Ayase：ありがとうございます。いつも本当に様々な思いを込めて歌詞を書いています。
YOASOBIは「小説を音楽にするユニット」なので、もちろんサウンドもそうですが、言葉は日々考え、悩み、紡いだものたちです。その歌詞をたくさんの皆様に検索して読んでいただける機会があるということをとても嬉しく思います。

ikura：検索ランキング1位ということは、聴いてくださる方が何を歌っているかどうか一番気になってくださったということなので、それだけ皆さんの耳に入ったときにビビッと来るような歌を届けられたということが、ボーカリストとしての嬉しさを感じています。

日本国内のみならず、海外のみなさんにもたくさん聞いていただいているということを、SNSのコメントやメッセージを通じて感じることができていることが非常に印象的です。自分の作った楽曲が世界中の人々に届いていることを反応から感じられてとても嬉しく思っています。

改めて、YOASOBIは「小説を音楽にするユニット」であり、「アイドル」はTVアニメ『【推しの子】』のオープニング主題歌となります。僕自身が元より大好きな『【推しの子】』という作品へのリスペクトを、これでもかと詰められるだけ詰め込もうと思い歌詞を書きました。

この楽曲はタイトルの通り、「アイドル」というものをいろいろな目線から歌っている楽曲なので、楽曲におけるアイドル像の正解を、レコーディングの時は模索していました。その中でたどり着いたのが、“世界で一番私がかわいい”と自分に言い聞かせて、私自身がアイドルになりきって歌うということで、その点を特に意識して歌いました。

Ayase：もちろんすべてお気に入りなのですが、＜その瞳が その言葉が 嘘でもそれは完全なアイ＞というフレーズが特にお気に入りです。＜アイ＞をカタカナで表現しているのですが、いろいろな意味が込められた＜アイ＞です。日本語詩ならではの面白さを意識して作詞しました。

ikura：ステージでパフォーマンスする際に、歌っていてグッとくるのは、最後の＜これは絶対嘘じゃない　愛してる＞というフレーズです。ライブ中も、歌詞を意識してパフォーマンスしているので特にお気に入りです。

YOASOBIは、歌詞もこだわって日々楽曲制作を行っています。これからもぜひ私たちの歌詞を検索していただけたら嬉しいです。歌詞を見ながら歌ったり踊ったり、YOASOBIの音楽を楽しんでいただけたらと思います。