風待港船は千来る万来る中で 貴方の船をこころ待ち もしも港に戻ったならば 嵐よ止むなしばらくは 時化の間はとも網解かぬ 女は男の風待港 冷えていたなら温めてあげる 添い寝の肌で夜明けまで 酒は人肌呑ませてあげる 命の水を好きなだけ 尽くすことなら誰にも負けぬ 私は貴方の風待港 離れたくない心を知らず いつしか凪の空模様 次はいつかと貴方に問えば 天気に聞けと憎い口 船は出て行く鴎は残る 女は男の風待港 | 長保有紀 | 木下龍太郎 | 中村典正 | 伊戸のりお | 船は千来る万来る中で 貴方の船をこころ待ち もしも港に戻ったならば 嵐よ止むなしばらくは 時化の間はとも網解かぬ 女は男の風待港 冷えていたなら温めてあげる 添い寝の肌で夜明けまで 酒は人肌呑ませてあげる 命の水を好きなだけ 尽くすことなら誰にも負けぬ 私は貴方の風待港 離れたくない心を知らず いつしか凪の空模様 次はいつかと貴方に問えば 天気に聞けと憎い口 船は出て行く鴎は残る 女は男の風待港 |
外国船湊が見える酒場の隅に 別れの手紙 置いていく 甘えてばかり こんな私に 思い出たくさんありがとう 嵐の夜に 出逢ったふたり 静かに離れて 行きましょう 明日私は 外国船(ふね)に乗る さよなら さよなら さよなら 南の国へ 行こうと思う もうすぐ冬ね この街も 黄色いバラが 小窓に揺れる せめての慰め ありがとう ベージュのコート 大事にするわ 幸せだったわ いつでも 明日私は 外国船(ふね)に乗る さよなら さよなら さよなら 元気でいてね あなたといつか 逢えたら私は うれしい 明日私は 外国船(ふね)に乗る さよなら さよなら さよなら | 長保有紀 | さいとう大三 | 鈴木淳 | 前田俊明 | 湊が見える酒場の隅に 別れの手紙 置いていく 甘えてばかり こんな私に 思い出たくさんありがとう 嵐の夜に 出逢ったふたり 静かに離れて 行きましょう 明日私は 外国船(ふね)に乗る さよなら さよなら さよなら 南の国へ 行こうと思う もうすぐ冬ね この街も 黄色いバラが 小窓に揺れる せめての慰め ありがとう ベージュのコート 大事にするわ 幸せだったわ いつでも 明日私は 外国船(ふね)に乗る さよなら さよなら さよなら 元気でいてね あなたといつか 逢えたら私は うれしい 明日私は 外国船(ふね)に乗る さよなら さよなら さよなら |
木曽路の雨話し上手で 聞き上手 別れ上手な 男(ひと)でした 薄(うす)くれないの 恋椿(こいつばき) 春を待たずに なぜ散り急ぐ 木曽路は 雨 雨 私を泣かす 涙雨 あなた忘れの 旅に来て あなたばかりを 想い出す 夕暮れ近い 石畳(いしだたみ) 窓の格子(こうし)に 灯(あか)りがともる 木曽路は 雨 雨 馬籠(まごめ)の宿(しゅく)は こぬか雨 ひとり淋しく 見上げれば 男滝(おだき)女滝(めだき)の 水しぶき 薄日(うすび)が胸に 差す頃に 越えて行きたい 十曲峠(じっきょくとうげ) 木曽路は 雨 雨 心をぬらす しのび雨 | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 中村典正 | 前田俊明 | 話し上手で 聞き上手 別れ上手な 男(ひと)でした 薄(うす)くれないの 恋椿(こいつばき) 春を待たずに なぜ散り急ぐ 木曽路は 雨 雨 私を泣かす 涙雨 あなた忘れの 旅に来て あなたばかりを 想い出す 夕暮れ近い 石畳(いしだたみ) 窓の格子(こうし)に 灯(あか)りがともる 木曽路は 雨 雨 馬籠(まごめ)の宿(しゅく)は こぬか雨 ひとり淋しく 見上げれば 男滝(おだき)女滝(めだき)の 水しぶき 薄日(うすび)が胸に 差す頃に 越えて行きたい 十曲峠(じっきょくとうげ) 木曽路は 雨 雨 心をぬらす しのび雨 |
北風酒場北風シュルシュル こんな夜は 誰かのやさしさ 欲しくなる 馬鹿な女と 言われても 心に沁みるわ お酒のしずく も一度あなたに 甘えてみたい 北風シュルシュル 想い出す 死ぬほど愛した あの人は かもめみたいに 飛んでった 涙も涸らして お酒が沁みる 憎めば自分が 惨めになるわ 北風シュルシュル 雨になり も少し飲ませて こんな夜は 遠く霧笛を 聞きながら 心をぬくめる お酒に酔って あなたの面影 忘れてみたい | 長保有紀 | 峰崎林二郎 | 四方章人 | 南郷達也 | 北風シュルシュル こんな夜は 誰かのやさしさ 欲しくなる 馬鹿な女と 言われても 心に沁みるわ お酒のしずく も一度あなたに 甘えてみたい 北風シュルシュル 想い出す 死ぬほど愛した あの人は かもめみたいに 飛んでった 涙も涸らして お酒が沁みる 憎めば自分が 惨めになるわ 北風シュルシュル 雨になり も少し飲ませて こんな夜は 遠く霧笛を 聞きながら 心をぬくめる お酒に酔って あなたの面影 忘れてみたい |
虞美人草今でも時々 夢にみて 逢いたくなります 別れた人に 指で思い出 まさぐりながら 今夜も淋しい 虞美人草の 花に唇 花に唇 欲しい夜 あなたのささやき もう一度 きれいになったと 云われて見たい 夢の続きを 抱きしめながら 女のため息 虞美人草も 濡れて哀しい 濡れて哀しい しのび泣き 忘れるつもりの 恋なのに 心のどこかに 迷いが残る 女ですもの 流れるままに いくつも恋して 虞美人草の 花と一緒に 花と一緒に 散りたいの | 長保有紀 | 鳥井実 | 深谷昭 | | 今でも時々 夢にみて 逢いたくなります 別れた人に 指で思い出 まさぐりながら 今夜も淋しい 虞美人草の 花に唇 花に唇 欲しい夜 あなたのささやき もう一度 きれいになったと 云われて見たい 夢の続きを 抱きしめながら 女のため息 虞美人草も 濡れて哀しい 濡れて哀しい しのび泣き 忘れるつもりの 恋なのに 心のどこかに 迷いが残る 女ですもの 流れるままに いくつも恋して 虞美人草の 花と一緒に 花と一緒に 散りたいの |
玄界情話酒と度胸じゃ 負けない人も 芯はやさしい お人好し 強いだけなら 松五郎さんに なんで子供が 馴付きましょう ねじり鉢巻 母子を乗せて 今日も韋駄天(いだてん) 人力車 やっさやれやれ 掛け声ひびく 小倉祇園は 太鼓山車 あれは私と 子供のために 叩くつもりか 撥さばき 鬼も恐れる 無法と言うが いいえ 仏の 男伊達 女なりゃこそ 心に沁みる 熱い男の 眼差しは 恋も叶わぬ 母の身ならば 気付きながらも 知らぬ振り 祇園太鼓も 私の耳に 泣いて聴こえる 乱れ打ち | 長保有紀 | 木下龍太郎 | 中村典正 | 伊戸のりお | 酒と度胸じゃ 負けない人も 芯はやさしい お人好し 強いだけなら 松五郎さんに なんで子供が 馴付きましょう ねじり鉢巻 母子を乗せて 今日も韋駄天(いだてん) 人力車 やっさやれやれ 掛け声ひびく 小倉祇園は 太鼓山車 あれは私と 子供のために 叩くつもりか 撥さばき 鬼も恐れる 無法と言うが いいえ 仏の 男伊達 女なりゃこそ 心に沁みる 熱い男の 眼差しは 恋も叶わぬ 母の身ならば 気付きながらも 知らぬ振り 祇園太鼓も 私の耳に 泣いて聴こえる 乱れ打ち |
更衣(ころもがえ)終わった愛の 破れ着は そのまま着てては 辛いだけ 寒すぎるのよ… ぬくもり消えた 恋衣 季節にゃ少し 早いけど 女ごころの 更衣 二人の胸に 出来ていた 見えないほころび 愛の溝 もう無理なのね… 繕うことも 縫うことも この手に余る ほつれなら 思い切っての 更衣 もう着ることも ないけれど 想い出箪笥に 仕舞い込む 捨てられないの… 着馴れて長い 恋衣 未練が映る 姿見で 女ごころの 更衣 | 長保有紀 | 木下龍太郎 | 中村典正 | 伊戸のりお | 終わった愛の 破れ着は そのまま着てては 辛いだけ 寒すぎるのよ… ぬくもり消えた 恋衣 季節にゃ少し 早いけど 女ごころの 更衣 二人の胸に 出来ていた 見えないほころび 愛の溝 もう無理なのね… 繕うことも 縫うことも この手に余る ほつれなら 思い切っての 更衣 もう着ることも ないけれど 想い出箪笥に 仕舞い込む 捨てられないの… 着馴れて長い 恋衣 未練が映る 姿見で 女ごころの 更衣 |
酒唄思い断ち切る 酒なのに 飲めば心が 燃え盛る そばにあなたが いるだけで しあわせだったわ あの頃は 辛い 辛い 辛い 辛い 酒が今夜も 私を泣かす 聞かずじまいの 胸の内 せめて聞かせて 欲しかった 惚れた分だけ 後を引く 未練と憎さと 愛しさが 寒い 寒い 寒い 寒い 酒が今夜も 私を酔わす ひとり手酌の 淋しさに 沁みるギターの 弾き語り 旅に出ようか 目を閉じて 逢えないあなたに 逢いにいく 辛い 辛い 辛い 辛い 酒が今夜も 私を叱る | 長保有紀 | たきのえいじ | 影山時則 | 前田俊明 | 思い断ち切る 酒なのに 飲めば心が 燃え盛る そばにあなたが いるだけで しあわせだったわ あの頃は 辛い 辛い 辛い 辛い 酒が今夜も 私を泣かす 聞かずじまいの 胸の内 せめて聞かせて 欲しかった 惚れた分だけ 後を引く 未練と憎さと 愛しさが 寒い 寒い 寒い 寒い 酒が今夜も 私を酔わす ひとり手酌の 淋しさに 沁みるギターの 弾き語り 旅に出ようか 目を閉じて 逢えないあなたに 逢いにいく 辛い 辛い 辛い 辛い 酒が今夜も 私を叱る |
酒匂川あなた見送る 東海道の 旅は朝発(だ)ち 日本橋 馴れぬ草鞋(わらじ)に 我慢の紐を 解(と)いて品川 ひと休み 戸塚 藤沢 泣き泣き越えりゃ 別れ近付く 酒匂川 箱根八里は 女にゃつらい まして川留め 大井川 今宵限りと 甘えて拗ねて 点す小田原 恋提灯(こいちょうちん) 差しつ差されつ 盃干せば 瀬音哀しい酒匂川 三島 島田の 姐(ねえ)さん達に 袖を引かれちゃ いやですよ 焦がれ待ちする 私のために 急ぎ掛川 桑名まで 無事な帰りを 地蔵に祈り あなた見送る 酒匂川 | 長保有紀 | 木下龍太郎 | 中村典正 | 伊戸のりお | あなた見送る 東海道の 旅は朝発(だ)ち 日本橋 馴れぬ草鞋(わらじ)に 我慢の紐を 解(と)いて品川 ひと休み 戸塚 藤沢 泣き泣き越えりゃ 別れ近付く 酒匂川 箱根八里は 女にゃつらい まして川留め 大井川 今宵限りと 甘えて拗ねて 点す小田原 恋提灯(こいちょうちん) 差しつ差されつ 盃干せば 瀬音哀しい酒匂川 三島 島田の 姐(ねえ)さん達に 袖を引かれちゃ いやですよ 焦がれ待ちする 私のために 急ぎ掛川 桑名まで 無事な帰りを 地蔵に祈り あなた見送る 酒匂川 |
酒春秋酔っていいかしら ねぇあなた きゅんとしみます いいお酒 久し振りです このぬくもりは 今夜は貴方を 迎え酒 迎え酒 夫婦みたいと 照れながら ツンとわさびの きく刺身 ひとつつまめば 涙がにじむ 貴方想いの 名残り酒 名残り酒 惚れているから しみじみと 燗も人肌 温かい 春を今更 待つのじゃないが せめて幸せ 夢見酒 夢見酒 | 長保有紀 | はずき | 大川健 | 南郷達也 | 酔っていいかしら ねぇあなた きゅんとしみます いいお酒 久し振りです このぬくもりは 今夜は貴方を 迎え酒 迎え酒 夫婦みたいと 照れながら ツンとわさびの きく刺身 ひとつつまめば 涙がにじむ 貴方想いの 名残り酒 名残り酒 惚れているから しみじみと 燗も人肌 温かい 春を今更 待つのじゃないが せめて幸せ 夢見酒 夢見酒 |
さすらい夜曲流れ流れて この町で 送るこの世の 春いくつ 酒よおまえに 聞かそうか さすらい男の 旅唄を 硬派一途の この俺が 惚れたあの子は 他人(ひと)の花 あとは言うまい 語るまい さすらい夜空が 雨になる 質屋(しち)に荷をたし 苦労した 親も故郷(こきょう)も 捨てたのに なんで今さら 夢に見る さすらい無情の 旅まくら 人の幸せ ふしあわせ 浴びたうぶ湯で なぜ決まる 若い身空で 愚痴るなよ さすらい者にも 明日がある こんな時代の 道だから 俺はまっすぐ 決めて行く ついて来るなら 来るもよし さすらい夜曲を みちづれに | 長保有紀 | 水木れいじ | 西つよし | 蔦将包 | 流れ流れて この町で 送るこの世の 春いくつ 酒よおまえに 聞かそうか さすらい男の 旅唄を 硬派一途の この俺が 惚れたあの子は 他人(ひと)の花 あとは言うまい 語るまい さすらい夜空が 雨になる 質屋(しち)に荷をたし 苦労した 親も故郷(こきょう)も 捨てたのに なんで今さら 夢に見る さすらい無情の 旅まくら 人の幸せ ふしあわせ 浴びたうぶ湯で なぜ決まる 若い身空で 愚痴るなよ さすらい者にも 明日がある こんな時代の 道だから 俺はまっすぐ 決めて行く ついて来るなら 来るもよし さすらい夜曲を みちづれに |
さだめ舟おもては雨と 嘘ついて 帰る背中に すがりつく あなた朝までそばにいて… 情けの川に 溺れても ふたりじゃ乗れない さだめ舟 はだけた胸が 寒くなる きれいごとならもういいの あなた朝までそばにいて… 嫌いと好きの うず潮に 今夜も身をもむ さだめ舟 抱かれたあとの 淋しさに 足袋をはく手がまた濡れる あなた朝までそばにいて… いまさら罪を 重ね着の 我身が哀しい さだめ舟 | 長保有紀 | 水木れいじ | 市川昭介 | | おもては雨と 嘘ついて 帰る背中に すがりつく あなた朝までそばにいて… 情けの川に 溺れても ふたりじゃ乗れない さだめ舟 はだけた胸が 寒くなる きれいごとならもういいの あなた朝までそばにいて… 嫌いと好きの うず潮に 今夜も身をもむ さだめ舟 抱かれたあとの 淋しさに 足袋をはく手がまた濡れる あなた朝までそばにいて… いまさら罪を 重ね着の 我身が哀しい さだめ舟 |
しのび川さだめに負けて 別れた人を 忘れるはずの 旅でした みれんでしょうか 女の恋ごころ…… あなたの苗字で 泊ってみても 雨が泣かせる しのび川 嘘でもいいと 黒髪といて あなたに燃えた いで湯宿 酔えないものね 手酌で飲むお酒…… いいことばかりを 想いださせる 夜が哀しい しのび川 心でいくら 憎んでみても この手が乳房(むね)が 追いすがる 死んではだめと もいちど抱きしめて…… 明日はいらない あなたが欲しい 夢をかえして しのび川 | 長保有紀 | 水木れいじ | 市川昭介 | 前田俊明 | さだめに負けて 別れた人を 忘れるはずの 旅でした みれんでしょうか 女の恋ごころ…… あなたの苗字で 泊ってみても 雨が泣かせる しのび川 嘘でもいいと 黒髪といて あなたに燃えた いで湯宿 酔えないものね 手酌で飲むお酒…… いいことばかりを 想いださせる 夜が哀しい しのび川 心でいくら 憎んでみても この手が乳房(むね)が 追いすがる 死んではだめと もいちど抱きしめて…… 明日はいらない あなたが欲しい 夢をかえして しのび川 |
清水湊の女男が一人に 女が二人 うまく行くはず ありません 恋むらさきに 咲くりんどうが 彩をなくして 散ってゆく 想い断ち切る ひとり旅 清水湊に 清水湊に 雪が降る はぐれて行きたや 未練な恋と 浮かれ鴎に 割り台詞 当てもないまま 街道行けば 風の間に間に 茶の香り うしろ髪ひく 鎌ヶ崎 波のしぶきが 波のしぶきが 又ゆれる 淋しさまぎらす 灯台あかり 出船入船 夜が明ける 朝霧かすむ 三保松原は 泣いた涙の 吹きだまり 忘れられない 名を呼べば 清水湊に 清水湊に 雪が降る | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 宮下健治 | 佐伯亮 | 男が一人に 女が二人 うまく行くはず ありません 恋むらさきに 咲くりんどうが 彩をなくして 散ってゆく 想い断ち切る ひとり旅 清水湊に 清水湊に 雪が降る はぐれて行きたや 未練な恋と 浮かれ鴎に 割り台詞 当てもないまま 街道行けば 風の間に間に 茶の香り うしろ髪ひく 鎌ヶ崎 波のしぶきが 波のしぶきが 又ゆれる 淋しさまぎらす 灯台あかり 出船入船 夜が明ける 朝霧かすむ 三保松原は 泣いた涙の 吹きだまり 忘れられない 名を呼べば 清水湊に 清水湊に 雪が降る |
下北みれん命まるごと 焦(こ)がした恋を 水に流して しまえない 一途(いちず)に愛した 男(ひと)でした 一番大事な 男でした あなた あなた あなた あなた忘れの 下北みれん いっそつれなく して欲しかった きれい事では 終われない 面影ひきずり 大湊 涙を捨てます 尻屋崎 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて名を呼ぶ 下北みれん 波が砕(くだ)ける 仏ヶ浦(ほとけがうら)の はぐれ鴎(かもめ)も 飛び去った 明日(あした)の夢など 捨てたのに 過去(むかし)の写真も 捨てたのに あなた あなた あなた あなた恋しい 下北みれん | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 徳久広司 | 前田俊明 | 命まるごと 焦(こ)がした恋を 水に流して しまえない 一途(いちず)に愛した 男(ひと)でした 一番大事な 男でした あなた あなた あなた あなた忘れの 下北みれん いっそつれなく して欲しかった きれい事では 終われない 面影ひきずり 大湊 涙を捨てます 尻屋崎 泣いて 泣いて 泣いて 泣いて名を呼ぶ 下北みれん 波が砕(くだ)ける 仏ヶ浦(ほとけがうら)の はぐれ鴎(かもめ)も 飛び去った 明日(あした)の夢など 捨てたのに 過去(むかし)の写真も 捨てたのに あなた あなた あなた あなた恋しい 下北みれん |
昭和流行歌酒に浮かれる 男です 酔って泣くのが 女です これが運命(さだめ)と 言うのなら 恨みつらみで 唄いましょ アアア… 私 昭和の流行歌(はやりうた) あなた浮き名を 流しても わたし一途に 愛したい もしも今すぐ 届くなら 純なこころで 唄いましょ アアア… 私 昭和の流行歌 せめて浮き世を ふたり連れ どうせ死ぬ時ゃ ひとりきり 夢を見るのが 悪いなら 愚痴を肴に 唄いましょ アアア… 私 昭和の流行歌 | 長保有紀 | はずき | 四方章人 | 石倉重信 | 酒に浮かれる 男です 酔って泣くのが 女です これが運命(さだめ)と 言うのなら 恨みつらみで 唄いましょ アアア… 私 昭和の流行歌(はやりうた) あなた浮き名を 流しても わたし一途に 愛したい もしも今すぐ 届くなら 純なこころで 唄いましょ アアア… 私 昭和の流行歌 せめて浮き世を ふたり連れ どうせ死ぬ時ゃ ひとりきり 夢を見るのが 悪いなら 愚痴を肴に 唄いましょ アアア… 私 昭和の流行歌 |
城ヶ島雨情好きで別れた 人ゆえに いまも消せない 面影を 利久(りきゅう)ねずみの 雨は女の なみだ雨 愛に引かれて 想い出を ひとり訪ねる 城ヶ島 たとえ再び 逢えたとて 過ぎた月日は 戻らない 蛇の目持つ手の 指輪重たい くすり指 女ごころの 切なさを 知るや相模の 浜千鳥 傘をさしても 心まで 濡らす三崎の 磯しぐれ 辛いけれども 雨で消したい 未練火を 舟が出て行く 通り矢の はなも日暮れる 城ヶ島 | 長保有紀 | 木下龍太郎 | 中村典正 | 佐伯亮 | 好きで別れた 人ゆえに いまも消せない 面影を 利久(りきゅう)ねずみの 雨は女の なみだ雨 愛に引かれて 想い出を ひとり訪ねる 城ヶ島 たとえ再び 逢えたとて 過ぎた月日は 戻らない 蛇の目持つ手の 指輪重たい くすり指 女ごころの 切なさを 知るや相模の 浜千鳥 傘をさしても 心まで 濡らす三崎の 磯しぐれ 辛いけれども 雨で消したい 未練火を 舟が出て行く 通り矢の はなも日暮れる 城ヶ島 |
泉州恋しぐれ惚れた私にゃ 気のないあんた 岸和田イチの 男振り だんじり祭じゃ 屋根の上 踊ってさばく 大工方(だいくがた) ヒヤヒヤで ワクワク ドキドキや 泉州(せんしゅう)おんなの 恋々恋々 恋しぐれ あんた根っから 中之濱町(なかんば)育ち ハンパなことが 大嫌い つめたい小雨が 降る夜に 馴染みの酒場で 知り合(お)うた 私のな せつない 片想い 泉州おんなの 恋々恋々 恋しぐれ 秋の浜風 肌身にしみる 坂道登る 千亀利城(ちぎりじょう) あんたと逢えそな 名残り月 祭の後の やるせなさ ヒヤヒヤで ワクワク ドキドキや 泉州おんなの 恋々恋々 恋しぐれ | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 中村典正 | 南郷達也 | 惚れた私にゃ 気のないあんた 岸和田イチの 男振り だんじり祭じゃ 屋根の上 踊ってさばく 大工方(だいくがた) ヒヤヒヤで ワクワク ドキドキや 泉州(せんしゅう)おんなの 恋々恋々 恋しぐれ あんた根っから 中之濱町(なかんば)育ち ハンパなことが 大嫌い つめたい小雨が 降る夜に 馴染みの酒場で 知り合(お)うた 私のな せつない 片想い 泉州おんなの 恋々恋々 恋しぐれ 秋の浜風 肌身にしみる 坂道登る 千亀利城(ちぎりじょう) あんたと逢えそな 名残り月 祭の後の やるせなさ ヒヤヒヤで ワクワク ドキドキや 泉州おんなの 恋々恋々 恋しぐれ |
そばがいいあなたといつも 暮せるならば 何もいらない 欲しくない 浮いて沈んで 知りました きらめく底の にごり水 人もうわべじゃ 解らない 心と心 かさねたい そばにおいてね そばがいい あなたに甘え これから私 夢を見たいの いいですか 離さないでね この指を 昨日のことは 忘れろと そっと優しく 抱きしめた その目に嘘は つけないわ それが女の 倖せなのよ あなたに灯す 命火ひとつ どうぞこのまま 消えないで おんな抱かれて 女です 苦しいことも 嬉しいの 花になります 好きだから 心と心 かさねたい そばにおいてね そばがいい | 長保有紀 | 土田有紀 | 水森英夫 | 南郷達也 | あなたといつも 暮せるならば 何もいらない 欲しくない 浮いて沈んで 知りました きらめく底の にごり水 人もうわべじゃ 解らない 心と心 かさねたい そばにおいてね そばがいい あなたに甘え これから私 夢を見たいの いいですか 離さないでね この指を 昨日のことは 忘れろと そっと優しく 抱きしめた その目に嘘は つけないわ それが女の 倖せなのよ あなたに灯す 命火ひとつ どうぞこのまま 消えないで おんな抱かれて 女です 苦しいことも 嬉しいの 花になります 好きだから 心と心 かさねたい そばにおいてね そばがいい |
龍飛崎私の心に棲(す)みついた あなたとさよなら する旅路 青森駅から 外ヶ浜 海岸づたいに たどる道 ヒュルル ヒュルヒュル 頬を打つ ここは龍飛崎 風岬 三百六十二段行く 階段国道 乱れ足 泣いても戻らぬ 恋だから せつない想い出 忘れ旅 ヒュルル ヒュルヒュル ちぎれ雲 ここは龍飛崎 冬隣り 山あり海あり夕日あり ないのはあなたの 背中だけ 最後に残った 一粒の 涙の捨て場を 探してる ヒュルル ヒュルヒュル 恋よ散れ ここは龍飛崎 北の果て | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 中村典正 | 前田俊明 | 私の心に棲(す)みついた あなたとさよなら する旅路 青森駅から 外ヶ浜 海岸づたいに たどる道 ヒュルル ヒュルヒュル 頬を打つ ここは龍飛崎 風岬 三百六十二段行く 階段国道 乱れ足 泣いても戻らぬ 恋だから せつない想い出 忘れ旅 ヒュルル ヒュルヒュル ちぎれ雲 ここは龍飛崎 冬隣り 山あり海あり夕日あり ないのはあなたの 背中だけ 最後に残った 一粒の 涙の捨て場を 探してる ヒュルル ヒュルヒュル 恋よ散れ ここは龍飛崎 北の果て |
谷瀬の吊り橋すがりついても この橋を 渡りたかった 渡れなかった 谷瀬の吊り橋 ゆらゆらゆれて あなたと私に かかる橋 諦めきれず もう一度 ここへ来ました 来ました 熊野川 五条駅から 路線バス 山また山の 天辻(てんつじ)峠 南へ南へ くねくね行けば あなたを見たさに はやる胸 川底見れば すくむ足 風もつめたい つめたい 熊野川 たどり着いたら この肩を やさしく抱いて くれるでしょうか 谷瀬の吊り橋 ゆらゆらゆれて 後ろを向いても 戻れない 近くて遠い 向こう岸 どこへ流れる 流れる 熊野川 | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 中村典正 | 南郷達也 | すがりついても この橋を 渡りたかった 渡れなかった 谷瀬の吊り橋 ゆらゆらゆれて あなたと私に かかる橋 諦めきれず もう一度 ここへ来ました 来ました 熊野川 五条駅から 路線バス 山また山の 天辻(てんつじ)峠 南へ南へ くねくね行けば あなたを見たさに はやる胸 川底見れば すくむ足 風もつめたい つめたい 熊野川 たどり着いたら この肩を やさしく抱いて くれるでしょうか 谷瀬の吊り橋 ゆらゆらゆれて 後ろを向いても 戻れない 近くて遠い 向こう岸 どこへ流れる 流れる 熊野川 |
露の花私も好きよ あなたも好きと 言って言われた あの夜は 夢のまた夢ね 何で何で 何で燃えたのよ 命かけても ままならぬ 色もはかない 露の花 ゆうべも泣いて 今夜も泣いた 何がどうして こうなった 夢のまた夢ね 誰の誰の 誰のせいじゃない 迷い事など 理由(わけ)もない 秘めて淋しい 露の花 ふたりで捨てる この恋捨てる ぜんぶ覚悟の つもりでも 夢のまた夢ね 無駄よ無駄よ 無駄よつぐないも 二度と消えない 罪がある 明日咲かない 露の花 | 長保有紀 | はずき | 四方章人 | 石倉重信 | 私も好きよ あなたも好きと 言って言われた あの夜は 夢のまた夢ね 何で何で 何で燃えたのよ 命かけても ままならぬ 色もはかない 露の花 ゆうべも泣いて 今夜も泣いた 何がどうして こうなった 夢のまた夢ね 誰の誰の 誰のせいじゃない 迷い事など 理由(わけ)もない 秘めて淋しい 露の花 ふたりで捨てる この恋捨てる ぜんぶ覚悟の つもりでも 夢のまた夢ね 無駄よ無駄よ 無駄よつぐないも 二度と消えない 罪がある 明日咲かない 露の花 |
つよがり心だけ下さい 不憫な女です 人目忍んで もう二年 不幸似合いと あゝ誰かが言った 言葉どおりに なりました つらい つらいわ 他人(ひと)に言われて 尚つらい 慰めは要らない 聞いても惨めです 夢を見たのは もう昔 罪な女と あゝ誰かが言った 何で私を 責めるのよ 悪い 悪いわ 捨てて行く男(ひと) 尚悪い 意地なんてもうない 強がる私です 生きてゆきましょ ふっきって なみだ顔だと あゝ誰かが言った 濡れたまつげが 震えます つらい つらいわ 無理に笑えば 尚つらい 無理に笑えば 尚つらい | 長保有紀 | はずき | 美樹克彦 | 川口真 | 心だけ下さい 不憫な女です 人目忍んで もう二年 不幸似合いと あゝ誰かが言った 言葉どおりに なりました つらい つらいわ 他人(ひと)に言われて 尚つらい 慰めは要らない 聞いても惨めです 夢を見たのは もう昔 罪な女と あゝ誰かが言った 何で私を 責めるのよ 悪い 悪いわ 捨てて行く男(ひと) 尚悪い 意地なんてもうない 強がる私です 生きてゆきましょ ふっきって なみだ顔だと あゝ誰かが言った 濡れたまつげが 震えます つらい つらいわ 無理に笑えば 尚つらい 無理に笑えば 尚つらい |
つれづれの宿お流れ一杯 頂きますと 肩をすくめる 襟ぼくろ 旅の宿なら 二人は夫婦 百里 千里の 明日の道も ああ つれづれ ああ つれづれ 迷うはずない 夢月夜 からくり 水の 叩いた音に 朝を迎えた 添い枕 たとえはかない 縁になろうと 咲いて悔いない 幸せの花 ああ つれづれ ああ つれづれ もえて絡んだ 夢模様 村雨 続け いつまで続け 流す涙と 同じほど せまり来る来る 別れの時間は 胸の芯まで 泣かせてしまう ああ つれづれ ああ つれづれ 愛を急かせる 夢花火 | 長保有紀 | 森元征央 | 水森英夫 | | お流れ一杯 頂きますと 肩をすくめる 襟ぼくろ 旅の宿なら 二人は夫婦 百里 千里の 明日の道も ああ つれづれ ああ つれづれ 迷うはずない 夢月夜 からくり 水の 叩いた音に 朝を迎えた 添い枕 たとえはかない 縁になろうと 咲いて悔いない 幸せの花 ああ つれづれ ああ つれづれ もえて絡んだ 夢模様 村雨 続け いつまで続け 流す涙と 同じほど せまり来る来る 別れの時間は 胸の芯まで 泣かせてしまう ああ つれづれ ああ つれづれ 愛を急かせる 夢花火 |
出直したいのうしろ振り向きゃ 両の手で ひろえぬ涙の 落とし物 絵の様な倖せは きっと きっと きっとたやすく つかめはしないと 思うけど 小さな事から 出直したいの 何で女に 生まれたと 誰かを恨んで どうなるの まっ直ぐに歩いてた 馬鹿が 馬鹿が 馬鹿がつく程 世渡りうまくは ないけれど わかって下さい 出直したいの 親を泣かせた 事もある 昔の過ち 責めないで 生きるのよ止まらずに 夢よ 夢よ 夢よも一度 いろいろ見てきた 女でも きれいな心で 出直したいの | 長保有紀 | はずき | 水森英夫 | 前田俊明 | うしろ振り向きゃ 両の手で ひろえぬ涙の 落とし物 絵の様な倖せは きっと きっと きっとたやすく つかめはしないと 思うけど 小さな事から 出直したいの 何で女に 生まれたと 誰かを恨んで どうなるの まっ直ぐに歩いてた 馬鹿が 馬鹿が 馬鹿がつく程 世渡りうまくは ないけれど わかって下さい 出直したいの 親を泣かせた 事もある 昔の過ち 責めないで 生きるのよ止まらずに 夢よ 夢よ 夢よも一度 いろいろ見てきた 女でも きれいな心で 出直したいの |
東京へ戻ります一度別れた あなたです 故郷へ帰った 私です バカバカバカです バカでした 過去(むかし)を忘れて しまえない 夢を見たって 覚めれば一人 やっぱり私は 東京へ戻ります 憎いいとしい あなたです 今夜も泣いてる 私です ムリムリムリです ムリでした お酒じゃ気持は 晴れません 何もいらない あなたが欲しい も一度私は 東京へ戻ります 一目逢いたい あなたです 諦(あきら)め切れない 私です バカバカバカです バカでした 離しちゃいけない 男(ひと)でした 着の身(み)着のまま 新幹線で 今すぐ私は 東京へ戻ります | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 徳久広司 | 前田俊明 | 一度別れた あなたです 故郷へ帰った 私です バカバカバカです バカでした 過去(むかし)を忘れて しまえない 夢を見たって 覚めれば一人 やっぱり私は 東京へ戻ります 憎いいとしい あなたです 今夜も泣いてる 私です ムリムリムリです ムリでした お酒じゃ気持は 晴れません 何もいらない あなたが欲しい も一度私は 東京へ戻ります 一目逢いたい あなたです 諦(あきら)め切れない 私です バカバカバカです バカでした 離しちゃいけない 男(ひと)でした 着の身(み)着のまま 新幹線で 今すぐ私は 東京へ戻ります |
止り木暮らし酒場の二階の 四畳半 仔猫と一緒に 暮らしてる 狡(ずる)い女に なれなくて いつも幸せ 遠まわり 咲いて淋しい おんな花 いつか馴(なじ)んだ 止り木暮らし 本気で惚れて 尽しても 嘘つき気まぐれ 薄情け 拗(す)ねるつもりは ないけれど しみてせつない 傷の跡 雨がそぼ降る 裏通り 胸も濡れます 止り木の花 七つも年令(とし)を ごまかして いつしか濃くなる 口紅(べに)の色 ひとつぐらいは いい事が あってもいいでしょ 私にも 浮き世小路の おんな花 明日を夢みる 止り木暮らし | 長保有紀 | 南こすず | 山口ひろし | 前田俊明 | 酒場の二階の 四畳半 仔猫と一緒に 暮らしてる 狡(ずる)い女に なれなくて いつも幸せ 遠まわり 咲いて淋しい おんな花 いつか馴(なじ)んだ 止り木暮らし 本気で惚れて 尽しても 嘘つき気まぐれ 薄情け 拗(す)ねるつもりは ないけれど しみてせつない 傷の跡 雨がそぼ降る 裏通り 胸も濡れます 止り木の花 七つも年令(とし)を ごまかして いつしか濃くなる 口紅(べに)の色 ひとつぐらいは いい事が あってもいいでしょ 私にも 浮き世小路の おんな花 明日を夢みる 止り木暮らし |
情をかけて抱いて欲しいと 泣き濡れて すがれば逃げる 憎い人 おまえのためだと 騙すより 死ねと言ってよ ねぇ あなた…… あゝ…夢でいいから 情をかけて あんな男(おとこ)と 指をさす 世間に何が わかるのよ 信じて尽して どこまでも ついて行きたい ねぇ あなた…… あゝ…夢でいいから 情をかけて 酔って捨てたい 面影が 飲むほど浮かぶ ひとり酒 明日(あした)に咲けない 恋でいい 強く抱いてよ ねぇ あなた…… あゝ…夢でいいから 情をかけて | 長保有紀 | はずき | 岡千秋 | 南郷達也 | 抱いて欲しいと 泣き濡れて すがれば逃げる 憎い人 おまえのためだと 騙すより 死ねと言ってよ ねぇ あなた…… あゝ…夢でいいから 情をかけて あんな男(おとこ)と 指をさす 世間に何が わかるのよ 信じて尽して どこまでも ついて行きたい ねぇ あなた…… あゝ…夢でいいから 情をかけて 酔って捨てたい 面影が 飲むほど浮かぶ ひとり酒 明日(あした)に咲けない 恋でいい 強く抱いてよ ねぇ あなた…… あゝ…夢でいいから 情をかけて |
なみだ町口紅ひくのも つらいほど 噂にやせた ひとさし指よ あなた今度は いつ逢える…… 縁がないとは 知りながら 待てば雨ふる なみだ町 駅うら通りの 手相見に 実らぬ恋と 叱られました あなた今度は いつ逢える…… 別れまぎわの 嘘ひとつ 今も信じて なみだ町 優しい誘いも あるけれど 誰にも抱かれる つもりはないわ あなた今度は いつ逢える…… 酔ってはしゃいだ 幸せを 夢に見ました なみだ町 | 長保有紀 | 水木れいじ | 水森英夫 | 馬場良 | 口紅ひくのも つらいほど 噂にやせた ひとさし指よ あなた今度は いつ逢える…… 縁がないとは 知りながら 待てば雨ふる なみだ町 駅うら通りの 手相見に 実らぬ恋と 叱られました あなた今度は いつ逢える…… 別れまぎわの 嘘ひとつ 今も信じて なみだ町 優しい誘いも あるけれど 誰にも抱かれる つもりはないわ あなた今度は いつ逢える…… 酔ってはしゃいだ 幸せを 夢に見ました なみだ町 |
南紀白浜はぐれ旅あんな男の ひとりやふたり くれてやりましょ 熨斗(のし)つけて 南紀白浜 未練がなにさ 波に投げれば 円月島(えんげつとう)の 真っ赤な夕陽が 目にしみる 少し見かけが 良かっただけで 命までもと 尽くしたの 南紀白浜 男がなにさ ひとりたたずむ 千畳敷(せんじょうじき)で 思い出ちぎって またつなぐ 心変わりを 隠しもせずに 待っていたのね さよならを 南紀白浜 惚れたがなにさ 次の恋まで 切ないだけさ 面影消せない 白良浜(しららはま) | 長保有紀 | かず翼 | 宮下健治 | 猪俣義周 | あんな男の ひとりやふたり くれてやりましょ 熨斗(のし)つけて 南紀白浜 未練がなにさ 波に投げれば 円月島(えんげつとう)の 真っ赤な夕陽が 目にしみる 少し見かけが 良かっただけで 命までもと 尽くしたの 南紀白浜 男がなにさ ひとりたたずむ 千畳敷(せんじょうじき)で 思い出ちぎって またつなぐ 心変わりを 隠しもせずに 待っていたのね さよならを 南紀白浜 惚れたがなにさ 次の恋まで 切ないだけさ 面影消せない 白良浜(しららはま) |
虹の橋から覚えています 目と目が合って 運命みたいと 私抱き上げ うちに おいでと やさしい言葉 迎えてくれた みんな はしゃいでた しかってくれて ありがとう 教えてくれて ありがとう いい仔と ほめられて 嬉しくて 毛糸のおもちゃ 咥えて走り ねだるご褒美 待ってたの 小さい頃は いたずら好きで 遊びましょうと 足にじゃれたら ポンと気づかず けとばされたの 木目の床は まるで すべり台 楽しみくれて ありがとう 笑ってくれて ありがとう 家族にしてくれて 嬉しくて ソファに付けた 爪痕いくつ 虹の橋から 数えます 父さん 母さん 兄さん 姉さん 少し早く 旅立つけれど 虹の橋から ありがとう | 長保有紀 | はずき | 美樹克彦 | 矢田部正 | 覚えています 目と目が合って 運命みたいと 私抱き上げ うちに おいでと やさしい言葉 迎えてくれた みんな はしゃいでた しかってくれて ありがとう 教えてくれて ありがとう いい仔と ほめられて 嬉しくて 毛糸のおもちゃ 咥えて走り ねだるご褒美 待ってたの 小さい頃は いたずら好きで 遊びましょうと 足にじゃれたら ポンと気づかず けとばされたの 木目の床は まるで すべり台 楽しみくれて ありがとう 笑ってくれて ありがとう 家族にしてくれて 嬉しくて ソファに付けた 爪痕いくつ 虹の橋から 数えます 父さん 母さん 兄さん 姉さん 少し早く 旅立つけれど 虹の橋から ありがとう |
俄か雨軒のしずくを 手でうけて あなたの寝顔に 押しあてる わかれの旅も 今日かぎり…… この帯ほどいて 濡れながら 明日(あす)は他人の 明日(あす)は他人の 俄(にわ)か雨 花火みたいな 一夜でも 重ねる暦に 嘘はない わかれの前に 抱きしめて… 口紅(べに)さす小指の 先までが あなた欲しさに あなた欲しさに また燃える 着物姿じゃ 目立つから 窓(ここ)からあなたを 見送るわ わかれの朝が 憎らしい…… 一緒に死んでと すがっても 恋ははかない 恋ははかない 俄(にわ)か雨 | 長保有紀 | 水木れいじ | 市川昭介 | | 軒のしずくを 手でうけて あなたの寝顔に 押しあてる わかれの旅も 今日かぎり…… この帯ほどいて 濡れながら 明日(あす)は他人の 明日(あす)は他人の 俄(にわ)か雨 花火みたいな 一夜でも 重ねる暦に 嘘はない わかれの前に 抱きしめて… 口紅(べに)さす小指の 先までが あなた欲しさに あなた欲しさに また燃える 着物姿じゃ 目立つから 窓(ここ)からあなたを 見送るわ わかれの朝が 憎らしい…… 一緒に死んでと すがっても 恋ははかない 恋ははかない 俄(にわ)か雨 |
根無し草風の通りが いい家(うち)で 庭には柘榴(ざくろ)を 植えましょう 見てもいいでしょ 夢ぐらい 無理に笑えば お酒がしみる 拗ねて泣いたり 愚痴ったり 生きて行くのよ 根無し草 つかむそばから すり抜ける 幸せいつでも 浮気者 切れて良かった あんな人 浮かぶ面影 心が痛い 惚れて尽して 叛(そむ)かれて 生きて行くのよ 根無し草 夜の長さを 持て余し 涙の色した 爪をかむ 捨てた故郷(ふるさと) 帰らない 親もいないし 帰れやしない 酔って騒いで 強がって 生きて行くのよ 根無し草 | 長保有紀 | 麻こよみ | 水森英夫 | 伊戸のりお | 風の通りが いい家(うち)で 庭には柘榴(ざくろ)を 植えましょう 見てもいいでしょ 夢ぐらい 無理に笑えば お酒がしみる 拗ねて泣いたり 愚痴ったり 生きて行くのよ 根無し草 つかむそばから すり抜ける 幸せいつでも 浮気者 切れて良かった あんな人 浮かぶ面影 心が痛い 惚れて尽して 叛(そむ)かれて 生きて行くのよ 根無し草 夜の長さを 持て余し 涙の色した 爪をかむ 捨てた故郷(ふるさと) 帰らない 親もいないし 帰れやしない 酔って騒いで 強がって 生きて行くのよ 根無し草 |
花筏川に舞い散る 桜の花が 寄り添いながら 流れてく あなたとこのまま 乗って逃げたい 花筏(はないかだ) 叶わぬ願いと 承知のはずが 無理を言いたい 女なら 愛し合っても 世間の風は 二人にゃつらい 向かい風 もしやに賭けてた 女ごころの 渡し舟 人目の届かぬ はるかな岸へ なんで渡さぬ 花の舟 七日(なぬか)桜と 呼ばれるけれど 春来るたびに また開く あなたと見るのは 今年かぎりの 花筏 この手に触れても 掴めぬ夢を 載せて見送る 別れ橋 | 長保有紀 | 木下龍太郎 | 中村典正 | 佐伯亮 | 川に舞い散る 桜の花が 寄り添いながら 流れてく あなたとこのまま 乗って逃げたい 花筏(はないかだ) 叶わぬ願いと 承知のはずが 無理を言いたい 女なら 愛し合っても 世間の風は 二人にゃつらい 向かい風 もしやに賭けてた 女ごころの 渡し舟 人目の届かぬ はるかな岸へ なんで渡さぬ 花の舟 七日(なぬか)桜と 呼ばれるけれど 春来るたびに また開く あなたと見るのは 今年かぎりの 花筏 この手に触れても 掴めぬ夢を 載せて見送る 別れ橋 |
花言葉淋しくなんか もうないわ あなたに出逢った あの日から… 好きよ好き好き あなたが好きよ 夢じゃないのね 抱きしめて 今夜の私は 紅いバラ 「燃える心」が 花言葉 逢いたい時に 逢えるのに 時々せつなく なる私… ダメねダメダメ 泣いたらダメね 口に出せない もどかしさ 心でゆれてる 月見草 「秘めた想い」が 花言葉 季節がいくつ 変わっても 私の気持ちは 変らない… 好きよ好き好き 本当に好きよ 生きるよろこび 重ね合う あなたと私は シクラメン 「愛の誓い」が 花言葉 | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 中村典正 | 前田俊明 | 淋しくなんか もうないわ あなたに出逢った あの日から… 好きよ好き好き あなたが好きよ 夢じゃないのね 抱きしめて 今夜の私は 紅いバラ 「燃える心」が 花言葉 逢いたい時に 逢えるのに 時々せつなく なる私… ダメねダメダメ 泣いたらダメね 口に出せない もどかしさ 心でゆれてる 月見草 「秘めた想い」が 花言葉 季節がいくつ 変わっても 私の気持ちは 変らない… 好きよ好き好き 本当に好きよ 生きるよろこび 重ね合う あなたと私は シクラメン 「愛の誓い」が 花言葉 |
ひとり宿ひと汽車遅れて 行くという あなたの嘘の 哀しさ憎さ いいのこのまま 来なくても…… 呼べば日暮れる 湯の川に 椿ちるちる ひとり宿 線香花火に 火をつけて あの日のあなた 偲んでみるの いいのこのまま 別れても…… ふたつ躰が あったらと 声が聞こえる ひとり宿 手酌のお酒に 酔いながら しみじみ想う この世のさだめ いいのこのまま 死んだって…… あなた欲しさに 抱きしめる 枕さみしい ひとり宿 | 長保有紀 | 水木れいじ | 水森英夫 | 馬場良 | ひと汽車遅れて 行くという あなたの嘘の 哀しさ憎さ いいのこのまま 来なくても…… 呼べば日暮れる 湯の川に 椿ちるちる ひとり宿 線香花火に 火をつけて あの日のあなた 偲んでみるの いいのこのまま 別れても…… ふたつ躰が あったらと 声が聞こえる ひとり宿 手酌のお酒に 酔いながら しみじみ想う この世のさだめ いいのこのまま 死んだって…… あなた欲しさに 抱きしめる 枕さみしい ひとり宿 |
人生父と呼べない男のあとを 形振(なりふ)り構わず追いかけて あたしを捨てた母さんを 氷雨降る日にゃ想い出す 別れた街角 想い出す 生んでくれって頼んだ覚え 一度もないのに迷惑みたい 二人三脚 親子で組んで 運動会には出たけれど 何度もころげ 笑われた 母のペディキュア指さした 知らないみんなが指さした ゴールした時きゃ 一番うしろ それでもよかった 一緒に走れ 酔うときまって女が歌う 他人の飯には棘(とげ)がある 鬼さんこちら さァこちら ヘンな文句の子守唄 あたしを泣かせた子守唄 きっとどこかの酒場の隅で 今夜もあのひと 歌ってるだろ | 長保有紀 | もず唱平 | 弦哲也 | 前田俊明 | 父と呼べない男のあとを 形振(なりふ)り構わず追いかけて あたしを捨てた母さんを 氷雨降る日にゃ想い出す 別れた街角 想い出す 生んでくれって頼んだ覚え 一度もないのに迷惑みたい 二人三脚 親子で組んで 運動会には出たけれど 何度もころげ 笑われた 母のペディキュア指さした 知らないみんなが指さした ゴールした時きゃ 一番うしろ それでもよかった 一緒に走れ 酔うときまって女が歌う 他人の飯には棘(とげ)がある 鬼さんこちら さァこちら ヘンな文句の子守唄 あたしを泣かせた子守唄 きっとどこかの酒場の隅で 今夜もあのひと 歌ってるだろ |
北国街道愛にはぐれた 女の胸に 雨が冷たい 宿場町 北国街道 ここが追分 分かれ道 未練みちづれ 面影追えば 雲の向こうに ああ浅間山 肩を抱かれた ぬくもりひとつ 忘れられない 夢あかり 北国街道 雁木(がんぎ)造りの 塩の道 憎みきれない 笑顔が今も 胸にあふれる ああ城下町 弥彦過ぎれば 新潟湊(みなと) はぐれ鴎が 啼く夜更け 北国街道 旅も終わりの 浜酒場 未練飲み干す 女がひとり 波もつよがり ああ日本海 | 長保有紀 | 日野浦かなで | 宮下健治 | 竹内弘一 | 愛にはぐれた 女の胸に 雨が冷たい 宿場町 北国街道 ここが追分 分かれ道 未練みちづれ 面影追えば 雲の向こうに ああ浅間山 肩を抱かれた ぬくもりひとつ 忘れられない 夢あかり 北国街道 雁木(がんぎ)造りの 塩の道 憎みきれない 笑顔が今も 胸にあふれる ああ城下町 弥彦過ぎれば 新潟湊(みなと) はぐれ鴎が 啼く夜更け 北国街道 旅も終わりの 浜酒場 未練飲み干す 女がひとり 波もつよがり ああ日本海 |
惚の字傘しょせん憂き世は からくり芝居 根無し金無し てんてん流転 野暮は承知で芯から惚れて 尽くす女の心意気… 演歌だね 演歌だね 演歌だ 演歌だ 演歌だね あんたに惚の字傘 口や世渡り 下手でもいいの さあさ飲もうよ 情けの酒を いつか世に出て 男になれる それはあなたの眸(め)でわかる…… 演歌だね 演歌だね 演歌だ 演歌だ 演歌だね あんたに惚の字傘 耐えて一年 追われて二年 誰か浮く時ゃ 待とうよ春を 死ぬも生きるも ふたりと決めて ついて行きます どこまでも…… 演歌だね 演歌だね 演歌だ 演歌だ 演歌だね あんたに惚の字傘 | 長保有紀 | 水木れいじ | 岡千秋 | | しょせん憂き世は からくり芝居 根無し金無し てんてん流転 野暮は承知で芯から惚れて 尽くす女の心意気… 演歌だね 演歌だね 演歌だ 演歌だ 演歌だね あんたに惚の字傘 口や世渡り 下手でもいいの さあさ飲もうよ 情けの酒を いつか世に出て 男になれる それはあなたの眸(め)でわかる…… 演歌だね 演歌だね 演歌だ 演歌だ 演歌だね あんたに惚の字傘 耐えて一年 追われて二年 誰か浮く時ゃ 待とうよ春を 死ぬも生きるも ふたりと決めて ついて行きます どこまでも…… 演歌だね 演歌だね 演歌だ 演歌だ 演歌だね あんたに惚の字傘 |
惚れてトコトン好きになったら この私 あばたもえくぼの 悪いくせ 誰が止めても うわの空 貴方好みに 変わります もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン) 夢に今夜は 飛び込んで 恋する呪文を 唱えましょ そして願いが 叶ったら 貴方ひとすじ 尽くします もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン) 切れぬ小指の 赤い糸 私に結んで 欲しいのよ 待ってひとつき もうみつき 貴方恋しさ つのります もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン) | 長保有紀 | はずき | 宮下健治 | 竹内弘一 | 好きになったら この私 あばたもえくぼの 悪いくせ 誰が止めても うわの空 貴方好みに 変わります もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン) 夢に今夜は 飛び込んで 恋する呪文を 唱えましょ そして願いが 叶ったら 貴方ひとすじ 尽くします もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン) 切れぬ小指の 赤い糸 私に結んで 欲しいのよ 待ってひとつき もうみつき 貴方恋しさ つのります もえもえもえて 又もえて 惚れてとことん 命がけ (トコトントントコトントコトン) |
望郷松山義理に勝てない 恋ゆえに 泣いてお堀で 別れたが 人の噂に 北京町で 苦労してると 聞かされりゃ 望郷の 涙あふれる あぁ 松山 ひとつ流れる 俺の星 どこかさみしい あの星は 遠く離れた 松山城の 空で涙に なるのだろう 望郷の 歌が恋しい あぁ 松山 君と始めて 会ったのは 雨の降る日の 露人墓地 今も横顔 まぶたの裏に 消えぬつらさよ やるせなさ 望郷の 夢におぼれる あぁ 松山 | 長保有紀 | もず唱平 | 泰久長 | 宮下博次 | 義理に勝てない 恋ゆえに 泣いてお堀で 別れたが 人の噂に 北京町で 苦労してると 聞かされりゃ 望郷の 涙あふれる あぁ 松山 ひとつ流れる 俺の星 どこかさみしい あの星は 遠く離れた 松山城の 空で涙に なるのだろう 望郷の 歌が恋しい あぁ 松山 君と始めて 会ったのは 雨の降る日の 露人墓地 今も横顔 まぶたの裏に 消えぬつらさよ やるせなさ 望郷の 夢におぼれる あぁ 松山 |
港わかれ唄捨てちゃいやだと わたしが泣いた 離しゃしないと あなたも泣いた 雨の桟橋 ドラがなる お願い 行かないで せめて一晩 鴎になって 抱いてくれてもいいじゃない あぁ、涙の 涙の船がでる くわえ煙草で 手をふるあなた 肩をふるわせ 見送るわたし わかれ桟橋 雨の中 あなたが 遠くなる 夢のつづきは いつのことやら 待っていろよは気やすめね あぁ、涙の 涙の船がでる ついてゆきたい 女を残す つれてゆけない 男の背中 みなと桟橋 わかれ唄 汽笛が また一つ 泣けとばかりに 心をゆする にくい いとしい みれんです あぁ、涙の 涙の船がでる | 長保有紀 | たかたかし | 伊藤雪彦 | 伊藤雪彦 | 捨てちゃいやだと わたしが泣いた 離しゃしないと あなたも泣いた 雨の桟橋 ドラがなる お願い 行かないで せめて一晩 鴎になって 抱いてくれてもいいじゃない あぁ、涙の 涙の船がでる くわえ煙草で 手をふるあなた 肩をふるわせ 見送るわたし わかれ桟橋 雨の中 あなたが 遠くなる 夢のつづきは いつのことやら 待っていろよは気やすめね あぁ、涙の 涙の船がでる ついてゆきたい 女を残す つれてゆけない 男の背中 みなと桟橋 わかれ唄 汽笛が また一つ 泣けとばかりに 心をゆする にくい いとしい みれんです あぁ、涙の 涙の船がでる |
霧笛にぬれて霧笛にぬれて 女がひとり 想い出たどって きた港 出船 桟橋 沖行く船の 潮路に消えた 恋ひとつ 港ネオンに くらくら浮かぶ いとしい男の 面影が 誰かの胸で 眠ってみても 嘘の匂いが するばかり なんで 今更 恋しくさせる 抱いてもくれず 去ったひと 小雨そぼふる 煉瓦の舗道 つめたい足音 濡れていた 夜風 口笛 カモメが一羽 うわさも消えた 波止場町 港ネオンに くらくら浮かぶ いとしい男の 面影が | 長保有紀 | さくらちさと | 徳久広司 | 南郷達也 | 霧笛にぬれて 女がひとり 想い出たどって きた港 出船 桟橋 沖行く船の 潮路に消えた 恋ひとつ 港ネオンに くらくら浮かぶ いとしい男の 面影が 誰かの胸で 眠ってみても 嘘の匂いが するばかり なんで 今更 恋しくさせる 抱いてもくれず 去ったひと 小雨そぼふる 煉瓦の舗道 つめたい足音 濡れていた 夜風 口笛 カモメが一羽 うわさも消えた 波止場町 港ネオンに くらくら浮かぶ いとしい男の 面影が |
雪国紅葉残る未練を 捨てるため 女ひとりの 旅の宿 冬がひと足 早いから もう散り急ぐ 雪国紅葉 二人の恋を 見るようで 片頬濡らす ひとしずく 心変わりを 責めるより 尽くし足りなさ 悔やみたい 湯冷めしそうな 洗い髪 たたずむ窓に 雪国紅葉 憎んだはずの あの人の 面影胸に また浮かぶ 何度 寝返り 打ったやら 眠れないまま 宿の朝 昨夜(ゆうべ)降ったか 淡雪が 紅の葉隠(か)くす 雪国紅葉 想い出埋めて 明日から 出直すつもり 辛くても | 長保有紀 | 木下龍太郎 | 中村典正 | 佐伯亮 | 残る未練を 捨てるため 女ひとりの 旅の宿 冬がひと足 早いから もう散り急ぐ 雪国紅葉 二人の恋を 見るようで 片頬濡らす ひとしずく 心変わりを 責めるより 尽くし足りなさ 悔やみたい 湯冷めしそうな 洗い髪 たたずむ窓に 雪国紅葉 憎んだはずの あの人の 面影胸に また浮かぶ 何度 寝返り 打ったやら 眠れないまま 宿の朝 昨夜(ゆうべ)降ったか 淡雪が 紅の葉隠(か)くす 雪国紅葉 想い出埋めて 明日から 出直すつもり 辛くても |
雪つばめ冬の木枯(こが)らし 恋枯(が)らし 落ち葉みたいに 散った恋 惚れた男の あの背中 ふり返らずに 消えてった… 飛んでみせます 雪つばめ 凍(こご)える命に 火をつけて 丁度去年の 今頃は 寒さ知らずの 冬だった 信じられない 言いわけも 心の隅(すみ)で 信じてた… 空を見上げる 雪つばめ 傷(いた)んだ翼を あたためて 弱い心を 叱るよに 風が頬打つ 背をたたく 泣いた涙も 想い出も 未練も捨てて 行く私… 飛んでみせます 雪つばめ 明日(あした)は一人で 空高く | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 中村典正 | 前田俊明 | 冬の木枯(こが)らし 恋枯(が)らし 落ち葉みたいに 散った恋 惚れた男の あの背中 ふり返らずに 消えてった… 飛んでみせます 雪つばめ 凍(こご)える命に 火をつけて 丁度去年の 今頃は 寒さ知らずの 冬だった 信じられない 言いわけも 心の隅(すみ)で 信じてた… 空を見上げる 雪つばめ 傷(いた)んだ翼を あたためて 弱い心を 叱るよに 風が頬打つ 背をたたく 泣いた涙も 想い出も 未練も捨てて 行く私… 飛んでみせます 雪つばめ 明日(あした)は一人で 空高く |
雪舞い雪よ雪よ やまないで… 哀しい運命を 白く白く塗りかえて 雪よ雪よ やまないで… 二人の足跡 消して消して積もるまで 一夜二夜の 夫婦でも 添えて嬉しい 隠れ宿 すぐに溶けてく 粉雪は ままにならない あ…恋のよう 涙が雪になる 吐息が風になる しんしんと しんしんと 胸に雪が舞う 誰も誰も 止めないで… 心の炎を 熱く熱く燃やすまで 誰も誰も 止めないで… しばしの倖せ せめてせめてもう少し 恋の絆を 裂くように 山が鳴ります 木が吼える 寒い憂き世で ただひとり 頼る支えは あ…あなただけ 涙が雪になる 吐息が風になる しんしんと しんしんと 胸に雪が舞う 涙が雪になる 吐息が風になる しんしんと しんしんと 胸に雪が舞う | 長保有紀 | 下地亜記子 | 岡千秋 | | 雪よ雪よ やまないで… 哀しい運命を 白く白く塗りかえて 雪よ雪よ やまないで… 二人の足跡 消して消して積もるまで 一夜二夜の 夫婦でも 添えて嬉しい 隠れ宿 すぐに溶けてく 粉雪は ままにならない あ…恋のよう 涙が雪になる 吐息が風になる しんしんと しんしんと 胸に雪が舞う 誰も誰も 止めないで… 心の炎を 熱く熱く燃やすまで 誰も誰も 止めないで… しばしの倖せ せめてせめてもう少し 恋の絆を 裂くように 山が鳴ります 木が吼える 寒い憂き世で ただひとり 頼る支えは あ…あなただけ 涙が雪になる 吐息が風になる しんしんと しんしんと 胸に雪が舞う 涙が雪になる 吐息が風になる しんしんと しんしんと 胸に雪が舞う |
夢おぼろ枕のあかりに身をさらし くれない色に染める肌 罪の匂いおびえても 抱かれてしまえば おんなです 逢えばせつなくて 恋が苦しくて おんなが哀しい 愛にながされて もれる吐息に あゝ 夢おぼろ あなたが寝煙草ふかすたび ホタルが闇に赤くとぶ もしもわたしが重いなら 捨ててもいいのよ かまわない いくら燃えたって 心さびしくて おんなが哀しい あなた抱きしめて 夜はつかのま あゝ 夢おぼろ 乱れた着物をかきあつめ 裸ですべる部屋のすみ これが最後と決めたって あなたを拒める はずもない いっそ死にましょか あなた道連れに あなたが哀しい いのち狂おしく あなたひとりに あゝ 夢おぼろ | 長保有紀 | たかたかし | 聖川湧 | | 枕のあかりに身をさらし くれない色に染める肌 罪の匂いおびえても 抱かれてしまえば おんなです 逢えばせつなくて 恋が苦しくて おんなが哀しい 愛にながされて もれる吐息に あゝ 夢おぼろ あなたが寝煙草ふかすたび ホタルが闇に赤くとぶ もしもわたしが重いなら 捨ててもいいのよ かまわない いくら燃えたって 心さびしくて おんなが哀しい あなた抱きしめて 夜はつかのま あゝ 夢おぼろ 乱れた着物をかきあつめ 裸ですべる部屋のすみ これが最後と決めたって あなたを拒める はずもない いっそ死にましょか あなた道連れに あなたが哀しい いのち狂おしく あなたひとりに あゝ 夢おぼろ |
夢ひとつあなた待つ夜は 三十路が十九 恋は耳まで 紅をさす 今あれば何もいらない 生きられる 信じるだけの 仲だけど いいのよ いいのよ 小さな夢ひとつ 早くねむれば そのぶん早く 逢える明日が 近くなる 陽だまりは惚れた男の 腕の中 窓打つ風が 寒いけど あたしは あたしは 冬でも蝶になる 便りとだえて あれから三月 恋はかなしい 片だより るすでんに酒に負けては いないかと あなたの声に 花いちりん 飾るのよ 飾るのよ 女の夢ひとつ | 長保有紀 | 土田有紀 | 水森英夫 | 南郷達也 | あなた待つ夜は 三十路が十九 恋は耳まで 紅をさす 今あれば何もいらない 生きられる 信じるだけの 仲だけど いいのよ いいのよ 小さな夢ひとつ 早くねむれば そのぶん早く 逢える明日が 近くなる 陽だまりは惚れた男の 腕の中 窓打つ風が 寒いけど あたしは あたしは 冬でも蝶になる 便りとだえて あれから三月 恋はかなしい 片だより るすでんに酒に負けては いないかと あなたの声に 花いちりん 飾るのよ 飾るのよ 女の夢ひとつ |
夜の東京嘘で濁った シャンデリア 赤いドレスの バラの花 誰に思いを 寄せるやら 男ごころは うす情け 夜の東京 男と女の うず巻く街よ ワイングラスに 写るのは どこか淋しい おくれ髪 指に絡めて 笑ってる だけどあの娘もつらいのよ 夜の東京 男と女の 眠らぬ街よ 胸の谷間で 十字架の ダイヤモンドが 光ります 素顔見せたい その願い 叶えておくれマリア様 夜の東京 男と女の うず巻く街よ | 長保有紀 | はずき | 四方章人 | 南郷達也 | 嘘で濁った シャンデリア 赤いドレスの バラの花 誰に思いを 寄せるやら 男ごころは うす情け 夜の東京 男と女の うず巻く街よ ワイングラスに 写るのは どこか淋しい おくれ髪 指に絡めて 笑ってる だけどあの娘もつらいのよ 夜の東京 男と女の 眠らぬ街よ 胸の谷間で 十字架の ダイヤモンドが 光ります 素顔見せたい その願い 叶えておくれマリア様 夜の東京 男と女の うず巻く街よ |
麗人草女ごころの 恥らい捨てて 愛に燃えたい ひとすじの 夢かうつつか まぼろしか 誰か咲かせて 薄紫の 濡れて狂おし 麗人の花 女ひとりで 生きてくなんて とても出来ない 淋しくて 指のやつれを 唇で 誰か背中を 抱きしめながら 夢をとかして 麗人の花 いつか女は きれいになって 恋のとりこに なりたいの 夢を描いて また消して ひとりみつめる 薄紫の 肌に冷たい 麗人の花 | 長保有紀 | 鳥井実 | 深谷昭 | 馬場良 | 女ごころの 恥らい捨てて 愛に燃えたい ひとすじの 夢かうつつか まぼろしか 誰か咲かせて 薄紫の 濡れて狂おし 麗人の花 女ひとりで 生きてくなんて とても出来ない 淋しくて 指のやつれを 唇で 誰か背中を 抱きしめながら 夢をとかして 麗人の花 いつか女は きれいになって 恋のとりこに なりたいの 夢を描いて また消して ひとりみつめる 薄紫の 肌に冷たい 麗人の花 |
私やっぱり女です恋もしました 泣きもした 私いろいろ ありました 今はもう 今はもう 過ぎたことです 何もかも 想い出だけじゃ 生きれない 私やっぱり 女です 未練一つに まどわされ 後ろばかりを 見ていたわ いつの日か いつの日か めぐり逢いたい いい男(ひと)に 短く髪も 切りました 私つくづく 女です 赤く咲く花 白い花 胸に咲かせる 愛の花 もう一度 もう一度 私倖せ 欲しいです 明日があるわ 夢がある 私まだまだ 女です | 長保有紀 | 鈴木紀代 | 中村典正 | 前田俊明 | 恋もしました 泣きもした 私いろいろ ありました 今はもう 今はもう 過ぎたことです 何もかも 想い出だけじゃ 生きれない 私やっぱり 女です 未練一つに まどわされ 後ろばかりを 見ていたわ いつの日か いつの日か めぐり逢いたい いい男(ひと)に 短く髪も 切りました 私つくづく 女です 赤く咲く花 白い花 胸に咲かせる 愛の花 もう一度 もう一度 私倖せ 欲しいです 明日があるわ 夢がある 私まだまだ 女です |