今日のうたコラム - 歌ネット|歌詞検索サービス「歌ネット」

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  • SCANDAL
    両方愛すべき自分だ。
    両方愛すべき自分だ。

    SCANDAL

    両方愛すべき自分だ。

     2024年3月20日に“SCANDAL”がNew Album『LUMINOUS』をリリース! 前作『MIRROR』以来、2年ぶりとなる通算11枚目のアルバムとなる今作は昨年リリースしたシングル「Line of sight」「ハイライトの中で僕らずっと」に加え、Rhythmic Toy Worldとの共作「あなたへ」、EOWとの共作「Plum」を含む全11曲が収録。メンバー全員が作詞作曲に携わったバラエティに富んだ1枚となっております。    さて、今日のうたでは“SCANDAL”による歌詞エッセイを4回に渡りお届け! 今回は第3弾。執筆を担当したのはHARUNA。綴っていただいたのは、収録曲「 1:47 」にまつわるお話です。20代の頃の自分、そして30代半ばの今の自分の在り方の違いとは…。 まず「1:47」(イチヨンナナ)というタイトルは、この歌詞のカケラを書いてスマホのメモに保存した時間のことである。   まさに歌詞冒頭の眠りにつく前、ベッドに入って無意識にいろんなことを考えていた。   今日あったこと、自分のこと、まわりのこと、仕事のこと、ぐるぐると思い巡らせていくなかでふと「あぁあの人元気かな」と思い出して、懐かしさと当時の自分の未熟さにむず痒くなりながらも、なんだかこの状況を書き留めておきたくてぶわぁーっと書いた。   書きながら思ったのは、やっぱり20代と30代とでは生活も恋愛も価値観が変わっているということ。   20代はなんでも知りたい、やってみたい、できるようになりたい、好きな人の好きなものは自分も好きになりたい、好きな人に染まってみたい。 とにかく吸収したかったし、経験としてその気持ちはとても大事だったと思う。   30代半ばの今は、その時期に比べるとものすごく削ぎ落とされてシンプルになっていると感じていて。大人ぶって飲んでたお酒も実はあんまり好きじゃないかもしれないとか。勧められた小説だって全然読む気になれなかったりとか。随分と自分に正直に生きている。   どっちがいいとか悪いとかはない、両方愛すべき自分だ。 そして今の自分がとても好きだし、これから歳を重ねてまた変化していくことが楽しみだ。   「1:47」は、きっともう今の私じゃ出会えないあの頃の価値観と、その時期を一緒に過ごしたあなたの幸せを勝手に願う、そんな自立した女性の歌です。   <SCANDAL・HARUNA> ◆紹介曲「 1:47 」 作詞:HARUNA 作曲:HARUNA ◆New Album『LUMINOUS』 2024年3月20日発売   <収録曲> 01.群青pleats 02.ファンファーレ 03.私たち 04.Plum 05.CANDY 06.Vision 07.LOOP 08.Line of sight 09.あなたへ 10.1:47 11.ハイライトの中で僕らずっと  

    2024/04/02

  • Ran
    拝啓 新山詩織 様
    拝啓 新山詩織 様

    Ran

    拝啓 新山詩織 様

     2024年3月29日に“Ran”がリスペクトする新山詩織との初のコラボ楽曲「 あの日 feat.新山詩織 」をリリースしました。Ranのコラボ企画第1弾となる今作。    さて、今日のうたではそんな最新作を放った“新山詩織”と“Ran”による文通的エッセイをお届け!【前編】はRanから新山詩織へのお手紙です。今回は音声版もございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 拝啓 新山詩織 様   4月を迎えすっかり春の装いをした風が吹いていますが、いかがお過ごしですか。   詩織さんを知ったのは私が高校生の頃でした。私は地元から1時間半をかけて福岡の都心のボーカルスクールに通っていた普通の学生でした。学校で友達と話すのは、恋バナかテレビの話。 その当時観ていたドラマで、黒いハットを被った歌声の透き通る綺麗な歌手を見つけたのです。 それが新山詩織さんでした。 すぐにネットで検索したのを覚えています。 思春期の葛藤の波に飲み込まれていた私にとって、新山詩織さんの楽曲が刺さらない訳がありませんでした。 いわゆる“シンガーソングライター”になりたかった私にとって、憧れにしかならない方でした。   詩織さんが活動を再開された渋谷 WWW でのライブで、はじめて新山詩織さんとしっかりご挨拶させていただいたとき、何を話せば良いのか迷った挙句、私はラブレターを送ってしまいましたね。   誰ですか? と思われても良いと腹を括り、詩織さんへの愛を綴らせていただきました。 はじめて生で聴いた詩織さんの歌声、醸す空気に胸を打たれました。 本当に本当にあの瞬間にあそこに居たことを誇りに思っています。   今回、楽曲を制作からレコーディングまでたくさんの時間を共有していく中で、改めて詩織さんの凄さを体感しました。 制作中、詩織さんのアイデアに、おこがましいですが悔しいなと思ってみたり、家に帰って自分の足りなさに腹が立ったりしてみたり。 貴重な経験をさせていただいて、本当にありがとうございます。   まだまだまだまだ本当は書きたいことがあるんです。 お散歩という名のデートをした浅草のお話とか。一緒に食べたオムライスのお話とか。 先日、2人で少しお酒を飲みながらお話した時に「ゆっくり飲みに行こう!」とお約束したので、その時にじっくり2人でお話させてください。   まだまだ背中を追わせてください。 詩織さん、大好きです。   <Ran> ◆紹介曲「 あの日 feat.新山詩織 」 作詞:Ran・新山詩織 作曲:Ran・新山詩織

    2024/04/01

  • the shes gone
    「エイド」が出来るまで
    「エイド」が出来るまで

    the shes gone

    「エイド」が出来るまで

     2024年3月20日に“the shes gone”が新体制第二弾となる新曲「エイド」を配信リリースしました。今作は、クリープハイプ、きのこ帝国、凛として時雨などのレコーディングエンジニア・釆原史明を迎えて制作。兼丸の力強い歌声と不安定な自分を奮い立たせようとしている歌詞がロックサウンドにマッチしたロックバンド“the shes gone”を感じられる楽曲となっております。    さて、今日のうたではそんな“the shes gone”の兼丸による歌詞エッセイをお届け! 綴っていただいたのは、新曲「 エイド 」ができるまでのお話です。悩んでも、しんどくても、自分で自分を認めてあげられなくても、それでも日々戦い続けているあなたへ。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 <傷付いてしまった夜に>   そんなワードが深夜に弾き語りをしていたらメロディと一緒に出てきてくれて、これはサビだ。と   作曲している中で、ワードもメロディも素直に一緒に出てきてくれることって、僕にとってはそう多くはないので、出てきてくれたワードとメロディの鮮度があるうちにそのまま取り掛かりました。   ひとまず構成もメロディもすぐ出てきてくれて一曲として作ったは良いものの。   この曲が、出てきたワードが、何を言いたいのか。   それを明瞭にするのに少し時間を使って。 テーマが決まってからもまた悩んで、、今思うと今回の作詞は歌詞を生むと言うより“自分の中で見つけ出していく”という作業だった気がします。   「エイド」は多分、大きなテーマで言えば応援歌。 正直、自分としては応援歌を作ったとは思ってはいなくて。 自分自身やこの曲を聴いて明日も頑張ろうと戦う“対人間に向けて”という感じですが。   その応援歌的な曲って、自分の中からそんなに量産することが出来ないなと思って。 というのも世の中にマイナスな言葉が溢れているのに対して、プラスの、陽のパワーを持つ言葉って少ない気がするから。   僕自身が前向きな性格ではないこともあるし。   それに僕は「頑張れ!」なんて、既に頑張っているかもしれない人に言えない。   だからこそ時間を費やして どれだけ上辺じゃなく、僕の言葉であなたに伝えられるか。 ということに重きを置いて作り上げました。   僕自身のしんどくて、苦しかった時期の負のパワーすらも、あなたにとって前に進む為のパワーに変えるべく書いた部分もあるし。   あなたにとってこの曲が 結果が伴わなかったとしても、あなたが費やした時間や悩んでいたこと、全部が全部無駄じゃなく、今の自分に繋がっていることもあるという気付きや、あなた自身が自分のことを認めてあげられる為の存在になってくれたらな、と思ってます。   この拙い文章を読んでくれているあなたが「エイド」を必要としてくれた時 どうかそのタイミングに力になれる曲でありますように。   悩んだって、周りを気にしたって良いんだ。 だが、疑うな。 最後の最後は自分を信じてそのまま行け。   <the shes gone・兼丸> ◆紹介曲「 エイド 」 作詞:兼丸 作曲:兼丸

    2024/03/29

  • 帝国喫茶
    3人の中で特にたくてぃーの描く曲は、等身大だなと思う。
    3人の中で特にたくてぃーの描く曲は、等身大だなと思う。

    帝国喫茶

    3人の中で特にたくてぃーの描く曲は、等身大だなと思う。

     2024年2月28日に“帝国喫茶”が3枚目のEP『ハロー・グッドバイ - EP』を配信リリース! 今作には配信シングル曲「東京駅」を含む4曲を収録。“出逢いから別れまで 生まれてから死ぬまで”というテーマを掲げ、杉浦祐輝(Gt.&Vo.)、疋田耀(Ba.)、杉崎拓斗(Dr.)の3人が作詞作曲を担当。またジャケットアートワークは過去作に引き続きアクリ(G)が制作。作品タイトルを花束を持った女性の絵で表現しております。    さて、今日のうたではそんな“帝国喫茶”の杉浦祐輝(Gt.&Vo.)による歌詞エッセイを3回に分けてお届け! 今回が最終回。第1弾は自身にとっての歌詞という存在について、第2弾はメンバー・疋田耀(Ba.)の綴る歌詞について、そしてラストはメンバー・杉崎拓斗(Dr.)の綴る歌詞についてのお話です。彼の人間性が表れているその歌詞の特徴とは…。  最終回となる今回はDr.杉崎(たくてぃー)の歌詞についてお話したいと思います。    約1か月にわたって、このコラムを書かせてもらったのですが、その間に今作『ハロー・グッドバイ -EP』を携えてのツアーが始まりました。お互いの描く曲について考えながらセットリストを組み、ライブで歌っていくうちに、より3人の描く曲と帝国喫茶の音楽というものについて改めて考え る機会になったなと思います。    3人で描いているからこそ曲の幅が広くて、ほんとうに歌い甲斐があって単純におもしろい。そして聴いてくれるみんなにとっても、この幅広さが、様々な場面に寄り添える音楽であり、多くの人に聴いてもらえるバンドであったらいいなと思う。    3人の中で特にたくてぃーの描く曲は、等身大だなと思う。これは歌詞だけでなく、メロディーにしても言えることだけど、すごくいい意味で無理がない。いつもたくてぃーの描く曲を歌う時は、自然体で余計な力が入らずに歌える。それは、たくてぃーの人柄同様というか、優しくて柔らかい雰囲気がやっぱり曲にいつも表れる。歌うことの楽しさを思い出させてもらえるし、体の力が抜けてスッと軽くなっていく感覚がある。    たくてぃーの歌詞には固有名詞がたくさん出てくる。日常のなかで目にするもの、耳にするもの、誰にとってもそれと分かるものだけど、確かに愛おしくて大切なもの。    僕は気持ちそのものを描くから、目に見えない。でもたくてぃーの歌詞にはそういう目に見えるものがたくさん登場するから、曲を聴いたときに情景が浮かびやすい。僕にとっても分かるように、きっと誰にとっても思い浮かべられる情景がたくてぃーの歌詞の中にはある。    その日常感やリアリティと反対にたくてぃーの曲には必ず主人公がいて、ストーリーがある。たくてぃーの曲を聴くと映画を1本見たような感じがある。    使われている言葉たちは誰にとっても分かる日常的なものなのに、時にはドラマチックに、時にはロマンチックに、時にはファンタジックに脚色がされているから、結果的に日常的なたくてぃーの日記としてではなく映画のようなひとつの作品として僕らの中に入ってくる。    この現実的な等身大さと、ロマンチックでファンタジックな部分のバランス感覚がとてもいい。その感覚に基づいたたくてぃーの世界というのが音楽にも歌詞にもある。    レコーディングするときにもライブで歌うときにも、たくてぃーの曲はたくてぃーの世界を表現しようと思って歌っている。僕自身の気持ちではなく、たくてぃーの世界の中で主人公が見ているもの、感じる気持ちを表せたらと思っている。    たくてぃーに限らずメンバーみんな、そもそもが楽器の巧さやできることではなく、人柄そのもので一緒にバンドをやりたいと思った。だから描くものや見ているものは違っても、やっぱり2人が描いてくることは分かるし、分かりたいと思う。そして2人が描くものは自分にとっては描けないからこそ、より大事にしたいと思える。自分で買ったものより人からもらったものの方が大事にできるように。    僕は曲を描くときにはいつも大事なことだけを描こうと思ってきた。生きていくなかで、これだけは忘れないでいたい、忘れてほしくない、大切に持っていたい、想っていたいということだけを描きたい。もっと言えばそれだけを描かなきゃいけないと思っていた。ヒッキーの描く曲にもそれは通じるところがある。    僕らは忘れがちだけど、たくてぃーが描く日常や生活の些細なことにこそ、大事なことはたくさん隠れている。朝起きてすぐ、僕やヒッキーが描くような、光や闇とか、生きることとか、みんながみんなそんなこと考えない。考えるより先にきっと生活がある。    朝起きて、歯磨きをして、ご飯を食べて、街を歩く、仕事をする、恋をする、毎日通る帰り道、日が昇って沈んでいくこと、季節が巡っていくこと。    それらを見逃さないで大切に描けること、そしてその曲で誰かの日常や誰かの季節に寄り添うことができるのはとても素敵なことだなといつも思う。    帝国喫茶にとってたくてぃーの描く曲は絶対に無くてはならないし、ヒッキーの曲も無くてはならない。お互いが居るからこそ、お互いの曲がより輝くんだと思う。3人が揃ってやっと人間を描けているんだなということをよく感じる。   <帝国喫茶・杉浦祐輝>   ◆EP『ハロー・グッドバイ - EP』 2024年2月28日発売   <収録曲> 01. さよならより遠いどこかへ 02. 東京駅 03. ハル 04. ロードショー  

    2024/03/28

  • さとう。
    振り返る、ありがとうを言いたくなる
    振り返る、ありがとうを言いたくなる

    さとう。

    振り返る、ありがとうを言いたくなる

     2024年3月10日にシンガーソングライター“さとう。”が新曲「ピアス」を配信リリースしました。2024年1月から始まった7か月連続 Digital Releaseの第3弾。「恋は盲目」という言葉があるように、私たちの心にもチクチクと針を刺されるような切なくも苦しい心を描いた1曲。さとう。の等身大の歌詞と透き通る歌声で共感を呼んでおります。    今日のうたではそんな“さとう。”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、連続リリース第1弾楽曲「 3% 」、第2弾楽曲「 始発前 」、そして第3弾となる新曲「 ピアス 」のお話です。さとう。の音楽に出会ったすべての方へ、改めて伝えたい想いとは…。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 はじめまして 静岡県伊豆市出身都内を中心にライブ活動をしてます! シンガーソングライターのさとう。です。   7月19日 渋谷LOFT HEAVENにて開催される さとう。ワンマンライブ『産声みたいで、』に向けて 今年から始まった7ヶ月連続リリースも、もうすぐ折り返し… 一層気合が入るタイミングで、貴重な機会をいただけて本当に嬉しいです! 今回はこれまでのリリースを今一度振り返っていこうかなと思います。   1月10日にリリースした「 3% 」 Tiktokでたくさんの方が聞いてくださったおかげで、プレイリストに入れてもらえたり、初のカラオケ配信も…! YouTubeにあげたさとう。が描いたアニメーションMVも50万回を突破し、さとう。の音楽がいろんなところで聴いてもらえてるということが、ひしひしと伝わっています。 この曲をきっかけにさとう。に出会ってくれた方も多いのではないでしょうか。   その翌月、2月10日には「 始発前 」をリリース。 さとう。が専門学生の時代に書いた曲なのですが、実は卒業前のコンテストでオリジナル曲部門・準グランプリをいただいた、とても思い入れの強い楽曲なのです。 時間が経った今、こうやって形にできたのは、「あの曲ライブで聴いてから忘れられなくて…!」と配信もされてない曲をずっと覚えてくれていた、この曲を愛してくれていた方々のおかげです。   そしてさとう。の日でもある3月10日に「 ピアス 」をリリース。 同時に公開されたMVは吉田ハレラマさんに撮影・監督していただきました。 以前から吉田ハレラマの監督作品を観ていたので、今回MVを撮っていただけることになって、本当に嬉しかったです。 さとう。のMVでは初めて、キャストさんを迎えての撮影となり、一体どんな作品になるのだろうとドキドキワクワク… 春の暖かな空気を纏ったどこか切ないMVを作っていただきました。 吉田ハレラマ監督、出演してくださった川島祐樹さん、すずさんには、感謝の気持ちでいっぱいです!ありがとうございました!   さとう。の音楽は、 実はとても小さなものだと自覚していて 私1人ではどこにも行けないと、今でも思っています。 でも、そんなさとう。の音楽に出会ってくれて聴いてくれて。 それだけでも嬉しいのに、家族や友達におすすめしてくれて… そうやってさとう。をそばに置いてくれているおかげで、今の私がいるんです。 だから、この場をお借りして、改めて。 出会ってくれてありがとうございます。 これからも心の片隅にさとう。の声が寄り添えるように、頑張っていきます! 残りのリリースも、その先にあるワンマンも、そしてさらに向こうにあるこれからのさとう。の音楽人生を、その目にその耳に届け続けていきたいです。   <さとう。> ◆紹介曲「 ピアス 」 作詞:さとう。 作曲:さとう。  ◆さとう。ONEMAN LIVE『産声みたいで、』 2024年7月19日(金)渋谷 LOFT HEAVEN OPEN:19:00 START:19:30   3月10日 20:00~券売中 TICKET: https://t.livepocket.jp/e/satou-oneman-719 【一般】¥3,300 【学割】¥2,900(+1Drink¥600)   TICKET媒体: Livepocket / 会場限定紙チケット (先着順販売・整理番号座席指定なし)   TICKET入場順: 紙チケット(整理番号順)→livepocket(整理番号順)   ※紙チケット優先入場 ※学割 入場時学生証提示

    2024/03/27

  • ネクライトーキー
    生きるとは死ぬまでの余暇なのだから。
    生きるとは死ぬまでの余暇なのだから。

    ネクライトーキー

    生きるとは死ぬまでの余暇なのだから。

     2024年2月21日に“ネクライトーキー”がニューアルバム『TORCH』をリリースしました。今作は、2021年5月にリリースした『FREAK』に続くアルバムで、バンドにとって4枚目、約2年9か月ぶりとなる待望のフルアルバムとなっております。    さて、今日のうたではそんな“ネクライトーキー”による歌詞エッセイをお届け! 執筆を担当したのは、メンバーの藤田(Ba.)です。綴っていただいたのは、収録曲「 わっしょいまっしょい 」にまつわるお話。朝日(Gt.)が手掛けた歌詞に見出した、自身の死生観とは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください…! 4th Full Album『TORCH』をリリースした日に、ネクライトーキーとしては恒例行事であるYouTubeでの発売記念配信を行った。その中で楽曲紹介のコーナーがあり、「わっしょいまっしょい」にて朝日の死生観が見えるとポロっと発言したのだが、これについて弁明させてほしい。弁明というか、そもそも朝日の死生観が見えたわけではなくて、私がそこに死生観を見出しただけだったなと。   酒飲んだり、愚痴ったり、いっぱい楽しんだら明日も仕事頑張ろうな、と言ってくれるこの曲。ネクライトーキーの中では意外とあまり無かったストレートな応援ソングだなと思っている。<頑張りまっしょい>という言葉が、頑張れよ、ではなく、隣に並んで頑張ろうな、といったニュアンスに聞こえるのが良い。緩さと適当さが救いになる。   本当は頑張りたくないなと思ったりするけれど、明日の夜は気になっていた居酒屋行ってみようかな、とか。自分で人参ぶら下げて、なんとか自分の機嫌取ってやっている中で、その居酒屋で隣に座ってた兄ちゃんとか姉ちゃんも大概そんな感じだったりすることに気付くような、そんな曲である。   沢山の登場人物たちが居て馬鹿騒ぎして踊って笑って、みんな生きていてそれぞれ明日も仕事を頑張って、ちょっとサボって、いつか死ぬ。   自分という生き物は大衆の中の一人であり、群像の中の一人であり、ただ一人であることの素晴らしさと恐ろしさがあるけれど、いつか死ぬなら少しくらいサボってもいいしはちゃめちゃに頑張ってもいい。   気楽にいって良いじゃないか、いつかみんな死ぬのだから。生きるとは死ぬまでの余暇なのだから。   と、ここまで思考を巡らせて自身の死生観にたどり着いたのだ。なんとも楽観的である。私の中で死とは、苦しいものや辛いものではなく、生もまた然りであったということだ。   のらりくらりと生きてきただけあるなぁと思う。それなりに苦労や辛いこともあったはずなのに、そう思っているということは色々忘れていることも多いのだろう。私にとっては人生それくらいでちょうどいいのであろう。   さて最近は花粉が酷いから今日はゆっくり休んで明日も仕事を頑張りまっしょい。   <ネクライトーキー・藤田(Ba)> ◆紹介曲「 わっしょいまっしょい 」 作詞:朝日 作曲:朝日  ◆New Album『TORCH』 2024年2月21日発売   <収録曲>   1.ちょうぐにゃぐにゃ 2.bloom 3.浪漫てっくもんすたあ 4.悪態なんかついちまうぜ 5.新島工場探検隊 6.ふざけてないぜ(Album Mix) 7.幕間 8.あべこべ 9.わっしょいまっしょい 10.ねぇ、今どんな気分? 11.紫 12.ランバダ・ワンダラン 13.だから、 14.石ころの気持ち

    2024/03/26

  • Gacharic Spin
    1人でいい、たった1人で。
    1人でいい、たった1人で。

    Gacharic Spin

    1人でいい、たった1人で。

     2024年2月28日に“Gacharic Spin”がNew EP『Ace』をリリースしました。彼女たちは結成15周年アニバーサリーイヤーに突入! そんな勢いが表れている今作は、ハイスピードで熱く激しく、押せ押せなサウンドを収めたEPとなっております。デジタルシングル「BakuBaku」を含む全5曲を収録!    さて、今日のうたでは“Gacharic Spin”による歌詞エッセイを3回に渡りお届け! 最終回はアンジェリーナ1/3が執筆。綴っていただいたのは、収録曲「 BakuBaku 」にまつわるお話です。自分自身、バンド、そして中村仲蔵の人生に通ずるものとは…。また、今回も音声版がございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 「BakuBaku」は自分の人生と、バンドの人生 そして、自分の人生の分岐点を作ってくれた 中村仲蔵の人生をモチーフに歌詞を書いています。   私はバンドに加入して、今年で5年が経ちました。 加入当初私は、音楽未経験の女子高校生。 ステージに立った事もない高校生が 結成10年目のテクニカルバンドに加入したので 色々な言葉や視線に押し潰されそうになり 自分の中の正解や答えが見えない中 がむしゃらに前を見て走る事しか出来ませんでした。 投げかけられた毒のような言葉は 今でも昨日の事のように覚えています。   でも、毒づいた言葉も何もかも 歓声に変えてやろうと常にもがいて 人生なんとかなる、動けば景色が変わると信じて 自分の答えを正解に出来るようにしてきました。   そんなバンド人生の5年間を振り返った時や 自分の人生を振り返った時 Gacharic Spinの人生と重なる部分が沢山ありました。   私がこのバンドを好きになった理由は、 自分達の答えを正解にしてきたバンドだったからです。 もがいて、苦しんで、何度心が死にかけても 自分達の答えに誇りを持って突き進む姿は 私だけではなく、同じようにガチャピンを愛してくれている皆さんの日々に沢山の彩りを与えてくれました。   “1人でいい、たった1人で。誰かきっと見ててくれる。”   この言葉は、講談師の神田伯山さんが 中村仲蔵の講釈をしていた際に言っていた台詞です。   中村仲蔵は、江戸時代中期の歌舞伎役者。 あの時代は、役者の血が流れていない人間は芝居で出世することができないと言われていました。   それでも自分の目標や夢見た世界を 現実にするため、もがく姿 そして自分の実力で状況を変え、夢を掴む姿に 物凄く心を打たれ私は中村仲蔵の虜に。 そして伯山さんの講談の虜になっていました。   その中でも、 “1人でいい、たった1人で。誰かきっと見ててくれる。” このセリフに心を打たれ、 自分がバンドに加入した時の事を思い出しました。   これはガチャピンにも言える事で、 長い間活動をしていく中で、紆余曲折があり 何度、止まってもおかしくなかった活動を 工夫して作り替えて。色々な意見で潰されそうになっても 1人でいい、たった1人でも、 自分達の出した答えを必ず見ていてくれる人がいると信じてやって来たからこそ、 その1人が2人3人と増えていき、 今でも沢山の方に支えられて活動ができています。     止まると同じだけ私達は続ける事を選択して来ました。 これからも音を止めず、 その先で出会える沢山の人たちに恩返しが出来るように 大切に音を届けていきます。   あなたも好きなものや好きな事、好きな人を 大切に、共に生きていきましょう!   <Gacharic Spin・アンジェリーナ1/3> ◆紹介曲「 BakuBaku 」 作詞:Gacharic Spin 作曲:Gacharic Spin  ◆New EP『Ace』 2024年2月28日発売   <収録曲> 01.Let It Beat 02.BakuBaku 03.ストロボシューター 04.オドリオドレ 05.Lin-Lin-Lan

    2024/03/25

  • コレサワ
    バンドと弾き語りで“日々愛々”を読み解いていく。
    バンドと弾き語りで“日々愛々”を読み解いていく。

    コレサワ

    バンドと弾き語りで“日々愛々”を読み解いていく。

     2024年3月6日に“コレサワ”がNew Mini Album『日々愛々』をリリースしました。先行して配信リリースした「ライブ終わりに」、11月に配信リリースした「お願いサンタクロース」、高校生時代にデモ曲として存在していた「Fコード」を含む、今のコレサワが沢山詰まった全7曲が収録となっております。    さて、今日のうたではそんな“コレサワ”によるエッセイを2週連続でお届け! 第2弾は今作アルバム『日々愛々』を引っ提げてのライブツアー『日々会々』についてのお話です。今、どんなツアーをしたいと思い描いているのか。そして、改めてコレサワが感じたコミュニケーションの大切さとは…。ぜひ今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 前回はアルバム『日々愛々』について話したので、今回はツアーについて話したいと思います。   ツアータイトルは“日々会々”読み方はアルバムと同じ“ひびあいあい”です。   ツアー自体は一年ぶりだけど、バンド編成でツアーをするのは久しぶりで、6年ぶりにバンドワンマンできる地域もある。どんなツアーにしたいのか。それはアルバムを作っている時から考えていたから、アルバムを聞いてもらえれば、私がどんなツアーをしたいのかわかってもらえるんじゃないかと思う。   みんなで歌いたい、みんなで騒ぎたい、キュンキュンしてほしい、ちょっとセンチメンタルになってほしい、とにかくメンバースタッフ全員怪我なく、コレンズが無事に会場について、無事に家に帰ってほしい。去年の“らぶ、出張ツアー”はとても心が満たされたツアーだったから、今回も終わった時にそう思えるツアーにしたいなぁ。   どうして心が満たされたんだろう、、、なんかすごく良かったんだよなー。自分の演奏的には、何ヶ所か悔しい日もあったけど、大体はいい感じで歌えた気がする。あぁ、いい感じに歌えたとか思っちゃだめだな。全然まだまだ上手くならないと。ステージから見えるコレンズの表情も優しかったし、ライブ後にFC限定のサイン会があったんだけど、久しぶりに直接おしゃべりできたのも大きかったかな。やっぱりコミュニケーションって大切だね。言葉でたくさん愛を伝えてくれるから自信になったし、優しい世界だった。   わかっているつもりになることが多いけど、みんながどんな思いでライブという1日のために日々を過ごしてくれていたのか、会うとよくわかるよ。髪の毛を染めたり、ネイルをしたり、チケットやグッズを買うのにもお金がいるよね、お金を稼ぐためには働かなきゃいけないし、働くのって大変だよね。   だからこそ私は、みんながワクワクするような新曲やライブを計画し続けたいし、それが私の働く理由。あんまり音楽を仕事って思いたくはないけど。みんなで働いてたくさん一緒に遊ぼう!笑   先日発表になったんだけど、追加公演が決まりました。しかも4公演。 本当にたくさんの応募があって、コレンズに落選のお知らせをしなくちゃいけないのが悲しかったんだけど、チームのみんながすぐ動いてくれて追加公演が決まりましたーー!! バンドで11公演、弾き語りで6公演、合計17回もコレンズに会えるのが今から楽しみですっ。   バンド公演は全てスタンディングです。私のライブではモッシュとかないし、みんな前にどどどーんって押し寄せるタイプじゃないから比較的見やすいと思います! 一緒に歌ったり、手を挙げたり、アクティブなライブにしたいなと思ってます。   弾き語りは全て着席です。歌詞をじっくり聞いて楽しみたい方はぜひ弾き語りの公演に遊びに来てください。バンドと弾き語りで“日々愛々”を読み解いていく。私もこの曲たちをどんなふうに演奏しようかワクワクしながら考えています! セトリもそろそろ決めなくちゃ。日々会々ツアーで待ってます!   <コレサワ>   ◆New Mini Album『日々愛々』 2024年3月6日発売 https://lnk.to/hibiaiai <収録曲> 1.君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん 2.Fコード 3.ライブ終わりに 4.君のタトゥー 5.デートの前の夜に 6.この日々を ◆ツアー情報『コレサワ LIVE TOUR 2024 日々会々』   5月18日(土)宮城 仙台MACANA<バンド編成> OPEN 16:30/START 17:00   5月24日(金)大阪 梅田クラブクアトロ<バンド編成> OPEN 17:45/START 18:30   5月26日(日)愛知 名古屋クラブクアトロ<バンド編成> OPEN 16:15/START 17:00   6月15日(土)福岡 福岡DRUM Be-1<バンド編成> OPEN 16:30/START 17:00   6月16日(日)広島 SIX ONE live STAR<バンド編成> OPEN 16:00/START 16:30   6月23日(日)北海道 札幌cube garden<バンド編成> OPEN 16:30/START 17:00   7月6日(土)大分 DRUM Be-0<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   7月7日(日)島根 松江AZTiC canova<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   7月13日(土)富山 富山マイロ<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   7月15日(月)山形 山形Session<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   7月20日(土)奈良 奈良EVANS CASTLE HALL<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   7月21日(日)岐阜 岐阜Club-G<弾き語り> OPEN 16:30/START 17:00   8月9日(金)東京 Zepp Shinjuku(TOKYO)<バンド編成> OPEN 17:00/START 18:00   チケット一般発売:4月20日(土)10:00 一般:5,800円(税込/ドリンク代別) 学生(高校生以下):4,800円(税込/ドリンク代別) 入場制限:未就学児童入場不可 入場制限:学生割引チケットに関しては高校生以下のみ入場可能(入場時要学生証提示/販売数制限あり) 枚数制限:2枚 券種:スタンディング(バンド編成) 券種:全自由(弾き語り) 企画:RECO RECORDS 制作:ハンズオン・エンタテインメント   『コレサワ LIVE TOUR 2024 追加公演 日々会々々』 8月23日(金)東京 Zepp Shinjyuku (TOKYO)<バンド編成> OPEN 17:00 /START 18:00   8月28日(水)愛知 名古屋クラブクアトロ<バンド編成> OPEN 17:15/START 18:00   8月29日(木)大阪 梅田クラブクアトロ<バンド編成> OPEN 17:15/START 18:00   9月1日(日)福岡DRUM Be-1<バンド編成> OPEN 16:30/START 17:00   一般:5,800円(税込/ドリンク代別) 学生(高校生以下):4,800円(税込/ドリンク代別) 入場制限:未就学児童入場不可 入場制限:学生割引チケットに関しては高校生以下のみ入場可能(入場時要学生証提示/販売数制限あり) 枚数制限:2枚 券種:スタンディング(バンド編成) 企画:RECO RECORDS 制作:ハンズオン・エンタテインメント ◆TVアニメ『じいさんばあさん若返る』 2024年4月7日(日)よりTOKYO MXほかにて放送開始!   【放送情報】 AT-X 4月7日より 毎週日曜 23:30~ [リピート放送] 毎週木曜29:30~/毎週日曜8:30~ TOKYO MX 4月7日より 毎週日曜 24:30~ KBS京都 4月7日より 毎週日曜 24:45~ サンテレビ 4月7日より 毎週日曜 25:00~ BS11    4月7日より 毎週日曜 25:05~ 青森放送  4月7日より 毎週日曜 25:55~   【配信情報】 ABEMA、Netflixにて地上波先行・最速配信決定! 4月7日(日)より毎週日曜 24:00~ その他サイトも順次配信予定   ※放送・配信日時は番組編成の都合等により変更となる場合がございます。   【オープニング主題歌】 コレサワ「君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん」   【公式サイト】 https://jisanbasan.com/   【公式X(Twitter)】 @jisanbasan_prj/#じいさんばあさん若返る   c新挑限・KADOKAWA/じいさんばあさん若返る製作委員会 コレサワ オフィシャルサイト: https://koresawa.jp X(旧Twitter): https://x.com/koresawa_519 Instagram: https://www.instagram.com/koresawa519 TikTok: https://www.tiktok.com/@koresawa_519

    2024/03/22

  • Gacharic Spin
    何が好きなのか? 何がやりたいのか?
    何が好きなのか? 何がやりたいのか?

    Gacharic Spin

    何が好きなのか? 何がやりたいのか?

     2024年2月28日に“Gacharic Spin”がNew EP『Ace』をリリースしました。彼女たちは結成15周年アニバーサリーイヤーに突入! そんな勢いが表れている今作は、ハイスピードで熱く激しく、押せ押せなサウンドを収めたEPとなっております。デジタルシングル「BakuBaku」を含む全5曲を収録!    さて、今日のうたでは“Gacharic Spin”による歌詞エッセイを3回に渡りお届け! 第2弾は、はなが執筆。綴っていただいたのは収録曲「 オドリオドレ 」にまつわるお話です。好きなものを好きだと言えないあなたへ。自分の好きなもの、やりたいことがわからないあなたへ。この歌詞とエッセイを受け取ってください。今回は音声版もございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください…! 「オドリオドレ」   小さい頃から好きなものを好きと言えない人間でした。   みんなから見られている自分像に近づくために言葉を選んだり、「好き」を選んだりしていました。 本当の「好き」を隠したり殺したりすることで楽だったし 自分を持つことは無い、周りに合わせればそれで上手く事が運ぶような気がしていました。 それを続けていくうちに、何が好きのか? 何がやりたいのか? もわからなくなってしまったこともあります。   私は「音楽を作り、言葉を紡ぎ、表現をする」これをして生きています。 こうありたいという理想や希望も描きたいのですが、そこに本当の思いを入れないと私は言葉を書ききることが難しいんです。 思いが無いとなかなか言葉も生まれてこないし、何を表現しても全てが空っぽに感じてしまうようになりました。   私たちGacharic Spinがセルフプロデュースになってから リーダーのKOGAさんによく「好きなことをやろう」と言われるようになりました。 「好き」を抑えて生きてきたこととリンクし、私は自分自身と改めて向き合うようになりました。   何が好きなのか? 何がやりたいのか? 好きと思えることに触れて感じて、そこから感情が動くと勝手に言葉が生まれて、何がしたいかも見えてくる。 それに対して条件なんていらない、まるで「好き」という感情を自分自身から返して貰ったような感覚でした。   全ての人に共感して貰えることなんてないと思うけど それでもありのままの自分で、本当にやりたいこと、伝えたいことを表現して生きていきたい。 そういう感覚になれたことでこの「オドリオドレ」という曲を完成させることが出来たんだと思います。   自分の中にある「好き」は他人も自分も制限することは出来ない。 踊って狂って感情を解放してほしい。 聴いてくれる人、そして自分自身に向けてのメッセージにもなりました。   私はこの曲を作りながら心が踊り踊っていました。 私の中の「好き」を改めて感じることが出来てすごく嬉しかったんです。 そしてみんなの元へ届けることが出来て幸せです。   これからも「好き」を大切にして本当の自分を表現していこうと思います。 そんな私の私たちの作る音楽を覗いてみてほしいです。   あなたも自分の「好き」を大切に過ごしてね。   <Gacharic Spin・はな> ◆紹介曲「 オドリオドレ 」 作詞:Gacharic Spin 作曲:Gacharic Spin  ◆New EP『Ace』 2024年2月28日発売   <収録曲> 01.Let It Beat 02.BakuBaku 03.ストロボシューター 04.オドリオドレ 05.Lin-Lin-Lan

    2024/03/21

  • Gacharic Spin
    父にずっと言いたかった言葉がある。
    父にずっと言いたかった言葉がある。

    Gacharic Spin

    父にずっと言いたかった言葉がある。

     2024年2月28日に“Gacharic Spin”がNew EP『Ace』をリリースしました。彼女たちは結成15周年アニバーサリーイヤーに突入! そんな勢いが表れている今作は、ハイスピードで熱く激しく、押せ押せなサウンドを収めたEPとなっております。デジタルシングル「BakuBaku」を含む全5曲を収録!    さて、今日のうたでは“Gacharic Spin”による歌詞エッセイを3回に渡りお届け! 第1弾はF チョッパーKOGAが執筆。綴っていただいたのは、収録曲「 Lin-Lin-Lan 」にまつわるお話です。自身の父との別れを経験して、想いを込めたこの歌。あなたにとっての大切なひとを思い浮かべながら、歌詞とエッセイを受け取ってください。また今回は音声版もございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください。 この歌詞は 大切な人とのお別れの時間を経験して、思ったこと感じたこと溢れた気持ちをLin-Lin-Lanに込めました。   時間は無限じゃないということ。 大切な人に伝えたいことは「今」伝えること。 後回しにしちゃいけないんだよってことを。 残された時間なんて、寿命なんて、誰もが明日なんて分からない。 生きてる間に、伝えたいことはしっかり伝えなきゃ! 「ありがとう」「ごめんね」「好きだよ」一言でもいいから。       その私の大切な人とは、父親のことです。   「ちょっとお父さんが調子が悪そうで、病院に行くように説得してほしい」っていう電話が母親から来てから、その3ヶ月後には父は天国へ旅立ちました。     私が電話で説得したところで言うことを聞くわけがない頑固者のお父さん。 病院へ連れていくにはもう強行突破しかない。 即、病院の予約を入れて、次の日には東京から実家のある名古屋へ帰って、無理やりお父さんを車に乗せ病院へ。   そこから、急展開。検査入院からの余命宣告。   父は自分の残された時間がわかっても平然としていた。 いや、平然のふりをしていたのかもしれない、、、 けど、どこか覚悟が決まっているようにも見えた。   時間が許す限り、父に会いに行った。 名古屋から東京へ戻る新幹線の中では、毎回涙がツーと流れた。     会うたびに痩せていく父を見て、本当にお父さんはいなくなっちゃうっていう悲しい気持ち 自分にしてあげられることが、何もないっていう虚しい気持ち 旅行にもっと連れていってあげたかった、お酒を一緒に飲みたかったとか、孫の顔見せてあげられなくてごめんね、とか そういう「もっとこうしてあげたかった」っていう気持ちがグルグル頭の中でまわって、それが涙という形になって静かに流れた。   その中で父にずっと言いたかった言葉がある。 それは、「あなたの娘でよかった、今までありがとう」   でも、、ずっとその言葉を言えずにいた。 言ったら、本当にサヨナラの時がきてしまうようで、諦めるみたいで、まだ生きててほしいっていう思いが強くて言えずにいた。   父が入院して1ヶ月経ったくらいに 急変することもある状態だから面会に、って兄からの連絡。 ライブがあった私は、帰れずにいた。来週すぐに帰ろうと決めて。   心配で母に連絡を入れたらタイミングよくお父さんの隣にいると。 母を挟んでお父さんと話すことができた。   でも、意識が朦朧しているからなかなか会話は成り立たない。   「来週帰るから頑張ってよー!」 って何度も伝えた。   よく分からない返答がかえってくる。 やっと何を言ってるか伝わったと思ったら お父さんからの返答は   「来週じゃ間に合わないかもな。生きとるかわからん」 っていう弱々しい声が聞こえた、   涙が溢れた。それを我慢する圧で喉が痛くなる。   「もう俺のことは気にせんでいい。あなたはあなたのことを頑張りなさい」   、、、、、   「うん、お父さんありがとう。」     やっと言えた。   ずっと言いたかったんだ。     客観的に見たら 会話の流れでの「ありがとう」だけど 私の中では、たくさんの思いがつまった「ありがとう」だった。   こんないろんな気持ちがつまった「ありがとう」を伝えるのは初めてだった。     結果的にこの電話が、お父さんとの最後の会話になった。   直接会っては、伝えられなかったけど 電話だとしても、、自分の言葉でお父さんに伝えられてよかった。 言えなかったら後悔がいっぱい残ったと思う。       自分の気持ちを伝えるって 恥ずかしかったり 勇気がいったり 素直になれないと言えなかったり 人によっては 簡単なことじゃないかもしれない。 私も得意な方ではない。     でもね、この父とのお別れの時間を経験して   誰もが残された時間なんて、明日なんて分からないんだよなぁって 「今」伝えたいことはしっかり伝えなきゃ!って強く思ったんだよね。     Lin-Lin-Lanは、そんな思いが詰まった歌詞になっています。 今、これを読んでもしあなたの頭の中に浮かんだ大切な人がいたら 自分が思っている気持ちを伝えてみてね。       そして、思うのはまた出会える。   今そばにいる人は、何かしらの縁でずっと繋がってる気がするんです。   だからまた違う形で出会えると信じて。     今までありがとう。 また会えるのを楽しみにして「今」を生きるね。 あなたの娘で本当によかった。 これからもよろしくね! お父さん。   < Gacharic Spin・ F チョッパーKOGA> ◆紹介曲「 Lin-Lin-Lan 」 作詞:Gacharic Spin 作曲:Gacharic Spin  ◆New EP『Ace』 2024年2月28日発売   <収録曲> 01.Let It Beat 02.BakuBaku 03.ストロボシューター 04.オドリオドレ 05.Lin-Lin-Lan

    2024/03/20

  • 井上苑子
    さよならをぼくらはどこか信じていない。
    さよならをぼくらはどこか信じていない。

    井上苑子

    さよならをぼくらはどこか信じていない。

     2024年3月18日に“井上苑子”が新曲「一縷 feat. 長谷川怜央」を配信リリースしました。同曲は3月29日公開の映画、私の卒業プロジェクト第5期、『こころのふた~雪ふるまちで~』主題歌。卒業はゴールではなく希望に満ちた新たな始まりと捉える強いメッセージが込められた1曲となっております。    さて、今日のうたではそんな“井上苑子”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、新曲「 一縷 feat. 長谷川怜央 」にまつわるお話です。自身の卒業時、抱いたものが異なっていたという井上苑子と長谷川怜央。それぞれの見ていたものの違いとは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください! この楽曲は、オーディションで私のデュエット相手が決まってから楽曲を作るという、今までにやったことがない作り方で制作が始まりました。 男性とのデュエットソングを自分で作ったことがなかったので、どんなメロにしたらいいのかわからず最初は頭を抱えましたが、少しずつAメロから物語のイメージを膨らませていくような形で作っていきました。   オーディションで選ばれた長谷川怜央さんと 私のマネージャーさんと3人で、 カフェでこの曲の方向性などの打ち合わせをしました。 私の卒業プロジェクト第5弾の映画 『こころのふた~星ふるまちで~』の主題歌ということが決まっており、 テーマは“卒業”というのも決まった状態での制作でした。   長谷川さんとお話をしているときに、長谷川さんの卒業時の心境が 私が感じたものと真逆であると伺い、そこの違いも曲で描きたいと思いました。   長谷川さんは卒業時、 未来への希望に溢れていて、ワクワクしていたとおっしゃっていましたが、 私は不安と寂しさでいっぱいでした。   大人に“おめでとう”と言われると 友達と、此処と、離れなければいけないんだということを余計に認識させられた気がして悲しかった。 明日からは学校に来られず、友達にも会えず、1人なのかな、どうやって生きていこうかなと不安になってしまった。 音楽はやっていたけど、やっぱり学校生活で出会った友達との日々が好きすぎたんですよね。   今までの自作曲は、私だけの感覚で書き始めてしまいますが、 長谷川さんのお話を聞いてから書くのは、 今まで書いてきた感覚とは違い、新鮮で面白かったです。   卒業時の私と長谷川さんは目を向ける方向が違ったんだと思いました。   私は、毎日当たり前に会えていた友達に会えなくなる現実。 長谷川さんはこれからの計画をしていて、それを実行にやっと移せるぞ、という未来。 当時の私に会えるなら、あまり悲しまなくていいよって言ってあげたくなります。 仲のいい友達とは今でも会えてるし。笑   現実を見て悲しくなる人と、 未来に期待してワクワクする人、 その二つの感情がのった曲を書こうと思い   サビは <さよならをするみたい> <さよならをぼくらはどこか信じていない> という曖昧なものにしました。   ただ、悲しい、切ないだけではなく、 大人になった今、 17、18歳の頃に抱いた未来への期待というのは、すごく特別だったな、と思うので その特別キラキラしたものが伝わるサウンド感に仕上げていただいています!   今回の卒業ソングも、大人になった今、 少しずつ振り返りながら、そして新しい感情を長谷川さんからいただきながら、新鮮に書くことができて嬉しかったです。   「一縷feat.長谷川怜央」 とても気に入っています。 いろんな世代の方に愛される楽曲になったら私は嬉しいです。   <井上苑子> ◆紹介曲「 一縷 feat. 長谷川怜央 」 作詞:井上苑子 作曲:井上苑子

    2024/03/19

  • SARD UNDERGROUND
    三月。
    三月。

    SARD UNDERGROUND

    三月。

     2024年9月18日に“SARD UNDERGROUND”がデビュー5周年を迎えます。彼女たちは、令和の時代に“ZARD 永遠のスタンダード・ナンバー”を継なぐトリビュートバンド。2019年にZARDの数々の名曲が詰め込まれたトリビュートカバーアルバムでデビュー。そして現在に至るまで、数々のZARDのカバー曲と、坂井泉水の未公開詞によるオリジナル曲の他、ボーカル神野友亜によるオリジナル曲を発表し続けております。    さて、今日のうたではそんなアニバーサリーに向けて“SARD UNDERGROUND”の神野友亜による歌詞エッセイを1年を通じ、12ヶ月連続でお届け!今回は第7弾です。美術館で出逢った絵。芸術の持つパワー。そして神野友亜の抱く想いは…。 三月。   そろそろ桜が咲く頃でしょうか 春という季節はとてもやわらかくて なぜか、いろんなものが愛おしく感じます。 ・ ・ ・ 不自然なほどに時が早く流れる今日この頃 すべて剥がし切ったはずだと思っていた瘡蓋を見つけて、驚いている。 そんな中、ふらっと立ち寄った美術館で、素敵な絵に出逢った。 芸術とは不思議なもので、目を惹かれた絵をじっくり見つめていると感情の音がみるみる湧き出てくる。 きっとそれは、その絵が伝えたいことと、口に出せない私の想いが似ているから。 想いが作品と共鳴した時、心にあった瘡蓋がみるみる剥がれていく感じがして、同時に涙が溢れてくる。 話を聞いてもらうわけでもなく、抱きしめてもらうわけでもなく、慰めてもらうわけでもない、芸術は、ただ、無条件に、ものすごいパワーをくれる。 ・ ・ ・ 絵、建物、彫刻、銅像、舞台、映画、生花 他にもたくさんの芸術がありますが、私は音楽という芸術で、皆さんへパワーを届けたいと願っています。 音楽にも、ものすごい力がある。 ぎこちなくですが、そのチカラを生み出して、皆さんへ伝えてゆきたいのです。 < SARD UNDERGROUND・ 神野友亜> ◆ZARDの名曲カバーを厳選収録した 究極のトリビュート・ベストセレクション 『ZARD tribute Best Selection』 2024年3月20日発売   <収録曲> 1. あの微笑みを忘れないで [tribute 2024] 2. DAN DAN 心魅かれてく [tribute 2024] 3. Don't you see! [tribute 2024] 4. 負けないで [tribute 2024] 5. 心を開いて [tribute 2024] 6. 眠れない夜を抱いて 7. この愛に泳ぎ疲れても 8. 永遠 [tribute 2024]  9. 運命のルーレット廻して 10. マイ フレンド [tribute 2024] 11. 揺れる想い [tribute 2023] 12. きっと忘れない [tribute 2024] 13. Just believe in love 14. GOOD DAY

    2024/03/18

  • コレサワ
    やっぱり無駄な日常はないんだな。
    やっぱり無駄な日常はないんだな。

    コレサワ

    やっぱり無駄な日常はないんだな。

     2024年3月6日に“コレサワ”がNew Mini Album『日々愛々』をリリースしました。4月から放送するTVアニメ『じいさんばあさん若返る』オープニング主題歌「君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん」、先行して配信リリースした「ライブ終わりに」「お願いサンタクロース」、高校生時代にデモ曲として存在していた「Fコード」を含む、今のコレサワが沢山詰まった全7曲が収録となっております。    さて、今日のうたではそんな“コレサワ”による歌詞エッセイを2週連続でお届け! 今回は第1弾です。今作『日々愛々』で描いたもの。そして改めて実感したことは…。また、現在SNSを中心に人気上昇中の「 ♡人生♡ 」についても綴っていただきました。ぜひ今作と併せて、エッセイをお楽しみください。 『日々愛々』というアルバムをリリースしました。   私は日々を過ごしていく中で、自分に起こった出来事や芽生えた気持ちから歌を作ることが多いんだけど、今作はそれが強く出ている気がする。   好きな人のライブを観てる時に思いついた曲、Fコードが弾けなくて作った曲、デートの前の夜に口ずさんでいた曲、マネージャーにタトゥーを入れたいと言ったらダメだと言われた日に作った曲。   どの曲も、それが生まれた瞬間を思い出せる、本当に日記みたいな曲たちばかりです。   2023年は私にとって平凡な年でした。 たくさんライブもしたし、21会場を周った「らぶ、出張ツアー」も、今までで1番良いツアーだった。   でも1本もフェスに出れなかったし、夏休みと冬休みをもらったみたいに割とゆっくり過ごしてました。せっかくなので、どのバンドよりも遊んで過ごしてやろうという気持ちでたくさん友達と旅行をしました。   こんな日々でいいのかな、そう思ったりしたけど、このアルバムが完成したときに、やっぱり無駄な日常はないんだなって思った。平凡に見えても、特別なのかもしれない。いや、平凡をいかに特別に歌うかなのかもしれない。それが私の好きなことであり、いいところなのかも、、と思えたので、このアルバムを作ってよかったです。   最近「 ♡人生♡ 」がSNSで広がってるのでその話もしたいな。   アルバム『かわいくしながら待ってるね』に収録されてる曲で、私が日々過ごす中で心がけていることを歌っています。   いつも、明日死ぬかもしれないって思ってしまう。そんないつまであるかわからないこの人生を、嫌いな人の側で過ごしたくないし、やりたいことを我慢したくないんです。お金がないとか運がないとか、そんなことを言い訳にしたくないんです。今できる自分を最大限ご機嫌にしてあげられることをしたい。ずっと自分を好きでいたいんです。それが、なるべく長く楽しく生きるコツだと思ったから。   みんなが過ごしている日々に、メイク中に、通学路に、帰り道に、眠る前に、コレサワの楽曲を側に置いてくれている日々に、新しい7曲『日々愛々』をどうぞよろしくお願いいたします!   <コレサワ>   ◆New Mini Album『日々愛々』 2024年3月6日発売 https://lnk.to/hibiaiai <収録曲> 1.君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん 2.Fコード 3.ライブ終わりに 4.君のタトゥー 5.デートの前の夜に 6.この日々を ◆TVアニメ『じいさんばあさん若返る』 2024年4月7日(日)よりTOKYO MXほかにて放送開始!   【放送情報】 AT-X 4月7日より 毎週日曜 23:30~ [リピート放送] 毎週木曜29:30~/毎週日曜8:30~ TOKYO MX 4月7日より 毎週日曜 24:30~ KBS京都 4月7日より 毎週日曜 24:45~ サンテレビ 4月7日より 毎週日曜 25:00~ BS11    4月7日より 毎週日曜 25:05~ 青森放送  4月7日より 毎週日曜 25:55~   【配信情報】 ABEMA、Netflixにて地上波先行・最速配信決定! 4月7日(日)より毎週日曜 24:00~ その他サイトも順次配信予定   ※放送・配信日時は番組編成の都合等により変更となる場合がございます。   【オープニング主題歌】 コレサワ「君がおじいちゃんあたしがおばあちゃん」   【公式サイト】 https://jisanbasan.com/   【公式X(Twitter)】 @jisanbasan_prj/#じいさんばあさん若返る   c新挑限・KADOKAWA/じいさんばあさん若返る製作委員会

    2024/03/15

  • 帝国喫茶
    ヒッキーの歌詞はとても「詩的」で、僕の歌詞は「私的」だ。
    ヒッキーの歌詞はとても「詩的」で、僕の歌詞は「私的」だ。

    帝国喫茶

    ヒッキーの歌詞はとても「詩的」で、僕の歌詞は「私的」だ。

     2024年2月28日に“帝国喫茶”が3枚目のEP『ハロー・グッドバイ - EP』を配信リリース! 今作には配信シングル曲「東京駅」を含む4曲を収録。“出逢いから別れまで 生まれてから死ぬまで”というテーマを掲げ、杉浦祐輝(Gt.&Vo.)、疋田耀(Ba.)、杉崎拓斗(Dr.)の3人が作詞作曲を担当。またジャケットアートワークは過去作に引き続きアクリ(G)が制作。作品タイトルを花束を持った女性の絵で表現しております。    さて、今日のうたではそんな“帝国喫茶”の杉浦祐輝(Gt.&Vo.)による歌詞エッセイを3回に分けてお届け! 今回は第2弾。第1弾では自身にとっての歌詞という存在について綴っていただきましたが、第2弾はメンバー・疋田耀(Ba.)の綴る歌詞についてのお話です。自身の歌詞と異なるところ、そして通じているところは…。  前回チラッと触れましたが、帝国喫茶はメンバーのうちの3人がソングライターのバンドです。今回はBa.疋田(ヒッキー)の歌詞について話していきたいと思います。    大学生になってからバンドを組みたくてメンバーを探していた。今後とても長い時間一緒にいるかもしれないメンバーなので、ずいぶん慎重になっていたのか、3回生になってやっと声をかけた。でもヒッキーとはほとんど話したことがなかった。どんな人かは知らなかった。でも、この人だ。ということは分かった。昔から人のことをよく観察するクセがあったので、そこは信じて疑わなかった。こればっかりは縁としか言いようがない。その時はヒッキーが曲を描けるということも知らなかった。バンドを始めるときに自然な流れで、それぞれが曲を描いてくることになった。    バンド名を決めた日にヒッキーは「 夜に叶えて 」のデモを持ってきてくれた。みんなでイヤホンを回しながら順番に聴いた。帰り道にヒッキーをバンドに誘った理由が分かったような気がした。    今となっては、逆にヒッキーには僕のような曲は描けないのだと思うけど、その時はヒッキーの描く曲も歌詞も、自分には絶対に描けないもので、きっと自分が描く曲よりも多くの人に届くと思った。歌いたいという願いが叶えば特に自分で曲を描くことにこだわりがなかったから、この人の曲を歌って届けることがこのバンドで自分がやるべきことなんだなと思った。    なぜなら、前回話したように僕の描く曲は、身の回りのこと、接している人に対して生まれる気持ちを曲にしている。それに対してヒッキーの描く曲は、もっと視野が広い。例えば、時間のことで言うと「今」のことを書くとき、過去と未来の間にあるものとして「今」を描く。「 さよならより遠いどこかへ 」では、出会ってから別れまでがひとつのテーマとして描かれている。ヒッキーにとっては誰かと「はじめまして」と会ったときにその人との別れの瞬間「今までありがとうさようなら」までが浮かんでいる。だから、同じ「はじめまして」でもその意味は異なる。    「光」を描くときには同時に「影」までが見えている。僕が光を描くとしたら、素直に「光」だけを描くけど、ヒッキーは同じ「光」を描くために「影」まで描く。だから、自分には見えないものが見えている人、真逆の人という感覚がずっとある。自分には見えていないものが見える、広いところまで感じるから、より広いところまで、多くの人にとって必要になるものを作っているんじゃないか。と思ったから、少し大袈裟だけど、この人の曲を届けるために、責任を持って歌わなければいけないなと、バンドを始めた時はよく考えていた。    今となっては、真逆だけど根っこにあるものは同じなんだと感じている。ヒッキーの描いてきた曲で、わからないなと思うことはほとんどない。最終的に描く「光」は同じだから。この3~4年の間に数多くの曲が生まれてきた。その中で何度も、ヒッキーの描いてきた曲に対して、ちょうど今同じようなことを考えていた、ということがあった。ときには同じ単語が同じタイミングでそれぞれの曲で使われていた、ということもあった。    「 ラブソング 」という曲の歌詞で<形ない愛を形作るため歌があった>というフレーズがある。それはまさに前回書いた、大切なものを想って生まれる気持ちを歌にするということ。見えている視野の広さは違うけど、根っこにあるものは同じで、どちらがいいということはなく、僕は僕の曲を作ればいいんだと思うように変わっていった。    僕は歌うための言葉として歌詞がある。ヒッキーも僕が歌うことを考えて作ってくれていることがほとんどだけど、それでも音楽が先にある。僕は歌うために音楽があるのに対して、ヒッキーは音楽を作るということが先にある。だからヒッキーの曲を歌うときは、その曲を表現するために歌っている。僕には見えない部分もなるべく読み取って、なるべく溢さないように歌いたいと思っている。    歌詞に関して言えば、ヒッキーの歌詞はとても「詩的」で、僕の歌詞は「私的」だ。やっぱりないものに憧れるので、ここもヒッキーの方が優れているなと当初は思っていた。    おそらくメンバーのうち3人が曲を描くバンドは、あまり多くないと思う。それでもこの形だからできること、良かったなと思うことがたくさんある。僕はバンドを組むまでサッカーをしていた。バンドはチームという点ではサッカーに近い側面がある。会社でも何でもそうだと思うけど、一人だけが強いチームは結果的に脆いなということを、バンドを組む前に感じていた。圧倒的なストライカーに頼り切ったチームでは、その人の調子に左右されるし、長く続けるのは難しいと思った。だからそれぞれがそれぞれに輝く、そんなドリームチームを作りたかった。    Gt.のアクリは3人が描いてきた曲のジャケットを描く。そうやってそれぞれがものづくりをする場所を持っていることがこのバンドの面白いところ。バンドをやるからにはそういうものにしたかった。自分の描いた曲だけを歌っていると、どんどん自分に偏ってしまっていたなと思う。それもまた素晴らしいことだと思う。でも、二人の描いてきた曲を歌うとき、自分では言葉にできなかった気持ちや、見落としていたことに気づく瞬間がある。それはひとりで描いていると味わえないことだと思う。    よく、「自分の曲では自分の気持ちを歌っているのに、メンバーの描いた曲を歌えるのはどうしてですか」と聞かれる。それはきっと表現の仕方や表面にあるものは違うけど、ずっと深いところに同じものがあるからだと思う。それがヒッキーとバンドをやりたいたいと思った理由だとも思う。だから二人の曲で分からないことはないし、歌える。自分では描けないことだと思うことはあるけど、それによって自分の中に眠っている感情が呼び起こされたり、気づけなかった自分に気づけたりする。   大事なひとを想って歌うことしかできないけど、だからこそメンバーのことも誰よりも近くで見て誰よりも理解して、ふたりの作る曲を誰よりもうまく歌える。それぞれの描いてきたことを僕が歌うことで帝国喫茶の音楽ができている。 <帝国喫茶・杉浦祐輝> ◆EP『ハロー・グッドバイ - EP』 2024年2月28日発売   <収録曲> 01. さよならより遠いどこかへ 02. 東京駅 03. ハル 04. ロードショー  

    2024/03/14

  • saji
    円環の物語
    円環の物語

    saji

    円環の物語

     2024年2月28日に“saji”が3rd Digital Full Album『カルト』をリリースしました。タイトルはフランス語で”地図”の意。今作には新録を含む全10曲を収録。これまでの軌跡を辿る<宝の地図>であり、コロナ禍を経てsajiは今ここからが<冒険の始まり-スタート->といった決意表明の1枚となっております。    さて、今日のうたではそんな“saji”のヨシダタクミによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回が最終回。綴っていただいたのは、収録曲「 Circle 」にまつわるお話です。愛や恋という言葉を嫌い、永遠という言葉に憧れた10代の頃。あれから経験や月日を重ねた今、描いた“愛のカタチ”とは…。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 10代の頃はそれなりに思春期を送ってきて、 愛や恋だといった言葉が嫌いだった。 それらを疑っていた訳じゃない。 言葉にすることですべてを陳腐に感じてしまったのだ。   その反面、 永遠という言葉に強い憧れを感じ、 今じゃ恥ずかしくてとても言えないような 言葉も平気で口に出来た。 若さとは恥ずかしいものだと大人は言うが、 それが素晴らしいものであったと気付く。   10代の頃から音楽という仕事を始め、 これまで100曲以上書いてきた。 自分ではブレていないつもりだが、 大人になるにつれて書けるようになった 物語も沢山ある。   その中の一つとして愛がある。 恋愛ごっこではない、 掛け値なしの愛情 というもの。   高校生の頃に僕は  「 ナンバーコール 」という曲を 書いたことがある。 それは子供から見た 親の愛のカタチをテーマにした歌で、 いつか僕が親になった時、 その時初めてあなた方の深い愛情に気付くのでしょう。という歌。   そこから時間を経て、 今回「Circle」という新曲を書いた。 これは元々は他の人への楽曲提供用に書いたうちの一曲で 自分で歌う予定ではなかった。   たまたま先方のオーダーで僕バージョンの 仮歌を録る必要があり、 ラフで歌ってみた所 <今のタイミングだったら自分で歌ってみても良いかもしれない。> そう感じ、 急きょsajiの作品として 収録することになったという経緯がある。   なので敢えて歌詞も殆ど直しておらず、 親から子へ向けた目線の愛の歌となっている。   本来僕が歌うとすれば、 「ナンバーコール」のように逆の目線で歌詞を書いていただろう。 でもそうはしなかった。   僕と共に同じ時間を生きてきたファンやリスナーにとって、 愛のカタチもまた 与えられる側から与える側のフェーズに移行していると思ったからだ。   sajiのファンは10代も多いので、 まだ言葉の意味が分からない人も当然多く居るだろう。   それでも、僕らという存在が 共に過ごした時間の中でどう変わっていったのかも知ってほしくて、 「Circle」という曲を歌った。 愛は繋いでいくものだから。   ありふれた言葉を送ろう。 どうか、幸せに。   <saji・ヨシダタクミ> ◆紹介曲「 Circle 」 作詞:ヨシダタクミ 作曲:ヨシダタクミ ◆3rd Digital Full Album『カルト』 2024年2月28日発売   <収録曲> 01. 感脳性リベレーション 02. 並いる敵蹴散らし侍 03. Magic Writer 04. エチカ 05. 月とワルツ 06. スターチス 07. フラッシュバック 08. EVERY DANCE SING 09. Live in Peace 10. Circle

    2024/03/13

  • ゆいにしお
    ふたりでつくった小さな巻物。
    ふたりでつくった小さな巻物。

    ゆいにしお

    ふたりでつくった小さな巻物。

     2024年3月6日に“ゆいにしお”がMajor 2nd Full Album『weekday』をリリースしました。今作には全11曲が収録。“仕事をして過ごす日々=weekday”を過ごす中での葛藤や困難を受け入れて、「自分の時間をもっと大切にしよう、人生を楽しもう」という気持ちにさせてくれる1枚。また、今作で初タッグを組むアレンジャーも多数参加しており、新しく聞きごたえのある楽曲となっております。    さて、今日のうたではそんな“ゆいにしお”による歌詞エッセイをお届け。綴っていただいたのは、収録曲「 BFF 」にまつわるお話です。ゆいにしおにとって大切な友だちとの記憶とは…。今回は音声版もございます。本人の朗読でもエッセイをお楽しみください! 小学校のころ、仲良しの女の子がいた。 彼女と仲良くなるきっかけは、マンガを一緒に作ったこと。 マンガといっても、ネームを書いてペン入れして、みたいなちゃんとしたのではない。プリントを細長く裂いて、それを繋げて小さな巻物みたいにしたものに、鉛筆で交互に描き合って話を作っていく。 それをマンガと読んで、授業の間にある休みのたびに連載していた。   マンガの内容は、カービィとオリジナルキャラクターを登場させた日常マンガだった。とくに起伏やオチもつけず、わたしたちはずーっと飽きずに続けた。小さな分厚い巻物はどんどん増え、いつしか、それはお道具箱や筆箱にパンパンに詰まっていた。 絵や物語を描いて、お互いを見せ合うことが、わたしたちにとっての雑談だったのかもしれない。   わたしにとって小学校は、居心地の悪い場所だった。小学校に行くのは本当に苦痛でしかなかった。 だけど、彼女と物語を作ることで、物語のなかに自分をかくまうことができた。ふたりでつくった小さな巻物がわたしのお守りであり、シェルターだった。 そうしてどうにか、小学校を卒業できた。あの物語がなければ、小学校時代はもっと辛いものになっていたと思う。   中学が離れ離れになってから、なかなか会う機会はなくなってしまった。親から様子をちらちらと聞く程度。 だけど、彼女はこの間ライブに来てくれた。久しぶりの再会だったけど、背丈すらもほとんど変わらない姿にすごく安心した。 彼女が差し入れしてくれたのは「スパイシーカレーせんべい」。何年もしゃべってないのに、わたしのことを考えてくれたことがわかるセレクトで、とっても嬉しかった。わたしはカレーが大好きなのだ。   BFFの<ステージ変わったとしても会ったとたん昔のように>という歌詞が沁み入った瞬間だった。   <ゆいにしお> ◆紹介曲「 BFF 」 作詞:ゆいにしお 作曲:ゆいにしお ◆Major 2nd Full Album『weekday』 2024年3月6日発売 <収録曲> 1.TWO HANDS 2.yyyymmdd 3.routine life 4.さくら 5.アイシャドウ 6.おいしい温度 7.帰り道ランウェイ 8.me&cat 9.morning walk 10.BFF 11.routine life (English Ver.)

    2024/03/12

  • SCANDAL
    実らないことを知ったまま育む気持ちの中間地点。
    実らないことを知ったまま育む気持ちの中間地点。

    SCANDAL

    実らないことを知ったまま育む気持ちの中間地点。

     2024年3月20日に“SCANDAL”がNew Album『LUMINOUS』をリリース! 前作『MIRROR』以来、2年ぶりとなる通算11枚目のアルバムとなる今作は昨年リリースしたシングル「Line of sight」「ハイライトの中で僕らずっと」に加え、Rhythmic Toy Worldとの共作「あなたへ」、EOWとの共作「Plum」を含む全11曲が収録。メンバー全員が作詞作曲に携わったバラエティに富んだ1枚となっております。    さて、今日のうたでは“SCANDAL”による歌詞エッセイを4回に渡りお届け! 今回は第2弾です。執筆を担当したのはRINA。綴っていただいたのは、収録曲「 私たち 」にまつわるお話です。未公開の歌詞を見返してみたとき、改めて「好きだ」と思った主人公像は…。あの頃より大人になった今だからこそ届けられるこの曲。ぜひ歌詞と併せて、エッセイをお楽しみください。 実る恋と、実らない恋。 その境目には一体なにがあるのだろう? ぼんやり色んな記憶を思い浮かべてみても答えは見つからないのだけど。   今まで書き溜めてきた数年分の未公開の歌詞を久しぶりに見返してみたら、面白かった。 こんなこと考えてたのかとか、そう言えばこれについても書いたんだったなぁとか、相変わらず何も変わってないなって思える自分が居たり。   その中のひとつに、やっぱり今もこの世界観やスタンスは好きだなと思うものがあった。 その歌詞の中にでてくる女の子は、お気に入りの白いブラウスを着て、大切に思う人が居て、後悔したり挽回したりしながら、自分で自分を輝かせていた。   こんな風に生きてる女の子がわたしはずっと好きだ。誰かに自分を幸せにしてもらうために恋をするのではない。だからこそ、全員人生報われてくれ! と祈りながら、そこにある強さと脆さに胸がぎゅっと締め付けられる。   この歌詞を書いた頃は、結末や答えや聴き手をリードする何かが足りないと思っていた。 なのに、今読み返してみると何故かもうずっと前からとっくに完成していたように感じた。 完全に大人になった今、曖昧で白黒つかない真ん中の気持ちや状況もひとつの形、ひとつの答え。と、感じるようになったからかもしれない。 むしろ、綺麗に割り切れるものの方が少ないくらいにも思える。   そこに、今の自分なりの理由を付け足すことにした。幼少期を海のない街で過ごしたせいか、いつからか海を眺めに行くのがとっても特別で好きな時間になった。太陽と波を眺めていると、両方を引き立て合うふたつの違う煌めきにうっとりする。そして、お互いが光ったまま交わることはないのだなと気付く。   とにかく鮮度を大切に曲を作ることが多かったけれど、こんな風に数年前のカケラと今の感覚を合わせて仕上がる曲もあるんだなと思った。 ちゃんと昇華できて嬉しかった。 実らないことを知ったまま育む気持ちの中間地点。こんなに切なくて可愛い気持ちを曲にできて良かったなと思う。   <SCANDAL・RINA> ◆紹介曲「 私たち 」 作詞:RINA 作曲:MAMI ◆New Album『LUMINOUS』 2024年3月20日発売   <収録曲> 01.群青pleats 02.ファンファーレ 03.私たち 04.Plum 05.CANDY 06.Vision 07.LOOP 08.Line of sight 09.あなたへ 10.1:47 11.ハイライトの中で僕らずっと  

    2024/03/11

  • EASTOKLAB
    住んでいた街
    住んでいた街

    EASTOKLAB

    住んでいた街

     2024年1月31日に“EASTOKLAB”が1stフルアルバム『泡のような光たち』をリリースしました。繊細で些細なこと、誰もが当たり前に通り過ぎてしまうこと、そんな儚い美しさを拾い上げて心を震わせ、喪失に手を振り前に進む。誰もが経験する日々の些細な一節。聴き終わったあとに、遠い昔の匂いを思い出すようなアルバムとなっております。    さて、今日のうたではそんな“EASTOKLAB”の日置逸人によるエッセイを3ヶ月連続でお届け! 今回が最終回です。綴っていただいたのは、今作『泡のような光たち』に詰まっている“あの街の匂い”のお話。時が経っても自身のどこかに在り続ける思い出を、エッセイから、歌詞から、受け取ってください。 名古屋の片隅に名東区という街があって、部屋こそ転々としながらも10年近くそこに住んでいた。   初めは大学の近くだからと何の気なしに住み始めただけだったのに、その場所でたくさんの友達ができて、たくさんの出会いや別れがあり、たくさんの思い出が生まれた。   そして、その全てが音楽に繋がっていると思う。   だから『泡のような光たち』というアルバムには、あの街の匂いがみちみちと詰まっている。   よく思い出すのは、近所にあった大きな池のこと。時間があればいつもベンチに座って池の上を飛び交う鳥を眺めていた。   よく思い出すのは、近所にあった小さな居酒屋のこと。うだつの上がらない毎日をアルコールで薄めてくだを巻いていた。   よく思い出すのは、毎日のように通っていたスタジオのこと。数えきれないくらいの音を拾って、それと同じくらいに捨てた。   そうやって、いつもあの街のなかにいた。   考えて、想像して、間違えて、もういいや!ってなったり、まだやれる!ってなったり。   僕にとってのそんな日々を『泡のような光たち』というアルバムがそっと肯定してくれているような気がする。   最近、名東区を出て新しい街に引っ越した。   呼吸をする度に、あの頃の匂いが抜けて、新しい空気が胸いっぱいに広がっていく。   だけど、どれだけ時間が経ってもきっと、体の隅っこに、もっと奥の、ずっと奥の方に、きっと形もなく存在している、そういう朧げな光のようなものが残ってしまう。   ツアーの練習を通して、改めて自分が書いた歌詞と向き合って、そんなことを思った。   そんな記憶にさえ残らないような心の機微を、このアルバムを聴いてくれた人がふと思い出してくれたらいいなとか考えながら、今日も新しい街で、4人で練習をしていた。   きっとまたすぐに忘れちゃうんだけど、今日ふと思い出してここに書いたこと、できるだけ長く覚えていられたらいい。   <EASTOKLAB・日置逸人>   ◆1stフルアルバム『泡のような光たち』 2024年1月31日発売   <収録曲> 1. Dawn for Lovers 2. Error 3. Lights Out 4. 栞 5. Faint Signal 6. Melt 7. See You 8. うつくしいひと 9. Echoes 10. Our Place

    2024/03/08

  • SCANDAL
    私の妄想ブランドのテーマソング。
    私の妄想ブランドのテーマソング。

    SCANDAL

    私の妄想ブランドのテーマソング。

     2024年3月20日に“SCANDAL”がNew Album『LUMINOUS』をリリース! 前作『MIRROR』以来、2年ぶりとなる通算11枚目のアルバムとなる今作は昨年リリースしたシングル「Line of sight」「ハイライトの中で僕らずっと」に加え、Rhythmic Toy Worldとの共作「あなたへ」、EOWとの共作「Plum」を含む全11曲が収録。メンバー全員が作詞作曲に携わったバラエティに富んだ1枚となっております。    さて、今日のうたでは“SCANDAL”による歌詞エッセイを4回に渡りお届け! 今回は第1弾。執筆を担当したのはMAMI。綴っていただいたのは、収録曲「 群青pleats 」にまつわるお話です。この曲が誕生したきっかけとは。そして、曲作りのスランプに陥ったとき、気づいた大切なこととは…。ぜひ歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 この曲のカケラができたのは2019年。   私は洋服が好きで、いつか自分が洋服のブランドを作るとしたら 『navy pleated skirt』 がいいなーなんて、そんな予定もないけれど、一丁前にブランド名だけ考えていた時があって。   「群青pleats」という曲はそんな私の妄想ブランドのテーマソングにしようと作ったのが始まりです。   プリーツスカートってキュートだけど大人っぽくて、ひだの細かさによっても全然見え方が違って、少し気を遣って扱わないと形が崩れちゃうし繊細なところも愛おしくて、ひだの動き方にその日の気分が出る気がして、とても好きなんですよねえ。。笑     当たり前が当たり前じゃなくなった数年があったとき、曲が作れなくなってどうやって自分のメンタルを保とうかと悩んだけれど 2019年に書いていたこの曲をみつけて、日常の何気ない気分が上がる瞬間が大切なんだなと改めて感じました。   私ってこの歌詞みたいな人間だったじゃん!と気付かされたし、好きなものを身につけるだけでテンション上がるなんて最高じゃんって。   自分の機嫌くらい自分で取らなきゃね。   5年前の私、ありがとう!   今はいろんなところにお出かけできるようになったし、みんなも好きな服着て、好きな音楽聴いて、好きなもの食べて、好きなことたくさんしてご機嫌になってね。   私もプリーツスカートで街を風切って歩きます。ご機嫌になります。   <SCANDAL・MAMI> ◆紹介曲「 群青pleats 」 作詞:MAMI 作曲:MAMI ◆New Album『LUMINOUS』 2024年3月20日発売   <収録曲> 01.群青pleats 02.ファンファーレ 03.私たち 04.Plum 05.CANDY 06.Vision 07.LOOP 08.Line of sight 09.あなたへ 10.1:47 11.ハイライトの中で僕らずっと  

    2024/03/07

  • saji
    いつか王子様が
    いつか王子様が

    saji

    いつか王子様が

     2024年2月28日に“saji”が3rd Digital Full Album『カルト』をリリースしました。タイトルはフランス語で”地図”の意。今作には新録を含む全10曲を収録。これまでの軌跡を辿る<宝の地図>であり、コロナ禍を経てsajiは今ここからが<冒険の始まり-スタート->といった決意表明の1枚となっております。    さて、今日のうたではそんな“saji”のヨシダタクミによる歌詞エッセイを3週連続でお届け! 今回は第2弾。綴っていただいたのは、収録曲「 月とワルツ 」にまつわるお話です。自身にとっての創作物とはどんな存在なのか。そしてどんな思いで音楽を続けているのか…。歌詞と併せて、エッセイを受け取ってください。 人は物語が好きだ。 これは誰の言葉だったか。 彼の作品のようにウィットに富んだことは言えないが、 僕も創作には希望が宿るべきだと思っている。   ハッピーエンドであれと言っている訳ではない。 世の中に在るものには総て理由があり、 誰かの望んだ願いであると思う。 陳腐な例えになってしまうが、 缶詰を誰もが手軽に開けられるように缶切りが生まれ、 いつでも声が届けられるように電話が生まれた。   物事には機序があり、誰かの願いが込められている。   鳥は何千万年という時間をかけて、 大空を手に入れた。 そこに至るまでに 沢山の物語があっただろう。   話が少し逸れてしまったが 漫画でも映画でも、 なぜそれを創ろうと思ったのか。 創作者の願いがそこにはある。   僕を含め音楽人だってそうだ。 創作物とは、誰かの心を動かすために存在し それが 共感、感動、苦悩、怒り、悲しみ さまざまな言葉を借りて感情へとアップデートされてゆく。   僕にとってのそれら総ての嗜好物(カルチャー)は、 人生を豊かに生きる為のスパイスだと思っている。 なくても死ぬわけではないが、 無ければ人生がすっかり希薄なものになってしまう。   感情の代弁者は誰にだって必要なのだ。 言葉だけではない心の通信手段は 人類にとってもはや不可欠なものである。   だからこそ敢えて言いたい。 僕にとって創作はリアルな現実を侵さない あくまでファンタジーな領域であってほしい。   ただでさえ苦しいこの現実において、 それを真正面からぶつけてくるような乱暴な作品が僕は嫌いなのだ。   「君に言われなくても分かってるよ。」 「とっくにこの世界は地獄だ。」   僕にとっての創作物とは、 ほんのちょっとの心の逃げ場であり、居場所であってほしい存在。   人は自分以外の誰かに心の居場所を求める。 だからこそ、 例えば僕らの歌が誰かにとって 少しでも明日を何とか生きる理由になってくれたなら、 それだけで僕らが生まれてきた意味があるのではないか。   そう思うことで僕も救われるのではないか。 そんな思いで音楽を続けている。   今回書いた「月とワルツ」という歌は、 夢はその誰かにとって 生きる希望であり、願いであるということを テーマにした曲になっている。   夢なら何度でも見よう。 何度でも明日を語ろう。 それが僕たちの生きる理由になるから。   人は物語が好きだ。   <saji・ヨシダタクミ> ◆紹介曲「 月とワルツ 」 作詞:ヨシダタクミ 作曲:ヨシダタクミ ◆3rd Digital Full Album『カルト』 2024年2月28日発売   <収録曲> 01. 感脳性リベレーション 02. 並いる敵蹴散らし侍 03. Magic Writer 04. エチカ 05. 月とワルツ 06. スターチス 07. フラッシュバック 08. EVERY DANCE SING 09. Live in Peace 10. Circle

    2024/03/06

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