって 弾み車も廻るのよ 明日へあと押し 灯りも見える 命を飾る その日まで そうよこれから これからは あなたと人生 夢づくし |
凛と咲く素顔のままが 好きだよと 優しくあなたは 頬寄せた 棘(とげ)がこころに 刺さるほど 激しく強く 抱きしめて 傷つくことなど 怖くない 女はひとすじ 女はひとすじ 凛(りん)と咲く 北へと帰る 海鳥よ 迷いを知らない いじらしさ 覚悟決めてる 恋だから 何があっても 離れない 世間の風にも 嵐にも 負けずに明日へ 負けずに明日へ 凛と咲く 凍える夜は そばにいて ふたりの絆を 感じたい いのち預けて くれるなら 私の愛で 守り抜く 幸せその手に あげたくて あなたの隣で あなたの隣で 凛と咲く | 真木ことみ | 伊藤美和 | 小田純平 | 前田俊明 | 素顔のままが 好きだよと 優しくあなたは 頬寄せた 棘(とげ)がこころに 刺さるほど 激しく強く 抱きしめて 傷つくことなど 怖くない 女はひとすじ 女はひとすじ 凛(りん)と咲く 北へと帰る 海鳥よ 迷いを知らない いじらしさ 覚悟決めてる 恋だから 何があっても 離れない 世間の風にも 嵐にも 負けずに明日へ 負けずに明日へ 凛と咲く 凍える夜は そばにいて ふたりの絆を 感じたい いのち預けて くれるなら 私の愛で 守り抜く 幸せその手に あげたくて あなたの隣で あなたの隣で 凛と咲く |
吾亦紅マッチを擦れば おろしが吹いて 線香がやけに つき難(にく)い さらさら揺れる 吾亦紅 ふと あなたの 吐息のようで… 盆の休みに 帰れなかった 俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか あなたに あなたに 謝りたくて 仕事に名を借りた ご無沙汰 あなたに あなたに 謝りたくて 山裾の秋 ひとり逢いに来た ただ あなたに 謝りたくて 小さな町に 嫁いで生きて ここしか知らない 人だった… それでも母を 生き切った 俺、あなたが 羨ましいよ… 今はいとこが 住んでる家に 昔みたいに 灯りがともる あなたは あなたは 家族も遠く 気強く寂しさを 堪えた あなたの あなたの 見せない疵(きず)が 身に沁みて行く やっと手が届く ばか野郎と なじってくれよ 親のことなど 気遣う暇に 後で恥じない 自分を生きろ あなたの あなたの 形見の言葉 守れた試しさえ ないけど あなたに あなたに 威張ってみたい 来月で俺 離婚するんだよ そう、はじめて 自分を生きる あなたに あなたに 見ていて欲しい 髪に白髪が 混じり始めても 俺、死ぬまで あなたの子供… | 真木ことみ | ちあき哲也 | 杉本眞人 | 矢田部正 | マッチを擦れば おろしが吹いて 線香がやけに つき難(にく)い さらさら揺れる 吾亦紅 ふと あなたの 吐息のようで… 盆の休みに 帰れなかった 俺の杜撰(ずさん)さ 嘆いているか あなたに あなたに 謝りたくて 仕事に名を借りた ご無沙汰 あなたに あなたに 謝りたくて 山裾の秋 ひとり逢いに来た ただ あなたに 謝りたくて 小さな町に 嫁いで生きて ここしか知らない 人だった… それでも母を 生き切った 俺、あなたが 羨ましいよ… 今はいとこが 住んでる家に 昔みたいに 灯りがともる あなたは あなたは 家族も遠く 気強く寂しさを 堪えた あなたの あなたの 見せない疵(きず)が 身に沁みて行く やっと手が届く ばか野郎と なじってくれよ 親のことなど 気遣う暇に 後で恥じない 自分を生きろ あなたの あなたの 形見の言葉 守れた試しさえ ないけど あなたに あなたに 威張ってみたい 来月で俺 離婚するんだよ そう、はじめて 自分を生きる あなたに あなたに 見ていて欲しい 髪に白髪が 混じり始めても 俺、死ぬまで あなたの子供… |