キャラバン哀歌曽根史郎 | 曽根史郎 | 吉川静夫 | 利根一郎 | | 遠い喇麻(ラマ)塔の 灯が見える ゴビの砂漠は 果てもない 包(パオ)の一夜(ひとよ)の 想い出抱いて 越える砂丘の 國ざかい。 きのうテントで 見た夢は いとしせつなや 君のゆめ 風にゆられる 駱駝の背(せな)で せめてうたおよ 故郷(くに)の唄。 月に胡弓が 咽び泣く 唄も哀しや モンゴリヤ 旅のキャラバン 鈴の音のこし どこへゆくやら 國ざかい。 |
白いジープのパトロール曽根史郎 | 曽根史郎 | 井田誠一 | 利根一郎 | | 了解々々 目標了解 けんかというから 西銀座 赤いランプに サイレン鳴らし 嵐のように 突っ走る 春の夜 花に浮かれるひまもない ああ白いジープのパトロール。 了解々々 目標了解 怪しいくるまだ 千駄ヶ谷 胸が高鳴る タイヤがきしる 夜霧の街が 飛んでゆく まっしぐら 男度胸のスピードだ ああ白いジープのパトロール。 了解々々 目標了解 お次ぎは迷子だ 池袋 こんな夜更けだ どしゃ降り雨だ さぞかし泣いているだろな 来てみれば パパは屋台で上機嫌 ああ白いジープのパトロール。 了解々々 目標了解 いつもの街角 お茶の水 今日は明け番 タクシー拾い あの娘に逢いに 突っ走る うららかな 春の堀端すれ違う ああ白いジープのパトロール。 |
ジョッキで乾杯曽根史郎 | 曽根史郎 | 井田誠一 | 利根一郎 | | ビールの泡を見ていたら ちょいとあの娘に逢いたくなった タクシーとばそか電話で呼ぼか 待てよジョッキでもう一ぱい それからだ、それからだ。 ゴックリあおって月見れば ちょいとでっかい気持になるさ 派手にやろうぜ仲間も呼べよ 待てよジョッキでもう一ぱい それからだ、それからだ。 隣りの席のお嬢さん ぐいとお呑みよてれずにお呑み ここは天国肩組んで踊ろ 待てよジョッキでもう一ぱい それからだ、それからだ。 笑っちゃいるが元気だが 昨日夜勤で今日また夜勤 たまにゃ泣きごと言いたくなるぜ 待てよジョッキでもう一ぱい それからだ、それからだ。 ビールの泡を見ていたら ちょいと田舎のおふくろさんを 思い出したよ夜汽車で行こか 待てよジョッキでもう一ぱい それからだ、それからだ。 |
星影の小径TOKYO No.1 SOUL SET+真木よう子 | TOKYO No.1 SOUL SET+真木よう子 | 矢野亮 | 利根一郎 | | 静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの囁きは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに 静かに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱かれてたたずみましょう 星影の小径よ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱かれてたたずみましょう 星影の小径よ きっと この世界には 何もないのだろう 朝も昼も夜も きっと この世界には 何もないのだろう 海も空も大地も きっと この世界には 何もないのだろう 昨日も今日も明日も きっと この世界には 何もないのだろう 夢も希望も未来も きっと この世界には…‥ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも |
星の流れに石原裕次郎 | 石原裕次郎 | 清水みのる | 利根一郎 | | 星の流れに 身を占って 何処をねぐらの 今日の宿 荒む心で いるのじゃないが 泣けて涙も 涸れ果てた こんな女に誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて 的もない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影の 侘びしさよ こんな女に誰がした 飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん 唇紅(ルージュ)哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に誰がした |
星の流れに青江三奈 | 青江三奈 | 清水みのる | 利根一郎 | | 星の流れに 身を占って 何処をねぐらの 今日の宿 荒む心で いるのじゃないが 泣けて涙も かれ果てた こんな女に誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて 的もない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影の 侘びしさよ こんな女に誰がした |
紅花月夜渡辺はま子 | 渡辺はま子 | 坂口淳 | 利根一郎 | | 暮れりゃ波間に 小さく赤く ゆれるジャンクの 灯りが恋し ふる郷の 遠い空 ひとり偲んで 胡弓を弾けば 夢やさし 君いとし ああ チャイナ埠頭(バンド)の紅の月 青い翡翠か 珊瑚の花か 波に砕ける ネオンの影よ 想い出の なつかしく 夜の流れに 胡弓を弾けば 夢が呼ぶ 君が呼ぶ ああ チャイナ埠頭(バンド)の紅の月 ガーデン・ブリッジに ささやく星よ 思いやる瀬ぬ 汽笛がむせぶ いつの日に 逢えるやら 涙うかべて 胡弓を弾けば 夢悲し 君悲し ああ チャイナ埠頭(バンド)の紅の月 |
蘇州舟唄渡辺はま子 | 渡辺はま子 | 坂口淳 | 利根一郎 | | 桃の花ちる 蘇州の月を 二人で見たのは 何日のこと 今じゃ浮世の 渡り鳥 想い出を たぐりつつ アイヤ アイヤ ひとり旅行く 胡弓ひき 風にゆれてる 楊柳(やなぎ)も青く 馬車(マーチョ)の鈴さえ なつかしや 遠いふる郷 しのびつつ あてもない さすらいの アイヤ アイヤ 夢もはかない 胡弓ひき どこへ行くやら 流れのジャンク 夕日に歌えば 泣けてくる 二度と逢えない 運命なら 忘れましょう 諦めて アイヤ アイヤ わたしゃ涙の 胡弓ひき |
星の流れに菊池章子 | 菊池章子 | 清水みのる | 利根一郎 | 長津義司 | 星の流れに 身を占って 何処をねぐらの 今日の宿 荒(すさ)む心で いるのじゃないが 泣けて涙も 涸れ果てた こんな女に誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて あてもない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影の 侘びしさよ こんな女に誰がした 飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん 唇紅(ルージュ)哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に誰がした |
星の流れにチャン・ウンスク | チャン・ウンスク | 清水みのる | 利根一郎 | | 星の流れに 身を占って 何処をねぐらの 今日の宿 荒(すさ)む心で いるのじゃないが 泣けて涙も 涸れ果てた こんな女に誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて あてもない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影の 侘びしさよ こんな女に誰がした 飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん 唇紅(ルージュ)哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に誰がした こんな女に誰がした |
星の流れに美空ひばり | 美空ひばり | 清水みのる | 利根一郎 | | 星の流れに 身を占って どこをねぐらの 今日の宿 すさむ心で 枯れはてた こんな女に 誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて あてもない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影の わびしさよ こんな女に 誰がした 飢えて今ごろ 妹はどこに 一目逢いたい お母さん ルージュ哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に 誰がした |
水色のスーツケース青江三奈 | 青江三奈 | 井田誠一 | 利根一郎 | | 何処かで誰かが 呼ぶような そんな気がして 旅へ出た 水色のスーツケースの中には 消えた悲しい 恋の花束 ああ大空に 雲は白く流れて はてしなく 汽車は走るよ 何んだか誰かに 逢えそうな そんな気がして旅へ出た 水色のスーツケースの中には ひめた想いの 歌の数々(かずかず) ああ高原に 風は青く香りて 夢のごと 汽車は走るよ 南の国には しあわせが あると誰かが 云っていた 水色のスーツケースの中には 数えきれない 夢の花束 ああ海原(うなばら)に 淡く鴎群れ飛び はるばると 汽車は走るよ |
星影の小径香西かおり | 香西かおり | 矢野亮 | 利根一郎 | 薗広昭 | 静かに静かに 手をとり手をとり あなたの囁きは アカシヤの香りよ アイラブユーアイラブユー いつまでもいつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに静かに じっとしてじっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユーアイラブユー いつまでもいつまでも 抱(いだ)かれて たたずみましょう 星影の小径よ |
山と川のある町雪村いづみ | 雪村いづみ | 井田誠一 | 利根一郎 | | 丘の青草 素足で踏んで 力いっぱい 叫ぼうよ 山にも町にも こだまする 若いいのちの 花のコーラス ああ古い世界よ さようなら 麦の香りを 夜明けの風を ぐっと吸い込み 飛んでゆく 生れたばかりの 赤とんぼ 地平はるかに 夢を探して ああ古い世界よ さようなら 古いなやみは 川面に捨てて 今日の若さを 讃えよう あかるく腕組む グランドに 燃えるいのちの 花のグループ ああ古い世界よ さようなら |
若いお巡りさん曽根史郎 | 曽根史郎 | 井田誠一 | 利根一郎 | 利根一郎 | もしもし ベンチでささやく お二人さん 早くお帰り 夜が更ける 野暮な説教 するんじゃないが ここらは近頃 物騒だ 話しのつづきは 明日にしたら そろそろ広場の 灯(ひ)も消える もしもし 家出をしたのか 娘さん 君の気持も 分るけど 故郷(くに)じゃ 父さん母さん達が 死ぬほど心配 してるだろ 送って上げよう 任せておきな 今なら間に合う 終列車 もしもし 景気はどうだい 納豆屋さん 今朝も一本 もらおうか 君の元気な 呼び声聞けば 夜勤の疲れも 忘れるぜ 卒業する迄 へばらずやんな 間もなく夜明けだ 陽が昇る もしもし たばこをください お嬢さん 今日は非番の 日曜日 職務訊問 警棒忘れ あなたとゆっくり 遊びたい 鎌倉あたりは どうでしょうか 浜辺のロマンス パトロール |
星の流れに一葉 | 一葉 | 清水みのる | 利根一郎 | | 星の流れに 身を占って 何処をねぐらの 今日の宿 荒(すさ)む心でいるのじゃないが 泣けて涙も 凋(か)れ果てた こんな女に誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて 当(あて)もない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影(ほかげ)の 侘びしさよ こんな女に誰がした 飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん 唇紅(ルージュ)哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に誰がした 誰がした |
星影の小径一葉 | 一葉 | 矢野亮 | 利根一郎 | | 静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁やきは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに 静かに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱かれて たたずみましょう 星影の小径よ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱かれて たたずみましょう 星影の小径よ |
明日から明日から小畑実 | 小畑実 | 藤間哲郎 | 利根一郎 | | 明日から 明日から 夢がたよりで 生きてゆく 涙に 涙に 濡れたエンジの ハンカチーフ ああ いつの日に 逢えるやら 再び さよならと それさえも 心せつなく 星が降る 夜霧は 夜霧は 青いネオンの 飾り窓 手をとり 手をとり ともにわかちし ペーブメント ああ 今はとて すすり泣く 我が胸 弾くはたれ ブルースの 調べたかなる 夜の空 今宵が 今宵が なんで別れと 思えよう 街の灯 街の灯 いつも変わらぬ プラタナス ああ 若き日の 数々を なごりに ひと言も 言えぬまま 君がマフラーの いとしさよ |
遊侠の群れ小畑実 | 小畑実 | 高橋掬太郎 | 利根一郎 | | 男素肌に 大利根川の 風が物いう 旅人すがた どこがねぐらか 今宵の宿か はいた草鞋(わらじ)の 緒が痛い 義理も人情も 堅気が勝ちよ やくざ渡世は 影さえ寒い 照る日曇る日 浮世の裏を 阿呆がらすの 泣き笑い お江戸育ちは 啖呵(たんか)で知れて 背中(せな)の桜に 吹く夜嵐よ 明日は別れの 身にしみじみと 月の河原の 笛が泣く |
アメリカ通いの白い船小畑実 | 小畑実 | 石本美由起 | 利根一郎 | | 小鳥さえずる 森蔭(もりかげ)すぎて 丘にのぼれば 見える海 晴れた汐路(しおじ)に けむり一(ひと)すじ 今日も行く行く アメリカ通(がよ)いの白い船 君と頬よせ あこがれ語(かた)り 胸にハワイを うかべみる 若い二人の 淡(あわ)い夢のせ 今日も行く行く アメリカ通いの白い船 瞳(ひとみ)あかるい ほほえみかわし しばし見つめる 青い海 ロマンテックな ドラをならして 今日も行く行く アメリカ通いの白い船 |
平次八百八町の唄小畑実 | 小畑実 | 高橋掬太郎 | 利根一郎 | | 好きも嫌いも 胸三寸に うかといえない 男のこころ 花の大江戸 八百八町 仇な浮世の 風が吹く かけた謎なら 思案で解(と)ける なんと解こうか あの娘の素振り 恋の投げ銭 狙いはひとつ かわいけりゃこそ 夢に見る 影か柳か 呼子(よびこ)がさわぐ 月もおぼろの 大川づたい 腰の朱房を 夜風に吹かせ ひとり苦労の 苦笑い |
港のギター小畑実 | 小畑実 | 東條寿三郎 | 利根一郎 | | 風の噂を 頼りに来たが 名もなき古い 港には はぐれ鴎の 鳴くばかり ああ 誰故に 指折りかぞう 思い出か たずねたずねし あの夜の君は 見知らぬ人の 宿に住む 逢うもかなわぬ よその花 ああ 立ち止まり いく度仰ぐ 窓灯り 夢は破れて 涙に更けて 港伝いに 流れ行く 晴れぬ心の ギター弾き ああ 放浪(さすらい) 身に沁みわたる 波よ風 |
長崎夜曲三条町子 | 三条町子 | 西岡水朗 | 利根一郎 | | 可愛いイーシャン 珊瑚の耳輪 ギヤマンコップに 金の酒 海の祭りの ドラの音聞けば 明日の別れが やるせない 長崎長崎 夢の港が忘らりょか 花のランタン 見果てぬ夢に エキゾチックな 恋の唄 あれは胡弓か 愁いを秘めて 唄う乙女の 求恋歌(きゅうれんか) 長崎長崎 夢の港が忘らりょか 海の夕月 眺(なが)めて踊る チャイナタウンの 紅(べに)の窓 泣いているのか 前髪揺れて 繻子(しゅす)の小靴も 乱れがち 長崎長崎 夢の港が忘らりょか |
夢よ惜しみなく三条町子 | 三条町子 | 高橋掬太郎 | 利根一郎 | | 諦めましょか 捨てましょか 心のかげも 思い出も どうせ徒花(あだばな) 咲かぬ身なら 散れ散れ夢よ 惜しみなく だまってかんだ 唇に あの夜の君よ なぜ浮かぶ どうせ逢うなら 哀しい願い 散れ散れ夢よ 惜しみなく ひとりで書いて ひとり消す まぼろしゆえに なお淋し どうせ叶わぬ わが恋ならば 散れ散れ夢よ 惜しみなく |
さらば赤城よ東海林太郎 | 東海林太郎 | 石田喜代夫 | 利根一郎 | | 今宵かぎりの 赤城の山と 月も惜しむか 木の葉かげ 明日は無宿の はかない身にも 男忠治の 意地はある すてる赤城に 未練はないが 人の情けにゃ つまされる 意地を通した 男の胸に せめてなごりの 岩清水 肩に振り分け 手に三度笠 明日はいずこの 宿じゃやら かわい身内の 情けを胸に 忠治淋しい ひとり旅 |
白夜行路津村謙 | 津村謙 | 田村泰次郎 | 利根一郎 | | 青いはるかな 空のぞみ すさぶ嵐の 中をゆく 男ごころも 想い乱れて あゝ暗いなやみの 白夜行路に 踏み迷う さだめ悲しく 照すとも 燃ゆる乙女の 恋ゆえに 越えて生きると 強く誓えど あゝ苦い涙の 白夜行路は いつはてる かばい合いつつ 愛(いと)おしむ 胸に灯(とも)した 二つの灯(ひ) やがて相寄り 照らす行く手に あゝ若さ輝く 白夜行路の 朝がくる |
母三人の歌津村謙 | 津村謙 | 高橋掬太郎 | 利根一郎 | | 街の夕風 つめたい夜風 女心に なぜ沁みる 泣くな泣くなと いとし子胸に 流す涙も 母なればこそ 雨に嵐に まだ降る雪に つばさ傷むか 迷い鳥 知らぬ他国の 山越え野越え 流す涙も 母なればこそ 思い諦め 去り行く影を 呼ぶか木霊の あの声は 乳房抑(おさ)えて あとふり向いて 流す涙も 母なればこそ |
嘆きの白菊三門順子 | 三門順子 | 田村泰次郎 | 利根一郎 | | 咲いたとて 咲いたとて どうせ冷たい 風ばかり そっと震えて 開いて見たが うすい運命(さだめ)の わたしゃ白菊 悲しい花よ 泣いたとて 泣いたとて どうせ届かぬ この思い 人に知られず 涙の露に ひとり濡れてる わたしゃ白菊 淋しい花よ 散ればとて 散ればとて どうせ浮世に 染まぬまま せめて抱いた はかない夢を こめて薫ろか わたしゃ白菊 嘆きの花よ |
星影の小径和田弘とマヒナスターズ | 和田弘とマヒナスターズ | 矢野亮 | 利根一郎 | | 静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁やきは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに 静かに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱(いだ)かれて たたずみましょう 星影の小径よ ラララ… |
若いお巡りさん氷川きよし | 氷川きよし | 井田誠一 | 利根一郎 | 石倉重信 | もしもし ベンチでささやくお二人さん 早くお帰り夜が更ける 野暮な説教するんじゃないが ここらは近頃物騒だ 話しのつづきは 明日にしたら そろそろ広場の灯も消える もしもし 家出をしたのか娘さん 君の気持も分るけど 故郷(くに)じゃ父さん母さん達が 死ぬほど心配してるだろ 送って上げよう任せておきな 今なら間に合う終列車 もしもし 景気はどうだい 納豆屋さん 今朝も一本もらおうか 君の元気な呼び声聞けば 夜勤の疲れも忘れるぜ 卒業する迄へばらずやんな 間もなく夜明けだ陽が昇る もしもし たばこを下さいお嬢さん 今日は非番の日曜日 職務訊問警棒忘れ あなたとゆっくり遊びたい 鎌倉あたりはどうでしょか 浜辺のロマンスパトロール |
星影の小径森昌子 | 森昌子 | 矢野亮 | 利根一郎 | 林有三 | 静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁きは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに 静かに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱かれて たたずみましょう 星影の小径よ |
星の流れにちあきなおみ | ちあきなおみ | 清水みのる | 利根一郎 | 高田弘 | 星の流れに 身を占って 何処をねぐらの 今日の宿 荒む心で いるのじゃないが 泣けて涙も 涸れ果てた こんな女に誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて あてもない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影の 侘びしさよ こんな女に誰がした 飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん 唇紅(ルージュ)哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に誰がした |
星の流れに美輪明宏 | 美輪明宏 | 清水みのる | 利根一郎 | | 星の流れに 身をうらなって どこをねぐらの 今日の宿 荒(すさ)む心で いるのじゃないが 泣けて涙も かれ果てた こんな女に 誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて あてもない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影の わびしさよ こんな女に 誰がした 飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん ルージュ哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に 誰がした |
雨の中の二人橋幸夫 | 橋幸夫 | 宮川哲夫 | 利根一郎 | 一ノ瀬義孝 | 雨が小粒の真珠なら 恋はピンクのバラの花 肩を寄せ合う小さな傘が 若いこころを燃えさせる 別れたくないふたりなら 濡れてゆこうよ 何処までも 好きとはじめて打ちあけた あれも小雨のこんな夜 頬に浮かべた 可愛いえくぼ 匂ううなじもぼくのもの 帰したくない君だから 歩きつづけていたいのさ 夜はこれからひとりだけ 君を帰すにゃ早すぎる 口に出さぬが思いは同じ そっとうなずくいじらしさ 別れたくないふたりなら 濡れてゆこうよ 何処までも…… 何処までも 何処までも |
霧氷橋幸夫 | 橋幸夫 | 宮川哲夫 | 利根一郎 | 一ノ瀬義孝 | 霧氷…… 霧氷…… 思い出は かえらない 遥かな 遥かな 冬空に 消えた恋 霧の街角で 告げたさよならが 僕を 僕を 僕を泣かす 霧氷…… 霧氷…… なにもかも 夢だった 今でも 今でも 愛しては いるけれど どこにいるさえ 今は知らぬ人 僕を 僕を 僕を泣かす 霧氷…… 霧氷…… 美しい 恋だった 消えない 消えない 悲しみを 胸にだき 霧の街角を 一人今日もゆく 僕を 僕を 僕を泣かす |
星影の小径根津歩 | 根津歩 | 矢野亮 | 利根一郎 | 萩田光雄 | 静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁きは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに 静かに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱かれて たたずみましょう 星影の小径よ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱かれて たたずみましょう 星影の小径よ |
母紅梅の唄菊池章子 | 菊池章子 | 清水みのる | 利根一郎 | 利根一郎 | 夢をひとつに くれない染めて 香るこの花 いのちの小花 風よなぶるな 吐息にさえも ゆれて哀しく 散るものを 銀の綱なら まゝにもなるに なぜに切られぬ えにしの絆 胸にからめば 未練の波が 寄せて返して また寄せる 燃える火の酒 こう飲みほして 思い切ります 諦めましょう いいえ独りで しのんで生きる 母はこの世の はぐれ鳥 |
星の流れに工藤静香 | 工藤静香 | 清水みのる | 利根一郎 | 澤近泰輔 | 星の流れに 身を占って 何処をねぐらの 今日の宿 荒む心で いるのじゃないが 泣けて涙も 涸れ果てた こんな女に誰がした 煙草ふかして 口笛ふいて あてもない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 町の灯影の 侘びしさよ こんな女に誰がした 飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん 唇紅哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に誰がした |
星影の小径辛島美登里 | 辛島美登里 | 矢野亮 | 利根一郎 | 浦田恵司 | 静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁きは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに 静かに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱(いだ)かれて たたずみましょう 星影の小径よ |
雨の屋台田端義夫 | 田端義夫 | 矢野亮 | 利根一郎 | | 雨々 雨だよ やけに降りゃがる 今日で幾日か どしゃ降りつゞき しゃくでカストリ パイ一(いち)いけば からの胃のふに じんとしみ渡る 雨々 雨だよ お入りよおねえちゃん 空をにらんだって 止みっこなしさ どうせあぶれた うらぶれどうし 飲んでくだ巻きゃ いくらか晴れる 雨々 雨だよ ぐしょ濡れの屋台 くされのれんなんか 未練はねえが 暗い露地裏 ガタビシャ長屋 思や離せぬ このさかづきさ |
そよ風のビギン小畑実 | 小畑実 | 杉木襄之 | 利根一郎 | | そよ風が 甘い香りを乗せて来た いつか歩いた 並木路を 君は通って 来たんだね 今年もまた アカシヤの花が 咲いたと 教えてくれたよ そよ風 そよ風のビギン そよ風が そっと小耳に囁いた いつか交した接吻を 君はのぞいて いたんだね 花咲くころ 逢いましょうといった 言葉を 覚えていたのかい そよ風 そよ風のビギン 君は通って 来たんだね 今年もまた アカシヤの花が 咲いたと 教えてくれたよ そよ風 そよ風のビギン そよ風 そよ風のビギン |
星影の小径小畑実 | 小畑実 | 矢野亮 | 利根一郎 | | 静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁やきは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに 静かに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱(いだ)かれて たたずみましょう 星影の小径よ |
りべらる銀座暁テル子 | 暁テル子 | 藤間哲郎 | 利根一郎 | 利根一郎 | うちの彼氏は 浮気者 あの娘この娘に ベタ惚れて あたしなんかにゃ トンデモハップン そいじゃあたしも 浮気しよ アラ トッテモ 素敵よ りべらる りべらる 銀座 横目流し目 ウキウキと キッス アベック チークダンス 誰にきめよか どなたにしようか あたまクラクラ 胸ドキラ アラ トッテモ 素敵よ りべらる りべらる 銀座 帽子ななめに チョイとかぶり パイププカプカ ニヤラニヤ 岡ぼれするにゃ 半端だけれど チョイのチョチョイにゃ チョイといける アラ トッテモ 素敵よ りべらる りべらる 銀座 みんなアイアイ シャクだわねえ これじゃわたしも もたないわ いくらシワでも 禿げてはいても ハズはやっぱり 親切よ アラ トッテモ 素敵よ りべらる りべらる 銀座 |
青空パラダイス暁テル子 | 暁テル子 | 哥川欣也 | 利根一郎 | 佐野鋤 | 今日もあぶれて 木賃さえも 縁がなくなりゃ オカンと決めた レストラントで においを吸って 赤いネオンで 酔心地 ああ やさぐれやさぐれ パラダイス 可愛いあの娘は ルウジュを塗って 町に立ってる 夜咲く花さ 何のよごれた 体はいらぬ イブは綺麗な 心意気 ああ やさぐれやさぐれ パラダイス ひじを枕の エンコのベンチ 夢は只だよ よりどり見どり 風が持ってくる 広告塔の ジャズが俺等の 子守唄 ああ やさぐれやさぐれ パラダイス |
波止場の蔭で平野愛子 | 平野愛子 | 哥川欣也 | 利根一郎 | 利根一郎 | あの人は行ってしまった 海の彼方へ わたしに残したのは さようならと言う言葉だけ あの人は海の男 わたしは陸の女 しょせん別れる 運命(さだめ)でした あの人と共に暮した 楽し思い出よ わたしは胸に抱いて 消えた面影慕うだけ あの人は強い男 わたしは弱い女 しょせん届かぬ 願いでした それでも妾(わたし)は霧に濡れ 今宵もひとり待ってます 港のかもめよ 泣かないで おまえはみんな 知っている |
夕刊小僧宮城まり子 | 宮城まり子 | 宮川哲夫 | 利根一郎 | 利根一郎 | 「ゆうかーん! おじさん夕刊かっとくれ」 夕刊小僧のピケ帽が 新聞片手に黄昏(たそがれ)の 茜(あかね)のお空をながめてる 幼い瞳にたくましい なんだか知らない夢がある おじさん夕刊買ってきな 読まなきゃ世間はわからない 可愛い声して呼びかけりゃ ピンクのネオンもうれしそう 皆んながふり向くビルの角 夕刊小僧は元気だぜ そうだよ売れない夜だって 黄金(こがね)の月が泣いたって 頬ッぺの笑くぼを凹ませて 明るくちまたに呼びかける |
ガード下の靴みがき宮城まり子 | 宮城まり子 | 宮川哲夫 | 利根一郎 | 宮城秀雄 | 紅い夕陽が ガードを染めて ビルの向うに 沈んだら 街にゃネオンの 花が咲く 俺ら貧しい 靴みがき ああ 夜になっても 帰れない 「ネ 小父さん みがかせておくれよ ホラ まだ これっぽちさ てんで しけてんだ エ お父さん? 死んじゃった…… お母さん 病気なんだ……」 墨に汚れた ポケットのぞきゃ 今日も小さな お札だけ 風の寒さや ひもじさにゃ 馴れているから 泣かないが ああ 夢のない身が 辛いのさ 誰も買っては 呉れない花を 抱いてあの娘が 泣いてゆく 可愛想だよ お月さん なんでこの世の 幸福(しあわせ)は ああ みんなそっぽを 向くんだろ |
ミネソタの卵売り暁テル子 | 暁テル子 | 佐伯孝夫 | 利根一郎 | 利根一郎・西崎進 | ココココ コケッコ ココココ コケッコ 私はミネソタの卵売り 町中で一番の人気者 つやつや生みたて 買わないか 卵に黄味と白味がなけりゃ お代は要らない ココココ コケッコ ココココ コケッコ ココココ コケッコ 私はミネソタの卵売り 町中で一番ののど自慢 私のにわとり素敵です 卵を生んだり お歌のけいこ ドレミ ファ ソラシド ココココ コケッコ ココココ コケッコ ココココ コケッコ 私はミネソタの卵売り 町中で一番の美人です 皆さん卵を喰べなさい 美人になるよ いい声出るよ 朝から晩まで ココココ コケッコ |
一三、八〇〇円フランク永井 | フランク永井 | 井田誠一 | 利根一郎 | | もっこかつげや つるっぱしふるえ 歌え陽気に 炭坑節 黒いダイヤに惚れたのさ 楽じゃないけど 一三、八○○円 たまには一ぱい たまにゃ一ぱい 呑めるじゃないか からのトラック 思いきりとばしゃ ビルの谷間に 灯がともる 今日もとにかく 無事だった 嫁を貰おか 一三、八○○円 ぜいたく云わなきゃ ぜいたく云わなきゃ 食えるじゃないか 明日は日曜 お弁当持って 坊や行こうぜ 動物園 ママもお猿を 見たいとさ 一家だんらん 一三、八○○円 笑って暮らせば 笑って暮らせば 何とかなるさ クイズ解こうか ラジオを聞こか 親子三人 手をつなぎゃ 夢も結構 わいてくる これが浮世さ 一三、八○○円 泣きごと言うのは 泣きごと言うのは 止そうじゃないか |
たそがれ酒場フランク永井 | フランク永井 | 清水みのる | 利根一郎 | | 風もないのに 堀割りで 縄ののれんが ふるえてる たそがれ酒場 まるでブロークン・ホテルみたいに ここはあぶれた 人のたまり場所 俺も仲間の その一人 いつも日暮れて やって来る たそがれ酒場 朽(く)ちた止り木に 腰を降ろして 飲むは火のよな 強い奴なんだ 暗いランプに 背を向けて 知らぬ女も 泣いている たそがれ酒場 肩を叩いて 何かひと言 言ってやりたい 俺も弱虫さ |
星影の小径ちあきなおみ | ちあきなおみ | 矢野亮 | 利根一郎 | | 静かに 静かに 手をとり 手をとり あなたの 囁やきは アカシヤの香りよ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 夢うつつ さまよいましょう 星影の小径よ 静かに 静かに じっとして じっとして 私は散ってゆく アカシヤの花なの アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱かれて たたずみましょう 星影の小径よ アイラブユー アイラブユー いつまでも いつまでも 抱かれて たたずみましょう 星影の小径よ |
恋のアウトボート橋幸夫 | 橋幸夫 | 白鳥朝詠 | 利根一郎 | | 本気だぜ 好きなのさ 本気だぜ ゴーゴーゴーゴーゴー 好きなんだ ゴーゴーレッツゴーゴー 真赤な太陽に キッスしたぜ 若さだ青春だ 恋しよう ラヴ ラヴ ラヴ ラヴ ラヴ ラヴ 二人でアイラヴ ユーラヴ 二人でアイラヴ ユーラヴ 燃えてるぜ 恋するアウトボート 本気だぜ ゴーゴーゴーゴーゴー 好きなのさ ゴーゴーレッツゴーゴー 本気だぜ 好きなのさ どこまでも ゴーゴーゴーゴーゴー つき合うぜ ゴーゴーレッツゴーゴー 死ぬまで君と僕 一緒だぜ 誰にもやるもんか この恋を ラヴ ラヴ ラヴ ラヴ ラヴ ラヴ 二人でアイラヴ ユーラヴ 二人でアイラヴ ユーラヴ ダッシュだぜ 恋するアウトボート どこまでも ゴーゴーゴーゴーゴー つき合うぜ ゴーゴーレッツゴーゴー 幸せを ゴーゴーゴーゴーゴー つかむまで ゴーゴーレッツゴーゴー がっちり離れずに愛しちゃおう 別れちゃおたがいに つまんない ラヴ ラヴ ラヴ ラヴ ラヴ ラヴ 二人でアイラヴ ユーラヴ 二人でアイラヴ ユーラヴ まとまるぜ 恋するアウトボート 幸せを ゴーゴーゴーゴーゴー つかむまで ゴーゴーレッツゴーゴー |
星の流れに高橋真梨子 | 高橋真梨子 | 清水みのる | 利根一郎 | | 星の流れに 身を占って 何処をねぐらの 今日の宿 荒(すさ)む心で いるのじゃないが なけて涙も 涸れ果てた こんな女に 誰がした 煙草ふかして 口笛吹いて あてもない夜の さすらいに 人は見返る わが身はほそる 町の灯影の 侘びしさよ こんな女に 誰がした 飢えて今ごろ 妹はどこに 一目逢いたい お母さん 唇紅(ルージュ)哀しや くちびるかめば 闇の夜風も 泣いて吹く こんな女に 誰がした |
花のロマンス航路曽根史郎 | 曽根史郎 | 吉川静夫 | 利根一郎 | | 赤い花束 こころに抱いて テープにぎれば 銅羅が鳴る かもめ飛べ飛べ 出船の空に ああ なつかしの なつかしの 君とゆく 花の 花のロマンス航路 青いしぶきか 五色の虹か 若い希望の胸にちる 海はゆりかご 夢見る港 ああ 美わしの 美わしの 君とゆく 花の 花のロマンス航路 白いデッキに 歌声のせて あまくやさしく 風薫る 潮路はるかな あの波越えて ああ 憧れの 憧れの 君とゆく 花の 花のロマンス航路 |