中村美律子の歌詞一覧リスト  117曲中 1-117曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
愛染のれん男は一途に 夢を漕(こ)ぎ 女は優しく 舵(かじ)を取る 祈願千日 水掛不動(みずかけふどう) やっと叶った 二人のお店 トントンとんぼり 法善寺 夫婦割烹(めおとかっぽう) 愛染(あいぞめ)のれん  亭主(あんた)が板場の 主役なら 私はもてなす 恋女房 演歌横丁 涙を切って 苦労買いましょ 二人の絆 トントンとんぼり 法善寺 迷う道ない 提灯(ちょうちん)あかり  時節(じせつ)が浪花を 七変化(しちへんげ) 変わらぬ人情 お客さん 今も聞こえる 汽笛の音は 故郷(こきょう)旅立つ 二人の契り トントンとんぼり 法善寺 夫婦一代(めおといちだい) 愛染のれん中村美律子羽場新一郎藤井つと夢南郷達也男は一途に 夢を漕(こ)ぎ 女は優しく 舵(かじ)を取る 祈願千日 水掛不動(みずかけふどう) やっと叶った 二人のお店 トントンとんぼり 法善寺 夫婦割烹(めおとかっぽう) 愛染(あいぞめ)のれん  亭主(あんた)が板場の 主役なら 私はもてなす 恋女房 演歌横丁 涙を切って 苦労買いましょ 二人の絆 トントンとんぼり 法善寺 迷う道ない 提灯(ちょうちん)あかり  時節(じせつ)が浪花を 七変化(しちへんげ) 変わらぬ人情 お客さん 今も聞こえる 汽笛の音は 故郷(こきょう)旅立つ 二人の契り トントンとんぼり 法善寺 夫婦一代(めおといちだい) 愛染のれん
赤いエプロン風にゆれてる物干竿の 赤いエプロン見えますか いまもぞっこん惚れてる合図 帰って来てよ一文なしで なんにも持たないあんたが好きよ  (セリフ)「何も無いから何でも出来る」 それがあんたの口癖やった… あの女が現われてからあんたは変りはった 魂を抜かれてしまいはった…  そりゃあ私はおしかけ女房 顔や容姿じゃ負けるけど よごれ役ならまかしておくれ 帰って来てよ行くとこなけりゃ 六帖一間で出直しましょう  (セリフ)あんたを好きになりはったお女やさかい けなすつもりはないけど やっぱり夫婦は合性や あんたには私が一番!!そうですやろ…  女難がらみの流転の末路 耳にするたび泣きました みんな女にあげちゃいなさい 帰って来てよ一文なしで 赤いエプロンは私の祈り中村美律子星野哲郎船村徹蔦将包風にゆれてる物干竿の 赤いエプロン見えますか いまもぞっこん惚れてる合図 帰って来てよ一文なしで なんにも持たないあんたが好きよ  (セリフ)「何も無いから何でも出来る」 それがあんたの口癖やった… あの女が現われてからあんたは変りはった 魂を抜かれてしまいはった…  そりゃあ私はおしかけ女房 顔や容姿じゃ負けるけど よごれ役ならまかしておくれ 帰って来てよ行くとこなけりゃ 六帖一間で出直しましょう  (セリフ)あんたを好きになりはったお女やさかい けなすつもりはないけど やっぱり夫婦は合性や あんたには私が一番!!そうですやろ…  女難がらみの流転の末路 耳にするたび泣きました みんな女にあげちゃいなさい 帰って来てよ一文なしで 赤いエプロンは私の祈り
明けの明星泣く日笑う日 いろいろあると そっとつぶやく ひとり言 眠れぬままに 見上げれば 明(あ)けの明星(みょうじょう) 明々(あかあか)と 負けたりしない 今は つらくても 涙ぬぐって 涙ぬぐって 生きて行(ゆ)く  好きと言えずに 別れた人の 後ろ姿の なつかしさ 心に残る 面影を 明けの明星 映し出す 元気でいれば いつか また会える そっと思い出 そっと思い出 抱き寄せる  人と幸せ 比べてみても つらいだけです なおさらに 行く手をまるで 照らすよに 明けの明星 明々と いい日が来ると 胸に 言い聞かせ 泣いて笑って 泣いて笑って 生きて行く 泣いて笑って 泣いて笑って 生きて行く中村美律子麻こよみ弦哲也泣く日笑う日 いろいろあると そっとつぶやく ひとり言 眠れぬままに 見上げれば 明(あ)けの明星(みょうじょう) 明々(あかあか)と 負けたりしない 今は つらくても 涙ぬぐって 涙ぬぐって 生きて行(ゆ)く  好きと言えずに 別れた人の 後ろ姿の なつかしさ 心に残る 面影を 明けの明星 映し出す 元気でいれば いつか また会える そっと思い出 そっと思い出 抱き寄せる  人と幸せ 比べてみても つらいだけです なおさらに 行く手をまるで 照らすよに 明けの明星 明々と いい日が来ると 胸に 言い聞かせ 泣いて笑って 泣いて笑って 生きて行く 泣いて笑って 泣いて笑って 生きて行く
明日の風夜空を見上げる あんたの頬(ほほ)に 涙が一筋 光って落ちた あんたの涙は わたしの涙 ひとりぼっちや ないからね 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く  握ったこぶしの 悔しさ辛さ 笑って蹴散らし チャンスにしよう あんたの痛みは わたしの痛み 背負いこまずに 前を見て 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く  あんたの未来は わたしの未来 春は必ず 巡り来る 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く中村美律子紙中礼子花岡優平南郷達也夜空を見上げる あんたの頬(ほほ)に 涙が一筋 光って落ちた あんたの涙は わたしの涙 ひとりぼっちや ないからね 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く  握ったこぶしの 悔しさ辛さ 笑って蹴散らし チャンスにしよう あんたの痛みは わたしの痛み 背負いこまずに 前を見て 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く  あんたの未来は わたしの未来 春は必ず 巡り来る 生きて 生きて 生きて 生き抜いて 明日は 明日の 風が吹く
あなただけこの世に生まれて ふたりはめぐり逢い 運命(さだめ)のように 結ばれていた 風にうたって 雨に泣き しあわせの しあわせの 夫婦(めおと)みち あなただけ おまえだけ 命あずけて  ささいなことから 背をむけ傷ついて 隠れてひとり 流した涙 苦労坂から 明日坂 ほゝ笑みを ほゝ笑みを たやさずに あなただけ あまえだけ 命あずけて  あなたの隣で 肩寄せ生きてきた 夕陽の空を 眺めていたい 暑さ寒さを しのぎあい ふたりして ふたりして 歩きたい あなただけ おまえだけ 命あずけて中村美律子たかたかし岡千秋この世に生まれて ふたりはめぐり逢い 運命(さだめ)のように 結ばれていた 風にうたって 雨に泣き しあわせの しあわせの 夫婦(めおと)みち あなただけ おまえだけ 命あずけて  ささいなことから 背をむけ傷ついて 隠れてひとり 流した涙 苦労坂から 明日坂 ほゝ笑みを ほゝ笑みを たやさずに あなただけ あまえだけ 命あずけて  あなたの隣で 肩寄せ生きてきた 夕陽の空を 眺めていたい 暑さ寒さを しのぎあい ふたりして ふたりして 歩きたい あなただけ おまえだけ 命あずけて
天草四郎時貞 ~挿入歌「島原の子守唄」生まれた時から 神の子と 運命背負った 人の世は 親子の愛も 知らないで 祈り捧げた 十五年 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 魂が眠る 有明の里よ  おどみゃ島原の おどみゃ島原の キリシタン育ちよ  厳しい世の中 直さんと 銀の十字架 胸に抱く 幾多の農民の 盾になり 教え諭した 人の道 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 勇姿が映える 有明の里よ  (セリフ)おなかをすかせて、 泣く我が子に たった一粒のお米も、食べさせてやれない 親の悲しさ、いくら働いても 年貢を納める事もできない人びと 貧しい者同志こころを寄せ合いながら 神にすがって祈ることが なんで、なんで一揆なのですか  一度も母とは 呼べぬまま 神を信じて 明日を待つ 最後の軍 破れても 守り通した 神の道 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 魂が写る 有明の海よ 中村美律子馬津川まさを富田梓仁生まれた時から 神の子と 運命背負った 人の世は 親子の愛も 知らないで 祈り捧げた 十五年 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 魂が眠る 有明の里よ  おどみゃ島原の おどみゃ島原の キリシタン育ちよ  厳しい世の中 直さんと 銀の十字架 胸に抱く 幾多の農民の 盾になり 教え諭した 人の道 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 勇姿が映える 有明の里よ  (セリフ)おなかをすかせて、 泣く我が子に たった一粒のお米も、食べさせてやれない 親の悲しさ、いくら働いても 年貢を納める事もできない人びと 貧しい者同志こころを寄せ合いながら 神にすがって祈ることが なんで、なんで一揆なのですか  一度も母とは 呼べぬまま 神を信じて 明日を待つ 最後の軍 破れても 守り通した 神の道 天草四郎時貞(あまくさしろうときさだ)の 魂が写る 有明の海よ 
あんずの夕陽に染まる街ふるさとの駅は 人影もなくて それでも不思議ね 胸がキュンと鳴く 同窓会の知らせを うけて 迷い乍らも 帰って来たの あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる  髪型も変わり 多少老けてても 笑顔で誰だと すぐに思い出す お元気ですか 幸せなんでしょう 化粧直して 探してみたの あの人が唄ってた 心に残るメロディー 切なくなるほど 甦る時 あんずの夕陽も 唄ってる  あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる中村美律子花岡優平花岡優平ふるさとの駅は 人影もなくて それでも不思議ね 胸がキュンと鳴く 同窓会の知らせを うけて 迷い乍らも 帰って来たの あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる  髪型も変わり 多少老けてても 笑顔で誰だと すぐに思い出す お元気ですか 幸せなんでしょう 化粧直して 探してみたの あの人が唄ってた 心に残るメロディー 切なくなるほど 甦る時 あんずの夕陽も 唄ってる  あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる
あんずの夕陽に染まる街 ~ニューバージョン~ふるさとの駅は 人影もなくて それでも不思議ね 胸がキュンと鳴く 同窓会の 知らせをうけて 迷い乍(なが)らも 帰って来たの あの人が好きだった 心に灯(とも)る純情 泣きたくなるほど 愛(いと)しい日々が あんずの夕陽に 染まってる  髪型も変わり 多少老けてても 笑顔で誰だと すぐに思い出す お元気ですか 幸せなんでしょう 化粧直して 探してみたの あの人が好きだった 心に残るメロディー 切なくなるほど 甦る時 あんずの夕陽も 唄ってる  あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる中村美律子花岡優平花岡優平南郷達也ふるさとの駅は 人影もなくて それでも不思議ね 胸がキュンと鳴く 同窓会の 知らせをうけて 迷い乍(なが)らも 帰って来たの あの人が好きだった 心に灯(とも)る純情 泣きたくなるほど 愛(いと)しい日々が あんずの夕陽に 染まってる  髪型も変わり 多少老けてても 笑顔で誰だと すぐに思い出す お元気ですか 幸せなんでしょう 化粧直して 探してみたの あの人が好きだった 心に残るメロディー 切なくなるほど 甦る時 あんずの夕陽も 唄ってる  あの人が好きだった 心に灯る純情 泣きたくなるほど 愛しい日々が あんずの夕陽に 染まってる
いい日旅立ち雪解け間近の北の空に向い 過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時 帰らぬ人達 熱い胸をよぎる せめて今日から一人きり 旅に出る  あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる  いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに 母の背中で聞いた歌を道連れに……  岬のはずれに少年は魚つり 青い芒(すすき)の小径を帰るのか 私は今から 想い出を創るため 砂に枯木で書くつもり“さよなら”と  あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる  いい日 旅立ち 羊雲をさがしに 父が教えてくれた歌を道連れに……  あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる  いい日 旅立ち 幸福をさがしに 子供の頃に歌った歌を道連れに……中村美律子谷村新司谷村新司雪解け間近の北の空に向い 過ぎ去りし日々の夢を叫ぶ時 帰らぬ人達 熱い胸をよぎる せめて今日から一人きり 旅に出る  あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる  いい日 旅立ち 夕焼けをさがしに 母の背中で聞いた歌を道連れに……  岬のはずれに少年は魚つり 青い芒(すすき)の小径を帰るのか 私は今から 想い出を創るため 砂に枯木で書くつもり“さよなら”と  あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる  いい日 旅立ち 羊雲をさがしに 父が教えてくれた歌を道連れに……  あゝ日本のどこかに 私を待ってる人がいる  いい日 旅立ち 幸福をさがしに 子供の頃に歌った歌を道連れに……
一本勝負天に拳を 振り上げて 悔し涙を 投げ捨てる 締める黒帯 男の魂(こころ) 意地も捨て身の 青畳 夢をつかんで 夢をつかんで 起(た)ち上がれ  雪の会津を あとにして 仰ぐ都の 流れ雲 道は一本 講道館の いつか輝く 星になる 負けて泣くより 負けて泣くより 勝って泣け  有像無像(うぞうむぞう)を 投げ飛ばす これが天下の 山嵐 技を掛けるな 命を賭けろ たとえどんなに 辛くとも 敵は明日の 敵は明日の 我にあり中村美律子やしろよう岡千秋池多孝春天に拳を 振り上げて 悔し涙を 投げ捨てる 締める黒帯 男の魂(こころ) 意地も捨て身の 青畳 夢をつかんで 夢をつかんで 起(た)ち上がれ  雪の会津を あとにして 仰ぐ都の 流れ雲 道は一本 講道館の いつか輝く 星になる 負けて泣くより 負けて泣くより 勝って泣け  有像無像(うぞうむぞう)を 投げ飛ばす これが天下の 山嵐 技を掛けるな 命を賭けろ たとえどんなに 辛くとも 敵は明日の 敵は明日の 我にあり
命の花道渡る世間の 身を切る寒さ 弱音吐いたら 苦労が笑う 苦労が笑う 夢は夢でも 叶わぬ夢を エンヤコラ ドッコイショ 叶えてみせる いつの日か 飾る 飾る 命の花を 花道を  言葉なくても 目を見りゃ判る 惚れりゃ尚更 心が見える 心が見える あれは祭りの 太鼓の音か エンヤコラ ドッコイショ 路地から路地に 鳴り響く 続く 続く 命の花が 花道が  雨に明日が 隠れていても やがて日が照る 朝日が昇る 朝日が昇る 生きて一生 無駄にはしない エンヤコラ ドッコイショ 飛び散る汗が 華になる 歩く 歩く 命の花を 花道を中村美律子たきのえいじ岡千秋南郷達也渡る世間の 身を切る寒さ 弱音吐いたら 苦労が笑う 苦労が笑う 夢は夢でも 叶わぬ夢を エンヤコラ ドッコイショ 叶えてみせる いつの日か 飾る 飾る 命の花を 花道を  言葉なくても 目を見りゃ判る 惚れりゃ尚更 心が見える 心が見える あれは祭りの 太鼓の音か エンヤコラ ドッコイショ 路地から路地に 鳴り響く 続く 続く 命の花が 花道が  雨に明日が 隠れていても やがて日が照る 朝日が昇る 朝日が昇る 生きて一生 無駄にはしない エンヤコラ ドッコイショ 飛び散る汗が 華になる 歩く 歩く 命の花を 花道を
浮き名かぞえ唄一つひと夜で 浮き名をたてて たてたあげくがね 花も実もない 恋になる 二つふか酒 からだに毒よ とめたわたしがね いまはあなたを 焦(こが)れ酒  しょんがいな しょんがいな しょんがいな  三つ身も世も 霜枯れ柳 苦労する気でね かけたいのちの 不甲斐なさ 四つ五つと 数える指が ほそくやつれてね ツンとくいこむ 三味の糸  しょんがいな しょんがいな しょんがいな  六つ無理やり わたしを口説き ゆめを見させてね あとは白波 帆かけ舟 七つなみだの 丸窓座敷 泣いているのはね ひとりぼっちの 舞扇  しょんがいな しょんがいな しょんがいな  八つ九つ 今夜は来るか 迎え出ましょかね 青い蛇の目の 傘さして 十でとうとう 諦めました みんなみんな みんなね 浮いたあぶくの 恋でした  しょんがいな しょんがいな しょんがいな中村美律子池田充男叶弦大桜庭伸幸一つひと夜で 浮き名をたてて たてたあげくがね 花も実もない 恋になる 二つふか酒 からだに毒よ とめたわたしがね いまはあなたを 焦(こが)れ酒  しょんがいな しょんがいな しょんがいな  三つ身も世も 霜枯れ柳 苦労する気でね かけたいのちの 不甲斐なさ 四つ五つと 数える指が ほそくやつれてね ツンとくいこむ 三味の糸  しょんがいな しょんがいな しょんがいな  六つ無理やり わたしを口説き ゆめを見させてね あとは白波 帆かけ舟 七つなみだの 丸窓座敷 泣いているのはね ひとりぼっちの 舞扇  しょんがいな しょんがいな しょんがいな  八つ九つ 今夜は来るか 迎え出ましょかね 青い蛇の目の 傘さして 十でとうとう 諦めました みんなみんな みんなね 浮いたあぶくの 恋でした  しょんがいな しょんがいな しょんがいな
うつせみ時折筆を 手にとれば 愛しい名前 書いている まるで私の 黒髪が あなたの名前に からむよう うつせみ うつせみ 逢いたくて…  今宵限りと 諭すのか 修羅にもなれぬ 我身なら 乱れた衣も 直さずに ふたりの夜に 溶けましょか 夢の浮き橋 朝がくる  帰らぬ夢の ぬけがらか 思いだしては 誰を待つ あなたにとっても あの恋が 真実であったら それでいい うつせみ うつせみ それでいい中村美律子島崎広子豊田梓仁時折筆を 手にとれば 愛しい名前 書いている まるで私の 黒髪が あなたの名前に からむよう うつせみ うつせみ 逢いたくて…  今宵限りと 諭すのか 修羅にもなれぬ 我身なら 乱れた衣も 直さずに ふたりの夜に 溶けましょか 夢の浮き橋 朝がくる  帰らぬ夢の ぬけがらか 思いだしては 誰を待つ あなたにとっても あの恋が 真実であったら それでいい うつせみ うつせみ それでいい
逢酒春秋ふたりにだけしか わからない 愛の日祝って 待ち合わせ 何着て行こかと 電話をしたら 素顔でお出でと 彼の声 あなたと お酒 楽しく お酒 いざ いざ いざ いざ 夜の浪花の いざ酔い酒場  昔が息づく 淀屋橋 銀杏が色づく 御堂筋 きれいな女性の いる店避けて 朝まではしごを してみたい あなたと 踊る もたれて 踊る いざ いざ いざ いざ 花の浪花の いざ酔いダンス  おまえに苦労は させとない あなたを男に してあげる 力もないのが 粋がり合うて 一緒にころがる 法善寺 ふたりで 生きる 支えて 生きる いざ いざ いざ いざ 命浪花の いざ酔い日記中村美律子星野哲郎船村徹蔦将包ふたりにだけしか わからない 愛の日祝って 待ち合わせ 何着て行こかと 電話をしたら 素顔でお出でと 彼の声 あなたと お酒 楽しく お酒 いざ いざ いざ いざ 夜の浪花の いざ酔い酒場  昔が息づく 淀屋橋 銀杏が色づく 御堂筋 きれいな女性の いる店避けて 朝まではしごを してみたい あなたと 踊る もたれて 踊る いざ いざ いざ いざ 花の浪花の いざ酔いダンス  おまえに苦労は させとない あなたを男に してあげる 力もないのが 粋がり合うて 一緒にころがる 法善寺 ふたりで 生きる 支えて 生きる いざ いざ いざ いざ 命浪花の いざ酔い日記
大阪情話 ~うちと一緒になれへんか~人はこころや銭やない 泣いたらあかん 泣いたらあかん 別ぴん台なしや 飛田のお店に出るという 十日戎の前の晩 あんたがいうた 言葉を忘れへん うちは今でも忘れ 忘れへん  「泣きながら通天閣見上げ これでウチの人生終わりやと思った けど死んだらあかん。精一杯生きてみよ あんたの言葉きいてそう思ったんや」  何が不足や知らんけど すねたらあかん すねたらあかん 男がすたります 無い無い尽くしで来たクセに 愚痴を肴に はしご酒 道頓堀の鴎に嘲われる うちも厭です 嫌い嫌いです  「なァあんたヤケ酒呑んでも何にも変らへん。 この世で起こったこと この世で納まらん筈がない 山より大きい獅々は出えへん。気を大きい持ちいなァ-。」  夢を捨てたというのなら ひろうて上げる ひろうてあげる 大事にあたためる花の十九と十五まで 共にどぶ板 踏んだ仲 焼けぼっくいに今こそ火をつけて うちと一緒になれ なれへんか うちと一緒になれ なれへんか中村美律子もず唱平聖川湧人はこころや銭やない 泣いたらあかん 泣いたらあかん 別ぴん台なしや 飛田のお店に出るという 十日戎の前の晩 あんたがいうた 言葉を忘れへん うちは今でも忘れ 忘れへん  「泣きながら通天閣見上げ これでウチの人生終わりやと思った けど死んだらあかん。精一杯生きてみよ あんたの言葉きいてそう思ったんや」  何が不足や知らんけど すねたらあかん すねたらあかん 男がすたります 無い無い尽くしで来たクセに 愚痴を肴に はしご酒 道頓堀の鴎に嘲われる うちも厭です 嫌い嫌いです  「なァあんたヤケ酒呑んでも何にも変らへん。 この世で起こったこと この世で納まらん筈がない 山より大きい獅々は出えへん。気を大きい持ちいなァ-。」  夢を捨てたというのなら ひろうて上げる ひろうてあげる 大事にあたためる花の十九と十五まで 共にどぶ板 踏んだ仲 焼けぼっくいに今こそ火をつけて うちと一緒になれ なれへんか うちと一緒になれ なれへんか
お吉物語泣いて昔が 返るなら なんで愚痴(ぐち)など 言うものか 花のいのちは 一度だけ よしておくれよ 気休めは  (セリフ) 「なにもかもおしまいなんだ。 でもさ、わたしにゃわかったのさ。 どんなに男を憎(にく)んだって、女は女、 女ひとりじゃ暮らせないってことがさ。 世の中を渡り歩いて、しみじみそう思ったんだよ。 わたしだって女だものねぇ……」  夢も見ました 恋もした 二世を誓(ちか)った 人も居た 娘ごころの 紅つばき どこでどなたが 折ったやら  (セリフ) 「ハリスさんも死んだ。鶴さんも死んだ。 今度は、わたしの番なんだ。 今のわたしは、穴のあいた 三味線(しゃみせん)みたいなものなんだ。 どんなにつくろって見たって、 もう昔の音(ね)なんか出やしない。 …お酒だよ。お酒おくれッー」  辛(つら)い浮世(うきよ)の 路地うらで 毒と知りつつ 呑むお酒 下田港(みなと)の お月様 明るすぎます お吉には中村美律子藤田まさと陸奥明泣いて昔が 返るなら なんで愚痴(ぐち)など 言うものか 花のいのちは 一度だけ よしておくれよ 気休めは  (セリフ) 「なにもかもおしまいなんだ。 でもさ、わたしにゃわかったのさ。 どんなに男を憎(にく)んだって、女は女、 女ひとりじゃ暮らせないってことがさ。 世の中を渡り歩いて、しみじみそう思ったんだよ。 わたしだって女だものねぇ……」  夢も見ました 恋もした 二世を誓(ちか)った 人も居た 娘ごころの 紅つばき どこでどなたが 折ったやら  (セリフ) 「ハリスさんも死んだ。鶴さんも死んだ。 今度は、わたしの番なんだ。 今のわたしは、穴のあいた 三味線(しゃみせん)みたいなものなんだ。 どんなにつくろって見たって、 もう昔の音(ね)なんか出やしない。 …お酒だよ。お酒おくれッー」  辛(つら)い浮世(うきよ)の 路地うらで 毒と知りつつ 呑むお酒 下田港(みなと)の お月様 明るすぎます お吉には
男が酒を飲むときは惚れた女を くどくなら 心でくどけ 目でくどけ 酒にすがるな 甘えるな くどいた女は 泣かせるな 男が酒を 飲むときは 過去を語るな ふりむくな うらみつらみは 飲む前に きれいさっぱり 棄ててこい  甘い酒なら 甘いなり 辛い酒なら 辛いなり 黙って飲めば 人生の 裏と表が 見えてくる 男が酒を 飲むときは 仕事のうさを ひきずるな たかが世間の 浮き沈み 笑いとばして ドンと飲め  見果てぬ夢を あたためて 男を磨く 酒もある ぐちをこぼして クダまいて 男を下げる 酒もある 男が酒を飲むときは イチかバチかの 正念場(しょうねんば) 明日を見つめて さわやかに 天下を語れ 胸を張れ 中村美律子ジェームス三木富田梓仁惚れた女を くどくなら 心でくどけ 目でくどけ 酒にすがるな 甘えるな くどいた女は 泣かせるな 男が酒を 飲むときは 過去を語るな ふりむくな うらみつらみは 飲む前に きれいさっぱり 棄ててこい  甘い酒なら 甘いなり 辛い酒なら 辛いなり 黙って飲めば 人生の 裏と表が 見えてくる 男が酒を 飲むときは 仕事のうさを ひきずるな たかが世間の 浮き沈み 笑いとばして ドンと飲め  見果てぬ夢を あたためて 男を磨く 酒もある ぐちをこぼして クダまいて 男を下げる 酒もある 男が酒を飲むときは イチかバチかの 正念場(しょうねんば) 明日を見つめて さわやかに 天下を語れ 胸を張れ 
男の盃よしず囲いの 屋台の隅で なさけほじくる つま楊子 逃げた女に つなぐな未練 酒でふっ切れ こころの火傷 わらってふられる わらってふられる 男雨  (セリフ)死ぬほど惚れて 死ぬほど燃えて それでも実らない恋なら 男はきっぱりあきらめるんだ なあ、哲ちゃん なんにも言わずに この酒を飲みほしてみろよ なあ…哲ちゃん  胸につかえた 下世話な愚痴を 顔に出すよじゃ まだ青い 夢と涙を ひとつに束ね 酒でふっ切れ 男じゃないか いいから飲み干せ いいから飲み干せ ひと息に  (セリフ)この世の中 前からは見えないものでも 後から見ればよーく見えるもんだぜ どんなにきれいごとより男は心だ 命だけはよごさず 生きて行こうよ なあ…哲ちゃん  命さらして 人情に泣いて 線香花火の 火を燃やす どこかずれてる 世間のたがわ 酒でふっ切れ 言いたいことは 男と男の 男と男の 盃だ中村美律子松井由利夫弦哲也よしず囲いの 屋台の隅で なさけほじくる つま楊子 逃げた女に つなぐな未練 酒でふっ切れ こころの火傷 わらってふられる わらってふられる 男雨  (セリフ)死ぬほど惚れて 死ぬほど燃えて それでも実らない恋なら 男はきっぱりあきらめるんだ なあ、哲ちゃん なんにも言わずに この酒を飲みほしてみろよ なあ…哲ちゃん  胸につかえた 下世話な愚痴を 顔に出すよじゃ まだ青い 夢と涙を ひとつに束ね 酒でふっ切れ 男じゃないか いいから飲み干せ いいから飲み干せ ひと息に  (セリフ)この世の中 前からは見えないものでも 後から見ればよーく見えるもんだぜ どんなにきれいごとより男は心だ 命だけはよごさず 生きて行こうよ なあ…哲ちゃん  命さらして 人情に泣いて 線香花火の 火を燃やす どこかずれてる 世間のたがわ 酒でふっ切れ 言いたいことは 男と男の 男と男の 盃だ
男道一度こころに 刻んだ夢は 何がなんでも やり通す 辛い涙や 悔やしさを 腹におさめて 仁王立ち 耐えて見せるが 耐えて見せるが男道  義理と人情の ふり分け荷物 背負う男の 胸のうち 親父あんたの 口ぐせを 心に秘めて どこまでも 夢を咲かすが 夢を咲かすが 俺の道  苦労ついでに これから先も どうかよろしく 頼みます 根性ひとつで 生きて行く 俺の選んだ 人生だ 勝って笑うが 勝って笑うが男道 中村美律子福田義雄富田梓仁一度こころに 刻んだ夢は 何がなんでも やり通す 辛い涙や 悔やしさを 腹におさめて 仁王立ち 耐えて見せるが 耐えて見せるが男道  義理と人情の ふり分け荷物 背負う男の 胸のうち 親父あんたの 口ぐせを 心に秘めて どこまでも 夢を咲かすが 夢を咲かすが 俺の道  苦労ついでに これから先も どうかよろしく 頼みます 根性ひとつで 生きて行く 俺の選んだ 人生だ 勝って笑うが 勝って笑うが男道 
鬼の背中鬼の背中が 陽だまりの中 コクリ コクリと 舟を漕(こ)ぐ あんなえらそうに していた人が ひとつぶだねの 娘も嫁ぎ ふたりになれば なんや このごろ さびしんぼ  鬼の背中が 昭和を背負い チビリ チビリと 酒を呑む テレビ相手に 雷おとす 吠えてもしょせん 世の中変わる 訳ではないし なんや このごろ さびしんぼ  鬼の背中が 家族をまもり ヨイショ ヨイショと 越えてきた いつのまにやら 白髪も増えて ケンカの種も がまんの花も 小ぶりになれば なんや このごろ さびしんぼ中村美律子紙中礼子花岡優平南郷達也鬼の背中が 陽だまりの中 コクリ コクリと 舟を漕(こ)ぐ あんなえらそうに していた人が ひとつぶだねの 娘も嫁ぎ ふたりになれば なんや このごろ さびしんぼ  鬼の背中が 昭和を背負い チビリ チビリと 酒を呑む テレビ相手に 雷おとす 吠えてもしょせん 世の中変わる 訳ではないし なんや このごろ さびしんぼ  鬼の背中が 家族をまもり ヨイショ ヨイショと 越えてきた いつのまにやら 白髪も増えて ケンカの種も がまんの花も 小ぶりになれば なんや このごろ さびしんぼ
おもいでの宿揃(そろ)いゆかたで 蛍観橋(ほたるみばし)で 流れに見たのは つれ添うあのほたる なんて儚(はか)ない しあわせでしょう ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど)  別れ偲(しの)んで 辻馬車(つじばしゃ)ひろい どこかへ隠(かく)れた 面影(おもかげ)さがしてる うらみましたわ さだめにまけて ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない あなた待(ま)ちます おもいでの宿(やど)  霧(きり)がほどけた あの由布岳(ゆふだけ)に 祈(いの)ればかならず ふたりはまた逢(あ)える お酒(さけ)いっぽん いただきましょか ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど)中村美律子池田充男市川昭介南郷達也揃(そろ)いゆかたで 蛍観橋(ほたるみばし)で 流れに見たのは つれ添うあのほたる なんて儚(はか)ない しあわせでしょう ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど)  別れ偲(しの)んで 辻馬車(つじばしゃ)ひろい どこかへ隠(かく)れた 面影(おもかげ)さがしてる うらみましたわ さだめにまけて ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない あなた待(ま)ちます おもいでの宿(やど)  霧(きり)がほどけた あの由布岳(ゆふだけ)に 祈(いの)ればかならず ふたりはまた逢(あ)える お酒(さけ)いっぽん いただきましょか ねえあなた 命あずけた 恋(こい)の一(ひ)と夜(よ)を 忘(わす)れない ここは湯布院(ゆふいん) おもいでの宿(やど)
親父鑿 槌 鉋 持たせたら 人は誰でも名人と 呼ぶほどたしかな腕自慢 親父あんたは偉かった 手抜きするなよ人生も 四角四面の生き方しろと アーアーアーン… 優しく諭した この俺の 手をひきながら  乳呑み児残し先立った 二世を誓った連れ合いに 操を立てての五十年 親父あんたは偉かった 子供相手に呑みながら いつも肴はおのろけ話 アーアーアーン… 相惚れべた惚れ いつだって 母さん褒めた  銭金づくじゃひきうけぬ 横にいっぺん首ふれば 梃でも動かぬ頑固者 親父あんたは偉かった 貧乏暮らしもじっと耐え 時代遅れと笑われながら アーアーアーン… 我が道歩んだ 胸はって ただ一筋に中村美律子もず唱平聖川湧鑿 槌 鉋 持たせたら 人は誰でも名人と 呼ぶほどたしかな腕自慢 親父あんたは偉かった 手抜きするなよ人生も 四角四面の生き方しろと アーアーアーン… 優しく諭した この俺の 手をひきながら  乳呑み児残し先立った 二世を誓った連れ合いに 操を立てての五十年 親父あんたは偉かった 子供相手に呑みながら いつも肴はおのろけ話 アーアーアーン… 相惚れべた惚れ いつだって 母さん褒めた  銭金づくじゃひきうけぬ 横にいっぺん首ふれば 梃でも動かぬ頑固者 親父あんたは偉かった 貧乏暮らしもじっと耐え 時代遅れと笑われながら アーアーアーン… 我が道歩んだ 胸はって ただ一筋に
親不孝伝欲しい欲しいの 児じゃないが 飯盛り女の お母ァが 逢いたがってる 泣いてると きけばやっぱり 辛くなる 生まれ越後は 捨てた越後は 親不知  「にいさん 盥(たらい)渡しって知ってるかい 産湯を使う盥のことだが その盥の儘 里子に出されたのが俺だァ 親の味も情も知らねェ だがね 人の道は知ってるよ 誰が教えてくれたのか? お天道さまだよ お天道さまだけは俺を見捨てたことがなかったよ」  親のあと追う 雁みれば やり方 仕方は知らないが 見よう見真似の親孝行 一度 誰かにしたくなる 夢の越後は 雪の越後は 親不知  「おい! そこの お前だよ 親を泣かすんじゃねェ さあ手をひいてやんな おぶってやんなよ お前さん 若いね 俺にも親いるけど いつだって 有難くて手を合わしているよ 俺の親はな お天道さまなんだよ」  里の童(わらべ)の子守唄 きく度 募るよ いとしさが 噂ひろって尋ねたら 無縁仏に彼岸花 遠い越後は 風の越後は 親不知中村美律子もず唱平山口ひろし南郷達也欲しい欲しいの 児じゃないが 飯盛り女の お母ァが 逢いたがってる 泣いてると きけばやっぱり 辛くなる 生まれ越後は 捨てた越後は 親不知  「にいさん 盥(たらい)渡しって知ってるかい 産湯を使う盥のことだが その盥の儘 里子に出されたのが俺だァ 親の味も情も知らねェ だがね 人の道は知ってるよ 誰が教えてくれたのか? お天道さまだよ お天道さまだけは俺を見捨てたことがなかったよ」  親のあと追う 雁みれば やり方 仕方は知らないが 見よう見真似の親孝行 一度 誰かにしたくなる 夢の越後は 雪の越後は 親不知  「おい! そこの お前だよ 親を泣かすんじゃねェ さあ手をひいてやんな おぶってやんなよ お前さん 若いね 俺にも親いるけど いつだって 有難くて手を合わしているよ 俺の親はな お天道さまなんだよ」  里の童(わらべ)の子守唄 きく度 募るよ いとしさが 噂ひろって尋ねたら 無縁仏に彼岸花 遠い越後は 風の越後は 親不知
おんな風の盆髪(かみ)をほぐして うす紅ひけば 窓に祭りの 灯(ひ)がゆれる ねえあなた 遣(や)る瀬(せ)ない あれは鼓弓(こきゅう)の しのび音(ね)か おんなを泣かせる 八尾(やつお)・風の盆  やせたぶんだけ 愛されたいの 忍ぶ仲です さだめです 雪深(ゆきふか)い やまざとで 二百十日の 逢いびきを わたしは死ぬほど 待って待っていた  踊りじょうずと 言われるけれど きょうは縮(ちぢ)みの ゆかた着て 添(そ)い寝(ね)する うれしさよ あなたいとしい 夜(よる)がゆく 越中しぐれの おんな風の盆中村美律子池田充男叶弦大南郷達也髪(かみ)をほぐして うす紅ひけば 窓に祭りの 灯(ひ)がゆれる ねえあなた 遣(や)る瀬(せ)ない あれは鼓弓(こきゅう)の しのび音(ね)か おんなを泣かせる 八尾(やつお)・風の盆  やせたぶんだけ 愛されたいの 忍ぶ仲です さだめです 雪深(ゆきふか)い やまざとで 二百十日の 逢いびきを わたしは死ぬほど 待って待っていた  踊りじょうずと 言われるけれど きょうは縮(ちぢ)みの ゆかた着て 添(そ)い寝(ね)する うれしさよ あなたいとしい 夜(よる)がゆく 越中しぐれの おんな風の盆
おんなの純情惚れて一緒に なったやないの 冷やめし食べても 楽しやないか この世の空の下 陽だまりだけじゃない たとえ心に 雨もりしても 惚れて 惚れてね おんなの純情  愛という字は むずかしいけど 好きという字は 易しやないか この世でめぐり逢い 縁の花結び たとえ暮しが 綻びしても いつも いつもね おんなの純情  春がくるまで 桜は咲かん そやけど心は ピンクの桜 この世で惚れぬいて あんたと咲けるなら たとえ苦労の 日めくりしても そばに そばにね おんなの純情 中村美律子荒木とよひさ富田梓仁馬場良惚れて一緒に なったやないの 冷やめし食べても 楽しやないか この世の空の下 陽だまりだけじゃない たとえ心に 雨もりしても 惚れて 惚れてね おんなの純情  愛という字は むずかしいけど 好きという字は 易しやないか この世でめぐり逢い 縁の花結び たとえ暮しが 綻びしても いつも いつもね おんなの純情  春がくるまで 桜は咲かん そやけど心は ピンクの桜 この世で惚れぬいて あんたと咲けるなら たとえ苦労の 日めくりしても そばに そばにね おんなの純情 
女の情話そうよ 泣き濡れて 恋は終わったの 抱いてと言えば 言えたのに 馬鹿ね わたしって… 結ばれなかった人生が 今はせつない あの時もっと素直になれば 明日(あした)も逢えたのに 立てないくらい 酔いたいの まぶた閉じれば あなたが浮かぶ …女の情話  そうよ いつまでも 指が憶えてる あなたの名前 窓に書く 馬鹿ね わたしって… 結ばれなかった人生が 今はせつない 悔やんだ日々もかけがえの無い 倖せだったのに あとから気づく ほろ苦さ 噛(か)んだ唇 未練が悲し …女の情話  結ばれなかった人生が 今はせつない あの時もっと素直になれば 明日も逢えたのに 寂(さび)しい夜に 飲む酒は これが運命(さだめ)と おしえてくれる …女の情話中村美律子いとう彩岡千秋伊戸のりおそうよ 泣き濡れて 恋は終わったの 抱いてと言えば 言えたのに 馬鹿ね わたしって… 結ばれなかった人生が 今はせつない あの時もっと素直になれば 明日(あした)も逢えたのに 立てないくらい 酔いたいの まぶた閉じれば あなたが浮かぶ …女の情話  そうよ いつまでも 指が憶えてる あなたの名前 窓に書く 馬鹿ね わたしって… 結ばれなかった人生が 今はせつない 悔やんだ日々もかけがえの無い 倖せだったのに あとから気づく ほろ苦さ 噛(か)んだ唇 未練が悲し …女の情話  結ばれなかった人生が 今はせつない あの時もっと素直になれば 明日も逢えたのに 寂(さび)しい夜に 飲む酒は これが運命(さだめ)と おしえてくれる …女の情話
女の旅路冬が来るのに 津軽を越えて 函館港は 仮の宿 ハァア アーア 眠れぬ夜は あなた恋しい 小雪酒 酔えば 尚さら ひとりが寒い  想う一念 雪をも溶かす 明日は室蘭 苫小牧 ハァア アーア 私の春は 好きなあなたの 胸にある 釧路 ほつれ毛 女の旅路  根室海峡 大漁旗に 船まで寄り添う 波なさけ ハァア アーア 汽笛よ叫べ たとえひと冬 待とうとも 春は 笑顔の うす紅化粧中村美律子石本美由紀叶弦大冬が来るのに 津軽を越えて 函館港は 仮の宿 ハァア アーア 眠れぬ夜は あなた恋しい 小雪酒 酔えば 尚さら ひとりが寒い  想う一念 雪をも溶かす 明日は室蘭 苫小牧 ハァア アーア 私の春は 好きなあなたの 胸にある 釧路 ほつれ毛 女の旅路  根室海峡 大漁旗に 船まで寄り添う 波なさけ ハァア アーア 汽笛よ叫べ たとえひと冬 待とうとも 春は 笑顔の うす紅化粧
女のみれん思いきれない 忘れられない 飲めばみれんが おもくなる 涙で割った 水割に 酔って散らした 夢いくつ あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ  消えるはずない あの面影が 雨の小窓で ゆき戻り 今でも指輪の そのあとに 残るみれんの 影ゆれる あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ  思いつのって 酔いきれなくて もらす溜息 みれん酒 悔やんでみたって 今からは もとの私に かえれない あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ  中村美律子高田直和富田梓仁思いきれない 忘れられない 飲めばみれんが おもくなる 涙で割った 水割に 酔って散らした 夢いくつ あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ  消えるはずない あの面影が 雨の小窓で ゆき戻り 今でも指輪の そのあとに 残るみれんの 影ゆれる あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ  思いつのって 酔いきれなくて もらす溜息 みれん酒 悔やんでみたって 今からは もとの私に かえれない あゝ 憎くなる また逢いたくなる 女ごころ  
オーシャン音頭琵琶湖の水は 宇治より育ち 木津川と桂川 ひきつれて 鍵屋で押しずし アアン アアン 食らわんかい 三十石船 舟唄を きかせてもろうて 大阪湾 その先は 瀬戸内で そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ  大湖の水が 蘇州で育ち 鐘の音に急かされて 旅支度 ニーハオ・サイチェン アアン アアン 寒山寺 日暮れにゃ着きます 上海の ガーデン・ブリッジ 黄浦江 その先は 揚子江 そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ  大きな海を 宴会場に 淀川と蘇州河 ご両人 鯨と一緒に アアン アアン 呑んだとさ あっちの土産は 紹興酒 こっちは伏見の 酒を注ぐ その先は 波まかせ そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ中村美律子もず唱平富田梓仁伊戸のりお琵琶湖の水は 宇治より育ち 木津川と桂川 ひきつれて 鍵屋で押しずし アアン アアン 食らわんかい 三十石船 舟唄を きかせてもろうて 大阪湾 その先は 瀬戸内で そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ  大湖の水が 蘇州で育ち 鐘の音に急かされて 旅支度 ニーハオ・サイチェン アアン アアン 寒山寺 日暮れにゃ着きます 上海の ガーデン・ブリッジ 黄浦江 その先は 揚子江 そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ  大きな海を 宴会場に 淀川と蘇州河 ご両人 鯨と一緒に アアン アアン 呑んだとさ あっちの土産は 紹興酒 こっちは伏見の 酒を注ぐ その先は 波まかせ そのまた先は さてさて アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ オーシャン音頭 オーシャン音頭 アソリャ アソリャ アソリャ ソリャ ソリャ
かあさんおさない日に おぶってくれた かあさんを この手でいつか 背負って歩いて みたかった わたしの願いも 叶わずに ひとりで旅立って しまったね もっと もっと生きていて ほしかった  指に匂う やさしい秋は かあさんの ほのかな匂い 梨をむくのが 得意です 夕日の縁側で頬ばった 甘さがしみこんだ 口の中 思い 思い浮かべる なつかしさ  窓の灯り ゆらゆらゆれた かあさんは 思い出の中 こっち向いてる 笑ってる あまえて泣いても いいですか かわいい鳥篭の カナリヤも 歌を 歌を忘れて さみしそう かあさん かあさん わたしのかあさん中村美律子高田直和富田梓仁南郷達也おさない日に おぶってくれた かあさんを この手でいつか 背負って歩いて みたかった わたしの願いも 叶わずに ひとりで旅立って しまったね もっと もっと生きていて ほしかった  指に匂う やさしい秋は かあさんの ほのかな匂い 梨をむくのが 得意です 夕日の縁側で頬ばった 甘さがしみこんだ 口の中 思い 思い浮かべる なつかしさ  窓の灯り ゆらゆらゆれた かあさんは 思い出の中 こっち向いてる 笑ってる あまえて泣いても いいですか かわいい鳥篭の カナリヤも 歌を 歌を忘れて さみしそう かあさん かあさん わたしのかあさん
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
母ちゃんの挽歌苦労を数えちゃ いけないと いつも母ちゃん 云っていた 親子三人 川の字で せんべい布団で 寝てた頃 そんなあの日が 笑ってる 夕陽の向こうで 笑ってる  貧しい暮らしで 教わった 生きる辛さも 幸せも 月に一度の もつ鍋を 囲んだ夕餉(ゆうげ)の 笑い声 思い出します あの匂い カタカタやかんの 音がする  母ちゃん寒くは ないですか 空を見上げて ひとり言 早いもんです 二十年 あなたを浮かべて 手を合わす 今度生まれてくる時も あなたの子供で いいですか あなたの子供で いいですか中村美律子たきのえいじ岡千秋南郷達也苦労を数えちゃ いけないと いつも母ちゃん 云っていた 親子三人 川の字で せんべい布団で 寝てた頃 そんなあの日が 笑ってる 夕陽の向こうで 笑ってる  貧しい暮らしで 教わった 生きる辛さも 幸せも 月に一度の もつ鍋を 囲んだ夕餉(ゆうげ)の 笑い声 思い出します あの匂い カタカタやかんの 音がする  母ちゃん寒くは ないですか 空を見上げて ひとり言 早いもんです 二十年 あなたを浮かべて 手を合わす 今度生まれてくる時も あなたの子供で いいですか あなたの子供で いいですか
花月亭日のあるうちから 噺家つれて 芸の肥(こ)やしにチントンシャン 船場(せんば)に背を向け 笑いに懸(か)けた あゝ花月亭 伸(の)るか反(そ)るかの あんたの勝負 引き受ける  この世の苦の種(たね) 涙の種を みんな一手に引き受けて 笑いで転がす 人情車 あゝ花月亭 今じゃ連れ合い この細腕に 縒(より)かける  芸の道 裏はしんどうても表は華やかに 見せんとあかんて よう云うたはりましたなァ わかってますがな 景気よういきまっせ あんた あんじょう見ててや  飯より芸事 好きやというた 憎みきれない人の夢 咲かせてあげます 浪花の空に あゝ花月亭 掛ける暖簾は 商いごころ 誇りです。中村美律子もず唱平西つよし池多孝春日のあるうちから 噺家つれて 芸の肥(こ)やしにチントンシャン 船場(せんば)に背を向け 笑いに懸(か)けた あゝ花月亭 伸(の)るか反(そ)るかの あんたの勝負 引き受ける  この世の苦の種(たね) 涙の種を みんな一手に引き受けて 笑いで転がす 人情車 あゝ花月亭 今じゃ連れ合い この細腕に 縒(より)かける  芸の道 裏はしんどうても表は華やかに 見せんとあかんて よう云うたはりましたなァ わかってますがな 景気よういきまっせ あんた あんじょう見ててや  飯より芸事 好きやというた 憎みきれない人の夢 咲かせてあげます 浪花の空に あゝ花月亭 掛ける暖簾は 商いごころ 誇りです。
風まかせ春の日出逢い 夏の日燃えた 激しい恋も 悶えた愛も 秋風吹けば 冷たくさめる さめたはわたし 捨てたもわたし 風まかせ 風まかせ 明日に向かい ああ 風まかせ  奪って与え 与えて奪い 死んでもいいと すがって泣いた 女の心 嘘ではないの あの日の恋は もどりはしない 風まかせ 風まかせ 命を燃やし ああ 風まかせ  無言の電話 泣き言メール やめてよ よして 男の愚痴は 聞きたくないの 今更なによ みれんも夢も 私が捨てた 風まかせ 風まかせ ひとりで生きる ああ 風まかせ  中村美律子瀬戸内寂聴弦哲也前田俊明春の日出逢い 夏の日燃えた 激しい恋も 悶えた愛も 秋風吹けば 冷たくさめる さめたはわたし 捨てたもわたし 風まかせ 風まかせ 明日に向かい ああ 風まかせ  奪って与え 与えて奪い 死んでもいいと すがって泣いた 女の心 嘘ではないの あの日の恋は もどりはしない 風まかせ 風まかせ 命を燃やし ああ 風まかせ  無言の電話 泣き言メール やめてよ よして 男の愚痴は 聞きたくないの 今更なによ みれんも夢も 私が捨てた 風まかせ 風まかせ ひとりで生きる ああ 風まかせ  
かたつむりあんた背中の その荷物 重いでしょうね がんばって かたつむり かたつむり おんなじ歩幅で 苦労さかみち なみだ道 あんたと越える 人生峠  縁があるから わたしたち 喜び悲しみ わけあって かたつむり かたつむり 身丈に合わせて いつもほどほど 欲ばらず あんたと越える 人生峠  つらさせつなさ ねぇあんた 生きてるかぎりは 続く道 かたつむり かたつむり 泣きたいときには 下を見ないで 上を向き あんたと越える 人生峠中村美律子たかたかし叶弦大南郷達也あんた背中の その荷物 重いでしょうね がんばって かたつむり かたつむり おんなじ歩幅で 苦労さかみち なみだ道 あんたと越える 人生峠  縁があるから わたしたち 喜び悲しみ わけあって かたつむり かたつむり 身丈に合わせて いつもほどほど 欲ばらず あんたと越える 人生峠  つらさせつなさ ねぇあんた 生きてるかぎりは 続く道 かたつむり かたつむり 泣きたいときには 下を見ないで 上を向き あんたと越える 人生峠
語り酒好いて好んで裏道を 歩き通したわけじゃない 運がないのか 陽に背をむけて いつしか日陰で咲いていた 酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒  胸を裂かれる日もあった 荒れて眠れぬ夜もあった じっと見つめるその手の中で 夢まで冷たくなっていた 酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒  意地とがまんを 貫いて なんど修羅場をくぐったか 泣いて笑って転んで起きて いま人生の 秋を知る酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒 中村美律子高田直和富田梓仁好いて好んで裏道を 歩き通したわけじゃない 運がないのか 陽に背をむけて いつしか日陰で咲いていた 酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒  胸を裂かれる日もあった 荒れて眠れぬ夜もあった じっと見つめるその手の中で 夢まで冷たくなっていた 酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒  意地とがまんを 貫いて なんど修羅場をくぐったか 泣いて笑って転んで起きて いま人生の 秋を知る酒よ おまえもわかるだろ 今夜はおまえと 語り酒 
かぼちゃの花きれいな花には トゲがある かよわい花では 頼りない 女房にするなら かぼちゃの花や いつもカラカラ 笑ってる お前みたいな アンアアアー かぼちゃの花や  つぼみの頃から いじらしく 可愛いまごころ くれる花 似合いの夫婦に なろうやないか 夢を枯らさず 寄り添うて 水をやろうや アンアアアー かぼちゃの花に  誰もが振り向く 花よりも 俺だけ見ている 花がいい これから苦労も あるやろけれど いつかでっかい 実になるで その日待ってる アンアアアー かぼちゃの花よ中村美律子喜多條忠叶弦大南郷達也きれいな花には トゲがある かよわい花では 頼りない 女房にするなら かぼちゃの花や いつもカラカラ 笑ってる お前みたいな アンアアアー かぼちゃの花や  つぼみの頃から いじらしく 可愛いまごころ くれる花 似合いの夫婦に なろうやないか 夢を枯らさず 寄り添うて 水をやろうや アンアアアー かぼちゃの花に  誰もが振り向く 花よりも 俺だけ見ている 花がいい これから苦労も あるやろけれど いつかでっかい 実になるで その日待ってる アンアアアー かぼちゃの花よ
釜ヶ崎人情立ちん坊人生 味なもの 通天閣(つうてんかく)さえ 立ちん坊さ だれに遠慮(えんりょ)が いるじゃなし じんわり待って 出直そう ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎(かまがさき)  身の上話に オチがつき ここまで落ちたと いうけれど 根性(こんじょう) まる出し まる裸 義理も人情も ドヤもある ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎  命があったら 死にはせぬ あくせくせんでも のんびりと 七分五厘(しちぶごりん)で 生きられる 人はスラムと いうけれど ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎中村美律子もず唱平三山敏南郷達也立ちん坊人生 味なもの 通天閣(つうてんかく)さえ 立ちん坊さ だれに遠慮(えんりょ)が いるじゃなし じんわり待って 出直そう ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎(かまがさき)  身の上話に オチがつき ここまで落ちたと いうけれど 根性(こんじょう) まる出し まる裸 義理も人情も ドヤもある ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎  命があったら 死にはせぬ あくせくせんでも のんびりと 七分五厘(しちぶごりん)で 生きられる 人はスラムと いうけれど ここは天国 ここは天国 釜ヶ崎
河内おとこ節PLATINA LYLIC河内生まれの 風来坊は 生きのいゝのが あゝ…売りもんや サテモ皆様 おそまつながら こゝが男の 舞台なら 太鼓叩いて 見栄を切る 喧嘩囃子の 河内ぶし  一に度胸や 二に人情や 後は腕づく あゝ…腕しだい サテモ皆様 悪声ながら 坂田三吉 物語り 派手な掛声 頂いて 唸る男の 河内ぶし  馬鹿な息子と 叱ってくれる 俺(わい)の親父(おやじ)は あゝ…生駒山 サテモ皆様 おゝそれながら 肌は鉄火の 勇み肌 グイと冷酒 飲みほして 仁義がわりの 河内ぶしPLATINA LYLIC中村美律子石本美由紀岡千秋河内生まれの 風来坊は 生きのいゝのが あゝ…売りもんや サテモ皆様 おそまつながら こゝが男の 舞台なら 太鼓叩いて 見栄を切る 喧嘩囃子の 河内ぶし  一に度胸や 二に人情や 後は腕づく あゝ…腕しだい サテモ皆様 悪声ながら 坂田三吉 物語り 派手な掛声 頂いて 唸る男の 河内ぶし  馬鹿な息子と 叱ってくれる 俺(わい)の親父(おやじ)は あゝ…生駒山 サテモ皆様 おゝそれながら 肌は鉄火の 勇み肌 グイと冷酒 飲みほして 仁義がわりの 河内ぶし
河内おんな太鼓ハァー酒に 女が アアアア…つきものならば 唄にゃ太鼓が アン アアン アン アン つきものさ 音頭自慢の あんたに惚れて 今じゃ河内の 名物女房 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ ドンと太鼓で 見得を切る  ハァー将棋狂いの 三吉さんに 賭けた生涯 小春はん 尽くす心は 女の鏡 わても あんたに 身を投げ出して ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 叩く太鼓は 命がけ  ハァー天下一だと お客が叫ぶ 喉は千両の 節まわし ねじりはちまき 繪になるあんた 唄の命は 気魄と呼吸 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 意気がふれ合う 撥さばき  中村美律子石本美由起岡千秋ハァー酒に 女が アアアア…つきものならば 唄にゃ太鼓が アン アアン アン アン つきものさ 音頭自慢の あんたに惚れて 今じゃ河内の 名物女房 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ ドンと太鼓で 見得を切る  ハァー将棋狂いの 三吉さんに 賭けた生涯 小春はん 尽くす心は 女の鏡 わても あんたに 身を投げ出して ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 叩く太鼓は 命がけ  ハァー天下一だと お客が叫ぶ 喉は千両の 節まわし ねじりはちまき 繪になるあんた 唄の命は 気魄と呼吸 ドンとドドンと ヨーホホイヨーホホイ 意気がふれ合う 撥さばき  
河内酒毎度 毎度 ご贔屓 頂きまして 男冥利の 晴れ姿 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 升で一杯 景気をつけりゃ うまれながらの悪声も 唄う気分はソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ太閤さん  好いた 好いた 惚れたも 浮き世の義理も 胸に納めて 噛み分ける 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 喉がさけても やめられようか 音頭一代 男伊達 太閤相手にソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 人暴れ  煽て 煽に 上手に 乗せられ上手 唄も 踊りも 花盛り 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 酔えば 火を吐く 男の気魂 日本 六十余州まで 天下ごめんのソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 河内ぶし中村美律子石本美由起岡千秋伊戸のりお毎度 毎度 ご贔屓 頂きまして 男冥利の 晴れ姿 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 升で一杯 景気をつけりゃ うまれながらの悪声も 唄う気分はソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ太閤さん  好いた 好いた 惚れたも 浮き世の義理も 胸に納めて 噛み分ける 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 喉がさけても やめられようか 音頭一代 男伊達 太閤相手にソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 人暴れ  煽て 煽に 上手に 乗せられ上手 唄も 踊りも 花盛り 意気で呑みほす エンヤコラセー 河内酒だよ ドッコイショ 酔えば 火を吐く 男の気魂 日本 六十余州まで 天下ごめんのソーレ ソレ ソレ ソーレ ソレ ソレ 河内ぶし
京都二寧坂春も待たずに ほころぶ花に そそぐ陽だまり 石畳 この坂を 右へ折れれば 高台寺(こうだいじ) 恋の名残りを 愛(いと)しむように 鐘(かね)が鳴ります 京都二寧坂  肩に手を添え 転ばぬように そんな優しい 気配りが 今更に 消えてはかない 夏すだれ 秋が色づく 清水寺(きよみずでら)に 夢が揺れます 京都二寧坂  何処でどうして 躓(つまづ)いたのか 歩き慣れてる 坂なのに ささめ雪 遠いおもかげ 抱きしめて くぐる八坂(やさか)の 思い出鳥居 明るすぎます 京都二寧坂中村美律子松井由利夫叶弦大南郷達也春も待たずに ほころぶ花に そそぐ陽だまり 石畳 この坂を 右へ折れれば 高台寺(こうだいじ) 恋の名残りを 愛(いと)しむように 鐘(かね)が鳴ります 京都二寧坂  肩に手を添え 転ばぬように そんな優しい 気配りが 今更に 消えてはかない 夏すだれ 秋が色づく 清水寺(きよみずでら)に 夢が揺れます 京都二寧坂  何処でどうして 躓(つまづ)いたのか 歩き慣れてる 坂なのに ささめ雪 遠いおもかげ 抱きしめて くぐる八坂(やさか)の 思い出鳥居 明るすぎます 京都二寧坂
銀の雨名なし宿なし 甲斐性なしと 微笑(わら)い流せる ひとが好き 口の悪さは その裏がえし 赤いちょうちん 浮世坂 「あなた…」いいわね 寄り道も 外はにわかの 銀の雨  人のご縁は つながるように 出来ているのね いつの世も 肩を並べて お酒に酔って 口の滑(すべ)りも うれしくて いつか故郷の あの歌に 雨も合いの手 銀の雨  使い古しの お店の傘を 借りて手にして たわむれて そうよまだまだ 相合い傘も きっと絵になる 私たち 「あなた…」いいわね こんな夜 春を呼ぶ呼ぶ 銀の雨中村美律子坂口照幸弦哲也伊戸のりお名なし宿なし 甲斐性なしと 微笑(わら)い流せる ひとが好き 口の悪さは その裏がえし 赤いちょうちん 浮世坂 「あなた…」いいわね 寄り道も 外はにわかの 銀の雨  人のご縁は つながるように 出来ているのね いつの世も 肩を並べて お酒に酔って 口の滑(すべ)りも うれしくて いつか故郷の あの歌に 雨も合いの手 銀の雨  使い古しの お店の傘を 借りて手にして たわむれて そうよまだまだ 相合い傘も きっと絵になる 私たち 「あなた…」いいわね こんな夜 春を呼ぶ呼ぶ 銀の雨
空港ラプソディーふりそそぐ 光の花は ラベンダーの香り 胸がはずむ はずむ いのちときめく あなたとわたし 肩をよせあい 指をからませ くぐるゲート  今日からはじまる ふたりの旅立ち やさしくて そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート  かぎりなく ひろがる空は 青春の気流 こころ揺れて 揺れて 涙ぐませる あなたとわたし 熱い紅茶に レモンひときれ 愛をこめて  明日へフライト 未来に旅立ち やさしくて そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート  今日からはじまる あらたな旅立ち やさしく そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート 中村美律子松井由利夫富田梓仁ふりそそぐ 光の花は ラベンダーの香り 胸がはずむ はずむ いのちときめく あなたとわたし 肩をよせあい 指をからませ くぐるゲート  今日からはじまる ふたりの旅立ち やさしくて そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート  かぎりなく ひろがる空は 青春の気流 こころ揺れて 揺れて 涙ぐませる あなたとわたし 熱い紅茶に レモンひときれ 愛をこめて  明日へフライト 未来に旅立ち やさしくて そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート  今日からはじまる あらたな旅立ち やさしく そして 美しい 幸福を ありがとう 夢のエアポート 
倉敷川遠歌水にこぼれる 柳の落葉 恋の運命(さだめ)に 似たいのち いまじゃあなたの 心も遠く 秋が泣かせる 倉敷川の アァ橋に思い出 残るだけ  恋の月日を 重ねてみても 人は別れる 時がくる 繋(つな)ぐすべない 情けの小舟 いのち燃やした 倉敷川の アァ古い白壁 眼にしみる  生れ変って この次の世は 添ってあなたと 生きたいの 蔵のふる里 もう冬支度 涙しぐれる 倉敷川の アァ水に逢いたい 影を追う中村美律子石本美由起弦哲也南郷達也水にこぼれる 柳の落葉 恋の運命(さだめ)に 似たいのち いまじゃあなたの 心も遠く 秋が泣かせる 倉敷川の アァ橋に思い出 残るだけ  恋の月日を 重ねてみても 人は別れる 時がくる 繋(つな)ぐすべない 情けの小舟 いのち燃やした 倉敷川の アァ古い白壁 眼にしみる  生れ変って この次の世は 添ってあなたと 生きたいの 蔵のふる里 もう冬支度 涙しぐれる 倉敷川の アァ水に逢いたい 影を追う
暮坂峠この道ふたりで 歩いたわ ちょうど一年 前のこと 今日はひとりで 歩いてる 思い出あつめて  たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠  女の胸には さまざまな むかしの秘密が かくれてる たまにこっそり とりだして 泣いたりするのよ  ひとり旅 未練の旅が おわれば あなたさえ 思い出の一つにするわ 今日から明日へ行く 暮坂峠  たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠中村美律子中山大三郎中山大三郎この道ふたりで 歩いたわ ちょうど一年 前のこと 今日はひとりで 歩いてる 思い出あつめて  たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠  女の胸には さまざまな むかしの秘密が かくれてる たまにこっそり とりだして 泣いたりするのよ  ひとり旅 未練の旅が おわれば あなたさえ 思い出の一つにするわ 今日から明日へ行く 暮坂峠  たそがれに 白さを増して 野菊が咲いている 泣かないで もう追わないで 今日から明日へ行く 暮坂峠
くれない漁歌命 ふたつ なんで引き裂いた 契り 結んだ 仲なのに 北の荒海 あんたをヨー さらったからとて なにが変わろ 風よ 逆巻け 黒髪よ 燃えて 底曳き網となれ アイヤー アイヤー アイヤー  おまえ それで 漁師の女房かと いつもからかう 男だった 北の荒海 あたしにゃヨー 稼げる漁場が 今じゃ似合い 女盛りが 波の華 姐ゴと呼ばれて コップ酒 アイヤー アイヤー アイヤー  たったひとりの 忘れ形見はさ 寝顔そのまま 生き写し 北の荒海 あの子がヨー あたしの命さ 命綱さ 時化で濡れてる この  夢であんたが 抱きに来る アイヤー アイヤー アイヤー 中村美律子島崎広子富田梓仁命 ふたつ なんで引き裂いた 契り 結んだ 仲なのに 北の荒海 あんたをヨー さらったからとて なにが変わろ 風よ 逆巻け 黒髪よ 燃えて 底曳き網となれ アイヤー アイヤー アイヤー  おまえ それで 漁師の女房かと いつもからかう 男だった 北の荒海 あたしにゃヨー 稼げる漁場が 今じゃ似合い 女盛りが 波の華 姐ゴと呼ばれて コップ酒 アイヤー アイヤー アイヤー  たったひとりの 忘れ形見はさ 寝顔そのまま 生き写し 北の荒海 あの子がヨー あたしの命さ 命綱さ 時化で濡れてる この  夢であんたが 抱きに来る アイヤー アイヤー アイヤー 
恋瀬川雨の雫(しずく)は 心の雫 あなたとわたしを 結ぶ糸 明日をつなぐ この舟の 行き着く先は 風まかせ ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川  濡れた袂(たもと)は しぼればかわく 恋情(なさけ)をしぼれば なお燃える いつかはきっと この舟が 幸福(しあわせ)くれる 岸に着く ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川  舟にあずけた 女の夢は 涙のすだれの その向う あなたがいるの わたしには 重ねた指は ほどかない ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川中村美律子松井由利夫叶弦大雨の雫(しずく)は 心の雫 あなたとわたしを 結ぶ糸 明日をつなぐ この舟の 行き着く先は 風まかせ ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川  濡れた袂(たもと)は しぼればかわく 恋情(なさけ)をしぼれば なお燃える いつかはきっと この舟が 幸福(しあわせ)くれる 岸に着く ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川  舟にあずけた 女の夢は 涙のすだれの その向う あなたがいるの わたしには 重ねた指は ほどかない ゆれて ゆられて ふたつの花は どこへ流れる 恋瀬川
恋亭主かなわぬ あんたの夢ならば わたしがいっしょに 見てあげる がんこ 不器用 はにかみ屋 そこに惚れてる 恋亭主  自分にゃ いつでも厳(きび)しくて 他人(ひと)にはやさしい 眼(め)を向ける 無口 無欲の お人好し そこに惚れてる 恋亭主  雨風 嵐が吹こうとも あんたとおんなじ道を行く 淋(さび)しがりやの 意地っぱり そこに惚れてる 恋亭主中村美律子喜多條忠叶弦大南郷達也かなわぬ あんたの夢ならば わたしがいっしょに 見てあげる がんこ 不器用 はにかみ屋 そこに惚れてる 恋亭主  自分にゃ いつでも厳(きび)しくて 他人(ひと)にはやさしい 眼(め)を向ける 無口 無欲の お人好し そこに惚れてる 恋亭主  雨風 嵐が吹こうとも あんたとおんなじ道を行く 淋(さび)しがりやの 意地っぱり そこに惚れてる 恋亭主
恋の肥後つばきネオンの巷に やさしく咲いた かれんな花を 冷たく濡らす 雨にふるえて命のかぎり 朱くもえてる肥後つばき あぁむらさきの新市街  涙の運命に せつなく痛む 小さい胸を 抱かれるように 風にふるえて からんで咲いた くれない色の肥後つばき あぁむらさきの新市街  はかない浮世に 溜息ついて 静かに消えた ネオンの陰に 一人ふるえて もだえた夜の 露が散らした肥後つばき あぁむらさきの新市街中村美律子ながたよしお富田梓仁ネオンの巷に やさしく咲いた かれんな花を 冷たく濡らす 雨にふるえて命のかぎり 朱くもえてる肥後つばき あぁむらさきの新市街  涙の運命に せつなく痛む 小さい胸を 抱かれるように 風にふるえて からんで咲いた くれない色の肥後つばき あぁむらさきの新市街  はかない浮世に 溜息ついて 静かに消えた ネオンの陰に 一人ふるえて もだえた夜の 露が散らした肥後つばき あぁむらさきの新市街
恋の大和路~梅川・忠兵衛「冥途の飛脚」生きてあなたと 添えるなら 流す涙も どれほど嬉しかろ 恋ゆえ狭めた 人の世の 冷たい風に さらされて 二人 追われて 夜の大和路 雪しぐれ  これほどまでに愛されて なんで恨み言などいえましょう こうなったのも もとはといえば みんなこの梅川のせい 死ぬ覚悟ならとうにできています 忠兵衛さま 生きられるだけ生きましょう 添えられるだけ添うて 梅川は あなたと生きとうございます  寒くないかと 目をのぞき 肩を抱きよせ 小雪を振り払う あなたに愛され 尽くされて しあわせでした 梅川は あとは 言葉も 袖を濡らして 忍び泣く  水の流れと 身の行方 鳴くは名残の 浪華の川千鳥 捨てても悔いない この命 あなたと今を 生きれたら 雪よ 降れ降れ 一期一会の 恋に降れ中村美律子たかたかし弦哲也前田俊明生きてあなたと 添えるなら 流す涙も どれほど嬉しかろ 恋ゆえ狭めた 人の世の 冷たい風に さらされて 二人 追われて 夜の大和路 雪しぐれ  これほどまでに愛されて なんで恨み言などいえましょう こうなったのも もとはといえば みんなこの梅川のせい 死ぬ覚悟ならとうにできています 忠兵衛さま 生きられるだけ生きましょう 添えられるだけ添うて 梅川は あなたと生きとうございます  寒くないかと 目をのぞき 肩を抱きよせ 小雪を振り払う あなたに愛され 尽くされて しあわせでした 梅川は あとは 言葉も 袖を濡らして 忍び泣く  水の流れと 身の行方 鳴くは名残の 浪華の川千鳥 捨てても悔いない この命 あなたと今を 生きれたら 雪よ 降れ降れ 一期一会の 恋に降れ
この世は女で廻るのよこの世は女で 廻るのよ 女は男に 磨(みが)かれて 綺麗(きれい)になるのよ 艶(つや)がでる 惚れたら心底(しんそこ) 尽くし抜き 可愛(かわい)がられる 花になれ この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ  この世は女で 廻るのよ 恋した男は 数知(かずし)れず 涙が女の 翳(かげ)になる 憂愁(うれ)いを含んだ 眼差(まなざ)しが 妙(みょう)に男を またそそる この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ  この世は女で 廻るのよ 女の色気は 顔じゃない 羞(は)じらう物腰 その仕草(しぐさ) ほつれ髪(げ)クルリと 指に巻きゃ 花に集(あつ)まる 蝶の群(む)れ この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ中村美律子仁井谷俊也岡千秋伊戸のりおこの世は女で 廻るのよ 女は男に 磨(みが)かれて 綺麗(きれい)になるのよ 艶(つや)がでる 惚れたら心底(しんそこ) 尽くし抜き 可愛(かわい)がられる 花になれ この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ  この世は女で 廻るのよ 恋した男は 数知(かずし)れず 涙が女の 翳(かげ)になる 憂愁(うれ)いを含んだ 眼差(まなざ)しが 妙(みょう)に男を またそそる この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ  この世は女で 廻るのよ 女の色気は 顔じゃない 羞(は)じらう物腰 その仕草(しぐさ) ほつれ髪(げ)クルリと 指に巻きゃ 花に集(あつ)まる 蝶の群(む)れ この世は女で 廻るのよ 廻るのよ 廻るのよ
酒場ひとりGOLD LYLIC叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り ああ いま 独り  拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り ああ いま 独り  過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り ああ いま 独り GOLD LYLIC中村美律子石本美由起岡千秋叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り ああ いま 独り  拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り ああ いま 独り  過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り ああ いま 独り 
酒場ひとり(セリフ入り)叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り  人は誰かを好きになり そして別れに泣くのですね  拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り  会うのも運命(さだめ) 別れも 運命(さだめ) どんなに愛していても 雨よ降る雨の濡れた糸では結べない 恋は恋は悲しいものですね  過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り中村美律子石本美由起岡千秋池多孝春叶う夢やら 叶わぬ夢か 夢を追うのも 恋のため 別れても 未練があるから 忘れない 酒よなんにも 聞かないで いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り  人は誰かを好きになり そして別れに泣くのですね  拗ねて生きてる 訳ではないが 酒と仲良し 安酒場 人生は 表があるから 裏がある 裏は知りたく なかったが いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り  会うのも運命(さだめ) 別れも 運命(さだめ) どんなに愛していても 雨よ降る雨の濡れた糸では結べない 恋は恋は悲しいものですね  過ぎた昔と あきらめるには 生きる運命が 辛すぎる 雨の夜は あんたが欲しいと 怨み節 夢も薄れる 肌寒さ いろいろあって いま 独り あゝ いま 独り
酒なさけあなたが教えた この酒が あなたを忘れる 邪魔をする 消せない面影 あの声が 酔うたび未練の… 酒なさけ  この髪この指 好きだよと 私を泣かせた 憎いひと 淋しいこころの 傷あとに お酒のにがさが 沁みてくる  あきらめきれない 人だから せめて夢でも 逢いに来て おんなの倖せ この胸に 今夜はしみじみ… 酒なさけ中村美律子仁井谷俊也叶弦大あなたが教えた この酒が あなたを忘れる 邪魔をする 消せない面影 あの声が 酔うたび未練の… 酒なさけ  この髪この指 好きだよと 私を泣かせた 憎いひと 淋しいこころの 傷あとに お酒のにがさが 沁みてくる  あきらめきれない 人だから せめて夢でも 逢いに来て おんなの倖せ この胸に 今夜はしみじみ… 酒なさけ
酒は男の子守唄口に出せない苦しみも 泣くに泣けない くやしさも 飲んで忘れて我慢しろ 人はだれでも孤独だと 親父がしんみり話してた 酒は男の 酒は男の子守唄  惚れたあの娘は 待ち切れず 誰に嫁いで行ったのか ひとり手酌のとまり木で みれん心をとかす酒 思い出偲んでくちずさむ 酒は男の 酒は男の子守唄  じっと見つめる 盃 に 母の笑顔がまた浮かぶ 今の暮らしはつらくても 胸にでっかい夢がある 明日を信じてひとり飲む 酒は男の 酒は男の子守唄中村美律子高田直和富田梓仁口に出せない苦しみも 泣くに泣けない くやしさも 飲んで忘れて我慢しろ 人はだれでも孤独だと 親父がしんみり話してた 酒は男の 酒は男の子守唄  惚れたあの娘は 待ち切れず 誰に嫁いで行ったのか ひとり手酌のとまり木で みれん心をとかす酒 思い出偲んでくちずさむ 酒は男の 酒は男の子守唄  じっと見つめる 盃 に 母の笑顔がまた浮かぶ 今の暮らしはつらくても 胸にでっかい夢がある 明日を信じてひとり飲む 酒は男の 酒は男の子守唄
しあわせ酒かわすグラスの その底で 鶴と亀とが 夢を舞う 歌もめでたい 祝い節 今日は倅に嫁がくる やっとのぞみが かなったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ  心やさしく 晴れやかな 嫁の自慢で花が咲く おさななじみが 実をむすび 今日はわが家の 門出だね 夢がかなってよかったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ  うれし涙が はじけては 光る笑顔の さし向かい いつかこの手で しっかりと 可愛い初孫 抱ける日を 思い浮かべて もう一杯 しあわせ酒だよ なぁおまえ 中村美律子高田直和富田梓仁かわすグラスの その底で 鶴と亀とが 夢を舞う 歌もめでたい 祝い節 今日は倅に嫁がくる やっとのぞみが かなったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ  心やさしく 晴れやかな 嫁の自慢で花が咲く おさななじみが 実をむすび 今日はわが家の 門出だね 夢がかなってよかったなぁ しあわせ酒だよ なぁおまえ  うれし涙が はじけては 光る笑顔の さし向かい いつかこの手で しっかりと 可愛い初孫 抱ける日を 思い浮かべて もう一杯 しあわせ酒だよ なぁおまえ 
潮騒憎さどころか いとしさばかり 遠い潮騒(しおさい) さわぐ胸 紅をなくした 唇を 赤いお酒が したたり落ちて 咲いてみだれた 夜(よ)が恋(こい)し 夜が恋し  帯も身巾(みはば)も 思いの丈(たけ)も やせていくほど 逢いたくて 情けかわした 春がゆく 思いささげて 悔いないけれど 心がわりの 哀しさよ 哀しさよ  忘れられても 忘れはしない あとを引くよな 夢ばかり 月の岬の 灯台よ 恋の闇路(やみじ)を 照らしておくれ こんな女の 行(ゆ)く末(すえ)を 行く末を中村美律子久仁京介徳久広司南郷達也憎さどころか いとしさばかり 遠い潮騒(しおさい) さわぐ胸 紅をなくした 唇を 赤いお酒が したたり落ちて 咲いてみだれた 夜(よ)が恋(こい)し 夜が恋し  帯も身巾(みはば)も 思いの丈(たけ)も やせていくほど 逢いたくて 情けかわした 春がゆく 思いささげて 悔いないけれど 心がわりの 哀しさよ 哀しさよ  忘れられても 忘れはしない あとを引くよな 夢ばかり 月の岬の 灯台よ 恋の闇路(やみじ)を 照らしておくれ こんな女の 行(ゆ)く末(すえ)を 行く末を
島田のブンブン夜のとばりが パラリと降りりゃ 祭りごころが 騒ぎだす 今日は祇園か 先斗町(ポントチョウ) 三味に太鼓に 鳴物ばやし ぬる燗ふくんで ひと節はア  誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分  時計の針が クルリとまわりゃ 遊びごころが 疼きだす いまごろ新地か 三ノ宮 ピアノギターに マイクを握り ワイン片手に 得意のあの歌を  誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分  女ごころに しっぽり触れりゃ 帰したくない あ~帰れない  誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分  誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分中村美律子田口洋山田一平夜のとばりが パラリと降りりゃ 祭りごころが 騒ぎだす 今日は祇園か 先斗町(ポントチョウ) 三味に太鼓に 鳴物ばやし ぬる燗ふくんで ひと節はア  誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分  時計の針が クルリとまわりゃ 遊びごころが 疼きだす いまごろ新地か 三ノ宮 ピアノギターに マイクを握り ワイン片手に 得意のあの歌を  誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分  女ごころに しっぽり触れりゃ 帰したくない あ~帰れない  誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分  誰が呼んだか 島田のブンブン 今夜もちょいと ご機嫌さん 誰が名付けた 島田のブンブン ずいぶん いい気分
四万十川の宿あなたの胸の ぬくもり抱いて ひとりの旅路は もう土佐のはて 遠くなるほど また逢いたくて いとしい人の 思いはつのる ヒュルルン ヒュルルン ヒュルルン 四万十川の宿  いくら好きでも 添えない命 ひとりの部屋は もう淋しくて 酔えば酔うほど あなたが浮かぶ 忘れられない 心がにくい ヒュルルン ヒュルルン ヒュルルン 四万十川の宿  ほほに流れる 涙もかれて ひとりの夜は もう通り雨 思い出だけを 抱きしめながら 生きてゆきます このさだめ川 ヒュルルン ヒュルルン ヒュルルン 四万十川の宿  中村美律子ながたよしお富田梓仁あなたの胸の ぬくもり抱いて ひとりの旅路は もう土佐のはて 遠くなるほど また逢いたくて いとしい人の 思いはつのる ヒュルルン ヒュルルン ヒュルルン 四万十川の宿  いくら好きでも 添えない命 ひとりの部屋は もう淋しくて 酔えば酔うほど あなたが浮かぶ 忘れられない 心がにくい ヒュルルン ヒュルルン ヒュルルン 四万十川の宿  ほほに流れる 涙もかれて ひとりの夜は もう通り雨 思い出だけを 抱きしめながら 生きてゆきます このさだめ川 ヒュルルン ヒュルルン ヒュルルン 四万十川の宿  
下津井・お滝・まだかな橋備前、瀬戸内、下津井港 北前船が港に入る にしんは要らんよ あんたが欲しい 箱の枕を鳴らせておくれ 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで 一年待った まだかな橋よ  備前、瀬戸内、下津井芸者 「汐のお滝」たァ あたいのことさ 鬢付け油の 島田が揺れりゃ どんなお方も骨抜き鯛さ 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで あんたを待った まだかな橋よ  海は凪でも 心の海はよ あんた恋しと 嵐がふくさね  ひとつ どんどろ 港を定め 北前船が白い帆たたむ 三味線稽古で 手だこも出来た 酔うたあんたに聴かせる為に 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで 幸せ待った まだかな橋よ中村美律子喜多條忠弦哲也前田俊明備前、瀬戸内、下津井港 北前船が港に入る にしんは要らんよ あんたが欲しい 箱の枕を鳴らせておくれ 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで 一年待った まだかな橋よ  備前、瀬戸内、下津井芸者 「汐のお滝」たァ あたいのことさ 鬢付け油の 島田が揺れりゃ どんなお方も骨抜き鯛さ 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで あんたを待った まだかな橋よ  海は凪でも 心の海はよ あんた恋しと 嵐がふくさね  ひとつ どんどろ 港を定め 北前船が白い帆たたむ 三味線稽古で 手だこも出来た 酔うたあんたに聴かせる為に 早く その橋 渡っておいで まだか まだかで 幸せ待った まだかな橋よ
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
笑売畳 半畳に 笑いを売れば 笑売 繁盛の 始まりや いいじゃないかよ おもろい奴で 阿呆も 阿呆も通せば 芸になる  [セリフ] 役者は一人では 何にもできまへん お客さんに働かせてもうて 夢に生きてます  夜の楽屋に 鍋釜いれて 役が出来なきゃ 役立たず 客を笑わせ 妻子を泣かせ これが これがほんまの 人情劇  人の人生 すじ書きなしや 華と咲いても 夢と散る 幕が下りても 中座の舞台 声が 声が聞こえる 藤山の中村美律子石坂まさを富田梓仁畳 半畳に 笑いを売れば 笑売 繁盛の 始まりや いいじゃないかよ おもろい奴で 阿呆も 阿呆も通せば 芸になる  [セリフ] 役者は一人では 何にもできまへん お客さんに働かせてもうて 夢に生きてます  夜の楽屋に 鍋釜いれて 役が出来なきゃ 役立たず 客を笑わせ 妻子を泣かせ これが これがほんまの 人情劇  人の人生 すじ書きなしや 華と咲いても 夢と散る 幕が下りても 中座の舞台 声が 声が聞こえる 藤山の
人生一度泣くな嘆くな 浮世の風に 泣けば明日が つらくなる 落葉みたいなア アン ア アン ア アン アン 命にだって 夢はあろうさ ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい  一目惚れだと 目元が笑う 路地に咲いてる 酔芙蓉 連れてにげよかア アン ア アン ア アン アン 港の町へ 酒がうまかろ ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい  夜の冷たさ 心の寒さ 遠い汽笛が 目にしみる 泣くも笑うもア アン ア アン ア アン アン 生きるも死ぬも 夢と流れる ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい中村美律子たかたかし岡千秋泣くな嘆くな 浮世の風に 泣けば明日が つらくなる 落葉みたいなア アン ア アン ア アン アン 命にだって 夢はあろうさ ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい  一目惚れだと 目元が笑う 路地に咲いてる 酔芙蓉 連れてにげよかア アン ア アン ア アン アン 港の町へ 酒がうまかろ ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい  夜の冷たさ 心の寒さ 遠い汽笛が 目にしみる 泣くも笑うもア アン ア アン ア アン アン 生きるも死ぬも 夢と流れる ――人生一度 花はきれいに 花はきれいに 咲かせたい
人生鏡人の暮らしを うらやむよりも あなたは私の 宝舟 浮世荒波 辛くとも かわす眼と眼の その奥に 夢にかがやく 明日がある これが二人の これが二人の 人生鏡  かげであなたを 支えて生きる 女でいたいの いつまでも 苦労かけるね ごめんよと そっとやさしく 肩を抱く 愛の証明(あかし)の 夫婦酒 これが二人の これが二人の 人生鏡  妻と呼ばれて 夫と慕う こころの絆は 紅の橋 渡るその日は 遠くとも 悔いはしません この命 みんなあなたの ものだから これが二人の これが二人の 人生鏡中村美律子三浦康照叶弦大南郷達也人の暮らしを うらやむよりも あなたは私の 宝舟 浮世荒波 辛くとも かわす眼と眼の その奥に 夢にかがやく 明日がある これが二人の これが二人の 人生鏡  かげであなたを 支えて生きる 女でいたいの いつまでも 苦労かけるね ごめんよと そっとやさしく 肩を抱く 愛の証明(あかし)の 夫婦酒 これが二人の これが二人の 人生鏡  妻と呼ばれて 夫と慕う こころの絆は 紅の橋 渡るその日は 遠くとも 悔いはしません この命 みんなあなたの ものだから これが二人の これが二人の 人生鏡
人生恋街道ひとりで生まれた この世でも ひとりじゃ住めない 暮らせない 人は 三百六十五日 今日も恋 明日も恋です 恋街道 惚れて 振られて また惚れて 赤い血潮を 燃やすのよ  心で無理だと 思っても 押したら開ける 恋の道 惚れて 三百六十五日 今日も恋 明日も恋です 恋街道 美人 天才 ハンサムも 恋の悩みは 知っている  歳には関係 ないことよ 幾つになっても 好きは好き 燃えて 三百六十五日 今日も恋 明日も恋です 恋街道 恋もしないで 死んだなら 怖い閻魔に 叱られる中村美律子石本美由起岡千秋ひとりで生まれた この世でも ひとりじゃ住めない 暮らせない 人は 三百六十五日 今日も恋 明日も恋です 恋街道 惚れて 振られて また惚れて 赤い血潮を 燃やすのよ  心で無理だと 思っても 押したら開ける 恋の道 惚れて 三百六十五日 今日も恋 明日も恋です 恋街道 美人 天才 ハンサムも 恋の悩みは 知っている  歳には関係 ないことよ 幾つになっても 好きは好き 燃えて 三百六十五日 今日も恋 明日も恋です 恋街道 恋もしないで 死んだなら 怖い閻魔に 叱られる
人生桜二度や三度の つまづきで 弱音を吐くな 男なら 浮世荒波 どんと来い ここが我慢の 人生桜 いつか世に出て 咲かせて見せる 意地と涙の おとこ花  後にゃひかない 生きかたが お前を何度 泣かせたか 俺を支えて くれる女(やつ) 夢は二人の 人生桜 辛い時こそ 笑って耐える 意地と涙の こころ花  やると決めたら ひとすじに 男の誓い 燃える道 度胸千両の 心意気 咲かす明日の 人生桜 握る拳に 血潮がたぎる 意地と涙の おとこ花中村美律子福田義雄福田梓仁二度や三度の つまづきで 弱音を吐くな 男なら 浮世荒波 どんと来い ここが我慢の 人生桜 いつか世に出て 咲かせて見せる 意地と涙の おとこ花  後にゃひかない 生きかたが お前を何度 泣かせたか 俺を支えて くれる女(やつ) 夢は二人の 人生桜 辛い時こそ 笑って耐える 意地と涙の こころ花  やると決めたら ひとすじに 男の誓い 燃える道 度胸千両の 心意気 咲かす明日の 人生桜 握る拳に 血潮がたぎる 意地と涙の おとこ花
人生そこそこ七十点空に日が照る 野に風が吹く 人の心に なさけが満ちる  人生そこそこ 七十点 そんなところで いいじゃないか 生きてるだけで 五十点 仕事できれば 二十点 歌がうたえりゃ 二十点 何だかんだと 足し算したら 満点 百点 二百点 笑顔 手拍子 春が来る  夜があるから うれしい朝日 だれかいるから はなしもできる  人生そこそこ 七十点 欲にかられりゃ いけません 家族がいれば 五十点 酒が飲めれば 二十点 たまにごちそう 二十点 鳥はうたうし 花咲き乱れ 世の中 百点 二百点 気分上々 文句なし  人生そこそこ 七十点 そんなところで いいじゃないか 生きてるだけで 五十点 仕事できれば 二十点 歌がうたえりゃ 二十点 何だかんだと 足し算したら 満点 百点 二百点 笑顔 手拍子 春が来る中村美律子中山大三郎富田梓仁丸山雅仁空に日が照る 野に風が吹く 人の心に なさけが満ちる  人生そこそこ 七十点 そんなところで いいじゃないか 生きてるだけで 五十点 仕事できれば 二十点 歌がうたえりゃ 二十点 何だかんだと 足し算したら 満点 百点 二百点 笑顔 手拍子 春が来る  夜があるから うれしい朝日 だれかいるから はなしもできる  人生そこそこ 七十点 欲にかられりゃ いけません 家族がいれば 五十点 酒が飲めれば 二十点 たまにごちそう 二十点 鳥はうたうし 花咲き乱れ 世の中 百点 二百点 気分上々 文句なし  人生そこそこ 七十点 そんなところで いいじゃないか 生きてるだけで 五十点 仕事できれば 二十点 歌がうたえりゃ 二十点 何だかんだと 足し算したら 満点 百点 二百点 笑顔 手拍子 春が来る
素顔のままであなたの色に なれなくて なみだを流した 別れがあった 黄色い枯葉が 風に舞い 秋の小道を こぼれていった 何かもとめて 何かを失(な)くす ないものねだりの 人生よりも 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい  果てなく遠い 道だけど つまずきながらも やさしくなれる 日照(ひで)りの坂道 蝉の声 はるか彼方の 海鳴り聞いた 夢はときどき 微笑むけれど 確かなこころで 愛せるならば 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい  何かもとめて 何かを失(な)くす ないものねだりの 人生よりも 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい中村美律子久仁京介徳久広司南郷達也あなたの色に なれなくて なみだを流した 別れがあった 黄色い枯葉が 風に舞い 秋の小道を こぼれていった 何かもとめて 何かを失(な)くす ないものねだりの 人生よりも 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい  果てなく遠い 道だけど つまずきながらも やさしくなれる 日照(ひで)りの坂道 蝉の声 はるか彼方の 海鳴り聞いた 夢はときどき 微笑むけれど 確かなこころで 愛せるならば 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい  何かもとめて 何かを失(な)くす ないものねだりの 人生よりも 素顔のままで ありのまま 素顔のままで 生きてゆきたい
朱雀門百年羊で いるよりも 三日でいいから 獅子になれ 花も実もある 男なら 一度はくぐれ 朱雀門 おのれの決めた 道を行け  ひとの顔色 気にするな 勝負どころを 見逃すな のんべんだらりと 生きるより いちかばちかの 朱雀門 天下をめざせ 雲を呼べ  いにしえびとの 見た夢は 花か嵐か まぼろしか たかぶる心 朱に染めて 男いっぴき りんりんと 朱雀大路 駆けのぼれ中村美律子ジェームス三木富田梓仁小杉仁三百年羊で いるよりも 三日でいいから 獅子になれ 花も実もある 男なら 一度はくぐれ 朱雀門 おのれの決めた 道を行け  ひとの顔色 気にするな 勝負どころを 見逃すな のんべんだらりと 生きるより いちかばちかの 朱雀門 天下をめざせ 雲を呼べ  いにしえびとの 見た夢は 花か嵐か まぼろしか たかぶる心 朱に染めて 男いっぴき りんりんと 朱雀大路 駆けのぼれ
瀬戸の港瀬戸の港が しぐれる夜は 連絡船の汽笛に 吐息がまじる 明日の夢より 今夜の夢が あぁ、欲しい 肩をだかれて 飲んだ日の 嘘が恋しい 露地あかり  あれは大島 通いの船か ひとりぼっちに 夜風がしみる 信じたいのに すがればいつも あぁ、消える つかみきれない しあわせに 苦労なじみの 泣きぼくろ  春はいつ来る 瀬戸内つばめ 飛んでおいでよ ネオンの町に お酒ならべて とまり木あたり あぁ、ひとり 生きるつらさに 泣けそうな 星が流される 瀬戸港 中村美律子たかたかし岡千秋瀬戸の港が しぐれる夜は 連絡船の汽笛に 吐息がまじる 明日の夢より 今夜の夢が あぁ、欲しい 肩をだかれて 飲んだ日の 嘘が恋しい 露地あかり  あれは大島 通いの船か ひとりぼっちに 夜風がしみる 信じたいのに すがればいつも あぁ、消える つかみきれない しあわせに 苦労なじみの 泣きぼくろ  春はいつ来る 瀬戸内つばめ 飛んでおいでよ ネオンの町に お酒ならべて とまり木あたり あぁ、ひとり 生きるつらさに 泣けそうな 星が流される 瀬戸港 
袖摺坂すわり直して 盃ふせて 俺の女房に なれと云う 何を云うのよ からかわないで 肩であまえて 戯けても 笑い流せず 目が濡れる 袖摺坂の あゝ夢しぐれ  同じ故郷の 生まれと知れば 他人行儀も 初めだけ いつも外見は あいそが悪い そんな人ほど 裏がない だから人にも あたたかい 袖摺坂の あゝ夢あかり  酔ったふりして じゃけんに渡す 母の形見と いう指輪 「あなたらしいわ・・・」思わず泣けて 濡れて小走る 裏通り あなたに駈け寄り 傘をさす 袖摺坂の あゝ夢しぐれ中村美律子坂口照幸佐瀬寿一すわり直して 盃ふせて 俺の女房に なれと云う 何を云うのよ からかわないで 肩であまえて 戯けても 笑い流せず 目が濡れる 袖摺坂の あゝ夢しぐれ  同じ故郷の 生まれと知れば 他人行儀も 初めだけ いつも外見は あいそが悪い そんな人ほど 裏がない だから人にも あたたかい 袖摺坂の あゝ夢あかり  酔ったふりして じゃけんに渡す 母の形見と いう指輪 「あなたらしいわ・・・」思わず泣けて 濡れて小走る 裏通り あなたに駈け寄り 傘をさす 袖摺坂の あゝ夢しぐれ
竜田川遠く鐘の音 聞きながら 行けばおもいで 風が吹く 紅葉色づく 大和路で 黙って別れた あの人の 面影ゆれる 竜田川  雲は流れる 生駒山 誰を呼ぶのか もずの声 たどりついたら たそがれの 平群の水車 音冴えて 淋しさつのる 竜田川  ひとり行く道 焚く落葉 匂いなつかし うす煙り 空をゆく鳥 二羽三羽 あの人しのび たたずめば 夕日に染まる 竜田川中村美律子つかけんじ富田梓仁南郷達也遠く鐘の音 聞きながら 行けばおもいで 風が吹く 紅葉色づく 大和路で 黙って別れた あの人の 面影ゆれる 竜田川  雲は流れる 生駒山 誰を呼ぶのか もずの声 たどりついたら たそがれの 平群の水車 音冴えて 淋しさつのる 竜田川  ひとり行く道 焚く落葉 匂いなつかし うす煙り 空をゆく鳥 二羽三羽 あの人しのび たたずめば 夕日に染まる 竜田川
だんじり風を喰(く)らって 傾くような 屋台骨では 天下は取れぬ 意地と根性 櫓(やぐら)に組んで 点(とも)すでっかい 夢灯り 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ  後姿に ぞっこん惚れた 前に回って もひとつ惚れた 粋で勇肌(いなせ)で ちょっぴり悪で ふるいつきたい 侠(おとこ)ぶり 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ  下手な鉄砲 数打ちゃ当たる そんな弱気じゃ 勝負に勝てぬ 押せば押せ押せ 引くときゃ引いて 汗と涙の ぶっち交(が)い 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ中村美律子松井由利夫岡千秋風を喰(く)らって 傾くような 屋台骨では 天下は取れぬ 意地と根性 櫓(やぐら)に組んで 点(とも)すでっかい 夢灯り 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ  後姿に ぞっこん惚れた 前に回って もひとつ惚れた 粋で勇肌(いなせ)で ちょっぴり悪で ふるいつきたい 侠(おとこ)ぶり 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ  下手な鉄砲 数打ちゃ当たる そんな弱気じゃ 勝負に勝てぬ 押せば押せ押せ 引くときゃ引いて 汗と涙の ぶっち交(が)い 男は燃えろ 女も燃えろ 人生祭りだ だんじりだ
忠治旅鴉小松五郎の 刃(やいば)にかけて ゆがむ世間を 叩(たた)っきる さすが忠治と もてはやされて 花も実もある 男のはずが すがる子分と わかれ酒 落ちて 落ちて赤城の 旅鴉  義理も人情も 人一倍と 褒めた奴さえ 去ってゆく さすが忠治と もてはやされて 逃げた赤城の てっぺんあたり 行くも帰るも 下り坂 明日(あす)は 明日はどうなる 旅鴉  落葉(おちば)しとねに 身を折りまげて 明日(あす)の行く手を 思案する さすが忠治と もてはやされて 夢も栄華(えいが)も 赤城の山の 暗い夜明けに 捨てて発(た)つ 忠治 忠治しぐれか 旅鴉中村美律子久仁京介宮下健治南郷達也小松五郎の 刃(やいば)にかけて ゆがむ世間を 叩(たた)っきる さすが忠治と もてはやされて 花も実もある 男のはずが すがる子分と わかれ酒 落ちて 落ちて赤城の 旅鴉  義理も人情も 人一倍と 褒めた奴さえ 去ってゆく さすが忠治と もてはやされて 逃げた赤城の てっぺんあたり 行くも帰るも 下り坂 明日(あす)は 明日はどうなる 旅鴉  落葉(おちば)しとねに 身を折りまげて 明日(あす)の行く手を 思案する さすが忠治と もてはやされて 夢も栄華(えいが)も 赤城の山の 暗い夜明けに 捨てて発(た)つ 忠治 忠治しぐれか 旅鴉
長編歌謡浪曲「無法松の恋」松五郎と吉岡夫人あらぶる波の 玄界灘は 男の海というけれど 黄昏凪を 橙色に 染めて切ない あの夕日 ほんなこつ ほんなこつこの俺は 涙こらえる 無法松  あ~、ぼんぼんを乗せた汽車が…。 あの小さかったぼんぼんが一人で汽車に乗っていくと。 松五郎さん。敏雄はもう六つの子供じゃありませんよ。 分かっとります。高校生じゃ。けんど熊本の寄宿に入らんばいかんとは、 奥さん、寂しゅうなりましょうなぁ。 ええ。生まれて初めての一人暮らしになりました…。 なんね。心配なか。儂がついとるやなかとね。 私、本当に感謝しているんですの。主人が亡くなって八年。 女一人であの子を育ててこられたのも、みんな松五郎さんが陰になり 日向になって支えてくださったからですわ。 陸軍大尉じゃった吉岡の旦那が、軍事演習で雨にぬれて風邪を引いたぁ 思うたらあっという間に…知らぬ仲ならとにもかく、その奥さん、いや、 忘れ形見のぼんぼんをほうってはおけんかった。 まぁ奥さんには迷惑やったかもしれまっせんな…。 いいえ、私の方こそ、私の意地に松五郎さんを 巻き込んでしまったのではないかと、悔やんでいるんですわ。 エッ、奥さんの意地? そりゃ何ですかいのう? 今だからお話します。主人が亡くなってしばらくした頃、 実家の兄から再婚話が持ち込まれたのです。 え…いや、奥さんなら当然じゃ…。 でもね、私は主人を愛していました。 私の夫は、吉岡小太郎 ただひとりなんです。  ひとたび嫁いだ この身には 帰る家など ありはせぬ まして来世も 誓ったからにゃ 岩をも通す 意地なれど 幾夜もつらさに エ~エ~エ~忍び泣き たった一つの 生き甲斐は 夫に似てきた 愛しい我が子 この子の為なら 我が命 いつでも捨てて みせましょう この子は夫の 子ぉじゃもの  …それほどまでに旦那のことを…。 ごめんなさい。松五郎さんにこんなことを聞かせてしまって…。 …吉岡の旦那は幸せもんばい…ほんなこつ幸せもんばい!…。  学もなければ 天涯孤独 ついた仇名が 無法松 そんなおいらが 怪我をした 子供を介抱 したのが縁 やがて八年 今はもう 一人暮らしの 未亡人 拳を握り 歯を食いしばり 秘めた想いを 誰が知ろ  松五郎さん。 こ、こりゃ奥さん…。 どうなさったんです。敏雄が熊本に行って以来、 ちっともいらしてくださらないじゃありませんか。 私に何か落ち度でもありましたか? 滅相もない。けど、儂ゃ儂ゃぼんぼんの係ばい。 ぼんぼんがおらんあの家は、 奥さんと亡くなった旦那の家ですけん! そいじゃ! 待って! 松五郎さん、敏雄が帰ってくるんですよ! え。奥さん、それはほんなこつ! ええ。夏休みに、高校の先生を連れて。 小倉の祇園祭が見たいとか仰って…。 そいつぁ、そいつぁ一つ、楽しんでもらわんといかんばい。そうかいの。 そうかいの。ぼんぼんが帰ってくる。ぼんぼんが、ぼんぼんが帰ってくる!  先生、ぼんぼん。あれが音に聞こえた祇園太鼓じゃ。 ゆっくりご覧下さいと言いたいところやが、あれは蛙打ちちゅうて、 本物の打ち方やなかと。 今じゃ本物を叩ける奴がおらんようになってしもたけん、 本物はあんなもんじゃなかとですよ。ねぇ奥さん。 私が吉岡家に嫁いで、この小倉に来た頃はもうあの打ち方でしたわ。 そいじゃ一つほんまもんをご披露しようかいのう。奥さん、どうじゃろ? お願いできますか。 よぉ~し、松五郎の一世一代の祇園太鼓、よお見とってくださいや。 おおい、ちょいと打たせてくれ。ええか、これが今打ちよった蛙打ち。 そしてこれが流れ打ち。  さぁこれが勇み駒…そして奥さん、これが暴れ打ちじゃ!  夏休みが終わり、敏雄が熊本の寄宿に戻ってしまったら、 また淋しい日々がやってきます。 でも本当に寂しいのは松五郎さんなのかもしれません。 奥さん、儂ゃあ寂しゅうてつらい。寂しゅうてつらい…私には太鼓の音が、 松五郎さんの心の声に聞こえたのでした。  汗も飛び散る 暴れ打ち 命をかけた あの音は 万来衆の 目に写る これぞ無法松 晴れ姿 これが無法松 祇園太鼓の 打ち納めじゃ  秋になって、松五郎さんはまたお顔を見せてはくれなくなりました。 人の噂で、 長年やめていたお酒を浴びるように飲んで、 すさんだ暮らしをしていると聞きました。 一度お尋ねせねばと思っていた矢先、  ああ、冷えると思うたら雪じゃ…ん、 ここはぼんぼんが通うた小学校やなかと… ああ、ぼんぼんじゃ、ぼんぼんがおる。いや、そんな筈はなか。 ぼんぼんは熊本の高校ばい。けど、ぼんぼんが見える。 ぼんぼんが唱歌を歌うちょる。あれあれ、 奥さん?奥さんもおるとね。今日は参観日やったと。 まぁまぁ晴れ着ば着んしゃって。奥さん、綺麗ばい。 まっこと奥さんは儂の女神様ばい…奥さん…儂ゃ…儂ゃ… 奥さん!  はい。吉岡です。繋いでくださいまし…はい。え? 松五郎さんが! そんな、 松五郎さんが…。  雪の朝、小学校の校庭で、松五郎さんが亡くなっていました。 松五郎さんには幼い 日の敏雄が見えていたのかもしれません。 そのお顔はそれはそれは幸せそうに微笑 んでいらしたそうです…。松五郎さんの寝起きする宿には 柳行李が一つ残されていました。その中には、毎年お正月に差し上げていた お年玉が、封も切らずに。それと五百円もの大金が預けられた、 私と敏雄名義の貯金通帳が、そっと、そっと置いてありました! …松五郎さん、貴方という人は!…。  この十年、あなたに甘えるばかりで、何一つ応えてあげられなかった… 私はあなたの気持ちに気づいていました… なのに、なのに私は…許してください、松五郎さん!  届かぬ想い 実らぬ恋を 祇園太鼓に 打ち込めて 腕も折れよう 命もいらぬ これが松五郎 暴れ打ち これでよか これでよか夢花火 男一途は 無法松中村美律子池田政之・岩下俊作「富島松五郎伝」弦哲也あらぶる波の 玄界灘は 男の海というけれど 黄昏凪を 橙色に 染めて切ない あの夕日 ほんなこつ ほんなこつこの俺は 涙こらえる 無法松  あ~、ぼんぼんを乗せた汽車が…。 あの小さかったぼんぼんが一人で汽車に乗っていくと。 松五郎さん。敏雄はもう六つの子供じゃありませんよ。 分かっとります。高校生じゃ。けんど熊本の寄宿に入らんばいかんとは、 奥さん、寂しゅうなりましょうなぁ。 ええ。生まれて初めての一人暮らしになりました…。 なんね。心配なか。儂がついとるやなかとね。 私、本当に感謝しているんですの。主人が亡くなって八年。 女一人であの子を育ててこられたのも、みんな松五郎さんが陰になり 日向になって支えてくださったからですわ。 陸軍大尉じゃった吉岡の旦那が、軍事演習で雨にぬれて風邪を引いたぁ 思うたらあっという間に…知らぬ仲ならとにもかく、その奥さん、いや、 忘れ形見のぼんぼんをほうってはおけんかった。 まぁ奥さんには迷惑やったかもしれまっせんな…。 いいえ、私の方こそ、私の意地に松五郎さんを 巻き込んでしまったのではないかと、悔やんでいるんですわ。 エッ、奥さんの意地? そりゃ何ですかいのう? 今だからお話します。主人が亡くなってしばらくした頃、 実家の兄から再婚話が持ち込まれたのです。 え…いや、奥さんなら当然じゃ…。 でもね、私は主人を愛していました。 私の夫は、吉岡小太郎 ただひとりなんです。  ひとたび嫁いだ この身には 帰る家など ありはせぬ まして来世も 誓ったからにゃ 岩をも通す 意地なれど 幾夜もつらさに エ~エ~エ~忍び泣き たった一つの 生き甲斐は 夫に似てきた 愛しい我が子 この子の為なら 我が命 いつでも捨てて みせましょう この子は夫の 子ぉじゃもの  …それほどまでに旦那のことを…。 ごめんなさい。松五郎さんにこんなことを聞かせてしまって…。 …吉岡の旦那は幸せもんばい…ほんなこつ幸せもんばい!…。  学もなければ 天涯孤独 ついた仇名が 無法松 そんなおいらが 怪我をした 子供を介抱 したのが縁 やがて八年 今はもう 一人暮らしの 未亡人 拳を握り 歯を食いしばり 秘めた想いを 誰が知ろ  松五郎さん。 こ、こりゃ奥さん…。 どうなさったんです。敏雄が熊本に行って以来、 ちっともいらしてくださらないじゃありませんか。 私に何か落ち度でもありましたか? 滅相もない。けど、儂ゃ儂ゃぼんぼんの係ばい。 ぼんぼんがおらんあの家は、 奥さんと亡くなった旦那の家ですけん! そいじゃ! 待って! 松五郎さん、敏雄が帰ってくるんですよ! え。奥さん、それはほんなこつ! ええ。夏休みに、高校の先生を連れて。 小倉の祇園祭が見たいとか仰って…。 そいつぁ、そいつぁ一つ、楽しんでもらわんといかんばい。そうかいの。 そうかいの。ぼんぼんが帰ってくる。ぼんぼんが、ぼんぼんが帰ってくる!  先生、ぼんぼん。あれが音に聞こえた祇園太鼓じゃ。 ゆっくりご覧下さいと言いたいところやが、あれは蛙打ちちゅうて、 本物の打ち方やなかと。 今じゃ本物を叩ける奴がおらんようになってしもたけん、 本物はあんなもんじゃなかとですよ。ねぇ奥さん。 私が吉岡家に嫁いで、この小倉に来た頃はもうあの打ち方でしたわ。 そいじゃ一つほんまもんをご披露しようかいのう。奥さん、どうじゃろ? お願いできますか。 よぉ~し、松五郎の一世一代の祇園太鼓、よお見とってくださいや。 おおい、ちょいと打たせてくれ。ええか、これが今打ちよった蛙打ち。 そしてこれが流れ打ち。  さぁこれが勇み駒…そして奥さん、これが暴れ打ちじゃ!  夏休みが終わり、敏雄が熊本の寄宿に戻ってしまったら、 また淋しい日々がやってきます。 でも本当に寂しいのは松五郎さんなのかもしれません。 奥さん、儂ゃあ寂しゅうてつらい。寂しゅうてつらい…私には太鼓の音が、 松五郎さんの心の声に聞こえたのでした。  汗も飛び散る 暴れ打ち 命をかけた あの音は 万来衆の 目に写る これぞ無法松 晴れ姿 これが無法松 祇園太鼓の 打ち納めじゃ  秋になって、松五郎さんはまたお顔を見せてはくれなくなりました。 人の噂で、 長年やめていたお酒を浴びるように飲んで、 すさんだ暮らしをしていると聞きました。 一度お尋ねせねばと思っていた矢先、  ああ、冷えると思うたら雪じゃ…ん、 ここはぼんぼんが通うた小学校やなかと… ああ、ぼんぼんじゃ、ぼんぼんがおる。いや、そんな筈はなか。 ぼんぼんは熊本の高校ばい。けど、ぼんぼんが見える。 ぼんぼんが唱歌を歌うちょる。あれあれ、 奥さん?奥さんもおるとね。今日は参観日やったと。 まぁまぁ晴れ着ば着んしゃって。奥さん、綺麗ばい。 まっこと奥さんは儂の女神様ばい…奥さん…儂ゃ…儂ゃ… 奥さん!  はい。吉岡です。繋いでくださいまし…はい。え? 松五郎さんが! そんな、 松五郎さんが…。  雪の朝、小学校の校庭で、松五郎さんが亡くなっていました。 松五郎さんには幼い 日の敏雄が見えていたのかもしれません。 そのお顔はそれはそれは幸せそうに微笑 んでいらしたそうです…。松五郎さんの寝起きする宿には 柳行李が一つ残されていました。その中には、毎年お正月に差し上げていた お年玉が、封も切らずに。それと五百円もの大金が預けられた、 私と敏雄名義の貯金通帳が、そっと、そっと置いてありました! …松五郎さん、貴方という人は!…。  この十年、あなたに甘えるばかりで、何一つ応えてあげられなかった… 私はあなたの気持ちに気づいていました… なのに、なのに私は…許してください、松五郎さん!  届かぬ想い 実らぬ恋を 祇園太鼓に 打ち込めて 腕も折れよう 命もいらぬ これが松五郎 暴れ打ち これでよか これでよか夢花火 男一途は 無法松
つづれ織りいくつも熱い 火の輪をくぐり いくつも渡った 危ない橋を 小さい恋の はずでした 愛して 悩み 深まり 悩み 恋しさ幾重(いくえ)に つづれ織り  身のほど知らぬ 恋なのでしょう 死んでも一緒と 誓ったふたり 嘘でも泣かぬ はずでした 夢みて 生きた 信じて 生きた 別れはちりぢり つづれ織り  黄色が匂う 金木犀(きんもくせい)の 小道を去りゆく これきりの夜 微笑(わら)って送る はずでした 別れに 燃えて すがって 燃えて 愛(いと)しさ憎さが つづれ織り中村美律子久仁京介弦哲也南郷達也いくつも熱い 火の輪をくぐり いくつも渡った 危ない橋を 小さい恋の はずでした 愛して 悩み 深まり 悩み 恋しさ幾重(いくえ)に つづれ織り  身のほど知らぬ 恋なのでしょう 死んでも一緒と 誓ったふたり 嘘でも泣かぬ はずでした 夢みて 生きた 信じて 生きた 別れはちりぢり つづれ織り  黄色が匂う 金木犀(きんもくせい)の 小道を去りゆく これきりの夜 微笑(わら)って送る はずでした 別れに 燃えて すがって 燃えて 愛(いと)しさ憎さが つづれ織り
壺坂情話GOLD LYLIC見えぬあなたの杖になり 越える苦労の人世坂 あなた 離しちゃだめですよ 運命の糸を この指を つなぐ心の お里・沢市 夫婦づれ  妻は夫をいたわりつ 夫は妻を慕いつつ 頃は六月 中の頃 夏とはいえど片田舎 木立の森もいと涼し  すまぬ女房と掌をあわせ 頼る夫のいじらしさ 好いたあなたとふたりなら 地獄へだって ついてゆく なんでつらかろ お里・沢市 夫婦づれ  おれにかまわず しあわせを見つけろだなんて 沢市つぁんそれはあんまりです この世で この人だけと 惚れて尽くすは女のまこと つらくても 好きなお方のそばにいられたら 女はうれしいものです あなたの涙は わたしの悲しみ あなたの笑顔は わたしの青空 お里は一生 いいえ 末の世までもずーっと あなたの妻ですよ  神よ仏よきこえたら お慈悲くださいこの人に 明日を信じて ねぇ あなた 濡らすこの世の しぐれ道 涙ふきあう お里・沢市 夫婦づれGOLD LYLIC中村美律子たかたかし富田梓仁池多孝春見えぬあなたの杖になり 越える苦労の人世坂 あなた 離しちゃだめですよ 運命の糸を この指を つなぐ心の お里・沢市 夫婦づれ  妻は夫をいたわりつ 夫は妻を慕いつつ 頃は六月 中の頃 夏とはいえど片田舎 木立の森もいと涼し  すまぬ女房と掌をあわせ 頼る夫のいじらしさ 好いたあなたとふたりなら 地獄へだって ついてゆく なんでつらかろ お里・沢市 夫婦づれ  おれにかまわず しあわせを見つけろだなんて 沢市つぁんそれはあんまりです この世で この人だけと 惚れて尽くすは女のまこと つらくても 好きなお方のそばにいられたら 女はうれしいものです あなたの涙は わたしの悲しみ あなたの笑顔は わたしの青空 お里は一生 いいえ 末の世までもずーっと あなたの妻ですよ  神よ仏よきこえたら お慈悲くださいこの人に 明日を信じて ねぇ あなた 濡らすこの世の しぐれ道 涙ふきあう お里・沢市 夫婦づれ
つれあい惚れたおまえと しみじみと 盃かわす 旅の宿 久しぶりだな なぁおまえ ほんとに 久しぶり 生きるに下手な この俺を ささえてくれた いいおんな  つらいことなど 忘れたと 笑って酒を 注ぐおまえ 酔っていいわね ねぇあなた 今夜は ふたりきり 涙をかくし この俺を ささえてくれた いいおんな  花が咲く日も 枯れる日も ふたりはいつも 一緒だよ 体いたわれ なぁおまえ あなたも 大切に 陰に日向(ひなた)に この俺を ささえてくれた いいおんな中村美律子たかたかし市川昭介惚れたおまえと しみじみと 盃かわす 旅の宿 久しぶりだな なぁおまえ ほんとに 久しぶり 生きるに下手な この俺を ささえてくれた いいおんな  つらいことなど 忘れたと 笑って酒を 注ぐおまえ 酔っていいわね ねぇあなた 今夜は ふたりきり 涙をかくし この俺を ささえてくれた いいおんな  花が咲く日も 枯れる日も ふたりはいつも 一緒だよ 体いたわれ なぁおまえ あなたも 大切に 陰に日向(ひなた)に この俺を ささえてくれた いいおんな
とことん人生苦労したこと 自慢で云うな 夢を捨てなきゃ それでいい 進む勇気と 退(しりぞ)く勇気 日陰にだって 花は咲く とことん人生 とことん人生 明日に生きろ  やれば出来ると 百ぺん云えば 胸にやる気が 湧いてくる 運をこの手に 引き寄せながら ここぞと決めて 飛びかかれ とことん人生 とことん人生 勝負はいちど  色気なしでは 心が渇く 酒があるなら 是非もない いつか世間が 認めてくれる 限りがある身 その命 とことん人生 とことん人生 ただまっしぐら中村美律子久仁京介徳久広司南郷達也苦労したこと 自慢で云うな 夢を捨てなきゃ それでいい 進む勇気と 退(しりぞ)く勇気 日陰にだって 花は咲く とことん人生 とことん人生 明日に生きろ  やれば出来ると 百ぺん云えば 胸にやる気が 湧いてくる 運をこの手に 引き寄せながら ここぞと決めて 飛びかかれ とことん人生 とことん人生 勝負はいちど  色気なしでは 心が渇く 酒があるなら 是非もない いつか世間が 認めてくれる 限りがある身 その命 とことん人生 とことん人生 ただまっしぐら
土佐女房女(おんな)荒波(あらなみ) 惚れたら一途 漁師世帯の 土佐女房 好きなあんたの 出船のときは 無事と大漁を ただ祈る 鰹(かつお)相手の いごっそう船は 三月(みつき)過ぎても アン ア アン ア ア アー 戻らない  嫁に来てから もう幾年(いくとせ)か 意地の火を抱く 土佐女房 私しゃ港で あんたは船で 遠く離れて 暮らそうと 通う心は 命のきずな 後家(ごけ)にゃしないと アン ア アン ア ア アー 風が吹く  茶断(ちゃだ)ち 塩断(しおだ)ち 操(みさお)を守り 留守をしっかり 土佐女房 大漁ばんざい 港に帰る 船はこの世の 宝もの 浜が湧(わ)き立(た)つ 祝いの酒に 酔うてあんたに アン ア アン ア ア アー 抱かれたい中村美律子石本美由起叶弦大南郷達也女(おんな)荒波(あらなみ) 惚れたら一途 漁師世帯の 土佐女房 好きなあんたの 出船のときは 無事と大漁を ただ祈る 鰹(かつお)相手の いごっそう船は 三月(みつき)過ぎても アン ア アン ア ア アー 戻らない  嫁に来てから もう幾年(いくとせ)か 意地の火を抱く 土佐女房 私しゃ港で あんたは船で 遠く離れて 暮らそうと 通う心は 命のきずな 後家(ごけ)にゃしないと アン ア アン ア ア アー 風が吹く  茶断(ちゃだ)ち 塩断(しおだ)ち 操(みさお)を守り 留守をしっかり 土佐女房 大漁ばんざい 港に帰る 船はこの世の 宝もの 浜が湧(わ)き立(た)つ 祝いの酒に 酔うてあんたに アン ア アン ア ア アー 抱かれたい
男いのちの 仕事に生きる 道に上下は ないはずだ 人に見えない 裏側を 火の粉かぶって 支えてる 鳶の勇みは 男の誉れ 俺がやらなきゃ 誰がやる  口は建前 涙が本音 渡る憂き世の露しぐれ 足場かためる 俺たちが いなきゃこの世は お陀仏さ 鳶の血潮は 祭りの華だ 神輿かついで 練り歩く  銭が無ければ 頭をつかえ 何も無ければ 汗を出せ 風に吹かれて 飲む酒も コップ一杯 夢がある 印半纏 背中をきめて 木遣り唄って あおぐ空中村美律子里村龍一富田梓仁南郷達也男いのちの 仕事に生きる 道に上下は ないはずだ 人に見えない 裏側を 火の粉かぶって 支えてる 鳶の勇みは 男の誉れ 俺がやらなきゃ 誰がやる  口は建前 涙が本音 渡る憂き世の露しぐれ 足場かためる 俺たちが いなきゃこの世は お陀仏さ 鳶の血潮は 祭りの華だ 神輿かついで 練り歩く  銭が無ければ 頭をつかえ 何も無ければ 汗を出せ 風に吹かれて 飲む酒も コップ一杯 夢がある 印半纏 背中をきめて 木遣り唄って あおぐ空
鞆の浦情話瀬戸の島影(しまかげ) 夕日がそめて 恋に身(み)をやく 鞆(とも)の浦(うら) あきらめますと 出来ない嘘を 云ってしまった 籠の鳥 月の出潮に みだれ泣き  古い町並み 雁木(がんぎ)の波止場 うわさ潮待(しおま)ち 鞆の浦 昔の夢と 打ち捨てたとて 今はその夢 恋しさに 沖へ漕(こ)ぎ出す 捨て小舟(こぶね)  いつか栄えた 北前(きたまえ)船(ぶね)に 泣いた女の 鞆の浦 情けも恋も 限(き)りあるものよ たった一年 燃えた日の いのち照らして 常夜(じょうや)燈(とう)中村美律子久仁京介弦哲也南郷達也瀬戸の島影(しまかげ) 夕日がそめて 恋に身(み)をやく 鞆(とも)の浦(うら) あきらめますと 出来ない嘘を 云ってしまった 籠の鳥 月の出潮に みだれ泣き  古い町並み 雁木(がんぎ)の波止場 うわさ潮待(しおま)ち 鞆の浦 昔の夢と 打ち捨てたとて 今はその夢 恋しさに 沖へ漕(こ)ぎ出す 捨て小舟(こぶね)  いつか栄えた 北前(きたまえ)船(ぶね)に 泣いた女の 鞆の浦 情けも恋も 限(き)りあるものよ たった一年 燃えた日の いのち照らして 常夜(じょうや)燈(とう)
長良川鵜情鵜飼(うかい)かがり火 乱れて揺れて 想い出かさねる 長良川 わたし わたし 一途な女です たとえ世間に 指さされても 心ひとすじ 愛します  肩をいからせ 櫓(ろ)をこぐ舟の 船頭なやまし 長良川 わたし わたし 一途な女です 添い寝手まくら ほつれた髪で 夢をつないで 愛します  今日もあしたも 変わらぬ姿 流れも清(きよ)らか 長良川 わたし わたし 一途な女です 別れ紅(べに)さす あしたがきても 命ひとすじ 愛します中村美律子久仁京介徳久広司南郷達也鵜飼(うかい)かがり火 乱れて揺れて 想い出かさねる 長良川 わたし わたし 一途な女です たとえ世間に 指さされても 心ひとすじ 愛します  肩をいからせ 櫓(ろ)をこぐ舟の 船頭なやまし 長良川 わたし わたし 一途な女です 添い寝手まくら ほつれた髪で 夢をつないで 愛します  今日もあしたも 変わらぬ姿 流れも清(きよ)らか 長良川 わたし わたし 一途な女です 別れ紅(べに)さす あしたがきても 命ひとすじ 愛します
流れるままに風が散らした桜が 水に浮かんで流れて 帯になって まるくなって こころ遊ばせる 恋の宴も終わるわ 信じ合えてた人でも… それぞれよね 誰にもある それが生きること そうよ人生 逆らわずにいこか 時の流れの 流れるままに あなたの知らない 明日がある 知らないあしたに こころを遊ばせて  数えきれない別れも 若い頃なら勲章 傷に泣いて 夢に泣いて しあわせを探す 恋はおしゃれなゲームと むかし誰かが云ってた 輝くのよ 楽しむのよ それが生きること そうよ人生 行く道 帰る道 惚れてふられて 流れるままに あなたの知らない 明日がある 出会えるあしたに こころを弾ませて  そうよ人生 チャンスはまたくるわ 時の流れの 流れるままに あなたの知らない 明日がある 知らないあしたに こころを遊ばせて中村美律子久仁京介花岡優平矢野立美風が散らした桜が 水に浮かんで流れて 帯になって まるくなって こころ遊ばせる 恋の宴も終わるわ 信じ合えてた人でも… それぞれよね 誰にもある それが生きること そうよ人生 逆らわずにいこか 時の流れの 流れるままに あなたの知らない 明日がある 知らないあしたに こころを遊ばせて  数えきれない別れも 若い頃なら勲章 傷に泣いて 夢に泣いて しあわせを探す 恋はおしゃれなゲームと むかし誰かが云ってた 輝くのよ 楽しむのよ それが生きること そうよ人生 行く道 帰る道 惚れてふられて 流れるままに あなたの知らない 明日がある 出会えるあしたに こころを弾ませて  そうよ人生 チャンスはまたくるわ 時の流れの 流れるままに あなたの知らない 明日がある 知らないあしたに こころを遊ばせて
情け川生きるこの世が 川ならば 水に竿(さお)さす 二人舟 辛い運命(さだめ)の 荷を乗せて 苦労分けあい 流れて行こう 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) 水に笑顔の 夢を彩(いろど)る 情け川  一度しかない 人生を 惚れて生きれば 悔いはない 暑さ 寒さの 厳しさも 側(そば)で暮らせば 堪(た)えられるのさ 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) いつも明日(あした)の 夢を浮(うか)べる 情け川  二人舟なら 水入らず 酒にほろ酔う 岸もある 冬の吹雪に 出合ったら しばし仮寝の 舟宿探し 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) 俺とお前が 捲(めく)る季節の 情け川中村美律子石本美由起弦哲也南郷達也生きるこの世が 川ならば 水に竿(さお)さす 二人舟 辛い運命(さだめ)の 荷を乗せて 苦労分けあい 流れて行こう 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) 水に笑顔の 夢を彩(いろど)る 情け川  一度しかない 人生を 惚れて生きれば 悔いはない 暑さ 寒さの 厳しさも 側(そば)で暮らせば 堪(た)えられるのさ 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) いつも明日(あした)の 夢を浮(うか)べる 情け川  二人舟なら 水入らず 酒にほろ酔う 岸もある 冬の吹雪に 出合ったら しばし仮寝の 舟宿探し 春は櫻 秋は紅葉(もみじ) 俺とお前が 捲(めく)る季節の 情け川
仁吉の女房よしておくれよ 藪(やぶ)から棒に 実家(さと)へ帰れと 戯言(ざれごと)は 三ヶ年(みとせ)想って 結ばれた 吉良(きら)の港の おしどり夫婦 なんで今さら 離縁状(りえんじょう)  縁(えん)に繋(つな)がり 仁義にそむく それじゃ渡世の 嗤(わら)い者 お菊何(なん)にも 云うなよと あんた長脇差(ながドス) 情けを斬(き)って 命捨て身の 荒神山(こうじんやま)  義理と意地との 男侠(おとこ)の世界 所詮(しょせん)おんなにゃ わからない 生まれかわった 次の世も きっと女房と 背中に縋(すが)りゃ おとこ仁吉の 眸(め)に泪中村美律子仁井谷俊也岡千秋南郷達也よしておくれよ 藪(やぶ)から棒に 実家(さと)へ帰れと 戯言(ざれごと)は 三ヶ年(みとせ)想って 結ばれた 吉良(きら)の港の おしどり夫婦 なんで今さら 離縁状(りえんじょう)  縁(えん)に繋(つな)がり 仁義にそむく それじゃ渡世の 嗤(わら)い者 お菊何(なん)にも 云うなよと あんた長脇差(ながドス) 情けを斬(き)って 命捨て身の 荒神山(こうじんやま)  義理と意地との 男侠(おとこ)の世界 所詮(しょせん)おんなにゃ わからない 生まれかわった 次の世も きっと女房と 背中に縋(すが)りゃ おとこ仁吉の 眸(め)に泪
暖簾の花儲けなんぼの 算盤だけじゃ 長く続かぬ 商売(あきない)は 女房なりゃこそ 細腕ながら 心配りの 後押しを 紺の木綿地 暖簾の花は 汗と涙の 水に咲く  好い日悪い日 日めくり暦 言えば負けです 泣き言は 辛いときこそ 笑顔で通りゃ 変わりますとも 風向きも 軒に掲(かか)げた 暖簾の花は 夫婦絆の いのち花  打つ手打つ手が 裏目のときは 腹を括(くく)って やり直し 裸ひとつが 振り出しならば 生まれ変わって 始めから 紺の木綿地 暖簾の花は 夢と根性で 返り咲き中村美律子木下龍太朗富田梓仁南郷達也儲けなんぼの 算盤だけじゃ 長く続かぬ 商売(あきない)は 女房なりゃこそ 細腕ながら 心配りの 後押しを 紺の木綿地 暖簾の花は 汗と涙の 水に咲く  好い日悪い日 日めくり暦 言えば負けです 泣き言は 辛いときこそ 笑顔で通りゃ 変わりますとも 風向きも 軒に掲(かか)げた 暖簾の花は 夫婦絆の いのち花  打つ手打つ手が 裏目のときは 腹を括(くく)って やり直し 裸ひとつが 振り出しならば 生まれ変わって 始めから 紺の木綿地 暖簾の花は 夢と根性で 返り咲き
華になれ燃えて散るのも 花ならば 冬を耐えてる 花もある 雪の重さを はねのける 力を貯めろ 命を磨け じっと待て きっと来る 男なら 明日を彩る 華になれ  誰も一度は 出遭えるさ 運は天下の まわりもの 人が出来なきゃ 買って出ろ 苦労の種はかならず開く 針をさす 向い風 どんと来い 男は根太い 華になれ  意地と情けの 歯車を 廻す涙の はしり水 どうせ咲くなら でっかく咲け 小さなことに くよくよするな ひと息に ぐっと乾せ 夢に酔え 見上げる 樹になれ 華になれ中村美律子松井由利夫四方章人燃えて散るのも 花ならば 冬を耐えてる 花もある 雪の重さを はねのける 力を貯めろ 命を磨け じっと待て きっと来る 男なら 明日を彩る 華になれ  誰も一度は 出遭えるさ 運は天下の まわりもの 人が出来なきゃ 買って出ろ 苦労の種はかならず開く 針をさす 向い風 どんと来い 男は根太い 華になれ  意地と情けの 歯車を 廻す涙の はしり水 どうせ咲くなら でっかく咲け 小さなことに くよくよするな ひと息に ぐっと乾せ 夢に酔え 見上げる 樹になれ 華になれ
晩酌細い暮らしに 灯(あ)かりをともし こころ寄せ合う 酒がある 注(つ)いで注がれて 労(いたわ)りあって 浮世七坂 越えてきた 今夜は飲もうか なぁお前 交わす盃 晩酌  口じゃ言えない 男の本音 こぼす情けの 酒がある 陰に日向に 支えてくれる そんなお前に 惚れたまま 今夜は飲もうか なぁお前 こころ触れ合う 晩酌  楽に生きれぬ この世の運命(さだめ) 明日(あす)を語らう 酒がある 泣いて笑って 寄り添いながら 命かさねて 生きてゆく 今夜は飲もうか なぁお前 夢を注ぎ足す 晩酌中村美律子日野浦かなで弦哲也南郷達也細い暮らしに 灯(あ)かりをともし こころ寄せ合う 酒がある 注(つ)いで注がれて 労(いたわ)りあって 浮世七坂 越えてきた 今夜は飲もうか なぁお前 交わす盃 晩酌  口じゃ言えない 男の本音 こぼす情けの 酒がある 陰に日向に 支えてくれる そんなお前に 惚れたまま 今夜は飲もうか なぁお前 こころ触れ合う 晩酌  楽に生きれぬ この世の運命(さだめ) 明日(あす)を語らう 酒がある 泣いて笑って 寄り添いながら 命かさねて 生きてゆく 今夜は飲もうか なぁお前 夢を注ぎ足す 晩酌
人それぞれにいのちの限り 燃え尽きる 恋もあり 怨(うら)みを込めて あきらめる 恋もある 人はそれぞれに 人はそれぞれに 運命(さだめ)の川に 身をまかせ 別れを唄う あゝ風を知る  むなしく燃える 夕焼けの 淋(さみ)しさよ ひと恋しさに 独り身は 泣けもしょう 人はそれぞれに 人はそれぞれに 未練の炎 消せもせず 憎しみい抱(だ)く あゝ時もあろ  ただひたすらに 追いすがる それも恋 無情に負けて 世を拗(す)ねる それも恋 人はそれぞれに 人はそれぞれに 愛して生きた 思い出を 心に繋(つな)ぐ あゝ夜の酒中村美律子石本美由起岡千秋伊戸のりおいのちの限り 燃え尽きる 恋もあり 怨(うら)みを込めて あきらめる 恋もある 人はそれぞれに 人はそれぞれに 運命(さだめ)の川に 身をまかせ 別れを唄う あゝ風を知る  むなしく燃える 夕焼けの 淋(さみ)しさよ ひと恋しさに 独り身は 泣けもしょう 人はそれぞれに 人はそれぞれに 未練の炎 消せもせず 憎しみい抱(だ)く あゝ時もあろ  ただひたすらに 追いすがる それも恋 無情に負けて 世を拗(す)ねる それも恋 人はそれぞれに 人はそれぞれに 愛して生きた 思い出を 心に繋(つな)ぐ あゝ夜の酒
ひとりごと酒はおんなを 悲しくさせる 叱ってみても また泣いて 「駄目ね」…駄目ね 憎めない いい人だった あたしには 慰めなんか いらないの …ひとりごと  そうね本当は 捨てられただけ よくある話 それだけよ 「馬鹿ね」…馬鹿ね 酔ったって 昔が帰る 訳じゃない 嘘つきだった 人なのに …ひとりごと  今度生れて くるならきっと あたしになんか生れない 「でもね」…でもね あの人が もう一度好いて くれるなら 死んだら泣いて くれますか …ひとりごと中村美律子荒木とよひさ富田梓仁馬場良酒はおんなを 悲しくさせる 叱ってみても また泣いて 「駄目ね」…駄目ね 憎めない いい人だった あたしには 慰めなんか いらないの …ひとりごと  そうね本当は 捨てられただけ よくある話 それだけよ 「馬鹿ね」…馬鹿ね 酔ったって 昔が帰る 訳じゃない 嘘つきだった 人なのに …ひとりごと  今度生れて くるならきっと あたしになんか生れない 「でもね」…でもね あの人が もう一度好いて くれるなら 死んだら泣いて くれますか …ひとりごと
披露宴祝いごとなら 数々あれど めおと結びの 上はない 今日は二人で 招かれた 披露宴 ハアめでためでたや めでためでたや 思い出すのは あの日のおまえ  若い門出に やさしい笑みを 贈るおまえは きれいだよ 俺にあわせて 控えめな いい女房 ハアめでためでたや めでためでたや 上げる盃 祝いのお酒  こんどこの世に 生まれて来ても 私を貰って くれますか 広い背中に 身をあずけ 甘えたい ハアめでためでたや めでためでたや あなたそろそろ 手〆(てじめ)の支度中村美律子藤間哲郎富田梓仁佐伯亮祝いごとなら 数々あれど めおと結びの 上はない 今日は二人で 招かれた 披露宴 ハアめでためでたや めでためでたや 思い出すのは あの日のおまえ  若い門出に やさしい笑みを 贈るおまえは きれいだよ 俺にあわせて 控えめな いい女房 ハアめでためでたや めでためでたや 上げる盃 祝いのお酒  こんどこの世に 生まれて来ても 私を貰って くれますか 広い背中に 身をあずけ 甘えたい ハアめでためでたや めでためでたや あなたそろそろ 手〆(てじめ)の支度
ふうふ縁(えにし)の糸に この手をひかれ 心を結んだ 夫婦です 今じゃ思い出 涙の川も ともに越えて来た ふうふ ふうふと 云いながら のぼる二人の 絆坂  男は空を 見上げるけれど 女は小径(こみち)の 石を見る 転ばないかと 心配なのよ あなた気をつけて ふうふ ふうふと 云いながら のぼる浮世の 苦労坂  咲かせましょうね もうひと桜(ざくら) 女房はうぐいす 春を呼ぶ 情け灯(とも)して よりそう旅路 これもエンヤコラ ふうふ ふうふと 云いながら のぼる明日の 夢見坂中村美律子保岡直樹谷川天龍南郷達也縁(えにし)の糸に この手をひかれ 心を結んだ 夫婦です 今じゃ思い出 涙の川も ともに越えて来た ふうふ ふうふと 云いながら のぼる二人の 絆坂  男は空を 見上げるけれど 女は小径(こみち)の 石を見る 転ばないかと 心配なのよ あなた気をつけて ふうふ ふうふと 云いながら のぼる浮世の 苦労坂  咲かせましょうね もうひと桜(ざくら) 女房はうぐいす 春を呼ぶ 情け灯(とも)して よりそう旅路 これもエンヤコラ ふうふ ふうふと 云いながら のぼる明日の 夢見坂
ふたりの朝おまえに惚れたと 言われたあの日 心にきめたの あなたひとすじと 町のあかりは 暗くても 夢を捨てずに がんばれば きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る  悲しいときには 泣いたらいいと 背中をやさしく 抱いてくれる人 手と手つないで ゆく道は 涙どれほど ながしても きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る  あなたもきっと つらいでしょうね 明日が見えない 氷雨(ひさめ)降る夜(よる)は 春はまだまだ 遠いけど 自分信じて がんばれば きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る中村美律子たかたかし叶弦大南郷達也おまえに惚れたと 言われたあの日 心にきめたの あなたひとすじと 町のあかりは 暗くても 夢を捨てずに がんばれば きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る  悲しいときには 泣いたらいいと 背中をやさしく 抱いてくれる人 手と手つないで ゆく道は 涙どれほど ながしても きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る  あなたもきっと つらいでしょうね 明日が見えない 氷雨(ひさめ)降る夜(よる)は 春はまだまだ 遠いけど 自分信じて がんばれば きっと来る来る ふたりの空に 明るい朝が きっと来る
冬ぼたん寄り添えば 雪が舞う 行きずりの 北の街 明日をさまよう 二つの命 後へは戻れぬ 運命なら ついて行きます この人に 咲いて哀しい 雪に身を焦がす 女の花か ああ 冬ぼたん  重いのか 雪を抱き うなだれる 冬ぼたん 耐えて哀しい 女の姿 かまいはしません 幸せは つなぐこの手が あればいい 山の湯の街 潮の港街 暮らしてゆけるわ ああ 二人なら  風に散る 雪に散る なぜに咲く 冬ぼたん 燃えて哀しい 女の命 逃れた故郷 後ろ指 忘れさせてよ 北の宿 明日は吹雪か みぞれ降る街か 二人で咲きます ああ 冬ぼたん中村美律子南郷たかし南郷たかし寄り添えば 雪が舞う 行きずりの 北の街 明日をさまよう 二つの命 後へは戻れぬ 運命なら ついて行きます この人に 咲いて哀しい 雪に身を焦がす 女の花か ああ 冬ぼたん  重いのか 雪を抱き うなだれる 冬ぼたん 耐えて哀しい 女の姿 かまいはしません 幸せは つなぐこの手が あればいい 山の湯の街 潮の港街 暮らしてゆけるわ ああ 二人なら  風に散る 雪に散る なぜに咲く 冬ぼたん 燃えて哀しい 女の命 逃れた故郷 後ろ指 忘れさせてよ 北の宿 明日は吹雪か みぞれ降る街か 二人で咲きます ああ 冬ぼたん
ふるさとで暮らそうよあんた涙でョー 飲む酒ならば 温めてやりたい この肌で 離ればなれで ひと冬越える 辛い暮らしは いつ終わる 雪の花が咲く ふるさとで暮らそうよ ふたりしてナー  逢いに行きたや あの山こえて  今朝のニュースじゃョー 東京も雪だ 暦は春でも 夢遠い みんな他人の 都会の隅で あんた晩めし 済んだろか 囲炉裏あたたかい ふるさとで暮らそうよ 肩寄せてナー  銭がない分ョー 私も稼ぐ この世で一度の 夫婦だろ 寝酒がわりの この一杯で 火照る体が せつないよ 汽車がよんでいる ふるさとで暮らそうよ これからはナー中村美律子里村龍一桜田誠一佐伯亮あんた涙でョー 飲む酒ならば 温めてやりたい この肌で 離ればなれで ひと冬越える 辛い暮らしは いつ終わる 雪の花が咲く ふるさとで暮らそうよ ふたりしてナー  逢いに行きたや あの山こえて  今朝のニュースじゃョー 東京も雪だ 暦は春でも 夢遠い みんな他人の 都会の隅で あんた晩めし 済んだろか 囲炉裏あたたかい ふるさとで暮らそうよ 肩寄せてナー  銭がない分ョー 私も稼ぐ この世で一度の 夫婦だろ 寝酒がわりの この一杯で 火照る体が せつないよ 汽車がよんでいる ふるさとで暮らそうよ これからはナー
ブギウギ時代せつない恋がありました 若くて綺麗なころでした 愛しているよと囁かれ 胸はブギウギ目はジルバ デイトをするならハモニカ横丁 やきとりカストリ梅割り焼酎  民主主義だよブギウギ 男女平等ブギウギ みんな夢中でブギウギ ブギウギ どさくさまぎれのブギウギ ブギウギ  焼け跡闇市うろついて それでも希望がありました 着た切り雀の一張羅 それでも笑いがありました すいとん芋づるタケノコ生活 買いだし列車は押しくら饅頭  空き腹抱えてブギウギ  シケモク拾ってブギウギ カネがなくてもブギウギ ブギウギ どっこい生きてるブギウギ ブギウギ  向こう三軒両隣 ベビーブームの子だくさん 食う寝るところに住むところ ないないづくしの助け合い お米の貸し借り呼び出し電話 近所の悪ガキおとなのゲンコツ  おてんば娘のブギウギ 鼻たれ小僧のブギウギ 嫁の悪口ブギウギ ブギウギ 大きなお世話だブギウギ ブギウギ  なつかしのブギウギ時代 はるかなるブギウギ時代 ブギウギ三角またきて四角 さらばブギウギ ブギウギ 私のブギウギ ブギウギ ブギウギ ヘイー 中村美律子ジェームス三木富田梓仁池多孝春せつない恋がありました 若くて綺麗なころでした 愛しているよと囁かれ 胸はブギウギ目はジルバ デイトをするならハモニカ横丁 やきとりカストリ梅割り焼酎  民主主義だよブギウギ 男女平等ブギウギ みんな夢中でブギウギ ブギウギ どさくさまぎれのブギウギ ブギウギ  焼け跡闇市うろついて それでも希望がありました 着た切り雀の一張羅 それでも笑いがありました すいとん芋づるタケノコ生活 買いだし列車は押しくら饅頭  空き腹抱えてブギウギ  シケモク拾ってブギウギ カネがなくてもブギウギ ブギウギ どっこい生きてるブギウギ ブギウギ  向こう三軒両隣 ベビーブームの子だくさん 食う寝るところに住むところ ないないづくしの助け合い お米の貸し借り呼び出し電話 近所の悪ガキおとなのゲンコツ  おてんば娘のブギウギ 鼻たれ小僧のブギウギ 嫁の悪口ブギウギ ブギウギ 大きなお世話だブギウギ ブギウギ  なつかしのブギウギ時代 はるかなるブギウギ時代 ブギウギ三角またきて四角 さらばブギウギ ブギウギ 私のブギウギ ブギウギ ブギウギ ヘイー 
保津川恋唄夕月映す 保津川に 降っては消える 細雪(ささめゆき) あなたなしでは 生きられません 夏の鵜飼(うかい)で ささげた命 元(もと)のわたしに 戻れない  花冷(はなび)えのこる 保津川を つがいであそぶ ゆりかもめ あなたなしでは 生きられません 背筋まげない 女の意地も 胸にひそめて 恋しがる  想い出ばかり 保津川の 岸辺の向こう 渡月橋(とげつきょう) あなたなしでは 生きられません 秋がまたきて しぐれの季節 こころあなたに 走ります中村美律子久仁京介叶弦大南郷達也夕月映す 保津川に 降っては消える 細雪(ささめゆき) あなたなしでは 生きられません 夏の鵜飼(うかい)で ささげた命 元(もと)のわたしに 戻れない  花冷(はなび)えのこる 保津川を つがいであそぶ ゆりかもめ あなたなしでは 生きられません 背筋まげない 女の意地も 胸にひそめて 恋しがる  想い出ばかり 保津川の 岸辺の向こう 渡月橋(とげつきょう) あなたなしでは 生きられません 秋がまたきて しぐれの季節 こころあなたに 走ります
惚れて大阪雨に濡れてる新地の夜は 女一人にゃ つらすぎる 二坪半の小さな 店で 泣いて折ってる千羽鶴 好きなあの人、遠い人 大阪出よか やめようか やっぱり大阪捨てられへん  夕日に染まる道頓堀に 消えた女の夢いくつ いつか幸せ下さいと 水掛不動に手を合わせ 願い掛けたら吉やった 大阪ほんに つらいとこ それでも大阪捨てられへん  淀屋橋でのあなたのしぐさ 思い出させる 中の島 面影映す堂島川に 柳がゆれてる恋模様 忘れられへん いつまでも 大阪好きや 惚れたんや そやから大阪捨てられへん中村美律子浜村淳富田梓仁南郷達也雨に濡れてる新地の夜は 女一人にゃ つらすぎる 二坪半の小さな 店で 泣いて折ってる千羽鶴 好きなあの人、遠い人 大阪出よか やめようか やっぱり大阪捨てられへん  夕日に染まる道頓堀に 消えた女の夢いくつ いつか幸せ下さいと 水掛不動に手を合わせ 願い掛けたら吉やった 大阪ほんに つらいとこ それでも大阪捨てられへん  淀屋橋でのあなたのしぐさ 思い出させる 中の島 面影映す堂島川に 柳がゆれてる恋模様 忘れられへん いつまでも 大阪好きや 惚れたんや そやから大阪捨てられへん
待つだけの季節また春が行く また夏が行く だけどあなたは 帰って来ない また花がちる また風がふく 私ひとりで 待ってるばかり  ねぇ 約束したでしょう ねぇ 何度も 泣いたでしょう ねぇ みじかい あいだでしょう ねぇ 悲しすぎるわ  今 秋が来て 胸切なくて 信じられなく なりそうですよ すぐ秋が行く すぐ冬がくる 女ひとりじゃ つらすぎますよ  ねぇ 愛して いたでしょう ねぇ あんなに もえたでしょう ねぇ かわって いないでしょう ねぇ 淋しすぎるわ  ねぇ 約束したでしょう ねぇ 何度も 泣いたでしょう ねぇ みじかい あいだでしょう ねぇ 悲しすぎるわ中村美律子中山大三郎富田梓仁また春が行く また夏が行く だけどあなたは 帰って来ない また花がちる また風がふく 私ひとりで 待ってるばかり  ねぇ 約束したでしょう ねぇ 何度も 泣いたでしょう ねぇ みじかい あいだでしょう ねぇ 悲しすぎるわ  今 秋が来て 胸切なくて 信じられなく なりそうですよ すぐ秋が行く すぐ冬がくる 女ひとりじゃ つらすぎますよ  ねぇ 愛して いたでしょう ねぇ あんなに もえたでしょう ねぇ かわって いないでしょう ねぇ 淋しすぎるわ  ねぇ 約束したでしょう ねぇ 何度も 泣いたでしょう ねぇ みじかい あいだでしょう ねぇ 悲しすぎるわ
瞼の母GOLD LYLIC軒下三寸 借りうけまして 申しあげます おっ母さん たった一言忠太郎と呼んでくだせぇ 呼んでくだせぇ たのみやす  おかみさん 今何とか言いなすったね 親子の名のりがしたかったら 堅気の姿で尋ねて来いと言いなすったが 笑わしちゃいけねえぜ親にはぐれた子雀が ぐれたを叱るは無理な話よ愚痴じゃねぇ未練じゃねぇ おかみさん俺の言うことをよく聞きなせぇ 尋ね尋ねた母親に倅と呼んでもらえぬような こんなやくざに誰がしたんでぇ  世間の噂が 気になるならば こんなやくざを なぜ生んだ つれのうござんす おっ母さん 月も雲間で 月も雲間でもらい泣き  何をいってやんでぇ 何が今更、忠太郎だ何が倅でぇ 俺にゃおっ母さんはいねぇんでぇ おっ母さんは俺の心の底に居るんだ 上と下の瞼を合わせりゃ逢わねぇ昔の やさしいおっ母の面影が浮かんでくるぁ 逢いたくなったら 逢いたくなったら 俺ァ 瞼をつむるんだ  逢わなきゃよかった 泣かずにすんだ これが浮世というものか 水熊横丁は遠灯り 縞の合羽に 縞の合羽に雪が散る おっ母さんGOLD LYLIC中村美律子坂口ふみ緒沢しげと軒下三寸 借りうけまして 申しあげます おっ母さん たった一言忠太郎と呼んでくだせぇ 呼んでくだせぇ たのみやす  おかみさん 今何とか言いなすったね 親子の名のりがしたかったら 堅気の姿で尋ねて来いと言いなすったが 笑わしちゃいけねえぜ親にはぐれた子雀が ぐれたを叱るは無理な話よ愚痴じゃねぇ未練じゃねぇ おかみさん俺の言うことをよく聞きなせぇ 尋ね尋ねた母親に倅と呼んでもらえぬような こんなやくざに誰がしたんでぇ  世間の噂が 気になるならば こんなやくざを なぜ生んだ つれのうござんす おっ母さん 月も雲間で 月も雲間でもらい泣き  何をいってやんでぇ 何が今更、忠太郎だ何が倅でぇ 俺にゃおっ母さんはいねぇんでぇ おっ母さんは俺の心の底に居るんだ 上と下の瞼を合わせりゃ逢わねぇ昔の やさしいおっ母の面影が浮かんでくるぁ 逢いたくなったら 逢いたくなったら 俺ァ 瞼をつむるんだ  逢わなきゃよかった 泣かずにすんだ これが浮世というものか 水熊横丁は遠灯り 縞の合羽に 縞の合羽に雪が散る おっ母さん
美律子の一心太助金がでしゃばりゃ 人情がかれる そんな世の中 我慢がならぬ 紺の袢纏 豆絞り 口は悪いが 心は鏡 生まれついての 男侠が 花のお江戸で 啖呵きる  (セリフ)「えーい どいたどいたどいた てやんでぇ べらぼうめぇ」  一心太助たぁ 俺のこと  弱いものだけ いじめて泣かす そんな奴らにゃ 黙っておれぬ 腕の彫り物 伊達じゃねぇ たとえ相手が お偉かろうと 許すもんかと すっ飛んで バカを承知の 喧嘩沙汰  (セリフ)「なんでぇなんでぇなんでぇ えばってんじゃねぇや おととい来やがれってんだ」  一心太助の お出ましだ  神田明神 おまつり太鼓 浮かれ調子で 山車曳く若衆 時世時節が かわろうと 人はしあわせ 願ってくらす 笑顔うれしい 江戸の町 今日も馴染みの 声がする  (セリフ)「えーい どいたどいたどいた てやんでぇ べらぼうめぇ」  一心太助たぁ 俺のこと中村美律子たかたかし富田梓仁南郷達也金がでしゃばりゃ 人情がかれる そんな世の中 我慢がならぬ 紺の袢纏 豆絞り 口は悪いが 心は鏡 生まれついての 男侠が 花のお江戸で 啖呵きる  (セリフ)「えーい どいたどいたどいた てやんでぇ べらぼうめぇ」  一心太助たぁ 俺のこと  弱いものだけ いじめて泣かす そんな奴らにゃ 黙っておれぬ 腕の彫り物 伊達じゃねぇ たとえ相手が お偉かろうと 許すもんかと すっ飛んで バカを承知の 喧嘩沙汰  (セリフ)「なんでぇなんでぇなんでぇ えばってんじゃねぇや おととい来やがれってんだ」  一心太助の お出ましだ  神田明神 おまつり太鼓 浮かれ調子で 山車曳く若衆 時世時節が かわろうと 人はしあわせ 願ってくらす 笑顔うれしい 江戸の町 今日も馴染みの 声がする  (セリフ)「えーい どいたどいたどいた てやんでぇ べらぼうめぇ」  一心太助たぁ 俺のこと
美律子の河内音頭 酒飲め音頭エ~河内音頭に乗せまして 酒飲め音頭と出かけましょう ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ)  春は桜の花見酒 夏は浴衣で涼み酒 秋は十五夜月見酒 冬は炬燵(こたつ)で雪見酒 酒は飲め飲め百薬の長 憂いを払う玉箒(たまぼうき) さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ)  エ~明日の糧に飲みましょう ほろ酔い気分で歌いましょう ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ)  一人しみじみ手酌酒 さしつさされつふたり酒 みんな輪になれ祭り酒 喜び言祝ぐ祝い酒 酒は飲んでも飲まれちゃならぬ それが飲兵衛の心意気 さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ)  エ~さても一座の皆様へ あれやこれやで酒を飲む ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ) 山はアルプス雪の酒 海は浜辺で椰子の酒 都会(まち)はネオンの花の酒 故郷(むら)は自慢の米の酒 酒の旨さよ肴の美味(うま)さ 酌する女房の美しさ さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ)  エ~酒飲め音頭は愉快だね 日本(にっぽん)列島酒めぐり ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ)  北の大地の麦の酒 南沖縄泡盛よ 西は伏見か灘の酒 東お江戸へ浮かれ酒 酒は飲め飲め日本の宝 酒は夢水力水 さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ)中村美律子三池嵐次郎中村美律子伊戸のりおエ~河内音頭に乗せまして 酒飲め音頭と出かけましょう ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ)  春は桜の花見酒 夏は浴衣で涼み酒 秋は十五夜月見酒 冬は炬燵(こたつ)で雪見酒 酒は飲め飲め百薬の長 憂いを払う玉箒(たまぼうき) さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ)  エ~明日の糧に飲みましょう ほろ酔い気分で歌いましょう ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ)  一人しみじみ手酌酒 さしつさされつふたり酒 みんな輪になれ祭り酒 喜び言祝ぐ祝い酒 酒は飲んでも飲まれちゃならぬ それが飲兵衛の心意気 さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ)  エ~さても一座の皆様へ あれやこれやで酒を飲む ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ) 山はアルプス雪の酒 海は浜辺で椰子の酒 都会(まち)はネオンの花の酒 故郷(むら)は自慢の米の酒 酒の旨さよ肴の美味(うま)さ 酌する女房の美しさ さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ)  エ~酒飲め音頭は愉快だね 日本(にっぽん)列島酒めぐり ヨ~ホ~ホイホイ (イヤコラセ~ドッコイセ)  北の大地の麦の酒 南沖縄泡盛よ 西は伏見か灘の酒 東お江戸へ浮かれ酒 酒は飲め飲め日本の宝 酒は夢水力水 さぁさ皆さん 飲んで飲んで飲んで飲んで (飲んで飲んで飲んで飲んで) 飲んで歌って踊ろうじゃないか (ソラヨイトコサッ サノヨイヤサッサ)
美律子のさのさ月が出るまで 半刻(はんとき)あまり しのぶ恋路は 気もそぞろ 顔をそむけて 大川添いに 小股小走り いそいそと ナニサ・ヨンヤサ 怪我をせぬよに 行かしゃんせ さのさ さのさ  河岸の柳に 夜風が絡む じれて泣かせる 悪いくせ 紅を落として 島田をくずし せめて一夜を 都鳥 ナニサ・ヨンヤサ 夢の波間で 揺られたい さのさ さのさ  赤い紙縒を 小指に巻いて 今日で十日も 肩すかし 茶断ちしてまで 住吉さまに 女ごころを 賭けたのに ナニサ・ヨンヤサ 恋に上下は ないものを さのさ さのさ中村美律子松井由利夫岡千秋月が出るまで 半刻(はんとき)あまり しのぶ恋路は 気もそぞろ 顔をそむけて 大川添いに 小股小走り いそいそと ナニサ・ヨンヤサ 怪我をせぬよに 行かしゃんせ さのさ さのさ  河岸の柳に 夜風が絡む じれて泣かせる 悪いくせ 紅を落として 島田をくずし せめて一夜を 都鳥 ナニサ・ヨンヤサ 夢の波間で 揺られたい さのさ さのさ  赤い紙縒を 小指に巻いて 今日で十日も 肩すかし 茶断ちしてまで 住吉さまに 女ごころを 賭けたのに ナニサ・ヨンヤサ 恋に上下は ないものを さのさ さのさ
港のおんな暖簾たためば かもめが啼いて 肩をつめたく 濡らす雨 あんたを忘れて 女を捨てて 守り通した店やけど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい  惚れたあんたが 訳ありだから 好きで別れて 身を引いた 都会の路地から 港の路地に いつか馴染んだ 酒やけど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい  こころの渇きを グラスの酒で そっと湿らせ 口紅を拭く 冗談づくしで 男ぎらいを 通しつづけて 来たけれど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい 中村美律子たかたかし富田梓仁暖簾たためば かもめが啼いて 肩をつめたく 濡らす雨 あんたを忘れて 女を捨てて 守り通した店やけど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい  惚れたあんたが 訳ありだから 好きで別れて 身を引いた 都会の路地から 港の路地に いつか馴染んだ 酒やけど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい  こころの渇きを グラスの酒で そっと湿らせ 口紅を拭く 冗談づくしで 男ぎらいを 通しつづけて 来たけれど うち、やっぱり女です さみしいよ あんた あんたにいてほしい 
港町情話行くなら抱いてと 命をかけて あんたの愛を ひきとめる おんなはいつも 見送るだけね ああ霧笛 泣け泣け  雨よ降れ降れ わかれをかくせ 夜明けがせかせる 港町  旅路の荷物を 投げこむように ころがり込んで 来たあんた 一と夜の夢が 情けにかわり ああ春は菜の花  秋はすすきの しあわせぐらし 入船 出船の 港町  背中で物言う あんたが憎い ポロポロ落ちる 恋泪 わたしの敗けよ あんたを待つわ ああ鴎 啼け啼け  ついて行け行け 荒海はるか 男と女の 港町 中村美律子池田充男富田梓仁池多孝春行くなら抱いてと 命をかけて あんたの愛を ひきとめる おんなはいつも 見送るだけね ああ霧笛 泣け泣け  雨よ降れ降れ わかれをかくせ 夜明けがせかせる 港町  旅路の荷物を 投げこむように ころがり込んで 来たあんた 一と夜の夢が 情けにかわり ああ春は菜の花  秋はすすきの しあわせぐらし 入船 出船の 港町  背中で物言う あんたが憎い ポロポロ落ちる 恋泪 わたしの敗けよ あんたを待つわ ああ鴎 啼け啼け  ついて行け行け 荒海はるか 男と女の 港町 
みれん酒惚れた女の 愚痴ひとつ 酒に語ろか しみじみと 涙も枯れた 切ない胸に 捨てた男の 面影が 飲めば心に 浮かびます  弱い女の 傷あとに 酒が沁みるよ じんじんと 届かぬ想い 路地うらあたり 花も風吹きァ とんで行く わかっていました 散る夢と  女ごころの 淋しさを 酒にすがろか ほろほろと 忘れるなんて 出来ないけれど あなたの胸も しあわせも 帰らぬ恋と 知りました中村美律子平岡マサ富田梓仁池多孝春惚れた女の 愚痴ひとつ 酒に語ろか しみじみと 涙も枯れた 切ない胸に 捨てた男の 面影が 飲めば心に 浮かびます  弱い女の 傷あとに 酒が沁みるよ じんじんと 届かぬ想い 路地うらあたり 花も風吹きァ とんで行く わかっていました 散る夢と  女ごころの 淋しさを 酒にすがろか ほろほろと 忘れるなんて 出来ないけれど あなたの胸も しあわせも 帰らぬ恋と 知りました
無法松の恋あらぶる波の 玄界灘は 男の海というけれど 黄昏凪を 橙色に 染めて切ない あの夕日 ほんなこつ ほんなこつこの俺は 涙こらえる 無法松  学もなければ 天涯孤独 ついた仇名が 無法松 そんなおいらが 怪我をした 子供を介抱 したのが縁 やがて八年 今はもう 一人暮らしの 未亡人 拳を握り 歯を食いしばり 秘めた想いを 誰が知ろ  届かぬ想い 実らぬ恋を 祇園太鼓に 打ち込めて 腕も折れよう 命もいらぬ これが松五郎 暴れ打ち これでよか これでよか夢花火 男一途は 無法松中村美律子池田政之弦哲也南郷達也あらぶる波の 玄界灘は 男の海というけれど 黄昏凪を 橙色に 染めて切ない あの夕日 ほんなこつ ほんなこつこの俺は 涙こらえる 無法松  学もなければ 天涯孤独 ついた仇名が 無法松 そんなおいらが 怪我をした 子供を介抱 したのが縁 やがて八年 今はもう 一人暮らしの 未亡人 拳を握り 歯を食いしばり 秘めた想いを 誰が知ろ  届かぬ想い 実らぬ恋を 祇園太鼓に 打ち込めて 腕も折れよう 命もいらぬ これが松五郎 暴れ打ち これでよか これでよか夢花火 男一途は 無法松
めおと恋オーイと呼ばれて 万事が一耳 わかる女房に 少しはなれた 昔恋しい 相合傘が 今も なぜかしら あなたの 机の横に 表は冬でも しあわせな めおと恋  苦労するたび 私が笑う みょうなやつよと あなたが笑う 世帯やつれも できない侭の バカを ありがとう やさしい 大黒ばしら あなたがいるから しあわせな めおと恋  こんど行こうか 想い出旅行 言葉だけでも うれしく泣ける 何も要らない だいじな男に 会えて めぐまれた 女は 私がひとり 死ぬまでふたりで しあわせな めおと恋 中村美律子藤間哲郎富田梓仁佐伯亮オーイと呼ばれて 万事が一耳 わかる女房に 少しはなれた 昔恋しい 相合傘が 今も なぜかしら あなたの 机の横に 表は冬でも しあわせな めおと恋  苦労するたび 私が笑う みょうなやつよと あなたが笑う 世帯やつれも できない侭の バカを ありがとう やさしい 大黒ばしら あなたがいるから しあわせな めおと恋  こんど行こうか 想い出旅行 言葉だけでも うれしく泣ける 何も要らない だいじな男に 会えて めぐまれた 女は 私がひとり 死ぬまでふたりで しあわせな めおと恋 
もどりゃんせ駅裏の五丁目に 小さなお店を借りました 間口二軒の いっぱい呑み屋 あなたの名前を一字とり 「繁」と屋号をつけました もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと  日盛りの掘割りに 番(つがい)のつばめが飛んでます 相も変わらぬ ドブ川なれど 今年もきれいな睡蓮が 季節忘れず 咲きました もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと  お馴染みも この日頃 どうにか四、五人 つきました やって行けそう 女手だけで けれども足りないものがある それは恋しい 人の顔 もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと中村美律子もず唱平聖川湧石倉重信駅裏の五丁目に 小さなお店を借りました 間口二軒の いっぱい呑み屋 あなたの名前を一字とり 「繁」と屋号をつけました もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと  日盛りの掘割りに 番(つがい)のつばめが飛んでます 相も変わらぬ ドブ川なれど 今年もきれいな睡蓮が 季節忘れず 咲きました もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと  お馴染みも この日頃 どうにか四、五人 つきました やって行けそう 女手だけで けれども足りないものがある それは恋しい 人の顔 もどりゃんせ もどりゃんせ うちのひと
弥太郎鴉道中双六(どうちゅうすごろく) 江戸振り出しに 日光街道の 杉木立(すぎこだち) 義理もたてたい あの娘(こ)も欲しい おひけぇなすって おっと弥太郎(やたろう) 弥太郎鴉 どっちつかずに つまずけば 影も影もやつれる 三度笠  夫婦づれかよ 先ゆくふたり 罪なながめよ おいらには お湯の鬼怒川 茜のもみじ おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 江戸に思いの ひとり酒 ほろりほろり涙の 三度笠  わけは聞くなよ あの娘(こ)にゃすまぬ 切れた草鞋(わらじ)に 秋の風 意地の筋立(すじだ)て 器量(きりょう)の錦(にしき) おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 義理をはたして 帰る日は 縞(しま)の縞(しま)の合羽(かっぱ)に 三度笠中村美律子久仁京介宮下健治南郷達也道中双六(どうちゅうすごろく) 江戸振り出しに 日光街道の 杉木立(すぎこだち) 義理もたてたい あの娘(こ)も欲しい おひけぇなすって おっと弥太郎(やたろう) 弥太郎鴉 どっちつかずに つまずけば 影も影もやつれる 三度笠  夫婦づれかよ 先ゆくふたり 罪なながめよ おいらには お湯の鬼怒川 茜のもみじ おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 江戸に思いの ひとり酒 ほろりほろり涙の 三度笠  わけは聞くなよ あの娘(こ)にゃすまぬ 切れた草鞋(わらじ)に 秋の風 意地の筋立(すじだ)て 器量(きりょう)の錦(にしき) おひけぇなすって おっと弥太郎 弥太郎鴉 義理をはたして 帰る日は 縞(しま)の縞(しま)の合羽(かっぱ)に 三度笠
雪かげろうほうら貴方の 手の温もりで 胸の根雪が 溶けてゆく 愛するままに愛したと 抱いた 貴方の わがままが 赤く咲かせる 雪の華  ほっとするんだ おまえの膝が 少しこのまま眠るよと 子供みたいな 顔をして 閉じた 瞼の 裏側に 女心が 視えますか  昨夜積もって 朝には消える 恨む間もない なごり雪 とこか 貴方に 似ていると ホロリ 零した ため息が 白く凍える 別れ道 中村美律子山口あゆみ富田梓仁池多孝春ほうら貴方の 手の温もりで 胸の根雪が 溶けてゆく 愛するままに愛したと 抱いた 貴方の わがままが 赤く咲かせる 雪の華  ほっとするんだ おまえの膝が 少しこのまま眠るよと 子供みたいな 顔をして 閉じた 瞼の 裏側に 女心が 視えますか  昨夜積もって 朝には消える 恨む間もない なごり雪 とこか 貴方に 似ていると ホロリ 零した ため息が 白く凍える 別れ道 
夢の花 咲かそうまわり道がすきだね 遠まわりがすきだね 人はみな思いのままに 生きてゆけなくて 心が折れそうで 涙がでるけど いつか君の時代が きっとやって来る ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生は 人生は すてたものじゃない  寒い朝があるよね 長い夜があるよね 移りゆく季節の中に ひとり残されて 冷たい雨の日は 泣きたくなるけど 冬のすぐ隣りには 春がまっている ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生は 人生は すてたものじゃない  ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生に 人生に 夢の花 咲かそう  ホラ、夢の花を 咲かそう (咲かそう) 夢の花を 咲かそう (咲かそう) 人生に 人生に 夢の花 咲かそう中村美律子たかたかし弦哲也前田俊明まわり道がすきだね 遠まわりがすきだね 人はみな思いのままに 生きてゆけなくて 心が折れそうで 涙がでるけど いつか君の時代が きっとやって来る ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生は 人生は すてたものじゃない  寒い朝があるよね 長い夜があるよね 移りゆく季節の中に ひとり残されて 冷たい雨の日は 泣きたくなるけど 冬のすぐ隣りには 春がまっている ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生は 人生は すてたものじゃない  ホラ、夢の花を 咲かそう 夢の花を 咲かそう 人生に 人生に 夢の花 咲かそう  ホラ、夢の花を 咲かそう (咲かそう) 夢の花を 咲かそう (咲かそう) 人生に 人生に 夢の花 咲かそう
酔いしぐれ酒場どおりに そぼ降る雨は お前の涙か 懺悔(ざんげ)の粒か 詫びりゃチクリと 胸を刺す 酒の水面(みなも)に 泣き顔が 浮かんで揺れる 酔いしぐれ  運命(さだめ)哀しい 浮世の風も あなたとだったら 寒くはないと 言ったお前に 背を向けて ひとり願った しあわせを 悔やんで呷(あお)る 酔いしぐれ  花が散るよに ネオンが消えりゃ 未練の残り火 ポツリと灯(とも)る 夜も更けゆく 居酒屋で 酒の水面の 面影に 瞼(まぶた)があつい 酔いしぐれ中村美律子日野浦かなで弦哲也南郷達也酒場どおりに そぼ降る雨は お前の涙か 懺悔(ざんげ)の粒か 詫びりゃチクリと 胸を刺す 酒の水面(みなも)に 泣き顔が 浮かんで揺れる 酔いしぐれ  運命(さだめ)哀しい 浮世の風も あなたとだったら 寒くはないと 言ったお前に 背を向けて ひとり願った しあわせを 悔やんで呷(あお)る 酔いしぐれ  花が散るよに ネオンが消えりゃ 未練の残り火 ポツリと灯(とも)る 夜も更けゆく 居酒屋で 酒の水面の 面影に 瞼(まぶた)があつい 酔いしぐれ
ようやったね色んな人生がある くやしい道のりばかり続いても 涙をぬぐって皺(しわ)をふやして 踏ん張る姿 おてんとさんは必ず見てる 唇かんだ数だけ人は 大きな花を咲かせるものよ ようやったね(ようやったね) ようやったね 誰も言わんでも 私見てるよ ようやったね ようやったね(ようやったね) ようやったね 人生 がんばりゃ必ず報われる 大きい 小さい 本当はいいの 努力で咲かせた花ならば ほんまに ようやったね  背中に背負った想い 重くて逃げそうな時もあるでしょう 人なら必ず乗り越えられる 荒波越えて おてんとさんがにっこり笑う 誰かのために生きてく時に 立派な花は並んで咲くわ ようやったね(ようやったね) ようやったね 一歩一歩 踏みしめたから ようやったね ようやったね(ようやったね) ようやったね 人生 がんばりゃ必ず報われる 咲いたら散るのが花というけど あなたの花なら散りゃしない ようやったね  (ようやった ようやった) ようやったね (ようやった ようやった) ようやったね (ようやった ようやった) ようやったね (ようやった ようやった) ほんまに ようやったね  ようやったね(ようやったね) ようやったね 誰も言わんでも 私見てるよ ようやったね ようやったね(ようやったね) ようやったね 人生 まだまだこれからが 花よ 人生 まだまだこれからが 花よ中村美律子阿閉真琴高原兄岩室晶子・斉藤文護色んな人生がある くやしい道のりばかり続いても 涙をぬぐって皺(しわ)をふやして 踏ん張る姿 おてんとさんは必ず見てる 唇かんだ数だけ人は 大きな花を咲かせるものよ ようやったね(ようやったね) ようやったね 誰も言わんでも 私見てるよ ようやったね ようやったね(ようやったね) ようやったね 人生 がんばりゃ必ず報われる 大きい 小さい 本当はいいの 努力で咲かせた花ならば ほんまに ようやったね  背中に背負った想い 重くて逃げそうな時もあるでしょう 人なら必ず乗り越えられる 荒波越えて おてんとさんがにっこり笑う 誰かのために生きてく時に 立派な花は並んで咲くわ ようやったね(ようやったね) ようやったね 一歩一歩 踏みしめたから ようやったね ようやったね(ようやったね) ようやったね 人生 がんばりゃ必ず報われる 咲いたら散るのが花というけど あなたの花なら散りゃしない ようやったね  (ようやった ようやった) ようやったね (ようやった ようやった) ようやったね (ようやった ようやった) ようやったね (ようやった ようやった) ほんまに ようやったね  ようやったね(ようやったね) ようやったね 誰も言わんでも 私見てるよ ようやったね ようやったね(ようやったね) ようやったね 人生 まだまだこれからが 花よ 人生 まだまだこれからが 花よ
夜もすがら踊る石松馬鹿でなければ踊れない カッコつけてちゃ走れない 純な心は正直者で うれしさ 楽しさ すぐに形にしてみせる 遠州森町 よい茶の出どこ そこで育って名前を売って 清水港は鬼より恐い 中でも石松暴れ者 酒好き 歌好き 女好き 馬鹿がつくほど 馬鹿がつくほど みんな好き さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう  破れかぶれに見えるけど 無茶を通したことはない 野暮を承知で不粋をきめて 引き立て役など 泣いてつとめることもある 富士山拝んで旅立つ朝よ しばしごぶさたごきげんさんよ 無事に役目を果たしたあとに 言いたいことばが一つある 酒駄目 歌駄目 女駄目 願をかけたら 願をかけたら みんな駄目 さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう  「ねえ ちょっとちょっと あんた 馬鹿は馬鹿でいいからさ  味ある馬鹿におなりよ」中村美律子阿久悠杉本眞人南郷達也馬鹿でなければ踊れない カッコつけてちゃ走れない 純な心は正直者で うれしさ 楽しさ すぐに形にしてみせる 遠州森町 よい茶の出どこ そこで育って名前を売って 清水港は鬼より恐い 中でも石松暴れ者 酒好き 歌好き 女好き 馬鹿がつくほど 馬鹿がつくほど みんな好き さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう  破れかぶれに見えるけど 無茶を通したことはない 野暮を承知で不粋をきめて 引き立て役など 泣いてつとめることもある 富士山拝んで旅立つ朝よ しばしごぶさたごきげんさんよ 無事に役目を果たしたあとに 言いたいことばが一つある 酒駄目 歌駄目 女駄目 願をかけたら 願をかけたら みんな駄目 さて こんな男はどうだろう 利口ばかりの世の中じゃ さぞや石松 さぞや石松 窮屈だろう  「ねえ ちょっとちょっと あんた 馬鹿は馬鹿でいいからさ  味ある馬鹿におなりよ」
わすれ酒未練心は 涙で流す 恋の傷あと お酒でふさぐ 酔って酔って酔いしれ 夜空を見れば 浮かぶあなたの あの笑顔 ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒  せめて人並み ぬくもりひとつ あれば他には 望まぬものを どうせどうせ遊びの 恋ならあなた なぜに酔わせた 惚れさせた ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒  女ひとりが 生きてくつらさ 男なんかに 判りはしない 夢の夢の中では 優しいあなた 胸に抱かれて 眠りたい ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒中村美律子下地亜記子岡千秋南郷達也未練心は 涙で流す 恋の傷あと お酒でふさぐ 酔って酔って酔いしれ 夜空を見れば 浮かぶあなたの あの笑顔 ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒  せめて人並み ぬくもりひとつ あれば他には 望まぬものを どうせどうせ遊びの 恋ならあなた なぜに酔わせた 惚れさせた ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒  女ひとりが 生きてくつらさ 男なんかに 判りはしない 夢の夢の中では 優しいあなた 胸に抱かれて 眠りたい ひとり酒 みれん酒 あぁ…わすれ酒
笑い神生きてナンボの この世やないの 何もなくても わたしがいるわ しょぼくれ心に 灯(あか)りをともす 苦労はご破算で 願いましては 笑い神 笑顔で支えて そばにいる そばにいる  縁(えん)という名の 見えない絆 たぐりよせたら あんたがいたわ 昨日の涙は まるめて捨てる 人生一度きり 願いましては 笑い神 笑顔で支えて そばにいる そばにいる  つづく試練を 乗り越えふたり どんと受け止め 踏み出す一歩 明日は明日で なんとかなるわ しあわせ追いかけて 願いましては 笑い神 笑顔で支えて そばにいる そばにいる中村美律子紙中礼子花岡優平南郷達也生きてナンボの この世やないの 何もなくても わたしがいるわ しょぼくれ心に 灯(あか)りをともす 苦労はご破算で 願いましては 笑い神 笑顔で支えて そばにいる そばにいる  縁(えん)という名の 見えない絆 たぐりよせたら あんたがいたわ 昨日の涙は まるめて捨てる 人生一度きり 願いましては 笑い神 笑顔で支えて そばにいる そばにいる  つづく試練を 乗り越えふたり どんと受け止め 踏み出す一歩 明日は明日で なんとかなるわ しあわせ追いかけて 願いましては 笑い神 笑顔で支えて そばにいる そばにいる
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