陽だまりなんども潮どき 別れどき 思うばかりで すぐ負ける いつか覚えた ひとり酒 花咲く春など いらないが だらだら坂の 陽だまりを …あなたに掴まり 歩いてみたい 軒先つたわる 雨の粒 壁の時計が 刻む音 無理に持たせた 女傘 忘れたふりして 置いて行く くずれた髪に 櫛を入れ …あなたを気づかう わたしはおんな あなたは背中で 格子戸を 閉めてまぎれる 夜の闇 せめて朝まで いて欲しい ぬくもり残した 膝かけを いつものように 噛みしめて …わたしも背中で さよならするの | 大月みやこ | 松井由利夫 | 船村徹 | 丸山雅仁 | なんども潮どき 別れどき 思うばかりで すぐ負ける いつか覚えた ひとり酒 花咲く春など いらないが だらだら坂の 陽だまりを …あなたに掴まり 歩いてみたい 軒先つたわる 雨の粒 壁の時計が 刻む音 無理に持たせた 女傘 忘れたふりして 置いて行く くずれた髪に 櫛を入れ …あなたを気づかう わたしはおんな あなたは背中で 格子戸を 閉めてまぎれる 夜の闇 せめて朝まで いて欲しい ぬくもり残した 膝かけを いつものように 噛みしめて …わたしも背中で さよならするの |
ひとり越前~明日への旅~雪の越前 東尋坊で あなたのコートに くるまって こわごわのぞいた 波の華 ふたり旅した 思い出を たどりたどりの ひとり旅 髪に粉雪(こなゆき) 粉雪 降りかかる 今度あなたと 出会えた時は きれいになったと 言われたい さびしい旅路は つづいても 岬うずめる 水仙が 遠い面影 しのばせて 白く咲きます 咲きます 泣いてます 女ひとりで 生きてくはずが ひととき幸せ 抱き寄せて もいちどひとりに なりました 杉の木立の 永平寺 灯(ひか)りひと筋 くれますか 明日(あす)の希望(のぞみ)が 希望が 見える道 | 大月みやこ | 喜多條忠 | 晃正げんぺい | 丸山雅仁 | 雪の越前 東尋坊で あなたのコートに くるまって こわごわのぞいた 波の華 ふたり旅した 思い出を たどりたどりの ひとり旅 髪に粉雪(こなゆき) 粉雪 降りかかる 今度あなたと 出会えた時は きれいになったと 言われたい さびしい旅路は つづいても 岬うずめる 水仙が 遠い面影 しのばせて 白く咲きます 咲きます 泣いてます 女ひとりで 生きてくはずが ひととき幸せ 抱き寄せて もいちどひとりに なりました 杉の木立の 永平寺 灯(ひか)りひと筋 くれますか 明日(あす)の希望(のぞみ)が 希望が 見える道 |
ひとり語りの恋歌ひとり語りの 恋歌は 泣かせるギターが ほしいのよ つくして つくして むくわれず 幸福(しあわせ)百日 あと涙 わたしが命を かけすぎたのか 好きにならせた あなたが悪い 名前ちいさく 書き添えて 毘沙門 路地うら 石畳 このひと この恋 なくしたら 生きられないのよ 明日から わたしが一途に なりすぎたのか 好きにならせた あなたが憎い そっとのぞいた 手鏡に 知らないわたしが 映ってる こんなに綺麗にされながら どうしてひとりで 膝を抱く わたしが女に なりすぎたのか 好きにならせた あなたが悪い | 大月みやこ | 池田充男 | 伊藤雪彦 | 丸山雅仁 | ひとり語りの 恋歌は 泣かせるギターが ほしいのよ つくして つくして むくわれず 幸福(しあわせ)百日 あと涙 わたしが命を かけすぎたのか 好きにならせた あなたが悪い 名前ちいさく 書き添えて 毘沙門 路地うら 石畳 このひと この恋 なくしたら 生きられないのよ 明日から わたしが一途に なりすぎたのか 好きにならせた あなたが憎い そっとのぞいた 手鏡に 知らないわたしが 映ってる こんなに綺麗にされながら どうしてひとりで 膝を抱く わたしが女に なりすぎたのか 好きにならせた あなたが悪い |
ひとり酔い逢いたくて逢いたくて 瞳を閉じ惚れなおす 指先に指先に あなたが残ってる 過去が欲しい夜だから 涙が止まらない あなたの嘘を数えれば 夜明けが遠くなる ねぇ 今夜だけは 酔いどれて 悪口言わせてね… 追いかけて追いかけて すがってみたいけど 追われたら追われたら 男は逃げて行く あたしのどこが いけないの 未練が止まらない やさしくされていた頃の 記憶が遠くなる ねぇ お酌してよ 手酌では お猪口がかわいそう… つらいからつらいから 夜明けに星を見る 輝いて輝いて あなたが背を向ける 噂が聞こえない夜は お酒が止まらない 手首にそっと口づけりゃ 憎さが遠くなる ねぇ 朝が来ても 約束よ お店を閉めないで… | 大月みやこ | 岡田冨美子 | 幸耕平 | 丸山雅仁 | 逢いたくて逢いたくて 瞳を閉じ惚れなおす 指先に指先に あなたが残ってる 過去が欲しい夜だから 涙が止まらない あなたの嘘を数えれば 夜明けが遠くなる ねぇ 今夜だけは 酔いどれて 悪口言わせてね… 追いかけて追いかけて すがってみたいけど 追われたら追われたら 男は逃げて行く あたしのどこが いけないの 未練が止まらない やさしくされていた頃の 記憶が遠くなる ねぇ お酌してよ 手酌では お猪口がかわいそう… つらいからつらいから 夜明けに星を見る 輝いて輝いて あなたが背を向ける 噂が聞こえない夜は お酒が止まらない 手首にそっと口づけりゃ 憎さが遠くなる ねぇ 朝が来ても 約束よ お店を閉めないで… |
ひなげし小唄赤いひなげし 咲いたとて 花の咲かない この私 ここはこの世の 行きどまり 弱い女の 泣くところ 知らぬ他国に 降る雨は なぜか心に 沁みるもの まして日暮れは なおさらに 遠いふるさと 恋しくて 風よ伝えて 父さんに 雲よ伝えて 母さんに どうかお体 大切に 帰るその日を 待っててと 赤いひなげし 咲くように いつか花咲く ときが来る 望み捨てずに 待ちましょう 明日の幸せ 呼びながら | 大月みやこ | 夢虹二 | 坂口ふみ緒 | | 赤いひなげし 咲いたとて 花の咲かない この私 ここはこの世の 行きどまり 弱い女の 泣くところ 知らぬ他国に 降る雨は なぜか心に 沁みるもの まして日暮れは なおさらに 遠いふるさと 恋しくて 風よ伝えて 父さんに 雲よ伝えて 母さんに どうかお体 大切に 帰るその日を 待っててと 赤いひなげし 咲くように いつか花咲く ときが来る 望み捨てずに 待ちましょう 明日の幸せ 呼びながら |
ひゅるひゅる橋ああ寒む えらい風が出て来たみたいですな ずうーっと昔のずっとずっと昔の話やそうですねんけど 道頓堀川にかかる三つの橋を誰にも逢わんと渡ることが出来たら 願いが叶のうてしあわせになれるそんな話が信じられてたそうです 「橋めぐり」ゆうて 今の水かけ不動さんがこれ程有名になる もっと ずっとずっと昔の話やそうですねん 何人も何人もの女達が橋めぐりして いったい どんな女達がしあわせになれたんですやろか せやけど 女ってゆうもんは こんな風の吹いてる夜更けには 「橋めぐり」したいと思うもんで こうゆうてしゃべってる 私かて 今夜あたり 「橋めぐり」してみよかなと 思てますねん 誰(だれ)にも見られず三つの橋を 渡れば願いが叶(かな)います 先が読めない女の恋の 先を読みたいやるせなさ ひゅるひゅると 風にまかれて 人目しのんで橋めぐり 戎橋(えびすばし)から相生(あいおい)橋へ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋 生きるか死ぬかを占うように 橋からのぞけば暗い川 ひとり淋しい女の人生 思いこがれる人恋し ひゅるひゅると 風を背中に 願い切なく橋めぐり 日本橋から大黒橋へ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋 ひゅるひゅると 風にまかれて 人目しのんで橋めぐり 戎橋から相生橋へ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋 | 大月みやこ | 杉紀彦 | 徳久広司 | | ああ寒む えらい風が出て来たみたいですな ずうーっと昔のずっとずっと昔の話やそうですねんけど 道頓堀川にかかる三つの橋を誰にも逢わんと渡ることが出来たら 願いが叶のうてしあわせになれるそんな話が信じられてたそうです 「橋めぐり」ゆうて 今の水かけ不動さんがこれ程有名になる もっと ずっとずっと昔の話やそうですねん 何人も何人もの女達が橋めぐりして いったい どんな女達がしあわせになれたんですやろか せやけど 女ってゆうもんは こんな風の吹いてる夜更けには 「橋めぐり」したいと思うもんで こうゆうてしゃべってる 私かて 今夜あたり 「橋めぐり」してみよかなと 思てますねん 誰(だれ)にも見られず三つの橋を 渡れば願いが叶(かな)います 先が読めない女の恋の 先を読みたいやるせなさ ひゅるひゅると 風にまかれて 人目しのんで橋めぐり 戎橋(えびすばし)から相生(あいおい)橋へ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋 生きるか死ぬかを占うように 橋からのぞけば暗い川 ひとり淋しい女の人生 思いこがれる人恋し ひゅるひゅると 風を背中に 願い切なく橋めぐり 日本橋から大黒橋へ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋 ひゅるひゅると 風にまかれて 人目しのんで橋めぐり 戎橋から相生橋へ ひゅるひゅると ひゅるひゅると 道頓堀橋 |
氷雪の岬どこに流れて ゆきますか 凍えて割れた 流氷は まるで こころの欠片です 女ごころの 欠片です あなた 寒い 寒いの あなた 背中が いのちが 寒い… オホーツクから 吹きすさぶ風に 瞳を閉じる 北岬 それを涙と 呼びますか 凍えて咲いた 雪の華 そっとあなたに 捧げます 未練ごころを 捧げます あなた 怖い 怖いの あなた ひとりが 明日が 怖い… 泣いて倒れて 降り積もる雪に 埋ずもれたいの 北岬 あなた 寒い 寒いの あなた 背中が いのちが 寒い… オホーツクから 吹きすさぶ風に 瞳を閉じる 北岬 | 大月みやこ | 田久保真見 | 浜圭介 | 伊戸のりお | どこに流れて ゆきますか 凍えて割れた 流氷は まるで こころの欠片です 女ごころの 欠片です あなた 寒い 寒いの あなた 背中が いのちが 寒い… オホーツクから 吹きすさぶ風に 瞳を閉じる 北岬 それを涙と 呼びますか 凍えて咲いた 雪の華 そっとあなたに 捧げます 未練ごころを 捧げます あなた 怖い 怖いの あなた ひとりが 明日が 怖い… 泣いて倒れて 降り積もる雪に 埋ずもれたいの 北岬 あなた 寒い 寒いの あなた 背中が いのちが 寒い… オホーツクから 吹きすさぶ風に 瞳を閉じる 北岬 |
ふたりの灯そんな弱気でどうするの あなたお願いお酒はもうやめて 男だったら二度三度 つまずくこともあるでしよう 自棄をおこしちゃあなたの負けですよ (セリフ)「たかがお金ですむことやないの。 あんた、うちも働くわ。 二人で力あわせたら、なんとかなるやろう。 な、もう一遍やり直そうな。」 重い荷物をわけあえば 越えてゆけます明日が暗くとも あなた今さら水くさい 別れてくれと言うなんて 苦労かくごであなたについてゆく (セリフ)「うちは、あんたの気のやさしい所に惚れたんや ええやないの。人を騙すより、騙される方が なんぼ気が楽か… あんた、元気だしなはれ。」 浪花小路の灯の影で 肩を並べりゃ夜空の流れ星 なにがあろうとこの指を 離しちゃだめよいやですよ あなたいるから私は生きられる | 大月みやこ | たかたかし | 市川昭介 | 斉藤恒夫 | そんな弱気でどうするの あなたお願いお酒はもうやめて 男だったら二度三度 つまずくこともあるでしよう 自棄をおこしちゃあなたの負けですよ (セリフ)「たかがお金ですむことやないの。 あんた、うちも働くわ。 二人で力あわせたら、なんとかなるやろう。 な、もう一遍やり直そうな。」 重い荷物をわけあえば 越えてゆけます明日が暗くとも あなた今さら水くさい 別れてくれと言うなんて 苦労かくごであなたについてゆく (セリフ)「うちは、あんたの気のやさしい所に惚れたんや ええやないの。人を騙すより、騙される方が なんぼ気が楽か… あんた、元気だしなはれ。」 浪花小路の灯の影で 肩を並べりゃ夜空の流れ星 なにがあろうとこの指を 離しちゃだめよいやですよ あなたいるから私は生きられる |
冬海峡逢いたい 逢いたさに 露地を駈けぬけ 来てみた 小指の爪まで 凍る 凍る棧橋に 白い吹雪が 空をはしる みだれ黒髪 ほほを打つ 海峡は 通る船もない せつない せつなさが 胸にあふれて こぼれる どうすりゃいいのよ 港 港恋女 赤いマフラー 襟にからむ しばれ潮風 肌を刺す 海峡よ あなた帰してよ 泣きたい 泣けるだけ 握りこぶしで あなたを 叩いて恨んで 涙 涙押しつけて 叫ぶ霧笛が 夢を千切る 北のおんなの 春はどこ 海峡は きょうもまた吹雪 | 大月みやこ | 池田充男 | 櫻田誠一 | | 逢いたい 逢いたさに 露地を駈けぬけ 来てみた 小指の爪まで 凍る 凍る棧橋に 白い吹雪が 空をはしる みだれ黒髪 ほほを打つ 海峡は 通る船もない せつない せつなさが 胸にあふれて こぼれる どうすりゃいいのよ 港 港恋女 赤いマフラー 襟にからむ しばれ潮風 肌を刺す 海峡よ あなた帰してよ 泣きたい 泣けるだけ 握りこぶしで あなたを 叩いて恨んで 涙 涙押しつけて 叫ぶ霧笛が 夢を千切る 北のおんなの 春はどこ 海峡は きょうもまた吹雪 |
冬の駅好きになるのが 罪ならば 罪に泣いても いゝのです 愛しても……愛しても あゝ 雪の花 燃えてこぼれる 女の情け 朝は悲しい 冬の駅 いのち縮める 運命でも もとの他人にゃ 戻れない 眼をとじて……眼をとじて あゝ 雪の花 濡れてせつない 女の涙 みれん寒々 冬の駅 夢の続きを 待ちますと 言えば身を切る 風の笛 縋っても……縋っても あゝ 雪の花 ついて行けない 女の心 汽車よわかるか 冬の駅 | 大月みやこ | 石本美由起 | 桜田誠一 | 丸山雅仁 | 好きになるのが 罪ならば 罪に泣いても いゝのです 愛しても……愛しても あゝ 雪の花 燃えてこぼれる 女の情け 朝は悲しい 冬の駅 いのち縮める 運命でも もとの他人にゃ 戻れない 眼をとじて……眼をとじて あゝ 雪の花 濡れてせつない 女の涙 みれん寒々 冬の駅 夢の続きを 待ちますと 言えば身を切る 風の笛 縋っても……縋っても あゝ 雪の花 ついて行けない 女の心 汽車よわかるか 冬の駅 |
冬の華女ごころのはかない夢を 命限りの情熱で埋める 恋の出会いを 数えても ひとつの愛すら つかめない 肌に寒さがしみる夜は あなた恋しい 冬の華 燃えて過ごしたひと夜の花を 染めて下さい あなたの色で 虹がにじんだ想い出に 今でもこころを乱します ふたり忍んだ舟宿に ひとり切ない 冬の華 明日の見えない吹雪の中で 愛に泣くのも 女の運命 いいの私は このままで 不幸を承知で惚れたから せめてあなたの 胸の中 おいて下さい 冬の華 | 大月みやこ | 斉藤夕紀 | 幸耕平 | 丸山雅仁 | 女ごころのはかない夢を 命限りの情熱で埋める 恋の出会いを 数えても ひとつの愛すら つかめない 肌に寒さがしみる夜は あなた恋しい 冬の華 燃えて過ごしたひと夜の花を 染めて下さい あなたの色で 虹がにじんだ想い出に 今でもこころを乱します ふたり忍んだ舟宿に ひとり切ない 冬の華 明日の見えない吹雪の中で 愛に泣くのも 女の運命 いいの私は このままで 不幸を承知で惚れたから せめてあなたの 胸の中 おいて下さい 冬の華 |
ふりむけばヨコハマ夢の続きはおしまいですか 全て白紙にかえるのですか もしも叶うなら この体投げだして ついて行きたい 閉じたまぶたにあなたが映る 別れ話を打ち消すように 汗がにじむ程 もう一度抱きしめて 映画のように 恋はいつも 背中合わせ 追えば追うほど 手の平返す ふりむけばヨコハマ くちびるが淋しい ふりむけばヨコハマ 置いてきぼりね 港離れる外国船を ひとり見送るホテルのロビー あなたここに来て おもいではいらないわ 悲しすぎるわ めぐり逢わせのいたずらなんて それで終わりにしないで欲しい そばに居るだけで 華やかなひとときを 生きてゆけるわ 窓を叩く 雨のしずく たぶんあなたも 旅人なのね ふりむけばヨコハマ あなたしか見えない ふりむけばヨコハマ 肌が恋しい ふりむけばヨコハマ くちびるが淋しい ふりむけばヨコハマ 置いてきぼりね | 大月みやこ | たきのえいじ | 猪俣公章 | | 夢の続きはおしまいですか 全て白紙にかえるのですか もしも叶うなら この体投げだして ついて行きたい 閉じたまぶたにあなたが映る 別れ話を打ち消すように 汗がにじむ程 もう一度抱きしめて 映画のように 恋はいつも 背中合わせ 追えば追うほど 手の平返す ふりむけばヨコハマ くちびるが淋しい ふりむけばヨコハマ 置いてきぼりね 港離れる外国船を ひとり見送るホテルのロビー あなたここに来て おもいではいらないわ 悲しすぎるわ めぐり逢わせのいたずらなんて それで終わりにしないで欲しい そばに居るだけで 華やかなひとときを 生きてゆけるわ 窓を叩く 雨のしずく たぶんあなたも 旅人なのね ふりむけばヨコハマ あなたしか見えない ふりむけばヨコハマ 肌が恋しい ふりむけばヨコハマ くちびるが淋しい ふりむけばヨコハマ 置いてきぼりね |
紅の傘呑んだら はじける あのひとだから きっと 誰かの 膝まくら 放っちゃおけない 花街しぐれ くぐり 裏木戸 そっと開け あなたを 尋ねる 紅の傘 結城の絣(かすり)に 足駄(あしだ)をはいて あかり ひろって 曲がる露地 深酒やめてと つれ合い 気どり けんかしたのが ばかなのね くやんで 揺れてる 紅の傘 おんなじ寂しさ かかえたひとに なぜか女は ついてゆく 今夜も あなたは ほろ酔い機嫌 好きな艶歌で 帰りましょ ふたりにゃ 小さな 紅の傘 | 大月みやこ | 池田充男 | 弦哲也 | 丸山雅仁 | 呑んだら はじける あのひとだから きっと 誰かの 膝まくら 放っちゃおけない 花街しぐれ くぐり 裏木戸 そっと開け あなたを 尋ねる 紅の傘 結城の絣(かすり)に 足駄(あしだ)をはいて あかり ひろって 曲がる露地 深酒やめてと つれ合い 気どり けんかしたのが ばかなのね くやんで 揺れてる 紅の傘 おんなじ寂しさ かかえたひとに なぜか女は ついてゆく 今夜も あなたは ほろ酔い機嫌 好きな艶歌で 帰りましょ ふたりにゃ 小さな 紅の傘 |
紅ひとり小指と小指の 糸を切り 心のほころび 縫いましょう いつか別れる さだめでも 今はあなたが いればいい ひとり紅を 引く夜は こころが寒い… くれないの くちびるが あなた待ちわび 花になる 愛していいですか 涙が枯れるまで 倖せなんかは いらないの 心に灯りが 欲しいだけ こんな私で いいですか そっと鏡に 聞いてみる ひとり紅を 引く夜は こころが揺れる… くれないの くちびるが あなた憎いと 花になる 許してくれますか こんなに好きなこと ひとり紅を 引く夜は こころが熱い… くれないの くちびるが あなた恋しい 花になる 愛してくれますか 涙の終わりでも | 大月みやこ | 田久保真見 | 幸耕平 | 丸山雅仁 | 小指と小指の 糸を切り 心のほころび 縫いましょう いつか別れる さだめでも 今はあなたが いればいい ひとり紅を 引く夜は こころが寒い… くれないの くちびるが あなた待ちわび 花になる 愛していいですか 涙が枯れるまで 倖せなんかは いらないの 心に灯りが 欲しいだけ こんな私で いいですか そっと鏡に 聞いてみる ひとり紅を 引く夜は こころが揺れる… くれないの くちびるが あなた憎いと 花になる 許してくれますか こんなに好きなこと ひとり紅を 引く夜は こころが熱い… くれないの くちびるが あなた恋しい 花になる 愛してくれますか 涙の終わりでも |
豊予海峡女に去られた 男がひとり 男に去られた 女がひとり 群(む)れる鴎を 振り切るように 伊予路(いよじ)へ向う 船の上 あんたもかい… 私もよ… 傷を見せあう 豊予海峡 ひとりがいいよと 強がる男 気楽でいいねと 粋がる女 知らぬ同志が 酒くみかわす 潮路は暮れる 佐田岬 泣かないで… 泣かないわ… 交す目と目に 宿(やど)る灯(ともしび) 死ぬのはやめたと 男が叫ぶ 私もやめたと 女がわらう 生きるのぞみを みつけた二人 やさしく照らす 瀬戸の月 がんばろうね… ふたりでね… 影がより添う 豊予海峡 | 大月みやこ | 星野哲郎 | 船村徹 | | 女に去られた 男がひとり 男に去られた 女がひとり 群(む)れる鴎を 振り切るように 伊予路(いよじ)へ向う 船の上 あんたもかい… 私もよ… 傷を見せあう 豊予海峡 ひとりがいいよと 強がる男 気楽でいいねと 粋がる女 知らぬ同志が 酒くみかわす 潮路は暮れる 佐田岬 泣かないで… 泣かないわ… 交す目と目に 宿(やど)る灯(ともしび) 死ぬのはやめたと 男が叫ぶ 私もやめたと 女がわらう 生きるのぞみを みつけた二人 やさしく照らす 瀬戸の月 がんばろうね… ふたりでね… 影がより添う 豊予海峡 |
星影の小径静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁やきは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに 静かに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱(いだ)かれて たたずみましょう 星影の小径よ | 大月みやこ | 矢野亮 | 利根一郎 | 丸山雅仁 | 静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁やきは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに 静かに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱(いだ)かれて たたずみましょう 星影の小径よ |
星の流れに星の流れに 身をうらなって どこをねぐらの 今日の宿 荒(すさ)む心で いるのじゃないが 泣けて涙も かれ果てた こんな女に 誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて あてもない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影(ほかげ)の わびしさよ こんな女に 誰がした 飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん ルージュ哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に 誰がした | 大月みやこ | 清水みのる | 利根一郎 | 服部克久 | 星の流れに 身をうらなって どこをねぐらの 今日の宿 荒(すさ)む心で いるのじゃないが 泣けて涙も かれ果てた こんな女に 誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて あてもない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影(ほかげ)の わびしさよ こんな女に 誰がした 飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん ルージュ哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に 誰がした |
マロニエの木蔭空はくれて 丘の涯(はて)に 輝くは 星の瞳よ なつかしの マロニエの木陰に 風は想い出の 夢をゆすりて 今日も返らぬ 歌を歌うよ 彼方遠く 君は去りて わが胸に 残る瞳よ 想い出の マロニエの木陰に 一人たたずめば 尽きぬ想いに 今日もあふるる 熱き涙よ 空はくれて 丘の涯に またたくは 星の瞳よ なつかしの マロニエの木陰に あわれ若き日の 夢の面影 今日もはかなく 偲ぶ心よ | 大月みやこ | 坂口淳 | 細川潤一 | 服部克久 | 空はくれて 丘の涯(はて)に 輝くは 星の瞳よ なつかしの マロニエの木陰に 風は想い出の 夢をゆすりて 今日も返らぬ 歌を歌うよ 彼方遠く 君は去りて わが胸に 残る瞳よ 想い出の マロニエの木陰に 一人たたずめば 尽きぬ想いに 今日もあふるる 熱き涙よ 空はくれて 丘の涯に またたくは 星の瞳よ なつかしの マロニエの木陰に あわれ若き日の 夢の面影 今日もはかなく 偲ぶ心よ |
乱れ花額(ひたい)の髪を 掻(かき)あげながら 鏡にむかえば 泣けてくる 愛する気持とおなじだけ ニクい気持がつのります 乱れて咲いても花は花 生命に限りはあるけれど 好きだから あなたひとりが好きだから せめてこころだけでも 置いていってね ダメでもいいわ 叶わなくても 望みはしないわ これ以上 私はいいのよこのままで バカを承知で惚れたから 乱れて咲いても花は花 あなたの気のむくままでいい 好きだから あなたひとりが好きだから 泣いてみるわ今夜も 涙かれるまで 煙草のけむり 目で追いながら ため息ばかりを くり返す 冷たい躰を重ねても いつか別れが待っている 乱れて咲いても花は花 私の心が見えますか 好きだから あなたひとりが好きだから どうぞ忘れないでね 離れていても | 大月みやこ | 松本礼児 | 幸耕平 | | 額(ひたい)の髪を 掻(かき)あげながら 鏡にむかえば 泣けてくる 愛する気持とおなじだけ ニクい気持がつのります 乱れて咲いても花は花 生命に限りはあるけれど 好きだから あなたひとりが好きだから せめてこころだけでも 置いていってね ダメでもいいわ 叶わなくても 望みはしないわ これ以上 私はいいのよこのままで バカを承知で惚れたから 乱れて咲いても花は花 あなたの気のむくままでいい 好きだから あなたひとりが好きだから 泣いてみるわ今夜も 涙かれるまで 煙草のけむり 目で追いながら ため息ばかりを くり返す 冷たい躰を重ねても いつか別れが待っている 乱れて咲いても花は花 私の心が見えますか 好きだから あなたひとりが好きだから どうぞ忘れないでね 離れていても |
乱れ雪雪の花 こころの中へ つもる想いを 寄せて降る 愛を下さい ひとひらの‥‥ 背中が寒い 無口が怖い あなた あなた奪って なにもかも 一人では 生きられないと すがる私に 雪が舞う 愛を下さい ひとすじの‥‥ 情けにゆれる 髪まで熱い あなた あなた奪って なにもかも なごり雪 運命(さだめ)の糸に 生きる明日を 結びたい 愛を下さい いのち火の‥‥ 乱れるままに 降りつむままに あなた あなた奪って なにもかも | 大月みやこ | 石本美由起 | 桜田誠一 | 丸山雅仁 | 雪の花 こころの中へ つもる想いを 寄せて降る 愛を下さい ひとひらの‥‥ 背中が寒い 無口が怖い あなた あなた奪って なにもかも 一人では 生きられないと すがる私に 雪が舞う 愛を下さい ひとすじの‥‥ 情けにゆれる 髪まで熱い あなた あなた奪って なにもかも なごり雪 運命(さだめ)の糸に 生きる明日を 結びたい 愛を下さい いのち火の‥‥ 乱れるままに 降りつむままに あなた あなた奪って なにもかも |
港の見える部屋部屋の小さな陽だまりで まどろんだあなたに まるで世界に二人しか いないみたいとささやく 港を見下ろすアパート 外国船が入ると あなたをさらって行かないでねと そっと祈るの 過去を忘れて生きてると しあわせがまぶしい 遅い帰りを待ちながら 愛を信じているけど… 誰にも秘密のアパート 外国船が出るたび 別れの予感が忍び寄るから そっと祈るの 港を見下ろすアパート 外国船が入ると あなたをさらって行かないでねと そっと祈るの | 大月みやこ | 岡田冨美子 | 幸耕平 | 萩田光雄 | 部屋の小さな陽だまりで まどろんだあなたに まるで世界に二人しか いないみたいとささやく 港を見下ろすアパート 外国船が入ると あなたをさらって行かないでねと そっと祈るの 過去を忘れて生きてると しあわせがまぶしい 遅い帰りを待ちながら 愛を信じているけど… 誰にも秘密のアパート 外国船が出るたび 別れの予感が忍び寄るから そっと祈るの 港を見下ろすアパート 外国船が入ると あなたをさらって行かないでねと そっと祈るの |
みんな夢の中恋はみじかい 夢のようなものだけど 女心は 夢をみるのが好きなの 夢のくちづけ 夢の涙 喜びも悲しみも みんな夢の中 やさしい言葉で 夢がはじまったのね いとしい人を 夢でつかまえたのね 身も心も あげてしまったけど なんで惜しかろ どうせ夢だもの 冷たい言葉で 暗くなった夢の中 みえない姿を 追いかけてゆく私 泣かないで なげかないで 消えていった面影も みんな夢の中 | 大月みやこ | 浜口庫之助 | 浜口庫之助 | 丸山雅仁 | 恋はみじかい 夢のようなものだけど 女心は 夢をみるのが好きなの 夢のくちづけ 夢の涙 喜びも悲しみも みんな夢の中 やさしい言葉で 夢がはじまったのね いとしい人を 夢でつかまえたのね 身も心も あげてしまったけど なんで惜しかろ どうせ夢だもの 冷たい言葉で 暗くなった夢の中 みえない姿を 追いかけてゆく私 泣かないで なげかないで 消えていった面影も みんな夢の中 |
巡る愛生まれ変わってもあなたのことを 覚えているような気がする… 咲きながら乱れ散る 男と女の恋の花 桃色涙が吹雪く日は 益々あなたが好きになる 二人はずっとしあわせだって 占い信じていたのに… 歓びと悲しみは裏おもて 眠っているまにすり替わる 思い出はすぐそこに見えるのに あの道この道みんな行き止まり 人生は早いから ひと春ひと夏シャボン玉 あなたを捜せば日が暮れて こころの隙間に夜が来る 言えないことが沢山あって お互い悩んでいたけど… 逢いたいと逢えないは紙一重 冗談みたいに別れたの 抱きあった情熱が夢ならば 目覚めたとたんに忘れられるけど… 歓びと悲しみは裏おもて 眠っているまにすり替わる 思い出はすぐそこに見えるのに あの道この道みんな行き止まり | 大月みやこ | 岡田冨美子 | 幸耕平 | | 生まれ変わってもあなたのことを 覚えているような気がする… 咲きながら乱れ散る 男と女の恋の花 桃色涙が吹雪く日は 益々あなたが好きになる 二人はずっとしあわせだって 占い信じていたのに… 歓びと悲しみは裏おもて 眠っているまにすり替わる 思い出はすぐそこに見えるのに あの道この道みんな行き止まり 人生は早いから ひと春ひと夏シャボン玉 あなたを捜せば日が暮れて こころの隙間に夜が来る 言えないことが沢山あって お互い悩んでいたけど… 逢いたいと逢えないは紙一重 冗談みたいに別れたの 抱きあった情熱が夢ならば 目覚めたとたんに忘れられるけど… 歓びと悲しみは裏おもて 眠っているまにすり替わる 思い出はすぐそこに見えるのに あの道この道みんな行き止まり |
燃える恋許してはもらえぬ 恋ならば泣けます 幸せのとなりで 咲く花なら悲しい 愛することは 罪なのですか こごえるこの身は あなたを呼んでる 燃えて 燃えて 熱く燃えて 命まで燃やして 抱いて 抱いて 強く抱いて涙があふれる どうぞお願い 夢ならさめずに このまま 叶えてはもらえぬ 夢ならば捨てます 涙などみせない 恋ならば切ない あなたの愛に 包まれながら 二人で生きたい 幸せさがして 燃えて 燃えて 熱く燃えて 心まで燃やして 揺れて 揺れて 波に揺れて運命もちぎれる どうぞ言わせて あなたを愛して よかった 燃えて 燃えて 熱く燃えて 命まで燃やして 抱いて 抱いて 強く抱いて涙があふれる どうぞお願い 夢ならさめずに このまま | 大月みやこ | 大谷とし哉 | 幸耕平 | 丸山雅仁 | 許してはもらえぬ 恋ならば泣けます 幸せのとなりで 咲く花なら悲しい 愛することは 罪なのですか こごえるこの身は あなたを呼んでる 燃えて 燃えて 熱く燃えて 命まで燃やして 抱いて 抱いて 強く抱いて涙があふれる どうぞお願い 夢ならさめずに このまま 叶えてはもらえぬ 夢ならば捨てます 涙などみせない 恋ならば切ない あなたの愛に 包まれながら 二人で生きたい 幸せさがして 燃えて 燃えて 熱く燃えて 心まで燃やして 揺れて 揺れて 波に揺れて運命もちぎれる どうぞ言わせて あなたを愛して よかった 燃えて 燃えて 熱く燃えて 命まで燃やして 抱いて 抱いて 強く抱いて涙があふれる どうぞお願い 夢ならさめずに このまま |
戻り橋暮色(台詞) 大阪は みなみの新地のあたりに 子連れの女が流れてきまして ちょっと大きな声では 人に言えん様な商売をはじめたんです どこの誰の子やら回りの誰も知りませんでした その子が少し大きゅうなって いつやったか母親に聞いたんですわ (うちのお父ちゃんどこにいたはんのん) 女のこたえは いっつも決ってました (あんたのお父ちゃんはな戦争に行ったはんねん) それからしばらくたって その女に 新しいええ人が出来まして ちょこちょこ家にも来る様になりました (このおっちゃん どこの人やのん) 子供に聞かれて (何ゆうてんねん あんたのお父ちゃんやないか 戦争から帰ってきやはったんや) 女はそうこたえました ようあることですねんけど 三ヶ月程たったら その男はもう来んようになりまして 女は毎日泣いとりました それを見て その子が (お母ちゃん お父ちゃん又戦争に行かはったんやろ そんなら うち もどってきゃはるまで 毎日あの橋のとこへむかえに行ったるさかい もうないたらあかん) その橋ですけど 戦争が終る頃まで もどり橋と 呼ばれてたそうです 西陽の橋を 陽炎(かげろう)みたいに ゆらゆらあの人消えて行(い)く うそやない…… あの人にみんな上げた すきやったから何もかもあげた 一人前(いちにんまえ)に愛されるほど きれいな女じゃないけれど 涙ぽろぽろ三人前(さんにんまえ) 誰も帰って来ないから 泣いてます 泣いてます 戻り橋 私のいのち 奪ってくれたら こんなに涙は流さない うそやない…… あの人は優しかった 私にだけは優しさをくれた やくざな人と皆んなが怖れ 背中の傷あと見たけれど それは心の古い傷 誰も帰って来ないから 暮れて行(ゆ)く 暮れて行(ゆ)く 戻り橋 一人前(いちにんまえ)に愛されるほど きれいな女じゃないけれど 涙ぽろぽろ三人前(さんにんまえ) 誰も帰って来ないから 泣いてます 泣いてます 戻り橋 | 大月みやこ | 杉紀彦 | 徳久広司 | | (台詞) 大阪は みなみの新地のあたりに 子連れの女が流れてきまして ちょっと大きな声では 人に言えん様な商売をはじめたんです どこの誰の子やら回りの誰も知りませんでした その子が少し大きゅうなって いつやったか母親に聞いたんですわ (うちのお父ちゃんどこにいたはんのん) 女のこたえは いっつも決ってました (あんたのお父ちゃんはな戦争に行ったはんねん) それからしばらくたって その女に 新しいええ人が出来まして ちょこちょこ家にも来る様になりました (このおっちゃん どこの人やのん) 子供に聞かれて (何ゆうてんねん あんたのお父ちゃんやないか 戦争から帰ってきやはったんや) 女はそうこたえました ようあることですねんけど 三ヶ月程たったら その男はもう来んようになりまして 女は毎日泣いとりました それを見て その子が (お母ちゃん お父ちゃん又戦争に行かはったんやろ そんなら うち もどってきゃはるまで 毎日あの橋のとこへむかえに行ったるさかい もうないたらあかん) その橋ですけど 戦争が終る頃まで もどり橋と 呼ばれてたそうです 西陽の橋を 陽炎(かげろう)みたいに ゆらゆらあの人消えて行(い)く うそやない…… あの人にみんな上げた すきやったから何もかもあげた 一人前(いちにんまえ)に愛されるほど きれいな女じゃないけれど 涙ぽろぽろ三人前(さんにんまえ) 誰も帰って来ないから 泣いてます 泣いてます 戻り橋 私のいのち 奪ってくれたら こんなに涙は流さない うそやない…… あの人は優しかった 私にだけは優しさをくれた やくざな人と皆んなが怖れ 背中の傷あと見たけれど それは心の古い傷 誰も帰って来ないから 暮れて行(ゆ)く 暮れて行(ゆ)く 戻り橋 一人前(いちにんまえ)に愛されるほど きれいな女じゃないけれど 涙ぽろぽろ三人前(さんにんまえ) 誰も帰って来ないから 泣いてます 泣いてます 戻り橋 |
夕霧そうよ言葉は いりません 爪の先まで あなたです 添えたこの手を ふりのけないで 愛に 愛に 抱かれて沈む 霧よ 夕霧よ 霧よ 逃げないで 恋が この世の 川ならば 溺れ死んでも いいのです 燃えるしずくが 骨まで染める もっと もっと 染まっていたい 夢よ 覚めないで 夢よ 消えないで そうよ 悔いなど ありません 命まるごと あなたです 固い絆の 明日が欲しい 声を 声を 殺して縋る 霧よ 夕霧よ 霧よ 逝かないで | 大月みやこ | 石本美由起 | 桜田誠一 | 丸山雅仁 | そうよ言葉は いりません 爪の先まで あなたです 添えたこの手を ふりのけないで 愛に 愛に 抱かれて沈む 霧よ 夕霧よ 霧よ 逃げないで 恋が この世の 川ならば 溺れ死んでも いいのです 燃えるしずくが 骨まで染める もっと もっと 染まっていたい 夢よ 覚めないで 夢よ 消えないで そうよ 悔いなど ありません 命まるごと あなたです 固い絆の 明日が欲しい 声を 声を 殺して縋る 霧よ 夕霧よ 霧よ 逝かないで |
ゆうすげの花ゆうすげに ゆうすげに降る雨が 思い出させる ふたりの恋を 下駄で小走り 日暮れの路地で 濡れたこの肩 抱いた人… ほんの始めは 雨宿りでも いつか命を かけました ゆうすげが ゆうすげが咲く宿で しのび逢う日の 三日月哀し ならぬ恋ほど 焦がれる胸を 知るや知らずや こぼれ酒… すすり泣くよな 夜明けの風に こころ乱れる 旅一夜 ゆうすげの ゆうすげの花言葉 忘れられず 一生ひとり 女ごころを あなたに染めて ひとり今夜も 雨に泣く… これをみれんと 呼ぶのでしょうか 涙つづりの 片情け | 大月みやこ | 水木れいじ | 大沢浄二 | 丸山雅仁 | ゆうすげに ゆうすげに降る雨が 思い出させる ふたりの恋を 下駄で小走り 日暮れの路地で 濡れたこの肩 抱いた人… ほんの始めは 雨宿りでも いつか命を かけました ゆうすげが ゆうすげが咲く宿で しのび逢う日の 三日月哀し ならぬ恋ほど 焦がれる胸を 知るや知らずや こぼれ酒… すすり泣くよな 夜明けの風に こころ乱れる 旅一夜 ゆうすげの ゆうすげの花言葉 忘れられず 一生ひとり 女ごころを あなたに染めて ひとり今夜も 雨に泣く… これをみれんと 呼ぶのでしょうか 涙つづりの 片情け |
雪おんな(台詞) 今どきの春やったら みんな楽しそうな顔しやはって のんびり と歩かはる「桜の通りぬけ」 あの造幣(ぞうへい)局が建ったばかりの頃 よう雪おんなが出る言うて こわがられてたときいてます 明治の初めの頃やったんですやろなぁ まだ桜並木ものうて 何 にもない原っぱに何(なん)やこわそうな西洋館が くろぐろと建ってるだけ やった そんな場所を通る時には淋しゅうなって 淋しゅうなって だれでも一人でいるのがえらいせつのうて 雪おんなが出る話 は 人恋しゅうなるそんな話やろと思います…… あのころの淀 川は海みたいに広かった言いますしね うちを抱いたら あんたは凍る うちを抱いたら あんたは死ぬの 雪おんなの たゝずむ橋は いつでも白く 白く凍りつく それなのに あんたの眼つき ひとときの気まぐれやない ほんとに ほんとに ほんとに うちを 抱きたくて こころ寒うて ふるえていたら 冷えた身体を あんたが抱いた 雪おんなの たたずむ橋は 春でも白い 白い雪がふる 淋しさを まつわりつかせ 昔からしってたように あんたは あんたは あんたは うちを 抱きに来た うちを抱いたら あんたは凍る うちを抱いたら あんたは死ぬの 雪おんな 雪おんな 雪おんな 雪おんな 雪おんな 雪おんな………… | 大月みやこ | 杉紀彦 | 弦哲也 | | (台詞) 今どきの春やったら みんな楽しそうな顔しやはって のんびり と歩かはる「桜の通りぬけ」 あの造幣(ぞうへい)局が建ったばかりの頃 よう雪おんなが出る言うて こわがられてたときいてます 明治の初めの頃やったんですやろなぁ まだ桜並木ものうて 何 にもない原っぱに何(なん)やこわそうな西洋館が くろぐろと建ってるだけ やった そんな場所を通る時には淋しゅうなって 淋しゅうなって だれでも一人でいるのがえらいせつのうて 雪おんなが出る話 は 人恋しゅうなるそんな話やろと思います…… あのころの淀 川は海みたいに広かった言いますしね うちを抱いたら あんたは凍る うちを抱いたら あんたは死ぬの 雪おんなの たゝずむ橋は いつでも白く 白く凍りつく それなのに あんたの眼つき ひとときの気まぐれやない ほんとに ほんとに ほんとに うちを 抱きたくて こころ寒うて ふるえていたら 冷えた身体を あんたが抱いた 雪おんなの たたずむ橋は 春でも白い 白い雪がふる 淋しさを まつわりつかせ 昔からしってたように あんたは あんたは あんたは うちを 抱きに来た うちを抱いたら あんたは凍る うちを抱いたら あんたは死ぬの 雪おんな 雪おんな 雪おんな 雪おんな 雪おんな 雪おんな………… |
雪文ああ堅むすび 紅ひもを ほどかせた あなたよ 旅先の 気まぐれか 泣かされて 泣かされてまた 雪が降る ああ山合いに 灯がともる あなた待つ 湯村温泉に 橋のうえ たたずめば 面影が 面影がゆく 春来川 ああ女ゆえ 夜哀し 目は冴えて 眠れず このままじゃ 死にますと 雪文を 雪文を書く 雪の宿 | 大月みやこ | 池田充男 | 桜田誠一 | 丸山雅仁 | ああ堅むすび 紅ひもを ほどかせた あなたよ 旅先の 気まぐれか 泣かされて 泣かされてまた 雪が降る ああ山合いに 灯がともる あなた待つ 湯村温泉に 橋のうえ たたずめば 面影が 面影がゆく 春来川 ああ女ゆえ 夜哀し 目は冴えて 眠れず このままじゃ 死にますと 雪文を 雪文を書く 雪の宿 |
夢追い橋(台詞) 月日は いろんなもんを流して行ってしまいます その橋の ほんとの名前を知ってる人も もういてへんのんと違いますか 橋を渡るとすぐに 青い灯やら黄色い灯やら チカチカと一杯ともってて 子供はそこへ行ったらあかん言われてたそうです 遠くからみてると 何や ほたるの里みたいに 川に灯りがゆらゆらしてて…… 橋を渡るのは男の人 男の人には夢を織る橋 女にとっては夢を追い払う橋…… 切(せつ)のうて哀しい話ですけど これだけの月日がすぎてしまうと 妙に暖かい話にも きこえて来ます…… 紅色(べにいろ)の匂い漂う露地に 小雨のこる夕暮れどき からんころん駒下駄の男 わびしくて わびしくて わびしくて 夢追い橋を 千鳥足 雨あがり素足小寒い頃は 夜(よる)が更けて男(ひと)が来て はらりほろり帯ほどく秋 哀しくて 哀しくて 哀しくて 夢追い橋の 紅(べに)まくら いつの日か誰か迎えに来ると 思いながら時が去(ゆ)く ちらりほらり酔いざめの雪 切(せつ)なくて 切(せつ)なくて 切(せつ)なくて 夢追い橋の すすり泣き | 大月みやこ | 杉紀彦 | 弦哲也 | | (台詞) 月日は いろんなもんを流して行ってしまいます その橋の ほんとの名前を知ってる人も もういてへんのんと違いますか 橋を渡るとすぐに 青い灯やら黄色い灯やら チカチカと一杯ともってて 子供はそこへ行ったらあかん言われてたそうです 遠くからみてると 何や ほたるの里みたいに 川に灯りがゆらゆらしてて…… 橋を渡るのは男の人 男の人には夢を織る橋 女にとっては夢を追い払う橋…… 切(せつ)のうて哀しい話ですけど これだけの月日がすぎてしまうと 妙に暖かい話にも きこえて来ます…… 紅色(べにいろ)の匂い漂う露地に 小雨のこる夕暮れどき からんころん駒下駄の男 わびしくて わびしくて わびしくて 夢追い橋を 千鳥足 雨あがり素足小寒い頃は 夜(よる)が更けて男(ひと)が来て はらりほろり帯ほどく秋 哀しくて 哀しくて 哀しくて 夢追い橋の 紅(べに)まくら いつの日か誰か迎えに来ると 思いながら時が去(ゆ)く ちらりほらり酔いざめの雪 切(せつ)なくて 切(せつ)なくて 切(せつ)なくて 夢追い橋の すすり泣き |
夢しぐれここは大阪 北新地 女泣かせの 雨が降る どこかあなたに 似た人ばかり 恋を重ねて きたけれど どうか逢わせて もう一度 道頓堀に 灯がともる ふたり歩いた 御堂筋 男泣かせの 雨が降る 誰もわかっちゃ くれないけれど 意地を通して 生きるだけ そんなあなたの つぶやきが 聞こえるような 戎橋 ひとりさすらう 北新地 今日もあの日の 雨が降る 嘘も夢だと 信じてみれば 明日という日を 生きられる ふいにあなたに 逢えそうな 堂島川で 春を待つ | 大月みやこ | 田久保真見 | 徳久広司 | 南郷達也 | ここは大阪 北新地 女泣かせの 雨が降る どこかあなたに 似た人ばかり 恋を重ねて きたけれど どうか逢わせて もう一度 道頓堀に 灯がともる ふたり歩いた 御堂筋 男泣かせの 雨が降る 誰もわかっちゃ くれないけれど 意地を通して 生きるだけ そんなあなたの つぶやきが 聞こえるような 戎橋 ひとりさすらう 北新地 今日もあの日の 雨が降る 嘘も夢だと 信じてみれば 明日という日を 生きられる ふいにあなたに 逢えそうな 堂島川で 春を待つ |
夢つづり捨てて行きます 想い出を ひとりで今日から 夢さがし 心を支える 言葉を信じ 淋しくなったら 誰を想い 恋しくなったら あなたを想う きっと晴れます 私には いくつ月日を 数えたら 夢見る私に なれますか 悲しい昨日を 忘れる為に やさしくされたら 何故につらい 抱きしめられたら 別れがつらい 時を下さい もう少し 声にならない さよならを あふれる涙で 知りました 再び出逢える 希望があれば 涙の向こうに 何が見える 夜明けの向こうに 明日が見える 灯り求めて 夢つづり | 大月みやこ | 西條みゆき | 山田太郎 | | 捨てて行きます 想い出を ひとりで今日から 夢さがし 心を支える 言葉を信じ 淋しくなったら 誰を想い 恋しくなったら あなたを想う きっと晴れます 私には いくつ月日を 数えたら 夢見る私に なれますか 悲しい昨日を 忘れる為に やさしくされたら 何故につらい 抱きしめられたら 別れがつらい 時を下さい もう少し 声にならない さよならを あふれる涙で 知りました 再び出逢える 希望があれば 涙の向こうに 何が見える 夜明けの向こうに 明日が見える 灯り求めて 夢つづり |
夢に抱かれて肩がふれあう 男と女 帰りたくない夜の めぐり逢い せめて今だけ 夢に抱かれて あなたのとなりで 酔わせてほしい 淋しがりやの 似た者どおし 何もきかない 優しいあなた くちに出せない傷が わかるひと 赤いグラスに 落とすため息 こぼれた涙を 許してほしい 胸の痛みに 乾杯しましょう 髪をほどけば 素直になれる そっとぬくもり探し からむ指 せめて今だけ 愛されたいの あなたの背中で 泣かせてほしい 心かさねて 眠りましょうか | 大月みやこ | 田久保真見 | 幸耕平 | 丸山雅仁 | 肩がふれあう 男と女 帰りたくない夜の めぐり逢い せめて今だけ 夢に抱かれて あなたのとなりで 酔わせてほしい 淋しがりやの 似た者どおし 何もきかない 優しいあなた くちに出せない傷が わかるひと 赤いグラスに 落とすため息 こぼれた涙を 許してほしい 胸の痛みに 乾杯しましょう 髪をほどけば 素直になれる そっとぬくもり探し からむ指 せめて今だけ 愛されたいの あなたの背中で 泣かせてほしい 心かさねて 眠りましょうか |
夢日記なにが欲しいと 聞かれたら 愛が欲しいと 答えます どうして愛かと 問われたら 淋しいのですと 答えます ああ ほのかな 命の私には 大きな愛は いりません 小さな愛が 似合います なにが欲しいと 聞かれたら 夢が欲しいと 答えます どうして夢かと 問われたら 明日(あした)が見たいと 答えます ああ はかない 命の私には 大きな夢は いりません 小さな夢が 似合います ああ 涙で 生きてる私には あふれる明日(あす)は いりません ほほえむ明日(あす)が 似合います | 大月みやこ | 早坂暁 | 大沢浄二 | | なにが欲しいと 聞かれたら 愛が欲しいと 答えます どうして愛かと 問われたら 淋しいのですと 答えます ああ ほのかな 命の私には 大きな愛は いりません 小さな愛が 似合います なにが欲しいと 聞かれたら 夢が欲しいと 答えます どうして夢かと 問われたら 明日(あした)が見たいと 答えます ああ はかない 命の私には 大きな夢は いりません 小さな夢が 似合います ああ 涙で 生きてる私には あふれる明日(あす)は いりません ほほえむ明日(あす)が 似合います |
夢のつづきをあなたの真似して 水割りの 氷をカラカラ 鳴らしてる 今でもあの日の 想い出が グラスの中で 揺れてます 儚く消えても 恋は恋 あんなに愛した ひとだから もう一度 逢わせて欲しいのよ 夜があなたを 連れてくる 夢のつづきを 見させて… あなたを憎んだ こともある なみだを枯らした 哀しみも あなたと出逢えた 証だと 今では全部 愛おしい 儚く消えても 夢は夢 あんなに誰かを 愛せない もう一度 やさしく抱きしめて 夜があなたを 連れてくる 戻りたいのよ あの日に… 儚く消えても 恋は恋 あんなに愛した ひとだから もう一度 逢わせて欲しいのよ 夜があなたを 連れてくる 夢のつづきを 見させて… | 大月みやこ | 田久保真見 | 徳久広司 | 伊戸のりお | あなたの真似して 水割りの 氷をカラカラ 鳴らしてる 今でもあの日の 想い出が グラスの中で 揺れてます 儚く消えても 恋は恋 あんなに愛した ひとだから もう一度 逢わせて欲しいのよ 夜があなたを 連れてくる 夢のつづきを 見させて… あなたを憎んだ こともある なみだを枯らした 哀しみも あなたと出逢えた 証だと 今では全部 愛おしい 儚く消えても 夢は夢 あんなに誰かを 愛せない もう一度 やさしく抱きしめて 夜があなたを 連れてくる 戻りたいのよ あの日に… 儚く消えても 恋は恋 あんなに愛した ひとだから もう一度 逢わせて欲しいのよ 夜があなたを 連れてくる 夢のつづきを 見させて… |
夢の中ならあなたにめぐり逢えた 激しいときめき 身を投げて抱かれたら こわれる気がする 男と女よりも 心の花びら ふれ合えているだけで 何にもいらない 悲しいけれど それがふたりの人生 ああ 夢の中なら あなたに溶けて すべてゆだねてみるけど ああ この愛だけは 綺麗なままで 心に秘めて 眠りにつくから あなたと忍び逢えば いつかは許して 引き返すことさえも 出来なくなるから 男と女になり 溺れてゆくより この瞬間があるだけで あしたはいらない 切ないけれど それが涙の置き場所 ああ 夢の中なら 抱かれていても 愛には罪は ないはず ああ 生まれ変われる ことが出来たら 今度はそばで 暮らしているから ああ 夢の中なら あなたに溶けて すべてゆだねてみるけど ああ この愛だけは 綺麗なままで 心に秘めて 眠りにつくから | 大月みやこ | 荒木とよひさ | 幸耕平 | 丸山雅仁 | あなたにめぐり逢えた 激しいときめき 身を投げて抱かれたら こわれる気がする 男と女よりも 心の花びら ふれ合えているだけで 何にもいらない 悲しいけれど それがふたりの人生 ああ 夢の中なら あなたに溶けて すべてゆだねてみるけど ああ この愛だけは 綺麗なままで 心に秘めて 眠りにつくから あなたと忍び逢えば いつかは許して 引き返すことさえも 出来なくなるから 男と女になり 溺れてゆくより この瞬間があるだけで あしたはいらない 切ないけれど それが涙の置き場所 ああ 夢の中なら 抱かれていても 愛には罪は ないはず ああ 生まれ変われる ことが出来たら 今度はそばで 暮らしているから ああ 夢の中なら あなたに溶けて すべてゆだねてみるけど ああ この愛だけは 綺麗なままで 心に秘めて 眠りにつくから |
夢のなごり酔ったあなたに 逢えそうで 今日も新地に 来てしまう 寒いこころに あなたが火をつけて 夢を見たのよ 一度だけ 一度だけ 今でもあの日を 生きてる私 もっと尽くして みたかった もっと許して みたかった 過去に傷ある うわさも知ってたの どうか逢わせて もう一度 もう一度 あなたの哀しみ 聞かせてほしい 裏も表も 見たけれど 今日も新地は 優しいわ 暗いこころに ネオンがあざやかで 夢を見たのは 一度だけ 一度だけ 泣くのはおよしと 誰か叱って | 大月みやこ | 田久保真見 | 幸耕平 | 丸山雅仁 | 酔ったあなたに 逢えそうで 今日も新地に 来てしまう 寒いこころに あなたが火をつけて 夢を見たのよ 一度だけ 一度だけ 今でもあの日を 生きてる私 もっと尽くして みたかった もっと許して みたかった 過去に傷ある うわさも知ってたの どうか逢わせて もう一度 もう一度 あなたの哀しみ 聞かせてほしい 裏も表も 見たけれど 今日も新地は 優しいわ 暗いこころに ネオンがあざやかで 夢を見たのは 一度だけ 一度だけ 泣くのはおよしと 誰か叱って |
夢夜舟夢の運河をgondola(こぶね)で 漕ぎだせば 月の光が 果実酒を ゆらす 甘い吐息を ベッドにこぼしたら 夜の深さに 溺れてしまう 男と女 漂いながら まだ見ぬ国へ 流れてゆく 過去も未来も 抱いて 抱いてしまえば 寂しいだけの まぼろし 愛は不思議なきっと 生きものだから 飼いならすこと 出来ない 夢のどこかで はぐれてしまったら やがて他人に またもどるだけ 浅い眠りを 背中で数えても やせたRadio(ラジオ)が 喋べり続ける 男と女 辿(たど)り着いても ひとつになんか なれないのに 時をさまよい そして そして 覚めれば つかめぬままの かげろう 愛は自由が好きな 生きものだから 手なずけること 出来ない 過去も未来も 抱いて 抱いてしまえば 寂しいだけの まぼろし 愛は不思議なきっと 生きものだから 飼いならすこと 出来ない | 大月みやこ | 荒木とよひさ | 三木たかし | | 夢の運河をgondola(こぶね)で 漕ぎだせば 月の光が 果実酒を ゆらす 甘い吐息を ベッドにこぼしたら 夜の深さに 溺れてしまう 男と女 漂いながら まだ見ぬ国へ 流れてゆく 過去も未来も 抱いて 抱いてしまえば 寂しいだけの まぼろし 愛は不思議なきっと 生きものだから 飼いならすこと 出来ない 夢のどこかで はぐれてしまったら やがて他人に またもどるだけ 浅い眠りを 背中で数えても やせたRadio(ラジオ)が 喋べり続ける 男と女 辿(たど)り着いても ひとつになんか なれないのに 時をさまよい そして そして 覚めれば つかめぬままの かげろう 愛は自由が好きな 生きものだから 手なずけること 出来ない 過去も未来も 抱いて 抱いてしまえば 寂しいだけの まぼろし 愛は不思議なきっと 生きものだから 飼いならすこと 出来ない |
夜明けのうた夜明けのうたよ あたしの心の きのうの悲しみ 流しておくれ 夜明けのうたよ あたしの心に 若い力を 満たしておくれ 夜明けのうたよ あたしの心の あふれる想いを 判っておくれ 夜明けのうたよ あたしの心に 大きな望みを 抱かせておくれ 夜明けのうたよ あたしの心の 小さな倖せ 守っておくれ 夜明けのうたよ あたしの心に 思い出させる ふるさとの空 | 大月みやこ | 岩谷時子 | いずみたく | 丸山雅仁 | 夜明けのうたよ あたしの心の きのうの悲しみ 流しておくれ 夜明けのうたよ あたしの心に 若い力を 満たしておくれ 夜明けのうたよ あたしの心の あふれる想いを 判っておくれ 夜明けのうたよ あたしの心に 大きな望みを 抱かせておくれ 夜明けのうたよ あたしの心の 小さな倖せ 守っておくれ 夜明けのうたよ あたしの心に 思い出させる ふるさとの空 |
より添い花あなたの隣りで 咲いてる花は 綺麗じゃないけど この世に この世にひとつ より添い花は より添い花は めぐり逢うため 生まれてきたの 死ぬまであなたに 恋していたい ふたり ふたりぼっちの 倖せだから 可愛いい女と 言われて花は 耳まで染めます あなたの あなたの色で より添い花を より添い花を 少し愛して 守っていてね 悲しい夜なら 離れずそばに ふたり ふたりぼっちの 倖せだから 抱かれて嬉しい 小さな花は いつでも春なの あなたが あなたがいれば より添い花に より添い花に 水をあげてね 枯らさないでね あしたも咲かせて 心の花を ふたり ふたりぼっちの 倖せだから | 大月みやこ | 荒木とよひさ | 弦哲也 | | あなたの隣りで 咲いてる花は 綺麗じゃないけど この世に この世にひとつ より添い花は より添い花は めぐり逢うため 生まれてきたの 死ぬまであなたに 恋していたい ふたり ふたりぼっちの 倖せだから 可愛いい女と 言われて花は 耳まで染めます あなたの あなたの色で より添い花を より添い花を 少し愛して 守っていてね 悲しい夜なら 離れずそばに ふたり ふたりぼっちの 倖せだから 抱かれて嬉しい 小さな花は いつでも春なの あなたが あなたがいれば より添い花に より添い花に 水をあげてね 枯らさないでね あしたも咲かせて 心の花を ふたり ふたりぼっちの 倖せだから |
夜の雪噛んでください こゞえる指を 雪がまっ赤に 染まるほど 恋に堕ちても 結ばれぬ 罪な別れを 怨みます 燃えて 燃えて 燃え残る 炎かなしい 夜の雪 抱いてください 名残りの夜を 肌が吐息が 未練です 涙ひとすじ 真心に うつす瞳が 灯びが 消えて 消えて 消えて行く 運命かなしい 夜の雪 切ってください いのちの髪を 叫ぶ声さえ 雪に舞う 遠いあなたを 追いかけて すがる想いが なお募る 夢が 夢が 夢が散る 女かなしい 夜の雪 | 大月みやこ | 石本美由起 | 桜田誠一 | | 噛んでください こゞえる指を 雪がまっ赤に 染まるほど 恋に堕ちても 結ばれぬ 罪な別れを 怨みます 燃えて 燃えて 燃え残る 炎かなしい 夜の雪 抱いてください 名残りの夜を 肌が吐息が 未練です 涙ひとすじ 真心に うつす瞳が 灯びが 消えて 消えて 消えて行く 運命かなしい 夜の雪 切ってください いのちの髪を 叫ぶ声さえ 雪に舞う 遠いあなたを 追いかけて すがる想いが なお募る 夢が 夢が 夢が散る 女かなしい 夜の雪 |
リサイタルドライアイスの 川ながれ いま わたしは おんなを歌う 胸のときめき おさえきれず 思わず涙が 溢れそうです 見ていてくれますか 貴方 聞いててくれますか 貴方 生きてゆけよと 貴方はいつも わたしを支えて くれました ふたりの愛を しのびながら おんなを歌う リサイタル 白いパネルに 汽車が走り いま わたしは 旅路を歌う 北のさいはて 重い荷物 あなたの故郷へ 帰るようです 見ていてくれますか 貴方 聞いててくれますか 貴方 うたうよろこび 幸福ごころ わたしに教えて くれました ふたりの別れ しのびながら 旅路を歌う リサイタル 見ていてくれますか 貴方 聞いててくれますか 貴方 花は綺麗に 大きく咲けと わたしを支えて くれました ふたりの愛を しのびながら おんなを歌う リサイタル | 大月みやこ | 池田充男 | 伊藤雪彦 | | ドライアイスの 川ながれ いま わたしは おんなを歌う 胸のときめき おさえきれず 思わず涙が 溢れそうです 見ていてくれますか 貴方 聞いててくれますか 貴方 生きてゆけよと 貴方はいつも わたしを支えて くれました ふたりの愛を しのびながら おんなを歌う リサイタル 白いパネルに 汽車が走り いま わたしは 旅路を歌う 北のさいはて 重い荷物 あなたの故郷へ 帰るようです 見ていてくれますか 貴方 聞いててくれますか 貴方 うたうよろこび 幸福ごころ わたしに教えて くれました ふたりの別れ しのびながら 旅路を歌う リサイタル 見ていてくれますか 貴方 聞いててくれますか 貴方 花は綺麗に 大きく咲けと わたしを支えて くれました ふたりの愛を しのびながら おんなを歌う リサイタル |
流氷の宿赤い赤い赤い糸で 心つなげば 海鳴りがとどろく北の空 今日まで生きた淋しさが 根雪散らして燃え上がる ふるさとどこかと訊かないで ここは最果て 流氷の隠れ宿 ポツリポツリポツリあなた 問わず語りね 疵(きず)あとを隠してほほえんだ 一緒に夢が見れますか 背中合せて祈ります 死にたくなるほど好きになれ ここは最果て 流氷の隠れ宿 泣いて泣いて泣いて恋に 涙削られ 偽りの都会を棄ててきた 凍てつく町で咲く花に 紅を差してね その指で 夜明けのふたりに春よ来い ここは最果て 流氷の隠れ宿 | 大月みやこ | 岡田冨美子 | 弦哲也 | 丸山雅仁 | 赤い赤い赤い糸で 心つなげば 海鳴りがとどろく北の空 今日まで生きた淋しさが 根雪散らして燃え上がる ふるさとどこかと訊かないで ここは最果て 流氷の隠れ宿 ポツリポツリポツリあなた 問わず語りね 疵(きず)あとを隠してほほえんだ 一緒に夢が見れますか 背中合せて祈ります 死にたくなるほど好きになれ ここは最果て 流氷の隠れ宿 泣いて泣いて泣いて恋に 涙削られ 偽りの都会を棄ててきた 凍てつく町で咲く花に 紅を差してね その指で 夜明けのふたりに春よ来い ここは最果て 流氷の隠れ宿 |
リンゴの唄赤いリンゴに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持ちは よくわかる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの娘よい子だ 気立てのよい娘 リンゴに良く似た 可愛いい娘 どなたがいったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすもまたネと 夢見がお リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 歌いましょうか リンゴの歌を 二人で歌えば なおたのし 皆で歌えば なおなおうれし リンゴの気持ちを 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ | 大月みやこ | サトウハチロー | 万城目正 | 服部克久 | 赤いリンゴに 口びるよせて だまってみている 青い空 リンゴはなんにも いわないけれど リンゴの気持ちは よくわかる リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ あの娘よい子だ 気立てのよい娘 リンゴに良く似た 可愛いい娘 どなたがいったか うれしいうわさ かるいクシャミも とんで出る リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 朝のあいさつ 夕べの別れ いとしいリンゴに ささやけば 言葉は出さずに 小くびをまげて あすもまたネと 夢見がお リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ 歌いましょうか リンゴの歌を 二人で歌えば なおたのし 皆で歌えば なおなおうれし リンゴの気持ちを 伝えよか リンゴ可愛いや 可愛いやリンゴ |
別れてひとり別れはすませた はずでした 悔やみはしない はずでした 女の命を かけた人 愛してる 愛してる 心が燃える あなたにも一度 逢わせてほしい 想いは残さぬ はずでした ひとりに慣れた はずでした 飲めないお酒に 泣いた夜は すがりたい すがりたい あなたの胸に 別れて三年 どうしているの 気強く生きてく はずでした 弱音はいわぬ はずでした 女の涙を わかってほしい 信じてる 信じてる 逢える日だけを 私は一人じゃ 生きられません | 大月みやこ | 白鳥園枝 | 市川昭介 | | 別れはすませた はずでした 悔やみはしない はずでした 女の命を かけた人 愛してる 愛してる 心が燃える あなたにも一度 逢わせてほしい 想いは残さぬ はずでした ひとりに慣れた はずでした 飲めないお酒に 泣いた夜は すがりたい すがりたい あなたの胸に 別れて三年 どうしているの 気強く生きてく はずでした 弱音はいわぬ はずでした 女の涙を わかってほしい 信じてる 信じてる 逢える日だけを 私は一人じゃ 生きられません |
忘れな草をあなたに別れても 別れても 心の奥に いつまでも いつまでも 憶えておいて ほしいから 幸せ祈る 言葉にかえて 忘れな草を あなたに あなたに いつの世も いつの世も 別れる人と 会う人の 会う人の 運命(さだめ)は常に あるものを ただ泣きぬれて 浜辺に摘んだ 忘れな草を あなたに あなたに 喜びの 喜びの 涙にくれて 抱(いだ)き合う 抱き合う その日がいつか 来るように 二人の愛の 思い出そえて 忘れな草を あなたに あなたに | 大月みやこ | 木下龍太郎 | 江口浩司 | 丸山雅仁 | 別れても 別れても 心の奥に いつまでも いつまでも 憶えておいて ほしいから 幸せ祈る 言葉にかえて 忘れな草を あなたに あなたに いつの世も いつの世も 別れる人と 会う人の 会う人の 運命(さだめ)は常に あるものを ただ泣きぬれて 浜辺に摘んだ 忘れな草を あなたに あなたに 喜びの 喜びの 涙にくれて 抱(いだ)き合う 抱き合う その日がいつか 来るように 二人の愛の 思い出そえて 忘れな草を あなたに あなたに |